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数ヶ月が経った。ダムの管理施設での生活は、想像以上に安定していた。
最初は食料や水の確保、周囲の防衛といった生存のための基本的なことに集中していたが、ローカルネットワークの拡張によって状況は大きく変わった。
ネットワーク上に設置された掲示板を確認するのが日課となり、新しく接続された拠点の報告や、各地の生存者の様子を知ることができるようになった。
特に、各地の生存者が投稿する**「ゾンビ対策法」**のスレッドは面白く、時々声を出して笑ってしまうような投稿もあった。
・村の発電所、復活
村の発電設備がついに修理され、ダムの発電に頼らなくても電力が確保できるようになった。
「こりゃ、かなりの進展だねぇ」田辺さんがローカルネットワークの掲示板を眺めながら言う。「電気があるってだけで、できることが増えるからねぇ」
「村側の通信も安定するし、発電機の燃料に頼らなくて済むのはデカいな」藤木も頷く。
村とダムのネットワークはより強固になり、これを基点にさらに遠方の拠点との接続が進んでいた。
掲示板には、各地の生存者が投稿するゾンビ撃退のアイデアが溢れていた。
・漁村の「投網ゾンビ漁」
「投網って、魚だけじゃなくてゾンビにも使えるんだな」
漁村の生存者たちが考えた方法は単純明快だった。
1. 浜辺に巨大な投網を広げる
2. ゾンビを音でおびき寄せる
3. 網を一気に引いて、絡めとる
4. そのまま海に沈める
「いやこれ、普通に漁業の応用じゃん!」安田が爆笑する。「ゾンビを“漁獲”するって発想がすげぇな」
「効率的ではあるな」斉藤も感心する。「ゾンビは基本的に海を泳げないし、一度沈めてしまえば浮かんでこない限り問題ない」
「ただ、潮の流れ次第では、どこかの海岸に打ち上げられそうだけどねぇ……」田辺さんが苦笑する。
・「ドブ落とし作戦」
「ゾンビはバランスが悪い。だったら、ドブに落とせばいいんじゃね?」
ある町では、ゾンビを側溝やドブに落とす作戦が流行していた。
・ 罠としてマンホールのフタを開けておく。
・ 細い板の上を歩かせて踏み外させる。
・ 用水路に誘導し、泥に埋める。
「まぁ、確かにゾンビは足元に気を配らないからな」藤木が頷く。「都市部なら、こういう構造物を利用するのが最適かもしれん」
「落ちたらもう自力では出てこられないし、時間が経てば自然に処理されるってわけか」
「でも……落とされたゾンビが腐敗して、街全体が地獄みたいな臭いになってそうだな」斉藤が眉をひそめる。
「そこは考えないようにしよう……」俺は掲示板の次の投稿を開いた。
・「ボットン便所最強説」
「ゾンビは知能がない。ボットン便所に落とせば、もう出られない。最強の監獄爆誕」
これには一同、大爆笑だった。
「いやいや、これマジかよ……!?」安田が腹を抱える。
「いや、考えてみろ。確かに、ボットン便所に落ちたら、ゾンビは出られない。下水道より狭いし、壁はツルツルだ」藤木が分析する。
「……それはそうかもしれないけどさぁ……さすがに、落とされた側が可哀想っていうか……」田辺さんが苦笑する。
「ゾンビに同情する時代が来るとはな」高橋がボソッと呟いた。
「でもさ、これ、問題があるよな」俺は考え込む。「要するに、ボットン便所がゾンビの収容所みたいになるってことだろ? もしフタが開いたら……」
「うわぁ……」
「その辺は、しっかり管理するんじゃない?」安田が言う。「ていうか、もうトイレとしては使えないよな……」
「そりゃそうだ……」
俺たちはしばらく笑いながら、掲示板の投稿を読み進めた。
こうして各地の生存者たちと繋がることで、俺たちは孤独ではないことを実感しつつあった。
・ 「○○で生存者グループを発見!」
・ 「××の避難所はゾンビにやられたが、何人かは無事らしい」
・ 「△△の工場で発電機が動いてる」
そんな情報が飛び交い、かつての「ネット社会」が復活しつつあった。
「……このままネットワークが拡大すれば、日本全体の生存者が繋がるかもしれないな」斉藤が呟く。
「まさか、こんな形で掲示板が役に立つとはな」藤木が腕を組んだ。
「ほんとだよ……俺たちが最初にゲームの通話で話してた時には、こんな未来を想像できなかったよな」
俺たちはしばらく、静かに掲示板を見つめた。
この状況の中でも、人々は生き抜き、工夫し、前に進もうとしている。
俺たちも、この拠点を守りながら、次の動きを考えなければならない。
