36 / 75
新たな風
しおりを挟む
夜が更けると、森の温かい焚き火の輪が少しずつ小さくなり、住人たちは満腹と安心感に包まれながらそれぞれの住処へと戻っていった。紬も自宅の庭先で揺れるランプの明かりを見ながら、大きく伸びをする。
「今日は本当に充実してたなぁ。」
独り言をつぶやきながら、自宅に入ると、リビングにはさっそく缶詰を並べた特設の棚ができていた。缶詰の魚や貝のラベルには、森の象徴ともいえる「知恵の木」と海を背景にしたデザインが描かれている。これは獣人のミリが考案したもので、街の商人たちからも高評価を受けていた。
「これを見ただけで、森と漁村の協力が伝わるね。」
紬は棚に並んだ缶詰を一つ手に取り、感慨深く呟いた。その時、ふいに扉がノックされる音がした。
「紬、まだ起きてるか?」
低く落ち着いた声がする。グレンだ。紬は慌てて玄関を開けた。
「どうしたの、もう遅いのに。」
「少し話があってな。」グレンは木箱を一つ手に持ち、無造作に差し出してきた。
「これは…?」
紬が受け取ると、中には漁村から届いたばかりの特大サイズの貝殻が入っていた。
「漁村の代表が言ってた。これを森に置いてくれれば、漁村の象徴にもなるだろうってな。」
「そんなに大事なものを森に?」
紬は驚きながらも、箱の中の貝殻をじっと見つめた。
「ああ、漁村も今回の缶詰作りで森には感謝してる。これを村の広場に飾れば、二つの地域が繋がっている証明になる。」
グレンの言葉に、紬は感動で胸がいっぱいになった。
「…ありがとう、私も森のみんなに話してみる。きっと喜ぶよ。」
翌日、森の広場では住人たちが集まり、大きな貝殻を飾るセレモニーが行われた。知恵の木の下に置かれた貝殻は、森の緑と相まって美しいコントラストを生み出している。
「これで森と漁村は、本当の意味で一つになれたね。」
紬が嬉しそうに言うと、住人たちからも賛同の声が上がった。
「これからも漁村との交流を深めよう!新しい缶詰のレシピも考えたいし!」
獣人の少年が元気に叫び、周囲の住人たちも笑顔を浮かべる。
グレンもその光景を見守りながら静かに頷いていた。隣に立つ紬は、ちらりと彼を見上げる。
「グレンも誇らしいでしょ?」
「ああ、そうだな。」
短い返事ながら、その声にはどこか温かさが滲んでいた。
セレモニーが終わった後も、森の住人たちは広場でのんびりと過ごし続けた。魚介を使った新作料理が振る舞われ、笑い声が絶えない。
その中で紬はふと、自分の役割について考えていた。この異世界での暮らしを楽しみながらも、どこか現実世界への帰還を忘れていない自分がいる。
「ここでの暮らしをもっと素敵にするために、私にできることを続けていこう。」
そう心に決めた紬の瞳には、希望の光が宿っていた。
森と漁村の絆が深まり、新たな未来が始まる予感に満ちたその日。森に吹く風は、どこか潮の香りを纏っていた。
その日、紬は森の展望台から眺める村の風景に、小さな違和感を覚えていた。
「なんだか……いつもより賑やかだね」
眼下には、新たに建設された温泉街の一角が広がっている。整然と並ぶ宿屋や商店が、訪れる人々の活気で満ちていた。それに加えて、新たに移住してきた住人たちが、森の中に自分たちの住まいを築き始めている。
村が成長していくことは嬉しいことだ。しかし、紬の心の中に小さな不安がよぎる。この成長が、森の住人たちの生活にどんな影響を及ぼすのだろうか。
「紬さん!」
小さなエルフの少女が展望台の階段を駆け上がってきた。
「新しい人たちが村に来ているんだよ!すごく都会っぽい格好してるの!」
紬は目を丸くして階段を降りた。エルフの少女が指さした先には、見慣れない服装をした人々が数人、グレンと話している姿があった。彼らは外の街からやってきた移住者らしい。
「やあ、君がこの村を治めている紬さんかい?」
中年の男性がにこやかに手を差し出してきた。その表情には親しみがこもっていたが、どこか底の知れない雰囲気も漂っていた。
「いえ、私はただのお手伝いみたいなもので……」
紬は少し照れくさそうに答えた。「ここに住むことを決めたんですか?」
「ええ、街の喧騒に疲れたのでね。この森の評判を聞いて、静かに暮らせる場所を探していたんだ。」
その場の雰囲気は穏やかだったが、紬の背後でエルフの少女が小声で呟いた。「なんかちょっと怖い……」
その晩、紬は村の集会所で住人たちと話し合いを開いた。
「新しい人たちが増えてくるのはいいことだ。でも、森の掟をちゃんと守ってくれるかどうか……それが心配なんだよ」
獣人の族長が腕を組みながら言った。
「確かに、温泉街は盛況だけど、騒がしくなってきたのも事実だよな」
ライルがそう言いながらため息をついた。「森に静けさを求めてる人も多いから、その辺はうまくバランスを取らないと」
グレンは無言で頷くだけだったが、その眼差しは温泉街を見下ろす方向を向いていた。
次の日、紬は新しい住人たちと森の掟について話をするために、彼らの住まいを訪れた。
