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いよいよ、ヴィルヘルムは全寮制の学校に行く日がやってきた。駅のホームにはレイナードとクリストファーと数人の使用人が見送りに来ていた。どこの子息、子女も同じようであちらこちらに人だかりが出来ていた。
「すごい人ですね…!わっとと」
「はぐれないように。ほら、手を繫ごう」
「ありがとうございます。ヴィル兄さま」
ぎゅっと手を握ると、ヴィルヘルムは「ん゛んっ……」と妙な声をあげたが、レイナードは特に気にしなかった。
「おーい!ヴィル!」
「ライ!」
ライサンダーと言う名のヴィルヘルムの友人が手を振っている。一度だけ家に遊びに来たことがあったが、レイナードはこそこそ部屋に籠もっていたので顔を見るのは初めてだ。
「こんちは!クリスさん!ヴィル、これからよろしくな!」
「えー?」
「なんで嫌そうなんだよ!」
「はははっ」
明るく人好きのするタイプのライサンダーをからかって遊んでいるヴィルヘルムは、レイナードの知らない表情をしていた。
「ヴィル兄さま、楽しそうですね」
「そうだな」
「おっ!こっちが噂の弟、レイナード君?」
「はい。レイナードと申します」
ぺこりと頭を下げると、ライサンダーは人懐っこい笑みを浮かべた。
「めっちゃくちゃかわいい!俺はライサンダー。ライでいいぜ?ヴィルおぼっちゃまとは仲良くさせてもらってるよ。よろしくな」
「よろしくお願いします、ライさん」
レイナードが微笑むと、ライサンダーは何故か頭を抱えた。
「これはヴィルおぼっちゃまの気持ちが分かるわ……」
「?」
首を傾げるレイナードを余所に、ヴィルヘルムが不機嫌そうに言った。
「おい、ライ!余計なこと言うな」
「はいはいっと」
「あまりレイにべたべたするなよ」と釘をさされたライサンダーは軽く肩を竦める。
「だって、男だなんて信じられるか…?ほっぺももちもちで、髪もふわっふわで、こんな子にあざとく上目遣いされたら…くそ、可愛い」
「もう本当あっち行ってろ!」
引き離すようにレイナードの手を取って、ヴィルヘルムはライサンダーを追い出すようにしっしと手を振る。
「ひでぇ!じゃあまた後でな!」
嵐のように現れたライサンダーは瞬く間に人混みに消えていった。頭の痛そうなヴィルヘルムの横で、レイナードはぽかんとその背中を見つめていた。
ジリジリジリ
列車のチャイムが鳴り響く。
「そろそろ列車が出発するね。ヴィル、たくさんのことを学んで来なさい。家では学びきれなかったことを沢山学んできなさい」
「はい。父上」
レイナードの手を離したヴィルヘルムは、真っ直ぐに背筋を伸ばして答えた。クリストファーはそんな息子の姿を誇らしげに見つめている。
(いよいよかぁ…)
レイナードの祖国にも学校はあるが、宮殿に近いところに住んでいたので兄弟たちは館から通っていた。あの夜からヴィルヘルムは毎晩レイナードを部屋に呼び寄せて一緒に寝ていた。それがなくなることはすごく寂しい。
お別れの挨拶をしようとレイナードはヴィルヘルムを見上げた。
「ヴィル兄さま、お元気で」
「レイ」
軽く頬を合わせる故郷の挨拶をしようと、腕を伸ばしてヴィルヘルムに近付いた時だった。
「!」
突然、腕を引かれたかと思うとヴィルヘルムの胸に抱き寄せられた。
「ヴィル兄さま……?」
驚いていると、そのまま顔を近付けられる。
「!?」
ちゅ。小さなリップ音と共に頬に柔らかいものが触れる感触がした。
「え?」
(今……キスされた?)
