氷の騎士は、還れなかったモブのリスを何度でも手中に落とす

みん

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ハルによる、これまでのあらすじ的な独白

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お久し振りです。
ハル─春ノ宮はるのみや琴音ことね─です。

6年程前、3人のお姉さん達の聖女召喚に巻き込まれただけのモブです。モブはモブでも…攻撃力は0のチートな魔法使いになっていたけど…。

3人のお姉さん達
ミヤさん─宮原咲みやはらさき
フジさん─藤宮美樹ふじみやみき
ショウさん─小宮千尋こみやちひろ

はとっても優しくてしっかり者で、歴代最高最強(笑)の、ある意味お姉さん達もチートな聖女になりました。
この世界は乙女ゲームの世界なのだそうだけど、お姉さん達は周りから寄せられる秋波を悉く無視─弾き飛ばし、“RPG宜しく!”並みのヤル気と早さでウォーランド王国の穢を浄化して行きました。

お姉さん達による完璧な浄化が終わると、私達4人は元の世界─日本に還る事になったけど、何故か、私だけが日本に還れず、パルヴァン辺境地へと飛ばされました。
何故私だけ?─と、当時は悲しくて辛かったけど、グレン様をはじめ、パルヴァンの人達の優しさのお陰で、この世界ででも楽しく過ごす事ができました。今では、パルヴァンは私の第二の故郷です。

そのパルヴァンで、フェンリルのレフコースにも出会えました。オスだと思っていたのに、実はメスで、擬人化すると妖艶な美魔女になった時は…本当に驚いた。

開けてはならない扉が開きそうでした。

そんなレフコースには、名を改め─ネージュ─とし、今では天馬の旦那様─ノア─と、2人の子供─ネロ─と言う家族が居ます。3人共が癒しです!特に、ネージュとネロのもふもふは最強の癒しです!ありがとうございます!!




更に色々あって、私が日本へ還って、ミヤさんと一緒にまたこの世界に戻って来ました。

ーディに…会いたかったからー

何度も言うけど、出会った頃のディは怖かった…。

今では、“あれ?アレは、夢だったっけ?”と思う位、ディは私を……で…溺愛して来ます!それはそれで…少し困っていると言うか…恥ずかしいと言うか…

ーそろそろ、本気で“手加減”を覚えて欲しいー

と…思ってます。勿論、コレは口に出しては言いません。言ったところで、返り討ちにされるだけだからです。
あ、“ディ”と言うのは、私の……………だっ……旦那様のエディオル=カルザイン様の事です。この国の王太子─ランバルト様の近衛騎士をしています。今では、私の大好きで大切な人です。

結婚してから、“騎士の嫁のあるある”を体験したり、初めての喧嘩で『実家へ帰らせていただきます』宣言をしたり、あー…リュウのせいで、物理的なリスになったり(by置き場)もしたけど、毎日幸せな日々を送っています。

色々あって、ショウさんとフジさんに(物理的に)背中を押されて、一緒にこの世界へと再びやって来たミヤさんは、歴代最高で最強な聖女様なので、このウォーランド王国では国王陛下よりも上の存在になります。
そのミヤさんは、これまた日本からやって来た元彼─私にとっては恩人の息子だった悠兄さんとヘタレ王太子からアプローチを受けて───悠兄さんは…まぁ…ちょっと色々やらかしたから、サクッと日本に還ってもらいました。
王太子様は頑張ったようで、先日、王太子様とミヤさんの婚約が決まりました。ミヤさんも、この世界で幸せになって欲しいです。王太子様、宜しくお願いしますね!



ー魔法使いー

とは、この世界ではレアな存在になります。このウォーランド王国で、私が魔法使いだと言う事を知っているのは、ごく一部の人達だけです。
後、隣国の国王様と、隣国の魔法使いであるリュウも知っています。

“リュウ”とは、私とは違って転生者になります。
しかも、この世界─ゲームの続編の作成に携わっていた一人だったとか。

そのリュウには…殺されかけたけど……。

それでも、今では親戚の良いオジサン?お兄さん?みたいな感じだなぁ─と、思っていたりします。
魔法使いとしては先輩になるので、色々助けてもらう事もあったりします。





私の本当の両親は、飛行機事故に遭い亡くなってしまい、日本では本当に独りぼっちでした。


でも、この世界では、お母さんのようなサエラさん。お姉さんのようなミヤさんが居ます。
そして、養子縁組によって、お父さん─ゼンさん─と、お兄さん─ロンさん─ができました。ゼンさんもロンさんも、私の事を本当の娘や妹のようにみてくれます。そんな二人も、私にとっては大切な人達です。

ディとの結婚式では、バージンロードを、そのゼンお父さんと歩く事ができました。ディには感謝しかありません。ありがとうございます。


ーそう言えば、ゼンさんの奥さんの話って、聞いた事が…ないよね?どんな人なんだろう?ー

敢えて私からは訊かないけど、いつか聞けたらなぁ…と、思います。











ちなみに、世間では──

私を─(鋼の)リス─

ディの事を─氷の騎士─

と、言うそうです。

「ディが…氷?」

首を傾げたくなる呼び名だけど、そこにも突っ込む事はしません。


兎に角、6年前にただ巻き込まれただけのモブな魔法使いの私は、薬師をしながら幸せな日々を送っています。








巻き込まれ体質の私だけど、このまま平和な日々が送れたらなぁ─と思っています。

“平和が怖い”なんて思ってません。

“あれ?フラグ立てちゃった?”何て事も思ってません。


本当に!切実に!


















❋またまた【モブ】の続編を始めました。すみません!やっぱり書き切れなかった話が書きたくて、ムズムズして書き出しました(笑)。以前読んでいただいた方も、初めての方も、読んでいただけたら嬉しいです。本日は、3話投稿します。そして、明日からは、また、毎日1話更新で頑張ります。宜しくお願いします❋
(◍˃ᗜ˂◍)ノ"✧  ーみんー



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