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第四章
最後の挑戦7
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「階段あったぞ!」
早く階段をみつけたかったけど思っていたよりも時間がかかって汗だくになってしまった。
なぜなら階段そのものも地面の溶岩が固まった黒っぽい色と同じような色をしていてなかなか発見できなかったのである。
とりあえずここも辛いので熱気を感じなくなるところまで降りていく。
環境もある程度極端になると厳しいものであると良く分かった。
寒さ対策は着ればよく比較的容易であるが熱さ対策は難しい。
もし熱いところに行くならよく考えなきゃいけないなとリュードは思った。
「快適~!」
「こうなるとちょうどいい感じだな」
沼地と乾燥地帯よりももっと両極端な環境だった。
次の階はどうなるんだと思っていたら想像を遥かに超える大胆さで攻めてきた。
雪原と溶岩地帯が入り混じる、現実には決してあり得ない光景が眼前に広がっていた。
大きな視点で見ると二つに分かれていて、沼地と乾燥地帯のようにところどころに雪原の中に溶岩地帯、溶岩地帯の中に雪原といったマダラになっているところもある。
力技も良いところだけど光景としては面白い。
それに熱い空気と冷たい空気が混ざり、ちょうど良いぐらいの気温になっている。
雪原の方を通るとちょっと寒く、溶岩地帯を通るとちょっと暑い。
歩く場所によって多少の気温の変動はあったけど、おおむね極端な気温差があることもなくて快適だった。
さらに面白いのが出てくる魔物も通常のものとは異なっている点である。
スノーゴーレムは熱に極端に弱い。
なので雪原のど真ん中であっても焚き火でもあると近寄ってこないほどの魔物であるのだが、ダンジョンのスノーゴーレムは少し勝手が違う。
というのも遊び半分でスノーゴーレムを引きつけつつ溶岩地帯にスノーゴーレムを誘導してみるとためらうことなくリュードたちを追いかけてきたのである。
しかも雪原よりも暑い溶岩地帯にあってもスノーゴーレムは溶けない。
熱に強いスノーゴーレムとなってるのかダンジョン内の環境の影響はダンジョンの魔物に影響を与えないのか、不思議なものである。
「現実にいたら異常個体だけどここはダンジョンだからな」
普通なら変な個体になるけれど今回はダンジョンだからで済ませるしかない。
寒くなれば溶岩地帯に、暑くなれば雪原にと移動を繰り返して階段を探した。
最終的には階段は雪原の奥にあって結構な寒さのところだった。
ラストは若干ダンジョンに対して殺意が湧いていたような顔をしていた。
「寒いのダメなんだ~」
雪原の方ではリュードの動きが明らかに鈍っているとラストは気づいていた。
ラストは移動するだけの短い時間なら特に問題もなかったのにリュードはすぐに寒さにやられてしまっていた。
完璧超人に見えるリュードにも弱点があった。
それも寒さに弱いなんて意外で面白いじゃないとラストはニヤつく。
ようやく見つけた弱点もそんなことだと可愛らしさも感じる。
「すごく苦手なんだが、見ていて分かるか?」
「うん、動きが全然違うもん」
いや分かりませんよ。
そうツィツィナは思った。
リュードが寒さが苦手なことは見ていて丸わかりなのだけど、動きに精彩を欠いているかどうかはツィツィナには判別不能であった。
それだけラストがリュードをよく見ているということである。
「そーか……どうしても寒さだけはな……」
出来る対策も服を重ね着するぐらいしかない。
後は太って脂肪でもつければ寒さには強くなれるかもしれないが寒さ対策に太るなんてナンセンスだろう。
寒い地域に行くには良い防寒具を身につけることを忘れないようにしなきゃならないと改めて自覚した。
とりあえず階段を降りて寒いところは抜けたので一安心である。
体温が上がってくるまで少し階段で待機してから地下十二階に挑む。
ゴーレムに関しては進化という概念もないので中ボスはデカくてちょっと強化されたゴーレムだった。
二つの環境があって、二種類の魔物が出る。
そして二つの環境が合わさったような環境が出てきて二種類の魔物が同時に出てくる。
最後には中ボスとして二種類の魔物の進化種や強化版と戦う。
完全に出来上がった流れである。
分かりやすく環境や魔物もレベルアップしていき、まるで誰かのために作り上げられたかのようで本当に天然のダンジョンなのか疑いたくなるほどだ。
「いっちょあがり!」
なんなくゴーレムを倒したリュードとラストは地下十三階に向かった。
「大集合ってか?」
本当に面白いダンジョンだと何回でも思える。
地下十三階、これがこのダンジョンの最終階で本当のボス部屋である。
何が待ち受けているのか期待してみるとこれも予想を外してはこなかった。
これまで戦った中ボスがボス部屋の中には勢揃いしていた。
つまり六種類の魔物がボス部屋にいたのである。
それぞれ生息している場所も違い、協力したり共生したりしている魔物ではない。
仮に野生で同時に同じ場所に六種類の魔物がいたとしたらリュードたちが来る前に争いあっていたことだろう。
けれどもここはダンジョンで、魔物はダンジョンから生まれたもの。
六体の魔物は争い合うこともない。
「おし、やるか」
「うん、とうとう最後だね」
「ああ、さっさと片付けてここを出よう」
「…………うん」
ボス部屋に入ると扉が閉まる。
六体のボスはリュードとラストだけを敵として襲いかかってきた。
だが争い合わないだけで協力したり連携を取っている様子はない。
知恵を働かせている魔物もいないので前に出るの全ての魔物の意識がリュードの方に向いた。
