21 / 62
容赦無し
しおりを挟む
*ゼン視点*
『さいきょーしつじー』
「ネロ──と、ノア…だったか?」
エディオルがハルを抱き上げて森から去った後、ティモスとルナとリディの4人で拘束した奴等をボコボ───躾け──矯正していると、エディオルの愛馬のノアが、懐かしい姿をしたネロを乗せてやって来た。
ー初めてあった頃のハルのようだなー
真っ黒に染まった心が、少し晴れたような気がする。
そのネロは、何の躊躇いもなく俺に抱きついて来た。
ー可愛いな!ハルがもし本当の娘だったなら…こんな事もあったのだろうかー
よしよしと、ネロの頭を撫でながらそんな事を考えていた。
すると、ネロは『ん?』と小首を傾げた後、身体がキラキラと光ったと思ったら、黒色の綺麗な毛並みのフェンリルの姿に戻っていた。
『ままがいるの』
『確かに…微かにだけど…ネージュの魔力の気配がするね。』
「ネージュ殿が、この森に?」
そう言えば、ここに来てからネージュ殿の姿を見ていない─と言う事に今更ながら気付いた。ハルの事で怒りに囚われていたようで、周りが見えていなかったのだろう。
「俺も…まだまだだな……」
と、ため息を吐いて、俺もネロとノアの後を付いていった。
『まま、ここにいるの!』
「え?」
ネロが、大樹の前で立ち止まり、前足でカリカリと大樹を優しく掻いている。
『この木には…独特な魔力が込められていますね。それと一緒に、ネージュとハル様の魔力も感じます。』
「その木は…以前ネージュ殿が、長い間眠りに就いていた木だ。そのせいか?」
『ちがうの。いま、ここでままがねむってるの!』
「今!?」
ー“今”とはどう言う事だ?ー
「ゼンさん、俺もよく分からないんですけど、ネージュ殿はサリスに枷を嵌められて操られそうになって…。でも、その前に急に姿が消えて居なくなったんです。」
その場に居た筈のティモスでさえ、ネージュ殿の事はよく分かってはいないようだ。
『でも、ネージュの魔力の乱れは感じませんから、この中でただ眠っている─だけなのかもしれませんね。以前と同じように…この中で傷を癒やしているのかもしれません。』
『ままがおきるまで、ネロはまってるの。』
ネロは、今度は大樹に頬をスリスリとした後、その根元にチョコンとお座りをした。
『私がずっとここに居る事はできないから、ネロはここで、ママが目覚める迄、待っててくれるかな?』
『パパのぶんまで、ここでまってるの!』
また、鼻先を上に上げてエッヘン顔で答えるネロを、ノアは勿論の事、ルナとリディが撫で回した。
*グレン視点*
「アンナ、ハル殿の状態は…どうだ?」
パルヴァン邸付きの薬師であるアンナに、ハル殿の状態を確認する。
「グレン様。ロンさんが用意してくれたポーションのお陰で、枯渇寸前までいっていた魔力も、少し回復しています。それでも、まだまだ─ですが…。ただ、特に怪我をしている訳ではないので、命に関わるような事はないと思います。」
「そうか…怪我はなかったのだな?良かった…。」
エディオル殿が、息をしているのかどうかも分からない程、グッタリとしたハル殿を抱き帰って来た時は本当に驚いた。すぐ側で起きていた異変にさえ…気付いていなかった。
遮断するように結界が張られていたからだそうだが…。
「一体、私達は何度ハル殿に助けられるのだろうな。」
「───本当に…いつも、ハルには助けられてばかりですね。“守るから”と言いながら…いつも…俺が守られてる……」
ベッドに寝ているハル殿の手をずっと握っているエディオル殿が、辛そうな顔で呟いた。
「エディオル殿は、大丈夫か?王城には…戻らなくても良いのか?」
ーまぁ、戻りたくない─のだろうが……ー
