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第七章
サラッと中ボス倒します2
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「こっちだ!」
ダリルは盾とメイスを打ち鳴らしてレッドットベアの気をひく。
レッドットベアの攻撃を盾で受け流し顔を殴りつける。
ダメージは少ないが不快で苛立ちを覚えることだろう。
レッドットベアは大きく口を開けてダリルの頭を噛み砕こうと迫った。
「ふっ、所詮はケモノ……」
しかし、レッドットベアの牙はダリルに届くことはなかった。
口から剣が飛び出して来て勢いのままに雪に頭を突っ込んで動かなくなる。
「大丈夫か、ダリル?」
「もちろん。大きくなってもレッドットベアだ、リュードにとっては相手にもならないな」
「ダリルが気をひいてくれたからさ」
正直ダリルの言う通りだと思う。
環境や戦い方に慣れてしまえばレッドットベアも大きな脅威じゃない。
討伐隊が討伐して回るぐらいなので、しっかり戦えばそんなに厄介じゃない。
「大きいのは厄介ですね……」
一方でハルヴァイはレッドットベアの前足を難なくかわす。
レッドットベアは体の何ヶ所も切り付けられ、白い毛皮が赤く染まっている。
ただ倒すためには致命傷が必要で、致命傷を与えるにはやはり頭や喉、心臓を狙う必要がある。
だけど普通のレッドットベアでも、急所はハルヴァイの剣で狙うのが難しかった。
目の前のさらに一回り大きいレッドットベアでは、相当深く踏み込まないと致命傷を与えられない。
「ん?」
レッドットベアの動きが一瞬止まり、ハルヴァイはその間に双剣で切りつける。
見るとレッドットベアの肩に矢が刺さっている。
ラストの支援だとハルヴァイはすぐに気づいた。
チクリとした痛みにほんの一瞬怯んだのだ。
「こっちにもいるよ!」
最初に傷付けたレッドットベアの膝裏はすでに傷が塞がりかけていた。
後ろに回っていたルフォンがそこを狙って切りつける。
「ナイスタイミング!」
攻めあぐねていたので来てくれて助かった。
三人で囲むようにしてレッドットベアと戦う。
まずは機動力と致命傷を与えるために足を狙う。
ルフォンとハルヴァイで入れ替わり立ち替わり前に出て、ラストが隙を見て矢を放つ。
このレッドットベア、微妙に賢いのが目を狙うとガードしてくる。
さらには体に刺さる矢は無視して、ルフォンやハルヴァイの相手を優先しているのだ。
戦いにおける多少の知恵があるようだった。
「あっそ!」
無視するならこっちだってやってやる。
思い切り弓を引き矢に魔力を込める。
ドワーフ特製の弓矢の威力を甘く見た罰を受けてみろと矢を放つ。
ラストの矢はレッドットベアの足を射抜いた。
ルフォンが傷つけたのと逆の足である。
レッドットベアは想定外の痛みに声を上げながら倒れる。
「どぉーだ!」
軽く突き刺さるだけだった今までの矢と違って足の矢は足を完全に貫通した。
ここまでは気を引くためにも控えめの威力で撃っていたので侮っていたのである。
本気を出せば油断しているレッドットベアなど容易く撃ち抜けるのだ。
「お任せください!」
雪を巻き上げながら、勢いをつけてハルヴァイが飛ぶ。
腕をクロスし神聖力を混ぜた白い魔力が剣を包み込む。
腕を引いて切りつけ、レッドットベアの首を刎ね飛ばす。
「ナイッスー!」
剣が届くところまで来ればあとはただのレッドットベアと変わらない。
くせでヒュンと剣を振って血を払うが、もうすでに血もレッドットベアも魔力となって消えていた。
「そっちも終わったか」
見るとリュードの方も終わっていた。
「あとは見学だな」
手助けは必要なさそうだと思いながら、リュードは壁のようにデカいボスレッドットベアの方に視線を向けた。
「右から攻めろ!」
すでに片前足を失っているボスレッドットベアは血で体を大きく汚している。
完璧な連携で危なげなくボスレッドットベアを追い詰めていくケフィズサンは油断なく戦いを続けている。
勝負はもう見えているようなものだった。
「ウィドウ!」
「任せておけ!」
失った左腕の方向からの攻撃を受けてボスレッドットベアが大きく怯んだ。
その隙をついてウィドウが一気に距離を詰めて、ボスレッドットベアを縦に切り裂いた。
「みんな無事だな?」
少しだけ遅れてボスレッドットベアが魔力となって消えていく。
