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第四章
最後の挑戦4
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「ふぎゃっ、ぎゃあああああ!」
ラストにカエルは任せて出来るだけ周りを見ないようにしよう。
そんな怠慢な態度を取ったツィツィナに天罰が下った。
ツィツィナはカエルの舌に足を絡め取られて沼に引きずり込まれかける。
「ツィツィナ!」
リュードたちが見逃したのではなく、そのタイミングでカエルがそこに生み出されたのだ。
ただしっかりと警戒していれば避けられたはずの舌だった。
「えーい!」
「ナイスだ!」
ラストが素早く矢でカエルを仕留めたから大事には至らなかった。
「ひぇぇ……ありがとうございます……」
「ちゃんと自分でも警戒しとけよ?」
カエルが間近に迫ってきて、というか引き寄せられて大変な恐怖でツィツィナは半べそをかいていた。
「サキュルラスト様すごいですね……」
ラストはかなり優秀で弓矢の狙いも一瞬で正確に決めてくる。
自分が護衛なんてする必要なかったのではないかとすらツィツィナには思えてしまう。
ツィツィナのために早めに階段を見つけてあげたかったのだけど思いの外時間がかかってしまった。
低い草が生い茂り、階段を隠すように生えていたためである。
「ご迷惑をおかけします……」
大失態だ。
警戒を怠り助けられてしまうばかりが情けない姿までさらしたとツィツィナは落ち込んでいる。
「ウォーターレイン」
こんなことになるとは思っていなくてツィツィナは着替えなんて持ってきていない。
このまま泥が乾いて固まると不便なので泥だらけになっているツィツィナにリュードが魔法でザバっと水をかけてやる。
「ドライウォーター」
ドライウォーターという魔法はいわゆる生活魔法というもので魔法が復活しつつある今では使える人も増えてきている便利魔法の一つである。
ただラストもツィツィナも使えないのでリュードが仕方なくツィツィナを綺麗にしてあげる。
泥まみれでも、びしょ濡れでもそのままにしておくのはかわいそうだからしょうがない。
無理矢理水分を絞り取る魔法で水の魔法の応用である。
温風を当てて乾かす方法もあるけどこちらの方が手っ取り早い。
強制的に乾かすと服が若干傷むけど今はそんなことも言ってられない。
「はぁ……あっ、階段ありますよ」
「おっ、よくやったな」
うつむき気味に歩いていたツィツィナが階段を見つけた。
ようやくカエルから逃れられるとさっさと階段を下りていく。
「まーた、様変わりするもんだな」
地下六階に下りると今度は沼地とは真逆のフィールドが広がっていた。
名付けるなら乾燥地帯フィールドとでも言ったらいいだろうか。
地面は乾きひび割れて、空気も乾燥している。
木々が細っこいのは大きな差はないけど環境的には沼地とは大きく異なっていた。
「魔物見えたよ!」
「あれは……トカゲか」
割と見晴らしがいいので敵もすぐに見つかった。
地下六階のお相手はトカゲであった。
地面と似たような赤黄色っぽい色をしたトカゲで、やや好戦的な性格をしているようでリュードたちを見つけると声を上げて襲いかかってきた。
カエルは舌での攻撃がメインで、ほとんど接近して戦うことがなかったけれどプレス攻撃のような行動をとったカエルもいた。
対してトカゲは積極的に接近してきて噛み付いたり爪で切り裂いてきたり、尻尾で叩きつけてきたりと接近戦を挑んでくる。
カエルよりも素早く、表面は固くてやや攻撃しにくい感じはある。
倒すのに苦労しないけれど着実に敵がレベルアップしている感はあるとリュードは思った。
「どうだ? あるか?」
「見つからないですね」
「んー……あれかな?」
ただの平坦な乾燥地帯ではなくて丘のような高くなっている場所もあった。
ダンジョン構造的にも起伏が出てきて少しレベルアップした。
この階はたまたま丘から階段を見つけることができた。
乾燥地帯で草木も少なく階段は目立っているので簡単に見つけられたのだ。
サクサク進んできてもう地下七階までやってきた。
これまでの傾向からいくとどんな感じなのかリュードはなんとなく予想をしていた。
「ほわぁ……」
「なんか奇妙な感じですね」
ちょっと予想外だったはフィールドの環境だった。
決して交わることのない沼地と乾燥地帯が一つになった環境なのである。
地下七階のフィールドはその二つが入り混じっていた。
乾燥地帯の真ん中に沼地があったり、逆に沼地の中に乾燥している地面があったりとあべこべで奇妙な作りになっている。
無理矢理二つの環境を合わせようとして合わせられなかったみたいだ。
ただこの不自然さこそダンジョンという感じがする。
出てくる魔物はリュードの予想通りカエルとトカゲであった。
乾燥地帯に隠れられてもいないカエルがいたり、沼地に隠れるトカゲがいたりと生態を取り替えたみたいな魔物もいたけれどリュードとラストには通じない。
カエルが出るのでリュードとラストで怯えるツィツィナを挟み込むようにして移動した。
ここまで来ると初心者はちょっと大変かもしれないなと思う。
ただ初心者が中級者にステップアップするための練習場とするにはいいのではないか。
