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7話 ワイルドエルフの決断
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ここは人の暮らしから遠く離れたエルフたちが暮らす深い森。
不便なばかりで誰も興味を示さない忘れ去られた土地だ。
まばらに獣人などが暮らし、互いに不干渉でいられるほどの広さがある森には平和があった。
ここでワイルドエルフと呼ばれる部族は何百年、もしくは何千年もひっそりと暮らしていたのだ。
ある日、このエルフの里からほど近くの川辺で連日煙が発見された。
山火事ではない、どこかのはぐれ獣人が迷いこんだのだろう。
まれにある話だが、放置して猟場を荒らされるのは面白くない。
「恐らくは水辺を好む獣人がキャンプをしているだけだろう。里に近づかないように警告するのだ」
エルフの族長は里でも腕利きの狩人3人に命じた。
アシュリン、バーン、コナン、いずれも若く力に満ちた狩人だ。
特にアシュリンは女だてらに体も大きく、この部族で1番の強弓を引く。
そして族長の姪でもある。
「少々大げさではないか?」
「はぐれ者に3人も割くと猟に障りがでるぞ」
長老たちが苦言を呈するが、これが彼らの仕事なのだ。
族長は長老たちの小言を聞き流し、3人を送り出した。
そこには将来有望な若者たちに経験を積んでほしいとの思いがあったからだ。
☆★☆☆
そして、3人の若者が帰還した。
見るも、無惨。
身ぐるみを剥がされ、ひどい負傷をしているようだ。
すぐに大騒ぎとなり、広場に人が集まってきた。
この里はリーダーや助言機関として族長や長老がいるが、基本的には皆が平等だ。
問題があればこうして皆で話し合う……今回は明らかにただ事ではない、皆が血相を変えて集まるのも無理はない。
「アシュリン、いったいどうしたのだ!?」
族長が声をかけるが、顔を赤黒く腫らしたアシュリンはモゴモゴと口を動かしたのみだ。
「申し訳ないっす、アシュリン様はアゴを痛めてますので俺が――」
バーンがアシュリンを庇うように発言する。
彼らは平等な立場なのだが、族長の姪ということでバーンとコナンは常に控えてアシュリンを立てる。
そして、そのバーンからもたらされた話は驚くべきものだ。
川辺にいたのは鬼人。
これは一大事と長老たちが大騒ぎしたのも無理はない。
鬼人とは完全な戦闘種族である。
なにも生み出さず、ただ戦いのみを喜びとして略奪の軍を率いる存在なのだ。
鬼人がやってくる――それは略奪か、侵略を意味する。
つまり、現れた鬼人はこの地を支配し、エルフたちを奴隷にするとしか考えられなかった。
さらに、バーンの話は続く。
現れた鬼人は一息に3人を打ち倒すほどの力量を持つこと。
欲深く残忍な鬼人は3人を裸にし、辱しめたこと。
マンティコアと思われるバケモノのスケルトンを使役していたこと。
アシュリンの強弓を奪い、軽々と200歩も先の小枝を狙撃して見せたこと。
どれもこれも絶望的な話ばかりだ。
「バカバカしい、マンティコアのスケルトンだと? そのようなことが――」
「自らの不覚を誤魔化しているのではなかろうな!」
長老たちが『嘘であってくれ』とバーンを責め立てるが、ただの現実逃避だ。
自信家のアシュリンが無言でうつむき、さめざめと泣いているのだ……嘘であろうはずがない。
周囲に集まった皆が動揺し、口々に騒ぎだした。
「待て、しずまれ――」
族長が皆を制すと、どこからか獣の遠吠えが聞こえた。
狼のようにあとを引く、不気味な鳴き声だ。
(バカな、狼だと?)
族長が耳を疑うのも無理もない。
賢い狼が昼間から里に近づくはずがない。
そう思い直した瞬間、後方から恐ろしい衝突音がとどろき、慌てて振り返る。
そこには破壊された家屋、土煙の中に信じられない大男がいた。
(鬼人だと!? アシュリンがつけられたか!!)
