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第一章 マーサと共に
06.3歳で自立への道を模索中
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「マーサ、これからお庭に行ってくるね」
昼食の皿を厨房に運びかけていたマーサの後ろから声をかけたミリーは、大きな本を抱えていた。
「いってらっしゃ⋯⋯えぇ!? あ、あの⋯⋯そんな大きなご本を持って行かれるのですか?」
「うん、今日はこれが必要なんだ~。無くしたり汚したりしないから心配しないでね。じゃあ、行ってきま~す」
不安そうな顔のマーサに手を振ったミリーは、ドアから飛び出した。
(いつもなら『走ってはいけません』とか『ドアは静かに』とかって注意してくるマーサが何も言わない⋯⋯寂しそうな顔してたなぁ。あんな顔見たら泣いちゃいそうだよ~)
忙しくしていないとマーサを問い詰めてしまいそうになる。
どんな契約なのか、誰にも話すなというのがどんな話の事なのか⋯⋯何よりも聞きたいのは、自分が家族から放置されている理由を知っているのか。そもそも両親は揃っているのか、兄や姉はいるのかという基本情報から知りたいのだが⋯⋯。
あの陰険そうなクリフにミリーのこれからを願い出るほど、心を砕いてくれたマーサに会えなくなるのは辛い。
マーサがどこの出身でどんな経緯でここに勤めることになったのかも知らない。遠くに行くのか近くに住むのか⋯⋯どちらにしても二度と会えなくなる気がするが。
(ミリーの世界にはマーサしか頼れる人がいないからこそ、自分の足で立たなきゃ。誰かを強く求め過ぎたら『依存』になる。
マーサは来月から新しい人生を進むんだから、私も現状打破の策を練らなきゃ)
おかしな言動をしないように極力気をつけようと思ってはいるが、怪しさ満載の言動をとっているのは承知している。実里の記憶が戻って来たら、3歳未満児の話し方が分からなくなったのもあるが、成人以上婆ちゃん未満(だと思っている)実里は恥ずかしくて『でちゅ』とか言えない。
マーサが居なくなるまでの約1ヶ月で、やらなければいけない事が山積みなのだから、できる限り自然体を心がけて、大人しく日々を⋯⋯なんて、呑気に過ごしていたら時間が足りなくなると開き直ることにした。
午後は庭の探索タイムだが、ミリーの狙いは食べられる野草か何かを見つける事。内緒の畑を作れる場所を見つけられたら最高なのだが⋯⋯。
この屋敷の庭はとても広く奥に向かっていくつもの道が作られていて、小さな身体で重い本を運ぶのはかなりの重労働だが、目的達成の為にはこの植物図鑑がなくてはならない。
『お庭の奥に行ってはいけません、迷子になって帰れなくなりますからね。遊ぶ時はこのお部屋が見える場所だけ。それに、西のお庭にもお屋敷のテラスから見えるお庭にも行ってはダメです。お約束出来ますか?』
珍しく厳しい表情のマーサがミリーに厳命したのがいつだったのかは覚えていない。
テラス側の庭をこっそりと覗こうとした事があるが、3歳前のミリーには曲がりくねった道の先は恐ろしく思えて、一度も行った事がなかった。
(まぁ、この間マーサ達を追いかけて、庭の奥に入り込んじゃいましたけどね~)
庭の中でも北の端にある自分の部屋が見える辺りはあまり手入れがされておらず、子供が遊ぶのに丁度良い。
木の枝に引っかかって折ってしまっても、草や花をむしっても誰にも怒られない。穴を掘って綺麗な石を見つけて、虫に追いかけられて逃げ回っていれば大満足の1日が過ごせた。
(マーサは忙しいからいつもひとりで遊んでたけど、部屋に帰ったら『お帰りなさい』って笑顔で言ってくれて⋯⋯あ~、もう直ぐそれもなくなるのかぁ。今世もまたボッチ⋯⋯)
「ぼーっちぼっちぼっちぼっちぼっち~」
残念な歌を歌いながら庭の奥を覗き込んだ。
屋敷のテラス側⋯⋯屋敷の主人達が使うそこは芝生が敷き詰められピクニックテーブルやベンチが置かれた広場で、お茶会やガーデンパーティーをするも良し散歩しながら花々を愛でるも良しの場所なので、ミリーには全くと言って良いほど用がない。
花壇の間にある煉瓦敷きの道は、白く輝くガゼボに続いている。
(遠目に見ただけだけど、すっごいお金かかってそうだったんだよね~。まさにヨー◯ッパ貴族の庭園って感じで)
時折聞こえてくる軽やかな音楽も賑わいも発生源はいつもその辺り。
「畑、作りたいなぁ。んで、狙いは異世界転生あるあるのじゃがいも! 多分だけど青く変色したじゃがいもが捨てられてる事ってありそうじゃん。種芋にするなら変色してても大丈夫だったはずだから、それを植えて⋯⋯。塩は厨房からくすね⋯⋯貰えたらラッキー。
あと、生でも火を通してもいける野菜が作りたいなぁ。人参とか玉葱とか、キャベツにほうれん草も。ビタミンたっぷりで健康はつらつ!