誰かが意図を持って作ったような、そんなダンジョンの作りをしている。
ラストにカエルは任せて出来るだけ周りを見ないようにしよう。
そんな怠慢な態度を取ったツィツィナに天罰が下った。
ツィツィナはカエルの舌に足を絡め取られて沼に引きずり込まれかける。
「ツィツィナ!」
リュードたちが見逃したのではなく、そのタイミングでカエルがそこに生み出されたのだ。
ただしっかりと警戒していれば避けられたはずの舌だった。
「えーい!」
「ナイスだ!」
ラストが素早く矢でカエルを仕留めたから大事には至らなかった。
「ひぇぇ……ありがとうございます……」
「ちゃんと自分でも警戒しとけよ?」
カエルが間近に迫ってきて、というか引き寄せられて大変な恐怖でツィツィナは半べそをかいていた。
「サキュルラスト様すごいですね……」
ラストはかなり優秀で弓矢の狙いも一瞬で正確に決めてくる。
自分が護衛なんてする必要なかったのではないかとすらツィツィナには思えてしまう。
ツィツィナのために早めに階段を見つけてあげたかったのだけど思いの外時間がかかってしまった。
低い草が生い茂り、階段を隠すように生えていたためである。
「ご迷惑をおかけします……」
大失態だ。
警戒を怠り助けられてしまうばかりが情けない姿までさらしたとツィツィナは落ち込んでいる。
「ウォーターレイン」
こんなことになるとは思っていなくてツィツィナは着替えなんて持ってきていない。
このまま泥が乾いて固まると不便なので泥だらけになっているツィツィナにリュードが魔法でザバっと水をかけてやる。
「ドライウォーター」
ドライウォーターという魔法はいわゆる生活魔法というもので魔法が復活しつつある今では使える人も増えてきている便利魔法の一つである。
ただラストもツィツィナも使えないのでリュードが仕方なくツィツィナを綺麗にしてあげる。
泥まみれでも、びしょ濡れでもそのままにしておくのはかわいそうだからしょうがない。
無理矢理水分を絞り取る魔法で水の魔法の応用である。
温風を当てて乾かす方法もあるけどこちらの方が手っ取り早い。
強制的に乾かすと服が若干傷むけど今はそんなことも言ってられない。
「はぁ……あっ、階段ありますよ」
「おっ、よくやったな」
うつむき気味に歩いていたツィツィナが階段を見つけた。
ようやくカエルから逃れられるとさっさと階段を下りていく。
「まーた、様変わりするもんだな」
地下六階に下りると今度は沼地とは真逆のフィールドが広がっていた。
名付けるなら乾燥地帯フィールドとでも言ったらいいだろうか。
地面は乾きひび割れて、空気も乾燥している。
木々が細っこいのは大きな差はないけど環境的には沼地とは大きく異なっていた。
「魔物見えたよ!」
「あれは……トカゲか」
割と見晴らしがいいので敵もすぐに見つかった。
地下六階のお相手はトカゲであった。
地面と似たような赤黄色っぽい色をしたトカゲで、やや好戦的な性格をしているようでリュードたちを見つけると声を上げて襲いかかってきた。
カエルは舌での攻撃がメインで、ほとんど接近して戦うことがなかったけれどプレス攻撃のような行動をとったカエルもいた。
対してトカゲは積極的に接近してきて噛み付いたり爪で切り裂いてきたり、尻尾で叩きつけてきたりと接近戦を挑んでくる。
カエルよりも素早く、表面は固くてやや攻撃しにくい感じはある。
倒すのに苦労しないけれど着実に敵がレベルアップしている感はあるとリュードは思った。
「どうだ? あるか?」
「見つからないですね」
「んー……あれかな?」
ただの平坦な乾燥地帯ではなくて丘のような高くなっている場所もあった。
ダンジョン構造的にも起伏が出てきて少しレベルアップした。
この階はたまたま丘から階段を見つけることができた。
乾燥地帯で草木も少なく階段は目立っているので簡単に見つけられたのだ。
サクサク進んできてもう地下七階までやってきた。
これまでの傾向からいくとどんな感じなのかリュードはなんとなく予想をしていた。
「ほわぁ……」
「なんか奇妙な感じですね」
ちょっと予想外だったはフィールドの環境だった。
決して交わることのない沼地と乾燥地帯が一つになった環境なのである。
地下七階のフィールドはその二つが入り混じっていた。
乾燥地帯の真ん中に沼地があったり、逆に沼地の中に乾燥している地面があったりとあべこべで奇妙な作りになっている。
無理矢理二つの環境を合わせようとして合わせられなかったみたいだ。
ただこの不自然さこそダンジョンという感じがする。
出てくる魔物はリュードの予想通りカエルとトカゲであった。
乾燥地帯に隠れられてもいないカエルがいたり、沼地に隠れるトカゲがいたりと生態を取り替えたみたいな魔物もいたけれどリュードとラストには通じない。
カエルが出るのでリュードとラストで怯えるツィツィナを挟み込むようにして移動した。
ここまで来ると初心者はちょっと大変かもしれないなと思う。
ただ初心者が中級者にステップアップするための練習場とするにはいいのではないか。
誰かが意図を持って作ったような、そんなダンジョンの作りをしている。
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