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第七章
楽しみの秘訣3
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「そもそもこんなもの入れられるマジックボックスの袋を持っているのも意外だったな」
そして、魔道具のコンロを持ってきた方法も驚きだ。
ドンとマジックボックスの袋からコンロを取り出した。
旅に持ち歩く物の大きさで考えると、コンロはバカでかいサイズのもので持ち運ぶものではない。
ウィドウたちも上級者の冒険者であるからマジックボックスの袋は持っていて荷物は入れてあるが、あんなバカでかいコンロを入れてしまえばそれだけでかなり容量を圧迫する。
それなのにリュードたちは簡単にコンロを袋の中に入れていた。
ウィドウが使っているならいいだろうとリュードたちがマジックボックスの袋を使っているのをみているので、他に荷物を出し入れしているのも知っている。
それなりに荷物を出し入れしていたはずなのに、それに加えてコンロまで入っているマジックボックスの袋を持っている。
事前に買い貯めた食料だってあるはずなのに関わらず、リュードたちはどんなマジックボックスの容量の袋を持っているのだとまた驚いた。
「ふんふーん」
驚くみんなを横目に、ルフォンはさらにドワガルで作ってもらった包丁やナベを取り出して調理を始めていた。
料理はルフォンの趣味でもある。
ようやくコンロを使って料理ができると尻尾フリフリご機嫌だ。
「手慣れてるにゃ」
「うちの天才シェフだからね!」
ニャロが料理風景を覗き込み、なぜなのかラストが自慢げに胸を張る。
「何作るにゃ?」
「とりあえずあったかいものでも作ろうかな」
コンロに火をつけ、食材を切って炒めてスープを作る。
コンロを置いてしまうとテントの中は狭い。
いつの間にかみんなテントの外から料理の様子を見ようとしていた。
「はい! 出来上がり!」
出来立て、しかもコンロで保温もできる。
温かなスープがみんなに配られて、呆けた感じのままスープをいただく。
「はぁ~!」
「染みるにゃあ~!」
ルフォンの料理に飢えていたラストはさっさと食べてしまい、猫舌のニャロもフーフーしながらもあっという間にスープを飲み干した。
ドロップしたレッドットベア肉を入れたスープは、旨味も抜群で寒いこの環境では染み渡る旨さだった。
リュードもいただくが、味気ない食料とは明らかに違っていた。
「すまない、おかわりはあるかな?」
「はーい、ありますよ。どうぞ」
驚くのは後でもできる。
今はスープが冷める前に食べてしまおうとウィドウもスープを食べている。
おかわりもあつあつで体が温まる。
コンロで温め続けているのだから当然だけど、おかわりも温かいのは感動すら覚える。
「これがお前たちの秘密か……」
身も心も温かくなった。
温かいものを食べるだけでも体が温まり、幸福感があることを思い知る。
「あの……これお返しします」
「受け取ってくれ。飯代ともう一つお願いがある」
「お願いとはなんですか?」
「今後も料理をしてくれないか?」
決断力の速さもウィドウをプラチナランクとしている理由である。
ウィドウは空になったお鍋をケフィズサンの魔法使いが水の魔法で綺麗にしてくれている横で、魔法で洗うのは便利そうだと眺めているルフォンに視線を向けた。
食べられるなら温かくて美味いものがいい。
リュードたちがいいと言ってくれるなら是非ともそうしたいと思った。
「もちろんルフォン次第ですけど……」
リュードもルフォンに視線を向ける。
ああやってお鍋を水属性の魔法で綺麗に出来るなら今度試してみようとリュードは思っていた。
「ルフォンさんどうだ? お金が必要ならもっと払う。食材も提供するから私たちにも食事を作ってくれないか?」
「私はいいけど……」
「俺もルフォンの料理が食べたいな」
「食べたいにゃ!」
「もー美味しくないのはヤダ! 私もさんせー!」
「贅沢は毒だと言うが、俺ももう冷たくて美味しくない食べ物は耐えられん」
「みんな、ご所望だな」
料理人として、料理を求められて嬉しくないはずがない。
簡単に作ってくれたスープだけでもルフォンの料理の実力が分かる。
みんなが口々にルフォンに作ってほしいと言ってルフォンも恥ずかしそうにしながらもまんざらではない。
「残さず食べてね?」
一同の大賛成にルフォンがはにかむ。
冒険者ってやつは大体それなりの料理はできたりするもんだけど、それ以上の腕になるほど料理もしないし追求もしない。
そのくせ依頼が上手くいくと良い店で飲み食いしたりもするものだから、舌が微妙に肥えていたりもする。
ルフォンは料理人にも劣らない腕を持ち、舌の肥えたケフィズサンのメンバーも満足のクオリティであった。
「しかしレッドットベアの肉も美味かったな」
「うんうん、もっと固くて食べにくいと思ってたにゃ」
「スープに旨味も出てたし臭みもない……それにただ煮込んだだけにしては良い味している。何かスパイスのようなものも入っているような……お前らは食材以外にも何か持っているな?」
「ははは……」