レイナードが呆然としているとヴィルヘルムは悪戯っぽく笑う。
「いい子でいるんだよ?父上の言う事を聞いて、ちゃんと勉強するんだ。わかった?」
「は、はい」
(な、なんだろう、なんだか急に……)
顔が熱い。心臓がどきどきしているのがわかる。
「レイ」
す、と顎を持ち上げられる。
「僕が居ない間に、勝手に居なくなったりしないように」
「え…」
ヴィルヘルムの目は、今まで見たことのないような暗い色をしていた。
(な、なに?)
ぞ、と背筋に冷たいものが走る。
「……ヴィル兄さま?」
「いい子でいろよ?レイ。そうじゃないと僕自身、何をしでかすかわからないんだ」
ヴィルヘルムはそう言うと、レイナードの額に軽く口付けた。そしてそのまま耳元に口を寄せて囁くように告げる。
「愛してるよ、僕の可愛い弟。だから、ずっと、いい子でいるんだよ?」
甘い毒のような囁きが、耳の奥にこびりつく。
その瞳は、獲物を狙う狩人のように暗く、それでいて熱っぽく濁っていた。
「……っ!」
(な、なに……この目……)
背筋に冷たいものが走る。
それはまるで、「絶対に逃さない」と宣言された鎖の音のようだった。
怖い。なのに、動けない。
ヴィルヘルムの腕の中にいると、毒に侵されたように思考が溶けていく。
思わず後ずさると、ヴィルヘルムは小さく笑ったようだった。
「じゃあ行ってくる」
「はい……」
「レイからもキスしてくれないの?」
「えぇ!?」
(ど、どうしよ……)
ヴィルヘルムはじっとこちらを見つめている。
(うう、恥ずかしいけど……!)
レイナードはゆっくりとヴィルヘルムに近づくと、その頬に軽く口付けた。
「こ、これでいいですか?」
「うん」
ヴィルヘルムは嬉しそうに笑うとレイナードの頭を撫でる。そしてそのままぎゅっと抱きしめた。
「行ってきます」
そう言って、手を振るレイナードとクリストファーに手を振り返すと、ヴィルヘルムは列車に乗り込んだのだった。
***
列車が走り出す。個室の窓際に座ったヴィルヘルムは、少し開いた窓の隙間から外を眺めていた。
「………」
(レイ……)
ヴィルヘルムはそっと目を閉じる。瞼の裏には、最後に見た弟の顔が焼き付いていた。
「あの黒髪の子が、ヴィルの新しい兄弟?」
「そうそう、俺も初めて見たけど!」
ライサンダーが代わりに答える。持ってきたお菓子を交換しながら、ライサンダーはヴィルヘルムの顔を覗き込む。
「ヴィル?」
「……ああ、ごめん」
慌てて笑顔を作ると、ライサンダーが心配そうな表情を浮かべた。
「大丈夫かぁ?なんかぼーっとしてるけど……」
「大丈夫。お前こそ、学校着いたらホームシックで泣くなよ?」
「おい!」
笑い声が溢れる。貴族の子供たちの多くは顔見知りだが、レイの存在は公式の場に連れて行ったこともないので知らないものも多かった。
「ヴィルはあの新しい弟くんのこと、好き?」
僕は弟なんて嫌いだけど!と他の貴族の子どもが言うと、また笑い声が起きる。
「……ああ」
ヴィルヘルムは素直に認める。ライサンダーは少し意外そうな顔をした。そして少し考えたあと、何故か納得したような表情を浮かべたのだった。
「確かに、あんな可愛い義理の妹が出来たら、俺もおかしくなるかも」
「弟だけどな」
それでもヴィルヘルムは自分の中の何かが、レイナードによって歪められつつあることを自覚していた。
「そんなに可愛いの?」
斜め前に座っていたイザベラが頬を膨らませている。ヴィルヘルムは微笑んだ。
「ああ。可愛い。世界で一番」
