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sweet & solty ? 明(短編)
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「いやぁ、良い食べっぷりだったっすねぇ!」
桜はにこにこ笑いながら褒めてくれる。私も久しぶりに満足するまで食べ続けたので、気分が良かった。
「店員さん達、途中から走ってたっすね」
「うん、ちょっと申し訳なかった」
あの後も私の食べるペースは落ちることなく、ひたすら桜が運んで来てくれるスイーツを食べていた。飽きるだろうからと途中で挟んでくれた軽食のお陰で手を止めることなく、味変もこまめに行ったことで思った以上に食べられてしまった。帰り際にあまり言葉の上手くない私に代わって桜が、「ご馳走様でした!凄く美味しかったっす!明も満足してくれたましたし、本当良いお店っすね!ありがとうございました!」と笑顔で挨拶をしてくれた。私も後ろでそれに倣ってぺこりと頭を下げた。レジを担当してくれた店員さんは疲弊しきっていたけれど、桜の大きな声に驚いてぱちぱちと目を瞬いた後、頬を緩めるように笑っていた。しばらくあの店に行くのは控えた方が良さそうだ。もしくは食べ放題ではなく普通に注文するくらいに抑えておいた方が良い。それまでは何処か適当な大食いチャレンジの店に行って、ほとぼりが冷めるのを待った方が互いのためだろう。
そんなことを考えていたら、ひょこっと桜が私の顔を覗き込んできた。驚いて目を合わせると、桜はにっと笑う。
「美味しかったっすか?」
「う、うん。凄く」
「それは良かったっす。また何処か食べに行きましょうね!」
次が、ある。
その事実が何だかくすぐったくて、凄く嬉しかった。たくさんの美味しい食べ物に、私を慈しむように見てくれる桜。繋がれた手がちょっとやそっとじゃ離れないように強く握られていることも、私の心を浮立たせる。幸せってこういうことを言うのだろうか、なんてキザな台詞も浮かんで来た。
「うん、また、行く」
「ふふっ、約束っすよー」
歩いた先で、私は視線を一箇所に止めて思わず立ち止まる。何だか良い香りがすると思っていたら、移動販売の焼き鳥屋が来ていたらしい。桜が引っ張られるように止まって、私の視線を辿って納得したように笑った。
「俺、甘い香りばっかりでちょっと辛いものが食べたい気分だったんすよねぇ」
「え?」
「明が良ければ、焼き鳥食べないっすか?」
「食べる!」
食い気味に返事をすれば、桜はくすくすと笑って私を屋台の方へ連れて行ってくれた。スイーツをたくさん食べた分辛いものがたくさん食べたい気分だったが、財布の事情を顧みて5本で我慢することにした。
桜はにこにこ笑いながら褒めてくれる。私も久しぶりに満足するまで食べ続けたので、気分が良かった。
「店員さん達、途中から走ってたっすね」
「うん、ちょっと申し訳なかった」
あの後も私の食べるペースは落ちることなく、ひたすら桜が運んで来てくれるスイーツを食べていた。飽きるだろうからと途中で挟んでくれた軽食のお陰で手を止めることなく、味変もこまめに行ったことで思った以上に食べられてしまった。帰り際にあまり言葉の上手くない私に代わって桜が、「ご馳走様でした!凄く美味しかったっす!明も満足してくれたましたし、本当良いお店っすね!ありがとうございました!」と笑顔で挨拶をしてくれた。私も後ろでそれに倣ってぺこりと頭を下げた。レジを担当してくれた店員さんは疲弊しきっていたけれど、桜の大きな声に驚いてぱちぱちと目を瞬いた後、頬を緩めるように笑っていた。しばらくあの店に行くのは控えた方が良さそうだ。もしくは食べ放題ではなく普通に注文するくらいに抑えておいた方が良い。それまでは何処か適当な大食いチャレンジの店に行って、ほとぼりが冷めるのを待った方が互いのためだろう。
そんなことを考えていたら、ひょこっと桜が私の顔を覗き込んできた。驚いて目を合わせると、桜はにっと笑う。
「美味しかったっすか?」
「う、うん。凄く」
「それは良かったっす。また何処か食べに行きましょうね!」
次が、ある。
その事実が何だかくすぐったくて、凄く嬉しかった。たくさんの美味しい食べ物に、私を慈しむように見てくれる桜。繋がれた手がちょっとやそっとじゃ離れないように強く握られていることも、私の心を浮立たせる。幸せってこういうことを言うのだろうか、なんてキザな台詞も浮かんで来た。
「うん、また、行く」
「ふふっ、約束っすよー」
歩いた先で、私は視線を一箇所に止めて思わず立ち止まる。何だか良い香りがすると思っていたら、移動販売の焼き鳥屋が来ていたらしい。桜が引っ張られるように止まって、私の視線を辿って納得したように笑った。
「俺、甘い香りばっかりでちょっと辛いものが食べたい気分だったんすよねぇ」
「え?」
「明が良ければ、焼き鳥食べないっすか?」
「食べる!」
食い気味に返事をすれば、桜はくすくすと笑って私を屋台の方へ連れて行ってくれた。スイーツをたくさん食べた分辛いものがたくさん食べたい気分だったが、財布の事情を顧みて5本で我慢することにした。
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