流石プラチナランクは強いなとリュードは改めて思ったのであった。
ダリルは盾とメイスを打ち鳴らしてレッドットベアの気をひく。
レッドットベアの攻撃を盾で受け流し顔を殴りつける。
ダメージは少ないが不快で苛立ちを覚えることだろう。
レッドットベアは大きく口を開けてダリルの頭を噛み砕こうと迫った。
「ふっ、所詮はケモノ……」
しかし、レッドットベアの牙はダリルに届くことはなかった。
口から剣が飛び出して来て勢いのままに雪に頭を突っ込んで動かなくなる。
「大丈夫か、ダリル?」
「もちろん。大きくなってもレッドットベアだ、リュードにとっては相手にもならないな」
「ダリルが気をひいてくれたからさ」
正直ダリルの言う通りだと思う。
環境や戦い方に慣れてしまえばレッドットベアも大きな脅威じゃない。
討伐隊が討伐して回るぐらいなので、しっかり戦えばそんなに厄介じゃない。
「大きいのは厄介ですね……」
一方でハルヴァイはレッドットベアの前足を難なくかわす。
レッドットベアは体の何ヶ所も切り付けられ、白い毛皮が赤く染まっている。
ただ倒すためには致命傷が必要で、致命傷を与えるにはやはり頭や喉、心臓を狙う必要がある。
だけど普通のレッドットベアでも、急所はハルヴァイの剣で狙うのが難しかった。
目の前のさらに一回り大きいレッドットベアでは、相当深く踏み込まないと致命傷を与えられない。
「ん?」
レッドットベアの動きが一瞬止まり、ハルヴァイはその間に双剣で切りつける。
見るとレッドットベアの肩に矢が刺さっている。
ラストの支援だとハルヴァイはすぐに気づいた。
チクリとした痛みにほんの一瞬怯んだのだ。
「こっちにもいるよ!」
最初に傷付けたレッドットベアの膝裏はすでに傷が塞がりかけていた。
後ろに回っていたルフォンがそこを狙って切りつける。
「ナイスタイミング!」
攻めあぐねていたので来てくれて助かった。
三人で囲むようにしてレッドットベアと戦う。
まずは機動力と致命傷を与えるために足を狙う。
ルフォンとハルヴァイで入れ替わり立ち替わり前に出て、ラストが隙を見て矢を放つ。
このレッドットベア、微妙に賢いのが目を狙うとガードしてくる。
さらには体に刺さる矢は無視して、ルフォンやハルヴァイの相手を優先しているのだ。
戦いにおける多少の知恵があるようだった。
「あっそ!」
無視するならこっちだってやってやる。
思い切り弓を引き矢に魔力を込める。
ドワーフ特製の弓矢の威力を甘く見た罰を受けてみろと矢を放つ。
ラストの矢はレッドットベアの足を射抜いた。
ルフォンが傷つけたのと逆の足である。
レッドットベアは想定外の痛みに声を上げながら倒れる。
「どぉーだ!」
軽く突き刺さるだけだった今までの矢と違って足の矢は足を完全に貫通した。
ここまでは気を引くためにも控えめの威力で撃っていたので侮っていたのである。
本気を出せば油断しているレッドットベアなど容易く撃ち抜けるのだ。
「お任せください!」
雪を巻き上げながら、勢いをつけてハルヴァイが飛ぶ。
腕をクロスし神聖力を混ぜた白い魔力が剣を包み込む。
腕を引いて切りつけ、レッドットベアの首を刎ね飛ばす。
「ナイッスー!」
剣が届くところまで来ればあとはただのレッドットベアと変わらない。
くせでヒュンと剣を振って血を払うが、もうすでに血もレッドットベアも魔力となって消えていた。
「そっちも終わったか」
見るとリュードの方も終わっていた。
「あとは見学だな」
手助けは必要なさそうだと思いながら、リュードは壁のようにデカいボスレッドットベアの方に視線を向けた。
「右から攻めろ!」
すでに片前足を失っているボスレッドットベアは血で体を大きく汚している。
完璧な連携で危なげなくボスレッドットベアを追い詰めていくケフィズサンは油断なく戦いを続けている。
勝負はもう見えているようなものだった。
「ウィドウ!」
「任せておけ!」
失った左腕の方向からの攻撃を受けてボスレッドットベアが大きく怯んだ。
その隙をついてウィドウが一気に距離を詰めて、ボスレッドットベアを縦に切り裂いた。
「みんな無事だな?」
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流石プラチナランクは強いなとリュードは改めて思ったのであった。
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