「ふうん。随分ご執心なのね」
イザベラがどこか面白くなさそうな様子を見せると、ヴィルヘルムは苦笑する。
「おいヴィル!そろそろ川を渡るぜ!橋だ!」
「本当だ」
そんな話をしているうちに列車は進み続ける。景色に圧倒されながら、レイに見せてやりたかったなと、1人そんなことばかり考えていた。
***
「すごい人ですね…!わっとと」
「はぐれないように。ほら、手を繫ごう」
「ありがとうございます。ヴィル兄さま」
ぎゅっと手を握ると、ヴィルヘルムは「ん゛んっ……」と妙な声をあげたが、レイナードは特に気にしなかった。
「おーい!ヴィル!」
「ライ!」
ライサンダーと言う名のヴィルヘルムの友人が手を振っている。一度だけ家に遊びに来たことがあったが、レイナードはこそこそ部屋に籠もっていたので顔を見るのは初めてだ。
「こんちは!クリスさん!ヴィル、これからよろしくな!」
「えー?」
「なんで嫌そうなんだよ!」
「はははっ」
明るく人好きのするタイプのライサンダーをからかって遊んでいるヴィルヘルムは、レイナードの知らない表情をしていた。
「ヴィル兄さま、楽しそうですね」
「そうだな」
「おっ!こっちが噂の弟、レイナード君?」
「はい。レイナードと申します」
ぺこりと頭を下げると、ライサンダーは人懐っこい笑みを浮かべた。
「めっちゃくちゃかわいい!俺はライサンダー。ライでいいぜ?ヴィルおぼっちゃまとは仲良くさせてもらってるよ。よろしくな」
「よろしくお願いします、ライさん」
レイナードが微笑むと、ライサンダーは何故か頭を抱えた。
「これはヴィルおぼっちゃまの気持ちが分かるわ……」
「?」
首を傾げるレイナードを余所に、ヴィルヘルムが不機嫌そうに言った。
「おい、ライ!余計なこと言うな」
「はいはいっと」
「あまりレイにべたべたするなよ」と釘をさされたライサンダーは軽く肩を竦める。
「だって、男だなんて信じられるか…?ほっぺももちもちで、髪もふわっふわで、こんな子にあざとく上目遣いされたら…くそ、可愛い」
「もう本当あっち行ってろ!」
引き離すようにレイナードの手を取って、ヴィルヘルムはライサンダーを追い出すようにしっしと手を振る。
「ひでぇ!じゃあまた後でな!」
嵐のように現れたライサンダーは瞬く間に人混みに消えていった。頭の痛そうなヴィルヘルムの横で、レイナードはぽかんとその背中を見つめていた。
ジリジリジリ
列車のチャイムが鳴り響く。
「そろそろ列車が出発するね。ヴィル、たくさんのことを学んで来なさい。家では学びきれなかったことを沢山学んできなさい」
「はい。父上」
レイナードの手を離したヴィルヘルムは、真っ直ぐに背筋を伸ばして答えた。クリストファーはそんな息子の姿を誇らしげに見つめている。
(いよいよかぁ…)
レイナードの祖国にも学校はあるが、宮殿に近いところに住んでいたので兄弟たちは館から通っていた。あの夜からヴィルヘルムは毎晩レイナードを部屋に呼び寄せて一緒に寝ていた。それがなくなることはすごく寂しい。
お別れの挨拶をしようとレイナードはヴィルヘルムを見上げた。
「ヴィル兄さま、お元気で」
「レイ」
軽く頬を合わせる故郷の挨拶をしようと、腕を伸ばしてヴィルヘルムに近付いた時だった。
「!」
突然、腕を引かれたかと思うとヴィルヘルムの胸に抱き寄せられた。
「ヴィル兄さま……?」
驚いていると、そのまま顔を近付けられる。
「!?」
ちゅ。小さなリップ音と共に頬に柔らかいものが触れる感触がした。
「え?」
(今……キスされた?)
レイナードが呆然としているとヴィルヘルムは悪戯っぽく笑う。
「いい子でいるんだよ?父上の言う事を聞いて、ちゃんと勉強するんだ。わかった?」
「は、はい」
(な、なんだろう、なんだか急に……)
顔が熱い。心臓がどきどきしているのがわかる。
「レイ」
す、と顎を持ち上げられる。
「僕が居ない間に、勝手に居なくなったりしないように」
「え…」
ヴィルヘルムの目は、今まで見たことのないような暗い色をしていた。
(な、なに?)
ぞ、と背筋に冷たいものが走る。
「……ヴィル兄さま?」
「いい子でいろよ?レイ。そうじゃないと僕自身、何をしでかすかわからないんだ」
ヴィルヘルムはそう言うと、レイナードの額に軽く口付けた。そしてそのまま耳元に口を寄せて囁くように告げる。
「愛してるよ、僕の可愛い弟。だから、ずっと、いい子でいるんだよ?」
甘い毒のような囁きが、耳の奥にこびりつく。
その瞳は、獲物を狙う狩人のように暗く、それでいて熱っぽく濁っていた。
「……っ!」
(な、なに……この目……)
背筋に冷たいものが走る。
それはまるで、「絶対に逃さない」と宣言された鎖の音のようだった。
怖い。なのに、動けない。
ヴィルヘルムの腕の中にいると、毒に侵されたように思考が溶けていく。
思わず後ずさると、ヴィルヘルムは小さく笑ったようだった。
「じゃあ行ってくる」
「はい……」
「レイからもキスしてくれないの?」
「えぇ!?」
(ど、どうしよ……)
ヴィルヘルムはじっとこちらを見つめている。
(うう、恥ずかしいけど……!)
レイナードはゆっくりとヴィルヘルムに近づくと、その頬に軽く口付けた。
「こ、これでいいですか?」
「うん」
ヴィルヘルムは嬉しそうに笑うとレイナードの頭を撫でる。そしてそのままぎゅっと抱きしめた。
「行ってきます」
そう言って、手を振るレイナードとクリストファーに手を振り返すと、ヴィルヘルムは列車に乗り込んだのだった。
***
列車が走り出す。個室の窓際に座ったヴィルヘルムは、少し開いた窓の隙間から外を眺めていた。
「………」
(レイ……)
ヴィルヘルムはそっと目を閉じる。瞼の裏には、最後に見た弟の顔が焼き付いていた。
「あの黒髪の子が、ヴィルの新しい兄弟?」
「そうそう、俺も初めて見たけど!」
ライサンダーが代わりに答える。持ってきたお菓子を交換しながら、ライサンダーはヴィルヘルムの顔を覗き込む。
「ヴィル?」
「……ああ、ごめん」
慌てて笑顔を作ると、ライサンダーが心配そうな表情を浮かべた。
「大丈夫かぁ?なんかぼーっとしてるけど……」
「大丈夫。お前こそ、学校着いたらホームシックで泣くなよ?」
「おい!」
笑い声が溢れる。貴族の子供たちの多くは顔見知りだが、レイの存在は公式の場に連れて行ったこともないので知らないものも多かった。
「ヴィルはあの新しい弟くんのこと、好き?」
僕は弟なんて嫌いだけど!と他の貴族の子どもが言うと、また笑い声が起きる。
「……ああ」
ヴィルヘルムは素直に認める。ライサンダーは少し意外そうな顔をした。そして少し考えたあと、何故か納得したような表情を浮かべたのだった。
「確かに、あんな可愛い義理の妹が出来たら、俺もおかしくなるかも」
「弟だけどな」
それでもヴィルヘルムは自分の中の何かが、レイナードによって歪められつつあることを自覚していた。
「そんなに可愛いの?」
斜め前に座っていたイザベラが頬を膨らませている。ヴィルヘルムは微笑んだ。
「ああ。可愛い。世界で一番」
「ふうん。随分ご執心なのね」
イザベラがどこか面白くなさそうな様子を見せると、ヴィルヘルムは苦笑する。
「おいヴィル!そろそろ川を渡るぜ!橋だ!」
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