ただ六体の魔物がガン首揃えているだけの話だった。
早く階段をみつけたかったけど思っていたよりも時間がかかって汗だくになってしまった。
なぜなら階段そのものも地面の溶岩が固まった黒っぽい色と同じような色をしていてなかなか発見できなかったのである。
とりあえずここも辛いので熱気を感じなくなるところまで降りていく。
環境もある程度極端になると厳しいものであると良く分かった。
寒さ対策は着ればよく比較的容易であるが熱さ対策は難しい。
もし熱いところに行くならよく考えなきゃいけないなとリュードは思った。
「快適~!」
「こうなるとちょうどいい感じだな」
沼地と乾燥地帯よりももっと両極端な環境だった。
次の階はどうなるんだと思っていたら想像を遥かに超える大胆さで攻めてきた。
雪原と溶岩地帯が入り混じる、現実には決してあり得ない光景が眼前に広がっていた。
大きな視点で見ると二つに分かれていて、沼地と乾燥地帯のようにところどころに雪原の中に溶岩地帯、溶岩地帯の中に雪原といったマダラになっているところもある。
力技も良いところだけど光景としては面白い。
それに熱い空気と冷たい空気が混ざり、ちょうど良いぐらいの気温になっている。
雪原の方を通るとちょっと寒く、溶岩地帯を通るとちょっと暑い。
歩く場所によって多少の気温の変動はあったけど、おおむね極端な気温差があることもなくて快適だった。
さらに面白いのが出てくる魔物も通常のものとは異なっている点である。
スノーゴーレムは熱に極端に弱い。
なので雪原のど真ん中であっても焚き火でもあると近寄ってこないほどの魔物であるのだが、ダンジョンのスノーゴーレムは少し勝手が違う。
というのも遊び半分でスノーゴーレムを引きつけつつ溶岩地帯にスノーゴーレムを誘導してみるとためらうことなくリュードたちを追いかけてきたのである。
しかも雪原よりも暑い溶岩地帯にあってもスノーゴーレムは溶けない。
熱に強いスノーゴーレムとなってるのかダンジョン内の環境の影響はダンジョンの魔物に影響を与えないのか、不思議なものである。
「現実にいたら異常個体だけどここはダンジョンだからな」
普通なら変な個体になるけれど今回はダンジョンだからで済ませるしかない。
寒くなれば溶岩地帯に、暑くなれば雪原にと移動を繰り返して階段を探した。
最終的には階段は雪原の奥にあって結構な寒さのところだった。
ラストは若干ダンジョンに対して殺意が湧いていたような顔をしていた。
「寒いのダメなんだ~」
雪原の方ではリュードの動きが明らかに鈍っているとラストは気づいていた。
ラストは移動するだけの短い時間なら特に問題もなかったのにリュードはすぐに寒さにやられてしまっていた。
完璧超人に見えるリュードにも弱点があった。
それも寒さに弱いなんて意外で面白いじゃないとラストはニヤつく。
ようやく見つけた弱点もそんなことだと可愛らしさも感じる。
「すごく苦手なんだが、見ていて分かるか?」
「うん、動きが全然違うもん」
いや分かりませんよ。
そうツィツィナは思った。
リュードが寒さが苦手なことは見ていて丸わかりなのだけど、動きに精彩を欠いているかどうかはツィツィナには判別不能であった。
それだけラストがリュードをよく見ているということである。
「そーか……どうしても寒さだけはな……」
出来る対策も服を重ね着するぐらいしかない。
後は太って脂肪でもつければ寒さには強くなれるかもしれないが寒さ対策に太るなんてナンセンスだろう。
寒い地域に行くには良い防寒具を身につけることを忘れないようにしなきゃならないと改めて自覚した。
とりあえず階段を降りて寒いところは抜けたので一安心である。
体温が上がってくるまで少し階段で待機してから地下十二階に挑む。
ゴーレムに関しては進化という概念もないので中ボスはデカくてちょっと強化されたゴーレムだった。
二つの環境があって、二種類の魔物が出る。
そして二つの環境が合わさったような環境が出てきて二種類の魔物が同時に出てくる。
最後には中ボスとして二種類の魔物の進化種や強化版と戦う。
完全に出来上がった流れである。
分かりやすく環境や魔物もレベルアップしていき、まるで誰かのために作り上げられたかのようで本当に天然のダンジョンなのか疑いたくなるほどだ。
「いっちょあがり!」
なんなくゴーレムを倒したリュードとラストは地下十三階に向かった。
「大集合ってか?」
本当に面白いダンジョンだと何回でも思える。
地下十三階、これがこのダンジョンの最終階で本当のボス部屋である。
何が待ち受けているのか期待してみるとこれも予想を外してはこなかった。
これまで戦った中ボスがボス部屋の中には勢揃いしていた。
つまり六種類の魔物がボス部屋にいたのである。
それぞれ生息している場所も違い、協力したり共生したりしている魔物ではない。
仮に野生で同時に同じ場所に六種類の魔物がいたとしたらリュードたちが来る前に争いあっていたことだろう。
けれどもここはダンジョンで、魔物はダンジョンから生まれたもの。
六体の魔物は争い合うこともない。
「おし、やるか」
「うん、とうとう最後だね」
「ああ、さっさと片付けてここを出よう」
「…………うん」
ボス部屋に入ると扉が閉まる。
六体のボスはリュードとラストだけを敵として襲いかかってきた。
だが争い合わないだけで協力したり連携を取っている様子はない。
知恵を働かせている魔物もいないので前に出るの全ての魔物の意識がリュードの方に向いた。
ただ六体の魔物がガン首揃えているだけの話だった。
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