「こんにちは、少しお話ししてもいいですか?」
新しい住人たちは紬の話を穏やかに聞いていたが、掟の説明をすると微妙な顔をする者もいた。
「なるほど。でも、この森のルールは少し……厳しいんじゃないですか?」
「そうかもしれません。でも、ここはみんなが協力して作り上げている場所なんです。」
紬は微笑みながら言った。「少しずつ慣れていってくれると嬉しいな。」
その姿を見ていたグレンが、そっと紬に近づき、低い声で囁いた。
「お前が話せば、きっと分かってもらえる。」
紬はグレンの言葉に少し驚きながらも、心の中でほっとした。
村の新しい住人たちは、次第に森の生活に馴染んでいった。しかし、温泉街の拡大に伴い、森の住人たちとの意見のすれ違いも出てきた。
ある夜、紬は村の高台から温泉街の灯りを眺めていた。灯りが増えるたびに、森の静けさが少しずつ失われていくような気がした。
「この村がどんなふうに成長していくべきなのか……」
紬は小さく呟いた。そんな紬の隣に、いつの間にかグレンが立っていた。
「心配するな。お前が決めれば、みんなついてくる。」
グレンの言葉に、紬は小さく頷いた。
「今日は本当に充実してたなぁ。」
独り言をつぶやきながら、自宅に入ると、リビングにはさっそく缶詰を並べた特設の棚ができていた。缶詰の魚や貝のラベルには、森の象徴ともいえる「知恵の木」と海を背景にしたデザインが描かれている。これは獣人のミリが考案したもので、街の商人たちからも高評価を受けていた。
「これを見ただけで、森と漁村の協力が伝わるね。」
紬は棚に並んだ缶詰を一つ手に取り、感慨深く呟いた。その時、ふいに扉がノックされる音がした。
「紬、まだ起きてるか?」
低く落ち着いた声がする。グレンだ。紬は慌てて玄関を開けた。
「どうしたの、もう遅いのに。」
「少し話があってな。」グレンは木箱を一つ手に持ち、無造作に差し出してきた。
「これは…?」
紬が受け取ると、中には漁村から届いたばかりの特大サイズの貝殻が入っていた。
「漁村の代表が言ってた。これを森に置いてくれれば、漁村の象徴にもなるだろうってな。」
「そんなに大事なものを森に?」
紬は驚きながらも、箱の中の貝殻をじっと見つめた。
「ああ、漁村も今回の缶詰作りで森には感謝してる。これを村の広場に飾れば、二つの地域が繋がっている証明になる。」
グレンの言葉に、紬は感動で胸がいっぱいになった。
「…ありがとう、私も森のみんなに話してみる。きっと喜ぶよ。」
翌日、森の広場では住人たちが集まり、大きな貝殻を飾るセレモニーが行われた。知恵の木の下に置かれた貝殻は、森の緑と相まって美しいコントラストを生み出している。
「これで森と漁村は、本当の意味で一つになれたね。」
紬が嬉しそうに言うと、住人たちからも賛同の声が上がった。
「これからも漁村との交流を深めよう!新しい缶詰のレシピも考えたいし!」
獣人の少年が元気に叫び、周囲の住人たちも笑顔を浮かべる。
グレンもその光景を見守りながら静かに頷いていた。隣に立つ紬は、ちらりと彼を見上げる。
「グレンも誇らしいでしょ?」
「ああ、そうだな。」
短い返事ながら、その声にはどこか温かさが滲んでいた。
セレモニーが終わった後も、森の住人たちは広場でのんびりと過ごし続けた。魚介を使った新作料理が振る舞われ、笑い声が絶えない。
その中で紬はふと、自分の役割について考えていた。この異世界での暮らしを楽しみながらも、どこか現実世界への帰還を忘れていない自分がいる。
「ここでの暮らしをもっと素敵にするために、私にできることを続けていこう。」
そう心に決めた紬の瞳には、希望の光が宿っていた。
森と漁村の絆が深まり、新たな未来が始まる予感に満ちたその日。森に吹く風は、どこか潮の香りを纏っていた。
その日、紬は森の展望台から眺める村の風景に、小さな違和感を覚えていた。
「なんだか……いつもより賑やかだね」
眼下には、新たに建設された温泉街の一角が広がっている。整然と並ぶ宿屋や商店が、訪れる人々の活気で満ちていた。それに加えて、新たに移住してきた住人たちが、森の中に自分たちの住まいを築き始めている。
村が成長していくことは嬉しいことだ。しかし、紬の心の中に小さな不安がよぎる。この成長が、森の住人たちの生活にどんな影響を及ぼすのだろうか。
「紬さん!」
小さなエルフの少女が展望台の階段を駆け上がってきた。
「新しい人たちが村に来ているんだよ!すごく都会っぽい格好してるの!」
紬は目を丸くして階段を降りた。エルフの少女が指さした先には、見慣れない服装をした人々が数人、グレンと話している姿があった。彼らは外の街からやってきた移住者らしい。
「やあ、君がこの村を治めている紬さんかい?」
中年の男性がにこやかに手を差し出してきた。その表情には親しみがこもっていたが、どこか底の知れない雰囲気も漂っていた。
「いえ、私はただのお手伝いみたいなもので……」