でも、その野菜の種を手に入れる方法が思いつかない。種かぁ、種・種・種⋯⋯あぁぁぁ! 火の起こし方が分かんないぃぃぃ⋯⋯はぁ、最悪だぁ」
木の摩擦で火を付けるのはミリーには無理すぎるし、火打石を手に入れるお金はない。
(この世界にマッチやライターがあっても買えないし。何で魔法のある世界に転生しなかったの!? こんなの完全に無理ゲーじゃんかぁぁぁ)
ボッチ生活はほぼスペシャリスト状態の『実里』の記憶のお陰で、日々の暮らしも勉強も楽勝⋯⋯とはならず、前途多難なミリーは身に余る大きな本を抱えて座り込んだ。
「じゃがいもは生では食えんのに⋯⋯ん? 水にさらしたら食えるんだっけ? 確か⋯⋯ちょっぴりとか時々ならOKだった気が。でも、お子ちゃまはダメなんだよね。んじゃ、どっちにしてもミリーは食べらんないじゃん」
頭を抱えてしゃがみ込み、ぶつぶつと愚痴を言い続けていたミリーがすっくと立ち上がった。スカートの裾をパタパタとはたき分厚い本を抱え直して大きく頷き⋯⋯。
「よーし、こうして悩んでても仕方ない⋯⋯取り敢えず庭の探検をしよう。時間は有限、されど使い方は無限。何事もポジティブシンキングでいかなくちゃね。
こういう大きな庭ってさぁ、隅の方に実のなる木があったりするかもだし~」
ミリーと実里のどちらかの性格なのか、空元気なのか⋯⋯立ち上がったミリーはしっかりと本を抱え直して、夕方まで探検を続けた。
昼食の皿を厨房に運びかけていたマーサの後ろから声をかけたミリーは、大きな本を抱えていた。
「いってらっしゃ⋯⋯えぇ!? あ、あの⋯⋯そんな大きなご本を持って行かれるのですか?」
「うん、今日はこれが必要なんだ~。無くしたり汚したりしないから心配しないでね。じゃあ、行ってきま~す」
不安そうな顔のマーサに手を振ったミリーは、ドアから飛び出した。
(いつもなら『走ってはいけません』とか『ドアは静かに』とかって注意してくるマーサが何も言わない⋯⋯寂しそうな顔してたなぁ。あんな顔見たら泣いちゃいそうだよ~)
忙しくしていないとマーサを問い詰めてしまいそうになる。
どんな契約なのか、誰にも話すなというのがどんな話の事なのか⋯⋯何よりも聞きたいのは、自分が家族から放置されている理由を知っているのか。そもそも両親は揃っているのか、兄や姉はいるのかという基本情報から知りたいのだが⋯⋯。
あの陰険そうなクリフにミリーのこれからを願い出るほど、心を砕いてくれたマーサに会えなくなるのは辛い。
マーサがどこの出身でどんな経緯でここに勤めることになったのかも知らない。遠くに行くのか近くに住むのか⋯⋯どちらにしても二度と会えなくなる気がするが。
(ミリーの世界にはマーサしか頼れる人がいないからこそ、自分の足で立たなきゃ。誰かを強く求め過ぎたら『依存』になる。
マーサは来月から新しい人生を進むんだから、私も現状打破の策を練らなきゃ)
おかしな言動をしないように極力気をつけようと思ってはいるが、怪しさ満載の言動をとっているのは承知している。実里の記憶が戻って来たら、3歳未満児の話し方が分からなくなったのもあるが、成人以上婆ちゃん未満(だと思っている)実里は恥ずかしくて『でちゅ』とか言えない。
マーサが居なくなるまでの約1ヶ月で、やらなければいけない事が山積みなのだから、できる限り自然体を心がけて、大人しく日々を⋯⋯なんて、呑気に過ごしていたら時間が足りなくなると開き直ることにした。
午後は庭の探索タイムだが、ミリーの狙いは食べられる野草か何かを見つける事。内緒の畑を作れる場所を見つけられたら最高なのだが⋯⋯。
この屋敷の庭はとても広く奥に向かっていくつもの道が作られていて、小さな身体で重い本を運ぶのはかなりの重労働だが、目的達成の為にはこの植物図鑑がなくてはならない。
