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12月4日 隠れ家
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昼休み終了15分と少し前に教室に戻ってきたので、急いでお弁当を食べ終えた。北原くんから逃げているように見えたのか、利羽や由芽が私を守るように囲ってくれた。少し気まずい気もするが、正直助かる。どう接すれば良いかまだわからない状態で話しかけられるより、噂を立てられるより、全然楽だ。私から10分遅れて霙も教室に戻ってきた。お昼は先に食べたとか言っていたが、本当だろうか…?
昼休み終了のチャイムギリギリまで利羽達が側にいてくれたおかげで、昼休みは北原くんと言葉を交わすことはなかった。5、6時間目の間もすぐに私を囲んでくれるので、話しかける隙間はなかったようだ。午後は一言も北原くんと話すことなく、放課後を迎えた。私は部活無所属であるし、羅樹と一緒に帰ろうかな、と考える。
でも。
北原くんとの噂がもう広まっているらしく、ひそひそと私を指す言葉が聞こえる。羅樹との噂でもう慣れっこだが、やはり聞いていて気分の良いものではない。真実を確認しないで広めていく人は、苦手だ。
「…どうしよう」
この状態で羅樹と帰ったら、二股疑惑とか出てきそうだ。それは絶対、面倒なことになる。はぁ、とため息をついて気分を切り替える。
どこかの部活にお邪魔して、適当に時間でも潰そうかな。
そういえば前に五十嵐くんに部活の話を聞いた時、よくプラネタリウムをやっている部活があると聞いた。青海川先生の弟、星空くんが所属している天文部だ。少し気になるし、行ってみようと思った。
天文部は、人数があまり多くない。少ないと言っても良さそうなほどである。だからこそなのか個性的なメンバーの互いを知り、独特の距離感で付き合っているようだ。天文部にお邪魔して、5分で分かったのはそれくらいだ。私には彼らとどのように接するべきかまだ分からない。というか考える前に美しい星空が視界に飛び込んできて、距離感を掴んでいる場合じゃない。
プラネタリウムはあっという間に終わって、カチッカチッと電気を操作する音が聞こえる。1度目の音でプラネタリウムが消え、2度目の音で電気が付いた。プラネタリウムが見やすいように黒幕がカーテンの代わりをしているため、部屋の中は真っ暗だ。同じ階には怪しげな薬を作っていると噂の科学部もいるが、防音なのかと思うほど話し声は聞こえてこない。
「どう…でした?」
遠慮がちに聞いてくるのは、1年生らしい女の子。長めの前髪で顔が少し隠れている。
「すっごく綺麗でした」
私の返答に、ぱあっと顔の近くに花を咲かせて笑顔になる。分かりやすく、喜んでいる。私はそっと立ち上がって、星空くんの近くに寄った。
昼休み終了のチャイムギリギリまで利羽達が側にいてくれたおかげで、昼休みは北原くんと言葉を交わすことはなかった。5、6時間目の間もすぐに私を囲んでくれるので、話しかける隙間はなかったようだ。午後は一言も北原くんと話すことなく、放課後を迎えた。私は部活無所属であるし、羅樹と一緒に帰ろうかな、と考える。
でも。
北原くんとの噂がもう広まっているらしく、ひそひそと私を指す言葉が聞こえる。羅樹との噂でもう慣れっこだが、やはり聞いていて気分の良いものではない。真実を確認しないで広めていく人は、苦手だ。
「…どうしよう」
この状態で羅樹と帰ったら、二股疑惑とか出てきそうだ。それは絶対、面倒なことになる。はぁ、とため息をついて気分を切り替える。
どこかの部活にお邪魔して、適当に時間でも潰そうかな。
そういえば前に五十嵐くんに部活の話を聞いた時、よくプラネタリウムをやっている部活があると聞いた。青海川先生の弟、星空くんが所属している天文部だ。少し気になるし、行ってみようと思った。
天文部は、人数があまり多くない。少ないと言っても良さそうなほどである。だからこそなのか個性的なメンバーの互いを知り、独特の距離感で付き合っているようだ。天文部にお邪魔して、5分で分かったのはそれくらいだ。私には彼らとどのように接するべきかまだ分からない。というか考える前に美しい星空が視界に飛び込んできて、距離感を掴んでいる場合じゃない。
プラネタリウムはあっという間に終わって、カチッカチッと電気を操作する音が聞こえる。1度目の音でプラネタリウムが消え、2度目の音で電気が付いた。プラネタリウムが見やすいように黒幕がカーテンの代わりをしているため、部屋の中は真っ暗だ。同じ階には怪しげな薬を作っていると噂の科学部もいるが、防音なのかと思うほど話し声は聞こえてこない。
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