紬は少し照れくさそうに答えた。「ここに住むことを決めたんですか?」
「ええ、街の喧騒に疲れたのでね。この森の評判を聞いて、静かに暮らせる場所を探していたんだ。」
その場の雰囲気は穏やかだったが、紬の背後でエルフの少女が小声で呟いた。「なんかちょっと怖い……」
その晩、紬は村の集会所で住人たちと話し合いを開いた。
「新しい人たちが増えてくるのはいいことだ。でも、森の掟をちゃんと守ってくれるかどうか……それが心配なんだよ」
獣人の族長が腕を組みながら言った。
「確かに、温泉街は盛況だけど、騒がしくなってきたのも事実だよな」
ライルがそう言いながらため息をついた。「森に静けさを求めてる人も多いから、その辺はうまくバランスを取らないと」
グレンは無言で頷くだけだったが、その眼差しは温泉街を見下ろす方向を向いていた。
次の日、紬は新しい住人たちと森の掟について話をするために、彼らの住まいを訪れた。
「こんにちは、少しお話ししてもいいですか?」
新しい住人たちは紬の話を穏やかに聞いていたが、掟の説明をすると微妙な顔をする者もいた。
「なるほど。でも、この森のルールは少し……厳しいんじゃないですか?」
「そうかもしれません。でも、ここはみんなが協力して作り上げている場所なんです。」
紬は微笑みながら言った。「少しずつ慣れていってくれると嬉しいな。」
その姿を見ていたグレンが、そっと紬に近づき、低い声で囁いた。
「お前が話せば、きっと分かってもらえる。」
紬はグレンの言葉に少し驚きながらも、心の中でほっとした。
村の新しい住人たちは、次第に森の生活に馴染んでいった。しかし、温泉街の拡大に伴い、森の住人たちとの意見のすれ違いも出てきた。
ある夜、紬は村の高台から温泉街の灯りを眺めていた。灯りが増えるたびに、森の静けさが少しずつ失われていくような気がした。
「この村がどんなふうに成長していくべきなのか……」
紬は小さく呟いた。そんな紬の隣に、いつの間にかグレンが立っていた。
「心配するな。お前が決めれば、みんなついてくる。」
グレンの言葉に、紬は小さく頷いた。
75
あなたにおすすめの小説
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
精霊さんと一緒にスローライフ ~異世界でも現代知識とチートな精霊さんがいれば安心です~
舞
ファンタジー
かわいい精霊さんと送る、スローライフ。
異世界に送り込まれたおっさんは、精霊さんと手を取り、スローライフをおくる。
夢は優しい国づくり。
『くに、つくりますか?』
『あめのぬぼこ、ぐるぐる』
『みぎまわりか、ひだりまわりか。それがもんだいなの』
いや、それはもう過ぎてますから。
神による異世界転生〜転生した私の異世界ライフ〜
シュガーコクーン
ファンタジー
女神のうっかりで死んでしまったOLが一人。そのOLは、女神によって幼女に戻って異世界転生させてもらうことに。
その幼女の新たな名前はリティア。リティアの繰り広げる異世界ファンタジーが今始まる!
「こんな話をいれて欲しい!」そんな要望も是非下さい!出来る限り書きたいと思います。
素人のつたない作品ですが、よければリティアの異世界ライフをお楽しみ下さい╰(*´︶`*)╯
旧題「神による異世界転生〜転生幼女の異世界ライフ〜」
現在、小説家になろうでこの作品のリメイクを連載しています!そちらも是非覗いてみてください。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
料理スキルで完璧な料理が作れるようになったから、異世界を満喫します
黒木 楓
恋愛
隣の部屋の住人というだけで、女子高生2人が行った異世界転移の儀式に私、アカネは巻き込まれてしまう。
どうやら儀式は成功したみたいで、女子高生2人は聖女や賢者といったスキルを手に入れたらしい。
巻き込まれた私のスキルは「料理」スキルだけど、それは手順を省略して完璧な料理が作れる凄いスキルだった。
転生者で1人だけ立場が悪かった私は、こき使われることを恐れてスキルの力を隠しながら過ごしていた。
そうしていたら「お前は不要だ」と言われて城から追い出されたけど――こうなったらもう、異世界を満喫するしかないでしょう。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい
ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。
強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。
ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。
10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる