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第七章
サラッと中ボス倒します1
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食材になる。
しかも美味い。
そろそろうっとおしく思い始めていたレッドットベアの襲撃だが、ルフォンの手によって美味しい料理に変わると分かった今、意欲的に倒すこともできた。
時折ドロップするお肉は、みんなのお腹を満たすありがたい食材に早変わりである。
「あれは……ボスなのか?」
デカいとウィドウは思った。
離れたところにレッドットベアが見えているけれど、明らかにおかしいのだ。
距離があるはずなのにかなり大きく見えている。
横にいるレッドットベアと比べても二倍は大きい。
「考えられるのはいわゆるボスってやつだな」
「他の魔物がいる情報もあるので中ボスということでしょうね」
「おっと……こっちを見たぞ!」
大きなレッドットベアがリュードたちに気づいて咆哮する。
まだ距離があるのに体に響くぐらいの大きな咆哮であった。
「総員戦闘準備! リュードたちは周りのレッドットベアを頼む。俺たちがあのデカいレッドットベアをやる!」
「分かりました!」
ボスレッドットベアは三体のレッドットベアを連れている。
「他のもデカくないか?」
「うん、おっきい気がする」
近づいてきてようやく分かった。
ボスレッドットベアがデカくて分かりにくかったが、ボスレッドットベアの周りにいるレッドットベアも一回りほど体が大きい。
「はははっ、俺とやろうか!」
ニャロの強化を受けたダリルが飛び出していく。
レッドットベアの一体が前に出てダリルを行かせまいとするが、ダリルの目的はレッドットベアの方なので好都合である。
雪の上での戦いもだいぶ慣れてきた。
最初は中々踏ん張りも効かずに苦労したけれど、今はしっかりと力を加えることができるようになっていた。
「くらえ!」
風切る前足をかわしてレッドットベアの腹部をメイスで横殴りにする。
軽く飛んでいくレッドットベアとダリルの横をすり抜けてハルヴァイが前に出る。
相手もさらに一体のレッドットベアが前に出てくる。
アルフォンスの強化を受けてほんのりと輝くハルヴァイは真っ直ぐにレッドットベアの懐に入り込み、消えた。
「……はぁっ!」
それはレッドットベアから見てであり、ハルヴァイは一瞬で後ろに回り込んでいたのだ。
回転しながら双剣を振るい、レッドットベアの膝裏を切りつける。
多少サイズが変わろうともレッドットベアに変わりはない。
デカくなった分パワーは上がるかもしれないが、基本的な能力や戦い方に変化はない。
膝裏を切られてレッドットベアがガクンと膝をつく。
ハルヴァイは考えていた。
ルフォンがレッドットベア肉で作ってくれた『はんばーぐ』なる料理は美味かった。
コイツを倒して肉がドロップしたらまた作ってもらおう、と。
「ルフォン、ラスト、行くぞ!」
最後のレッドットベアをリュードたちが相手取る。
強化支援はないけれど、強化がなくても倒せる自信はあった。
美味い飯も食えるようになった。
ダンジョンの環境は過酷で寒さに弱いリュードにとっては辛いが、魔力で満ちているためか不思議と体の回復は早かった。
つまりある程度消耗してもすぐに回復するから大丈夫ってことなのだ。
「雷よ!」
それにダンジョンなら力を出しても周りに被害が及ばない。
魔物を消し飛ばすことになっても、最後にはドロップとしてものが出てくるので消し飛ばしても関係ないのである。
ドロップしない時はしないので倒し方なんて何でもいい。
レッドットベアに雷が落ちる。
轟音が響き、跳ね飛びそうなほど「レッドットベアの体が大きくビクつく。
流石に消し飛ばせはしなかった。
けれども黒い煙を吐き出しながらレッドットベアは立ち尽くす。
「ほっ!」
ルフォンが飛び上がる。
魔力を込め、大きく振り上げたナイフをレッドットベアの頭に突き立てる。
「とーどーめー!」
ナイフを抜いて飛び退くルフォンと入れ替わりでラストが矢を放つ。
ルフォンがナイフで開けた頭の傷口に、狙いすました矢が刺さる。
リュードが派手にやったのだ。
ラストもやったると思った。
矢の一本ぐらいは犠牲になってもしょうがない。
「ドーン!」
魔力の込められた矢が爆発する。
これまでは矢が壊れないぐらいに爆発させていたけれど矢の限界を超えて魔力を爆発させた。
頭の中で爆発して衝撃の逃げ場がなかった。
頭が破裂して瀕死だったレッドットベアは完全にトドメを刺されることになった。
「まずは一体」
「よくやった!」
グロテスクに頭を失ったレッドットベアの横を抜けて、ケフィズサンがボスレッドットベアに向かった。
「俺たちはレッドットベアを片付けるぞ」
「ふふん、らっくしょーだね」
「リューちゃんの魔法はすごいねぇ」
「二人だって連携完璧じゃないか」
「私は優秀だからね!」
「さすがラスト!」
ラストは自慢げに胸を張る。
ルフォンも褒められて尻尾を振っている。
「ルフォンとラストはハルヴァイを助けてやってくれ。俺はダリルの方に行く」
「りょーかい!」
「分かった!」
リュードはダリルの支援に向かう。
やはり打撃攻撃だけではやや分が悪いのか、ダリルの方はこう着状態であった。
「おっ?」
急に軽くなる体にリュードは驚いた。
広く状況を見ていたニャロが参戦したリュードに強化を開始したのだ。
「リュードが来たな」
ダリルも視界の端でリュードが見えていた。
運良く位置関係からレッドットベアはまだリュードに気づいていない。
しかも美味い。
そろそろうっとおしく思い始めていたレッドットベアの襲撃だが、ルフォンの手によって美味しい料理に変わると分かった今、意欲的に倒すこともできた。
時折ドロップするお肉は、みんなのお腹を満たすありがたい食材に早変わりである。
「あれは……ボスなのか?」
デカいとウィドウは思った。
離れたところにレッドットベアが見えているけれど、明らかにおかしいのだ。
距離があるはずなのにかなり大きく見えている。
横にいるレッドットベアと比べても二倍は大きい。
「考えられるのはいわゆるボスってやつだな」
「他の魔物がいる情報もあるので中ボスということでしょうね」
「おっと……こっちを見たぞ!」
大きなレッドットベアがリュードたちに気づいて咆哮する。
まだ距離があるのに体に響くぐらいの大きな咆哮であった。
「総員戦闘準備! リュードたちは周りのレッドットベアを頼む。俺たちがあのデカいレッドットベアをやる!」
「分かりました!」
ボスレッドットベアは三体のレッドットベアを連れている。
「他のもデカくないか?」
「うん、おっきい気がする」
近づいてきてようやく分かった。
ボスレッドットベアがデカくて分かりにくかったが、ボスレッドットベアの周りにいるレッドットベアも一回りほど体が大きい。
「はははっ、俺とやろうか!」
ニャロの強化を受けたダリルが飛び出していく。
レッドットベアの一体が前に出てダリルを行かせまいとするが、ダリルの目的はレッドットベアの方なので好都合である。
雪の上での戦いもだいぶ慣れてきた。
最初は中々踏ん張りも効かずに苦労したけれど、今はしっかりと力を加えることができるようになっていた。
「くらえ!」
風切る前足をかわしてレッドットベアの腹部をメイスで横殴りにする。
軽く飛んでいくレッドットベアとダリルの横をすり抜けてハルヴァイが前に出る。
相手もさらに一体のレッドットベアが前に出てくる。
アルフォンスの強化を受けてほんのりと輝くハルヴァイは真っ直ぐにレッドットベアの懐に入り込み、消えた。
「……はぁっ!」
それはレッドットベアから見てであり、ハルヴァイは一瞬で後ろに回り込んでいたのだ。
回転しながら双剣を振るい、レッドットベアの膝裏を切りつける。
多少サイズが変わろうともレッドットベアに変わりはない。
デカくなった分パワーは上がるかもしれないが、基本的な能力や戦い方に変化はない。
膝裏を切られてレッドットベアがガクンと膝をつく。
ハルヴァイは考えていた。
ルフォンがレッドットベア肉で作ってくれた『はんばーぐ』なる料理は美味かった。
コイツを倒して肉がドロップしたらまた作ってもらおう、と。
「ルフォン、ラスト、行くぞ!」
最後のレッドットベアをリュードたちが相手取る。
強化支援はないけれど、強化がなくても倒せる自信はあった。
美味い飯も食えるようになった。
ダンジョンの環境は過酷で寒さに弱いリュードにとっては辛いが、魔力で満ちているためか不思議と体の回復は早かった。
つまりある程度消耗してもすぐに回復するから大丈夫ってことなのだ。
「雷よ!」
それにダンジョンなら力を出しても周りに被害が及ばない。
魔物を消し飛ばすことになっても、最後にはドロップとしてものが出てくるので消し飛ばしても関係ないのである。
ドロップしない時はしないので倒し方なんて何でもいい。
レッドットベアに雷が落ちる。
轟音が響き、跳ね飛びそうなほど「レッドットベアの体が大きくビクつく。
流石に消し飛ばせはしなかった。
けれども黒い煙を吐き出しながらレッドットベアは立ち尽くす。
「ほっ!」
ルフォンが飛び上がる。
魔力を込め、大きく振り上げたナイフをレッドットベアの頭に突き立てる。
「とーどーめー!」
ナイフを抜いて飛び退くルフォンと入れ替わりでラストが矢を放つ。
ルフォンがナイフで開けた頭の傷口に、狙いすました矢が刺さる。
リュードが派手にやったのだ。
ラストもやったると思った。
矢の一本ぐらいは犠牲になってもしょうがない。
「ドーン!」
魔力の込められた矢が爆発する。
これまでは矢が壊れないぐらいに爆発させていたけれど矢の限界を超えて魔力を爆発させた。
頭の中で爆発して衝撃の逃げ場がなかった。
頭が破裂して瀕死だったレッドットベアは完全にトドメを刺されることになった。
「まずは一体」
「よくやった!」
グロテスクに頭を失ったレッドットベアの横を抜けて、ケフィズサンがボスレッドットベアに向かった。
「俺たちはレッドットベアを片付けるぞ」
「ふふん、らっくしょーだね」
「リューちゃんの魔法はすごいねぇ」
「二人だって連携完璧じゃないか」
「私は優秀だからね!」
「さすがラスト!」
ラストは自慢げに胸を張る。
ルフォンも褒められて尻尾を振っている。
「ルフォンとラストはハルヴァイを助けてやってくれ。俺はダリルの方に行く」
「りょーかい!」
「分かった!」
リュードはダリルの支援に向かう。
やはり打撃攻撃だけではやや分が悪いのか、ダリルの方はこう着状態であった。
「おっ?」
急に軽くなる体にリュードは驚いた。
広く状況を見ていたニャロが参戦したリュードに強化を開始したのだ。
「リュードが来たな」
ダリルも視界の端でリュードが見えていた。
運良く位置関係からレッドットベアはまだリュードに気づいていない。
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