鬼人はそのまま集団に瓦礫を投げつけ、食らった何人かが倒れたようだ。
「落ち着くのだ! 弓衆は――」
「助けて!? マンティコアだ!!」
族長の指示は悲鳴にかき消され、周囲に届かない。
マンティコアのスケルトンが現れたのだ。
(マンティコア!? スケルトン!? まさか本当に……!!)
人の頭に獅子の体、まさしく伝え聞くマンティコアの姿そのままである。
散り散りになり逃げる者。
その場でへたりこみ固まる者。
身を寄せあい震える者。
ただ泣きわめく者。
もはやどうしようもない。
マンティコアのスケルトンが暴れ、鬼人は我が物顔で里を破壊し、火をつけている。
(もう終わりだ……偉大なる祖霊よ、我が代にて部族の歴史が閉じることをお許しください……)
族長があきらめ天を仰いだ瞬間、奇跡は起きた。
「聞けっ、エルフどもっ!! 次に俺の縄張りを侵したら皆殺しにするぞ!!」
鬼人が大喝し、マンティコアをひきいて悠々と引き上げて行った。
「た、助かった……? のか?」
族長はその場でへたりこみ、動けなくなってしまった。
びっしょりと汗をかいているのに震えが止まらない。
おそらく、鬼人は気まぐれに暴れただけ。
それだけで里の3分の1がなすすべもなく破壊された。
「また来るかもしれんぞ! バラバラになるな! 弓と槍を揃えろ!」
族長は震える声で周囲を叱咤し、皆の守りを固める。
無駄かもしれないが、何かをしなくては正気でいられない。
「もうこの地にはおられぬ」
「再び鬼人が来る前に里を捨てるのだ」
族長は長老たちの言葉に頷く。
この地に愛着はあるが、族長は里の63人の命を守らねばならない。
だが、それには時間がいる。
「アシュリン、バーン、コナン……鬼人を里に招いたお前たちには罰を与えねばならぬ」
族長はかわいがっていた姪を切り捨て、里を守ることを決意した。
長として、受け継いできたものを守らねばならないからだ。
■■■■
マンティコア
頭部は人、ライオンの体と、サソリのような針の尾を持つとされるモンスター。
どうやらエルフたちはスケサンをマンティコアのスケルトンだと勘違いしたようだ。
もちろんマンティコアのスケルトンなどいない。いたのは鹿の体の奇妙なスケルトンである。
不便なばかりで誰も興味を示さない忘れ去られた土地だ。
まばらに獣人などが暮らし、互いに不干渉でいられるほどの広さがある森には平和があった。
ここでワイルドエルフと呼ばれる部族は何百年、もしくは何千年もひっそりと暮らしていたのだ。
ある日、このエルフの里からほど近くの川辺で連日煙が発見された。
山火事ではない、どこかのはぐれ獣人が迷いこんだのだろう。
まれにある話だが、放置して猟場を荒らされるのは面白くない。
「恐らくは水辺を好む獣人がキャンプをしているだけだろう。里に近づかないように警告するのだ」
エルフの族長は里でも腕利きの狩人3人に命じた。
アシュリン、バーン、コナン、いずれも若く力に満ちた狩人だ。
特にアシュリンは女だてらに体も大きく、この部族で1番の強弓を引く。
そして族長の姪でもある。
「少々大げさではないか?」
「はぐれ者に3人も割くと猟に障りがでるぞ」
長老たちが苦言を呈するが、これが彼らの仕事なのだ。
族長は長老たちの小言を聞き流し、3人を送り出した。
そこには将来有望な若者たちに経験を積んでほしいとの思いがあったからだ。
☆★☆☆
そして、3人の若者が帰還した。
見るも、無惨。
身ぐるみを剥がされ、ひどい負傷をしているようだ。
すぐに大騒ぎとなり、広場に人が集まってきた。
この里はリーダーや助言機関として族長や長老がいるが、基本的には皆が平等だ。
問題があればこうして皆で話し合う……今回は明らかにただ事ではない、皆が血相を変えて集まるのも無理はない。
「アシュリン、いったいどうしたのだ!?」
族長が声をかけるが、顔を赤黒く腫らしたアシュリンはモゴモゴと口を動かしたのみだ。