「クレイルが…気を使ってくれて一人で報告をしに行ってくれたので…このまま…ここに居て良いですか?」
「勿論だ。ただ、無理だけはするな?エディオル殿まで倒れたりしたら、目が覚めた時、ハル殿が気に病むだろうから。」
「そう…ですね……」
と、困ったように笑うエディオル殿の肩をポンポンと叩いてから私はその部屋を後にした。
「ゼン……気のせいか?さっき見た時よりも…草臥れていないか?」
「気のせいですね。」
しれっと答えるゼン。
呪い返しを喰らい、瀕死状態だったサリスに一番レベルの低いポーションを飲ませて、死なない程度に回復させた。体中に痛みがあるのだろう。ハル殿の様子を見に行く前のサリスは、声を出しながらのたうち回っていた。でも今は──
息を切らせて無言で涙を流している。
ー絶対にゼンが…追い打ちを掛けたに違いないー
本当ならば、今日の浄化には、私かゼンが同行する予定だった。それが、昨日の夜遅くに地下牢に幽閉していたギデルが居なくなった─と言う報告が上がり、ギデルを探す為に今日の同行ができなくなったのだ。それも──
「サリスの計算のうちだったんだな…。」
ハル殿達が森に入った後、パルヴァン領の外れの川沿いに、既に息をしていないギデルが見付かった。その死因が、呪いを掛けられたかのように、体中が赤黒く変色して爛れていた。
ギデルが死んだ事に関しては…何も思わないが…。
私かゼンが森に同行していれば…ハル殿が倒れる事がなかったのかもしれない─と思うと………。
「兎に角、サリス。我々パルヴァンは、ネージュ殿とハル殿に手を出したお前を赦す気は皆無。生かす気もないが───楽に死なせる事もしない。お前には、一体誰に手を出したのか…生きている間、じっくりその身体に教えてやるから……覚悟してとくことだな。」
「───っ!!」
ゼンをチラリと見ると、ハル殿には見せられないだろう笑顔をしていた。
あぁ、ゼンは…サリスの喉を…潰したのか……
『さいきょーしつじー』
「ネロ──と、ノア…だったか?」
エディオルがハルを抱き上げて森から去った後、ティモスとルナとリディの4人で拘束した奴等をボコボ───躾け──矯正していると、エディオルの愛馬のノアが、懐かしい姿をしたネロを乗せてやって来た。
ー初めてあった頃のハルのようだなー
真っ黒に染まった心が、少し晴れたような気がする。
そのネロは、何の躊躇いもなく俺に抱きついて来た。
ー可愛いな!ハルがもし本当の娘だったなら…こんな事もあったのだろうかー
よしよしと、ネロの頭を撫でながらそんな事を考えていた。
すると、ネロは『ん?』と小首を傾げた後、身体がキラキラと光ったと思ったら、黒色の綺麗な毛並みのフェンリルの姿に戻っていた。
『ままがいるの』
『確かに…微かにだけど…ネージュの魔力の気配がするね。』
「ネージュ殿が、この森に?」
そう言えば、ここに来てからネージュ殿の姿を見ていない─と言う事に今更ながら気付いた。ハルの事で怒りに囚われていたようで、周りが見えていなかったのだろう。
「俺も…まだまだだな……」
と、ため息を吐いて、俺もネロとノアの後を付いていった。
『まま、ここにいるの!』
「え?」
ネロが、大樹の前で立ち止まり、前足でカリカリと大樹を優しく掻いている。
『この木には…独特な魔力が込められていますね。それと一緒に、ネージュとハル様の魔力も感じます。』
「その木は…以前ネージュ殿が、長い間眠りに就いていた木だ。そのせいか?」
『ちがうの。いま、ここでままがねむってるの!』
「今!?」
ー“今”とはどう言う事だ?ー
「ゼンさん、俺もよく分からないんですけど、ネージュ殿はサリスに枷を嵌められて操られそうになって…。でも、その前に急に姿が消えて居なくなったんです。」