『お庭の奥に行ってはいけません、迷子になって帰れなくなりますからね。遊ぶ時はこのお部屋が見える場所だけ。それに、西のお庭にもお屋敷のテラスから見えるお庭にも行ってはダメです。お約束出来ますか?』
珍しく厳しい表情のマーサがミリーに厳命したのがいつだったのかは覚えていない。
テラス側の庭をこっそりと覗こうとした事があるが、3歳前のミリーには曲がりくねった道の先は恐ろしく思えて、一度も行った事がなかった。
(まぁ、この間マーサ達を追いかけて、庭の奥に入り込んじゃいましたけどね~)
庭の中でも北の端にある自分の部屋が見える辺りはあまり手入れがされておらず、子供が遊ぶのに丁度良い。
木の枝に引っかかって折ってしまっても、草や花をむしっても誰にも怒られない。穴を掘って綺麗な石を見つけて、虫に追いかけられて逃げ回っていれば大満足の1日が過ごせた。
(マーサは忙しいからいつもひとりで遊んでたけど、部屋に帰ったら『お帰りなさい』って笑顔で言ってくれて⋯⋯あ~、もう直ぐそれもなくなるのかぁ。今世もまたボッチ⋯⋯)
「ぼーっちぼっちぼっちぼっちぼっち~」
残念な歌を歌いながら庭の奥を覗き込んだ。
屋敷のテラス側⋯⋯屋敷の主人達が使うそこは芝生が敷き詰められピクニックテーブルやベンチが置かれた広場で、お茶会やガーデンパーティーをするも良し散歩しながら花々を愛でるも良しの場所なので、ミリーには全くと言って良いほど用がない。
花壇の間にある煉瓦敷きの道は、白く輝くガゼボに続いている。
(遠目に見ただけだけど、すっごいお金かかってそうだったんだよね~。まさにヨー◯ッパ貴族の庭園って感じで)
時折聞こえてくる軽やかな音楽も賑わいも発生源はいつもその辺り。
「畑、作りたいなぁ。んで、狙いは異世界転生あるあるのじゃがいも! 多分だけど青く変色したじゃがいもが捨てられてる事ってありそうじゃん。種芋にするなら変色してても大丈夫だったはずだから、それを植えて⋯⋯。塩は厨房からくすね⋯⋯貰えたらラッキー。
あと、生でも火を通してもいける野菜が作りたいなぁ。人参とか玉葱とか、キャベツにほうれん草も。ビタミンたっぷりで健康はつらつ!
でも、その野菜の種を手に入れる方法が思いつかない。種かぁ、種・種・種⋯⋯あぁぁぁ! 火の起こし方が分かんないぃぃぃ⋯⋯はぁ、最悪だぁ」
木の摩擦で火を付けるのはミリーには無理すぎるし、火打石を手に入れるお金はない。
(この世界にマッチやライターがあっても買えないし。何で魔法のある世界に転生しなかったの!? こんなの完全に無理ゲーじゃんかぁぁぁ)
ボッチ生活はほぼスペシャリスト状態の『実里』の記憶のお陰で、日々の暮らしも勉強も楽勝⋯⋯とはならず、前途多難なミリーは身に余る大きな本を抱えて座り込んだ。
「じゃがいもは生では食えんのに⋯⋯ん? 水にさらしたら食えるんだっけ? 確か⋯⋯ちょっぴりとか時々ならOKだった気が。でも、お子ちゃまはダメなんだよね。んじゃ、どっちにしてもミリーは食べらんないじゃん」
頭を抱えてしゃがみ込み、ぶつぶつと愚痴を言い続けていたミリーがすっくと立ち上がった。スカートの裾をパタパタとはたき分厚い本を抱え直して大きく頷き⋯⋯。
「よーし、こうして悩んでても仕方ない⋯⋯取り敢えず庭の探検をしよう。時間は有限、されど使い方は無限。何事もポジティブシンキングでいかなくちゃね。
こういう大きな庭ってさぁ、隅の方に実のなる木があったりするかもだし~」
ミリーと実里のどちらかの性格なのか、空元気なのか⋯⋯立ち上がったミリーはしっかりと本を抱え直して、夕方まで探検を続けた。
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