日本は、まだ終わっていない。
最初は食料や水の確保、周囲の防衛といった生存のための基本的なことに集中していたが、ローカルネットワークの拡張によって状況は大きく変わった。
ネットワーク上に設置された掲示板を確認するのが日課となり、新しく接続された拠点の報告や、各地の生存者の様子を知ることができるようになった。
特に、各地の生存者が投稿する**「ゾンビ対策法」**のスレッドは面白く、時々声を出して笑ってしまうような投稿もあった。
・村の発電所、復活
村の発電設備がついに修理され、ダムの発電に頼らなくても電力が確保できるようになった。
「こりゃ、かなりの進展だねぇ」田辺さんがローカルネットワークの掲示板を眺めながら言う。「電気があるってだけで、できることが増えるからねぇ」
「村側の通信も安定するし、発電機の燃料に頼らなくて済むのはデカいな」藤木も頷く。
村とダムのネットワークはより強固になり、これを基点にさらに遠方の拠点との接続が進んでいた。
掲示板には、各地の生存者が投稿するゾンビ撃退のアイデアが溢れていた。
・漁村の「投網ゾンビ漁」
「投網って、魚だけじゃなくてゾンビにも使えるんだな」
漁村の生存者たちが考えた方法は単純明快だった。
1. 浜辺に巨大な投網を広げる
2. ゾンビを音でおびき寄せる
3. 網を一気に引いて、絡めとる
4. そのまま海に沈める
「いやこれ、普通に漁業の応用じゃん!」安田が爆笑する。「ゾンビを“漁獲”するって発想がすげぇな」
「効率的ではあるな」斉藤も感心する。「ゾンビは基本的に海を泳げないし、一度沈めてしまえば浮かんでこない限り問題ない」
「ただ、潮の流れ次第では、どこかの海岸に打ち上げられそうだけどねぇ……」田辺さんが苦笑する。
・「ドブ落とし作戦」
「ゾンビはバランスが悪い。だったら、ドブに落とせばいいんじゃね?」
ある町では、ゾンビを側溝やドブに落とす作戦が流行していた。
・ 罠としてマンホールのフタを開けておく。
・ 細い板の上を歩かせて踏み外させる。
・ 用水路に誘導し、泥に埋める。
「まぁ、確かにゾンビは足元に気を配らないからな」藤木が頷く。「都市部なら、こういう構造物を利用するのが最適かもしれん」
「落ちたらもう自力では出てこられないし、時間が経てば自然に処理されるってわけか」
「でも……落とされたゾンビが腐敗して、街全体が地獄みたいな臭いになってそうだな」斉藤が眉をひそめる。
「そこは考えないようにしよう……」俺は掲示板の次の投稿を開いた。
・「ボットン便所最強説」
「ゾンビは知能がない。ボットン便所に落とせば、もう出られない。最強の監獄爆誕」
これには一同、大爆笑だった。
「いやいや、これマジかよ……!?」安田が腹を抱える。
「いや、考えてみろ。確かに、ボットン便所に落ちたら、ゾンビは出られない。下水道より狭いし、壁はツルツルだ」藤木が分析する。
「……それはそうかもしれないけどさぁ……さすがに、落とされた側が可哀想っていうか……」田辺さんが苦笑する。
「ゾンビに同情する時代が来るとはな」高橋がボソッと呟いた。
「でもさ、これ、問題があるよな」俺は考え込む。「要するに、ボットン便所がゾンビの収容所みたいになるってことだろ? もしフタが開いたら……」
「うわぁ……」
「その辺は、しっかり管理するんじゃない?」安田が言う。「ていうか、もうトイレとしては使えないよな……」
「そりゃそうだ……」
俺たちはしばらく笑いながら、掲示板の投稿を読み進めた。
こうして各地の生存者たちと繋がることで、俺たちは孤独ではないことを実感しつつあった。
・ 「○○で生存者グループを発見!」
・ 「××の避難所はゾンビにやられたが、何人かは無事らしい」
・ 「△△の工場で発電機が動いてる」
そんな情報が飛び交い、かつての「ネット社会」が復活しつつあった。
「……このままネットワークが拡大すれば、日本全体の生存者が繋がるかもしれないな」斉藤が呟く。
「まさか、こんな形で掲示板が役に立つとはな」藤木が腕を組んだ。
「ほんとだよ……俺たちが最初にゲームの通話で話してた時には、こんな未来を想像できなかったよな」
俺たちはしばらく、静かに掲示板を見つめた。
この状況の中でも、人々は生き抜き、工夫し、前に進もうとしている。
俺たちも、この拠点を守りながら、次の動きを考えなければならない。
日本は、まだ終わっていない。
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