その場に居た筈のティモスでさえ、ネージュ殿の事はよく分かってはいないようだ。
『でも、ネージュの魔力の乱れは感じませんから、この中でただ眠っている─だけなのかもしれませんね。以前と同じように…この中で傷を癒やしているのかもしれません。』
『ままがおきるまで、ネロはまってるの。』
ネロは、今度は大樹に頬をスリスリとした後、その根元にチョコンとお座りをした。
『私がずっとここに居る事はできないから、ネロはここで、ママが目覚める迄、待っててくれるかな?』
『パパのぶんまで、ここでまってるの!』
また、鼻先を上に上げてエッヘン顔で答えるネロを、ノアは勿論の事、ルナとリディが撫で回した。
*グレン視点*
「アンナ、ハル殿の状態は…どうだ?」
パルヴァン邸付きの薬師であるアンナに、ハル殿の状態を確認する。
「グレン様。ロンさんが用意してくれたポーションのお陰で、枯渇寸前までいっていた魔力も、少し回復しています。それでも、まだまだ─ですが…。ただ、特に怪我をしている訳ではないので、命に関わるような事はないと思います。」
「そうか…怪我はなかったのだな?良かった…。」
エディオル殿が、息をしているのかどうかも分からない程、グッタリとしたハル殿を抱き帰って来た時は本当に驚いた。すぐ側で起きていた異変にさえ…気付いていなかった。
遮断するように結界が張られていたからだそうだが…。
「一体、私達は何度ハル殿に助けられるのだろうな。」
「───本当に…いつも、ハルには助けられてばかりですね。“守るから”と言いながら…いつも…俺が守られてる……」
ベッドに寝ているハル殿の手をずっと握っているエディオル殿が、辛そうな顔で呟いた。
「エディオル殿は、大丈夫か?王城には…戻らなくても良いのか?」
ーまぁ、戻りたくない─のだろうが……ー
「クレイルが…気を使ってくれて一人で報告をしに行ってくれたので…このまま…ここに居て良いですか?」
「勿論だ。ただ、無理だけはするな?エディオル殿まで倒れたりしたら、目が覚めた時、ハル殿が気に病むだろうから。」
「そう…ですね……」
と、困ったように笑うエディオル殿の肩をポンポンと叩いてから私はその部屋を後にした。
「ゼン……気のせいか?さっき見た時よりも…草臥れていないか?」
「気のせいですね。」
しれっと答えるゼン。
呪い返しを喰らい、瀕死状態だったサリスに一番レベルの低いポーションを飲ませて、死なない程度に回復させた。体中に痛みがあるのだろう。ハル殿の様子を見に行く前のサリスは、声を出しながらのたうち回っていた。でも今は──
息を切らせて無言で涙を流している。
ー絶対にゼンが…追い打ちを掛けたに違いないー
本当ならば、今日の浄化には、私かゼンが同行する予定だった。それが、昨日の夜遅くに地下牢に幽閉していたギデルが居なくなった─と言う報告が上がり、ギデルを探す為に今日の同行ができなくなったのだ。それも──
「サリスの計算のうちだったんだな…。」
ハル殿達が森に入った後、パルヴァン領の外れの川沿いに、既に息をしていないギデルが見付かった。その死因が、呪いを掛けられたかのように、体中が赤黒く変色して爛れていた。
ギデルが死んだ事に関しては…何も思わないが…。
私かゼンが森に同行していれば…ハル殿が倒れる事がなかったのかもしれない─と思うと………。
「兎に角、サリス。我々パルヴァンは、ネージュ殿とハル殿に手を出したお前を赦す気は皆無。生かす気もないが───楽に死なせる事もしない。お前には、一体誰に手を出したのか…生きている間、じっくりその身体に教えてやるから……覚悟してとくことだな。」
「───っ!!」
ゼンをチラリと見ると、ハル殿には見せられないだろう笑顔をしていた。