「申し訳ないっす、アシュリン様はアゴを痛めてますので俺が――」
バーンがアシュリンを庇うように発言する。
彼らは平等な立場なのだが、族長の姪ということでバーンとコナンは常に控えてアシュリンを立てる。
そして、そのバーンからもたらされた話は驚くべきものだ。
川辺にいたのは鬼人。
これは一大事と長老たちが大騒ぎしたのも無理はない。
鬼人とは完全な戦闘種族である。
なにも生み出さず、ただ戦いのみを喜びとして略奪の軍を率いる存在なのだ。
鬼人がやってくる――それは略奪か、侵略を意味する。
つまり、現れた鬼人はこの地を支配し、エルフたちを奴隷にするとしか考えられなかった。
さらに、バーンの話は続く。
現れた鬼人は一息に3人を打ち倒すほどの力量を持つこと。
欲深く残忍な鬼人は3人を裸にし、辱しめたこと。
マンティコアと思われるバケモノのスケルトンを使役していたこと。
アシュリンの強弓を奪い、軽々と200歩も先の小枝を狙撃して見せたこと。
どれもこれも絶望的な話ばかりだ。
「バカバカしい、マンティコアのスケルトンだと? そのようなことが――」
「自らの不覚を誤魔化しているのではなかろうな!」
長老たちが『嘘であってくれ』とバーンを責め立てるが、ただの現実逃避だ。
自信家のアシュリンが無言でうつむき、さめざめと泣いているのだ……嘘であろうはずがない。
周囲に集まった皆が動揺し、口々に騒ぎだした。
「待て、しずまれ――」
族長が皆を制すと、どこからか獣の遠吠えが聞こえた。
狼のようにあとを引く、不気味な鳴き声だ。
(バカな、狼だと?)
族長が耳を疑うのも無理もない。
賢い狼が昼間から里に近づくはずがない。
そう思い直した瞬間、後方から恐ろしい衝突音がとどろき、慌てて振り返る。
そこには破壊された家屋、土煙の中に信じられない大男がいた。
(鬼人だと!? アシュリンがつけられたか!!)
鬼人はそのまま集団に瓦礫を投げつけ、食らった何人かが倒れたようだ。
「落ち着くのだ! 弓衆は――」
「助けて!? マンティコアだ!!」
族長の指示は悲鳴にかき消され、周囲に届かない。
マンティコアのスケルトンが現れたのだ。
(マンティコア!? スケルトン!? まさか本当に……!!)
人の頭に獅子の体、まさしく伝え聞くマンティコアの姿そのままである。
散り散りになり逃げる者。
その場でへたりこみ固まる者。
身を寄せあい震える者。
ただ泣きわめく者。
もはやどうしようもない。
マンティコアのスケルトンが暴れ、鬼人は我が物顔で里を破壊し、火をつけている。
(もう終わりだ……偉大なる祖霊よ、我が代にて部族の歴史が閉じることをお許しください……)
族長があきらめ天を仰いだ瞬間、奇跡は起きた。
「聞けっ、エルフどもっ!! 次に俺の縄張りを侵したら皆殺しにするぞ!!」
鬼人が大喝し、マンティコアをひきいて悠々と引き上げて行った。
「た、助かった……? のか?」
族長はその場でへたりこみ、動けなくなってしまった。
びっしょりと汗をかいているのに震えが止まらない。
おそらく、鬼人は気まぐれに暴れただけ。
それだけで里の3分の1がなすすべもなく破壊された。
「また来るかもしれんぞ! バラバラになるな! 弓と槍を揃えろ!」
族長は震える声で周囲を叱咤し、皆の守りを固める。
無駄かもしれないが、何かをしなくては正気でいられない。
「もうこの地にはおられぬ」
「再び鬼人が来る前に里を捨てるのだ」
族長は長老たちの言葉に頷く。
この地に愛着はあるが、族長は里の63人の命を守らねばならない。
だが、それには時間がいる。
「アシュリン、バーン、コナン……鬼人を里に招いたお前たちには罰を与えねばならぬ」
族長はかわいがっていた姪を切り捨て、里を守ることを決意した。
長として、受け継いできたものを守らねばならないからだ。
■■■■
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