召喚から外れたら、もふもふになりました?

みん

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ファンタジー

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❋本日、3話目になります。宜しくお願いします❋














「あらあら、これはまた……珍しいモノがわね。」

意識を手放す前に耳に届いたその声は、その場には場違いな程の優しい声だった。





******


ふわふわと体が軽い。
それに、良い匂い?がする。

ーあぁ、死んで天国にでも来れたのかなぁ?ー

「ふふっ。可愛いわね。尻尾が揺れてるわ。」

ー?ー

また、あの優しい声が耳に届いた。
ソロソロと目を開けると──

「あ、目が覚めた?」

その優しい声の主は、プラチナブロンドの長い髪を後ろでひと括りにしていて、目は黒に近い濃紺?色の瞳をしている。そして、私と同じ様に、キラキラしたモノが入っている。

ー綺麗な瞳だなぁー

と、ジッとその瞳を見つめる。

「ふふっ。可愛い子ね。えっと…言葉は解る?」

コクコクと頷く。

「それなら良かったわ。色々訊きたい事があるだろうけど、先ずは何か食べましょうか」

そう言って、その人は私を軽く撫でた後、この部屋から出て行った。
私は、今居る部屋をキョロキョロと見回す。
私が今居るのは、この部屋のベッドの上。大人2人がゆっくり寝れる大きさだ。
部屋は、ログハウスの様な作りになっていて、彼女が出て行った扉の他に、もう一つ扉がある。それと小さな窓が一つ。その窓から見えるのは──暗闇。気を失う前はまだ明るかった。と言う事は、私は結構長い時間眠っていたのかもしれない。

それから、自分の手元に視線を落とす。

ーうん。やっぱりもふもふだし、肉球がある。どうして…こうなった?ー

“色々訊きたい事はあるだろうけど─”

と、彼女は言った。なら、何か知っている?分かっているのかもしれない。彼女からは、さっきみたいな恐怖感は感じない。寧ろ、安心感がある。多少、用心はするが、悪い人ではないだろう。彼女の言う通りで、先ずは腹ごしらえをしてから次を考えよう──。

そう思って、私は彼女が部屋に戻って来るのをベッドの上で静かに待っていた。





「私の名前は“アシーナ”よ」

私を助けてくれた女性はアシーナさん。私が倒れていた森─“東の森”─の奥に住んでいて、今居る所がその家だそうだ。
私を食べようとしていた生き物は、魔獣と呼ばれる魔石を核として生きているモノらしい。

が何処かは置いといて─

ここには“魔法”が存在するそうだ。それは、魔力を持って生まれる者と、空気中に存在する魔素を取り込んで魔法を使う者が居る。ただし、魔素を取り込んで使う場合には、向き不向き、その魔素との相性がある上、それなりの訓練が必要らしく、魔力を持って生まれなかった場合は、殆どの人が魔法を使う事はないそうだ。魔力を持って生まれた人も、その魔力量には個人差があり、生活魔法しか使えない者から、攻撃や守護の魔法を使える者など色々あるそうだ。

ーファンタジー要素が半端ないー

私は読んだ事はないけど、女子グループがよくラノベ?の話をしていて、その話をよく耳にしていたけど──
今の状況って、有り得ないけど……そう言う事なんだろうか?

これもラノベお約束?で、この世界には階級が存在し、貴族社会を中心に回っている。この世界の大陸にはいくつかの国が存在し、その殆どの国が国王が治めている。この国も王様が治めていて、比較的平和な国だそうだ。
ただ、空気中の魔素が増え過ぎて、その魔素から生まれる魔獣が、近年少しずつ数を増やしているそうで、今はその事が問題になっているとの事だった。

「特に、ここみたいな森は魔素が溜まりやすくてね。魔獣が増えないように、1日何度か見回りをしているのよ。それで、その見回り中に倒れているあなたを見つけたのよ。」

なるほど。私は運が良かったんだ。

『助けてもらって、ありがとうございます。』

ペコリと頭を下げると、「どういたしまして」と、アシーナさんはふわりと笑って私の頭を撫でた。



「他の事も、また追々話をするとして──」

と、アシーナさんは私の頭を撫でながら口を開いた後、一度言葉を区切り

「あなたがここに来て、姿になったのか……話してくれるかしら?」

ーあぁ、アシーナさんは、何かを知っているんだー

改めて、アシーナさんのキラキラ光る濃紺の瞳を見つめる。その目は、とても優しい。
私は一度目を瞑った後、もう一度アシーナさんをしっかりと見据えて、私がここに来る迄の話をした。









❋“恋愛”タグありますが、少し後の方になります。すみません!“溺愛”に関しては、色んなパターンの溺愛が含まれます(笑)。
明日からは、基本は1日1話ずつの更新となります。
今作品も、宜しくお願いします❋
٩(。˃ ᵕ ˂ )و♡



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