あぁ、ゼンは…サリスの喉を…潰したのか……
86
あなたにおすすめの小説
わたしを嫌う妹の企みで追放されそうになりました。だけど、保護してくれた公爵様から溺愛されて、すごく幸せです。
バナナマヨネーズ
恋愛
山田華火は、妹と共に異世界に召喚されたが、妹の浅はかな企みの所為で追放されそうになる。
そんな華火を救ったのは、若くしてシグルド公爵となったウェインだった。
ウェインに保護された華火だったが、この世界の言葉を一切理解できないでいた。
言葉が分からない華火と、華火に一目で心を奪われたウェインのじりじりするほどゆっくりと進む関係性に、二人の周囲の人間はやきもきするばかり。
この物語は、理不尽に異世界に召喚された少女とその少女を保護した青年の呆れるくらいゆっくりと進む恋の物語である。
3/4 タイトルを変更しました。
旧タイトル「どうして異世界に召喚されたのかがわかりません。だけど、わたしを保護してくれたイケメンが超過保護っぽいことはわかります。」
3/10 翻訳版を公開しました。本編では異世界語で進んでいた会話を日本語表記にしています。なお、翻訳箇所がない話数には、タイトルに 〃 をつけてますので、本編既読の場合は飛ばしてもらって大丈夫です
※小説家になろう様にも掲載しています。
男装獣師と妖獣ノエル ~騎士団で紅一点!? 幼馴染の副隊長が過保護です~
百門一新
恋愛
幼い頃に両親を失ったラビィは、男装の獣師だ。実は、動物と話せる能力を持っている。この能力と、他の人間には見えない『黒大狼のノエル』という友達がいることは秘密だ。
放っておかないしむしろ意識してもらいたいのに幼馴染枠、の彼女を守りたいし溺愛したい副団長のセドリックに頼まれて、彼の想いに気付かないまま、ラビは渋々「少年」として獣師の仕事で騎士団に協力することに。そうしたところ『依頼』は予想外な存在に結び付き――えっ、ノエルは妖獣と呼ばれるモノだった!?
大切にしたすぎてどう手を出していいか分からない幼馴染の副団長とチビ獣師のラブ。
※「小説家になろう」「ベリーズカフェ」「ノベマ」「カクヨム」にも掲載しています。
氷狼陛下のお茶会と溺愛は比例しない!フェンリル様と会話できるようになったらオプションがついてました!
屋月 トム伽
恋愛
ディティーリア国の末王女のフィリ―ネは、社交なども出させてもらえず、王宮の離れで軟禁同様にひっそりと育っていた。そして、18歳になると大国フェンヴィルム国の陛下に嫁ぐことになった。
どこにいても変わらない。それどころかやっと外に出られるのだと思い、フェンヴィルム国の陛下フェリクスのもとへと行くと、彼はフィリ―ネを「よく来てくれた」と迎え入れてくれた。
そんなフィリ―ネに、フェリクスは毎日一緒にお茶をして欲しいと頼んでくる。
そんなある日フェリクスの幻獣フェンリルに出会う。話相手のいないフィリ―ネはフェンリルと話がしたくて「心を通わせたい」とフェンリルに願う。
望んだとおりフェンリルと言葉が通じるようになったが、フェンリルの幻獣士フェリクスにまで異変が起きてしまい……お互いの心の声が聞こえるようになってしまった。
心の声が聞こえるのは、フェンリル様だけで十分なのですが!
※あらすじは時々書き直します!
【完結】偽物聖女は冷血騎士団長様と白い結婚をしたはずでした。
雨宮羽那
恋愛
聖女補佐官であるレティノアは、補佐官であるにも関わらず、祈りをささげる日々を送っていた。
というのも、本来聖女であるはずの妹が、役目を放棄して遊び歩いていたからだ。
そんなある日、妹が「真実の愛に気づいたの」と言って恋人と駆け落ちしてしまう。
残されたのは、聖女の役目と――王命によって決められた聖騎士団長様との婚姻!?