めざといウィドウに見抜かれて、リュードはただ笑いで誤魔化すしかなかった。
そして、魔道具のコンロを持ってきた方法も驚きだ。
ドンとマジックボックスの袋からコンロを取り出した。
旅に持ち歩く物の大きさで考えると、コンロはバカでかいサイズのもので持ち運ぶものではない。
ウィドウたちも上級者の冒険者であるからマジックボックスの袋は持っていて荷物は入れてあるが、あんなバカでかいコンロを入れてしまえばそれだけでかなり容量を圧迫する。
それなのにリュードたちは簡単にコンロを袋の中に入れていた。
ウィドウが使っているならいいだろうとリュードたちがマジックボックスの袋を使っているのをみているので、他に荷物を出し入れしているのも知っている。
それなりに荷物を出し入れしていたはずなのに、それに加えてコンロまで入っているマジックボックスの袋を持っている。
事前に買い貯めた食料だってあるはずなのに関わらず、リュードたちはどんなマジックボックスの容量の袋を持っているのだとまた驚いた。
「ふんふーん」
驚くみんなを横目に、ルフォンはさらにドワガルで作ってもらった包丁やナベを取り出して調理を始めていた。
料理はルフォンの趣味でもある。
ようやくコンロを使って料理ができると尻尾フリフリご機嫌だ。
「手慣れてるにゃ」
「うちの天才シェフだからね!」
ニャロが料理風景を覗き込み、なぜなのかラストが自慢げに胸を張る。
「何作るにゃ?」
「とりあえずあったかいものでも作ろうかな」
コンロに火をつけ、食材を切って炒めてスープを作る。
コンロを置いてしまうとテントの中は狭い。
いつの間にかみんなテントの外から料理の様子を見ようとしていた。
「はい! 出来上がり!」
出来立て、しかもコンロで保温もできる。
温かなスープがみんなに配られて、呆けた感じのままスープをいただく。
「はぁ~!」
「染みるにゃあ~!」
ルフォンの料理に飢えていたラストはさっさと食べてしまい、猫舌のニャロもフーフーしながらもあっという間にスープを飲み干した。
ドロップしたレッドットベア肉を入れたスープは、旨味も抜群で寒いこの環境では染み渡る旨さだった。
リュードもいただくが、味気ない食料とは明らかに違っていた。
「すまない、おかわりはあるかな?」
「はーい、ありますよ。どうぞ」
驚くのは後でもできる。
今はスープが冷める前に食べてしまおうとウィドウもスープを食べている。
おかわりもあつあつで体が温まる。
コンロで温め続けているのだから当然だけど、おかわりも温かいのは感動すら覚える。
「これがお前たちの秘密か……」
身も心も温かくなった。
温かいものを食べるだけでも体が温まり、幸福感があることを思い知る。
「あの……これお返しします」
「受け取ってくれ。飯代ともう一つお願いがある」
「お願いとはなんですか?」
「今後も料理をしてくれないか?」
決断力の速さもウィドウをプラチナランクとしている理由である。
ウィドウは空になったお鍋をケフィズサンの魔法使いが水の魔法で綺麗にしてくれている横で、魔法で洗うのは便利そうだと眺めているルフォンに視線を向けた。
食べられるなら温かくて美味いものがいい。
リュードたちがいいと言ってくれるなら是非ともそうしたいと思った。
「もちろんルフォン次第ですけど……」
リュードもルフォンに視線を向ける。
ああやってお鍋を水属性の魔法で綺麗に出来るなら今度試してみようとリュードは思っていた。
「ルフォンさんどうだ? お金が必要ならもっと払う。食材も提供するから私たちにも食事を作ってくれないか?」
「私はいいけど……」
「俺もルフォンの料理が食べたいな」
「食べたいにゃ!」
「もー美味しくないのはヤダ! 私もさんせー!」
「贅沢は毒だと言うが、俺ももう冷たくて美味しくない食べ物は耐えられん」
「みんな、ご所望だな」
料理人として、料理を求められて嬉しくないはずがない。
簡単に作ってくれたスープだけでもルフォンの料理の実力が分かる。
みんなが口々にルフォンに作ってほしいと言ってルフォンも恥ずかしそうにしながらもまんざらではない。
「残さず食べてね?」
一同の大賛成にルフォンがはにかむ。
冒険者ってやつは大体それなりの料理はできたりするもんだけど、それ以上の腕になるほど料理もしないし追求もしない。
そのくせ依頼が上手くいくと良い店で飲み食いしたりもするものだから、舌が微妙に肥えていたりもする。
ルフォンは料理人にも劣らない腕を持ち、舌の肥えたケフィズサンのメンバーも満足のクオリティであった。
「しかしレッドットベアの肉も美味かったな」
「うんうん、もっと固くて食べにくいと思ってたにゃ」
「スープに旨味も出てたし臭みもない……それにただ煮込んだだけにしては良い味している。何かスパイスのようなものも入っているような……お前らは食材以外にも何か持っているな?」
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めざといウィドウに見抜かれて、リュードはただ笑いで誤魔化すしかなかった。
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