レティノアは、妹の代わりとして聖女の立場と聖騎士団長との結婚を押し付けられることに。
相手のクラウスは、「血も涙もない冷血な悪魔」と噂される聖騎士団長。クラウスから「俺はあなたに触れるつもりはない」と言い放たれたレティノアは、「これは白い結婚なのだ」と理解する。
しかし、クラウスの態度は噂とは異なり、レティノアを愛しているようにしか思えなくて……?
これは、今まで妹の代わりの「偽物」として扱われてきた令嬢が「本物」として幸せをつかむ物語。
◇◇◇◇
お気に入り登録、♡、感想などいただければ、作者が大変喜びます!
モチベになるので良ければ応援していただければ嬉しいです♪
※いつも通りざまぁ要素は中盤以降。
※完結まで執筆済み
※表紙はAIイラストです
※アルファポリス先行投稿(他投稿サイトにも掲載予定です)
喪女なのに狼さんたちに溺愛されています
和泉
恋愛
もふもふの狼がイケメンなんて反則です!
聖女召喚の儀で異世界に呼ばれたのはOL・大学生・高校生の3人。
ズボンを履いていた大学生のヒナは男だと勘違いされ、説明もないまま城を追い出された。
森で怪我をした子供の狼と出会ったヒナは狼族の国へ。私は喪女なのに狼族の王太子、No.1ホストのような武官、真面目な文官が近づいてくるのはなぜ?
ヒナとつがいになりたい狼達の恋愛の行方は?聖女の力で国同士の争いは無くすことができるのか。
若い頃に婚約破棄されたけど、不惑の年になってようやく幸せになれそうです。
長岡更紗
恋愛
侯爵令嬢だったユリアーナは、第一王子のディートフリートと十歳で婚約した。
仲睦まじく過ごしていたある日、父親の死をきっかけにどん底まで落ちたユリアーナは婚約破棄されてしまう。
愛し合う二人は、離れ離れとなってしまったのだった。
ディートフリートを待ち続けるユリアーナ。
ユリアーナを迎えに行こうと奮闘するディートフリート。
二人に巻き込まれてしまった、男装の王弟。
時に笑い、時に泣き、諦めそうになり、奮闘し……
全ては、愛する人と幸せになるために。
他サイトと重複投稿しています。
全面改稿して投稿中です。
【完結】異世界転移したら騎士団長と相思相愛になりました〜私の恋を父と兄が邪魔してくる〜
伽羅
恋愛
愛莉鈴(アリス)は幼馴染の健斗に片想いをしている。
ある朝、通学中の事故で道が塞がれた。
健斗はサボる口実が出来たと言って愛莉鈴を先に行かせる。
事故車で塞がれた道を電柱と塀の隙間から抜けようとすると妙な違和感が…。
気付いたら、まったく別の世界に佇んでいた。
そんな愛莉鈴を救ってくれた騎士団長を徐々に好きになっていくが、彼には想い人がいた。
やがて愛莉鈴には重大な秘密が判明して…。
【完結】きみは、俺のただひとり ~神様からのギフト~
Mimi
恋愛
若様がお戻りになる……
イングラム伯爵領に住む私設騎士団御抱え治療士デイヴの娘リデルがそれを知ったのは、王都を揺るがす第2王子魅了事件解決から半年経った頃だ。
王位継承権2位を失った第2王子殿下のご友人の栄誉に預かっていた若様のジェレマイアも後継者から外されて、領地に戻されることになったのだ。
リデルとジェレマイアは、幼い頃は交流があったが、彼が王都の貴族学院の入学前に婚約者を得たことで、それは途絶えていた。
次期領主の少年と平民の少女とでは身分が違う。
婚約も破棄となり、約束されていた輝かしい未来も失って。
再び、リデルの前に現れたジェレマイアは……
* 番外編の『最愛から2番目の恋』完結致しました
そちらの方にも、お立ち寄りいただけましたら、幸いです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる