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第四章
36.格の違いが一目瞭然
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馬車の中からエリオットとレイチェルが降りると、正門前にいた衛兵達が硬直した。
「いつまでもここに立っておるわけにはいかん。我が国の弁護士が法務大臣の元に来ておるはず。案内せよ」
「は、はい⋯⋯こっ、こちらでございます」
緊張しつつ宮殿を案内する衛兵とは別に、慌てて走って行ったのはエリオット達の来訪を知らせる為だろう。
前後を衛兵に守られながらエリオットとレイチェルが並び、その後ろを歩くのはエレーナと手を繋いだルーナ。
堂々と歩く一行を見かけた貴族や官僚達は、一瞬目を見開いた後壁際に下がり頭を下げていく。どの顔にも仕草にも余裕が感じられるのは、アメリアの事故について公になっていないからなのだろうが⋯⋯。
壁際で頭を下げている者達が誰なのか全く分からないが、これが異常事態だと誰も気付いていないのはかなり深刻な問題だと不安が募っていく。
(誰も疑問を持っていないみたい。同盟国の国王がお越しになられただけだと思っているのかしら。この状況でそれはあり得ないと分かる人が一人もいないなんて⋯⋯)
他国の王族が宮殿を訪れる場合、宮殿前には正装を身につけた衛兵が並び、宰相や大臣などが出迎えに並んでいるのが当たり前の事。宮殿内は立ち入りが制限され、呑気に歩く人がいるなど考えられない。
王族側には国から連れて来た専属の騎士達や側近がついているのが普通で、王妃がいるなら数人の侍女もいなくてはならない。
(エリオット陛下がいつもこのように身軽でお越しになられているのだとしても、前後に一人ずつの衛兵だなんて。しかも他の衛兵達は先払いもせずに玄関で惚けているし。
親しい同盟国の国王夫妻だったとしても、絶対にこれは間違っているわ。これだけで宮殿の警備体制が分かりすぎるほど分かってしまう)
急な来訪で出迎えの準備ができていないとしても、通路を歩いていた者達を控えさせる為に、衛兵達は前を走らなければならないはず。
もしこの中にオーレリア国王に悪意を向ける者がいたら、公国の責任問題になるとは思っていないのだろうか。セルビアスの間諜が公国に紛れ込んでいる可能性がある今、エレーナの背中にはじっとりと冷たい汗が浮かんでいた。
長い廊下を抜けて階段を登り衛兵が守る大きな扉の前に着いた時には、安心のあまり大きな溜め息を吐いてしまった。
(良かった。わたくしの為にわざわざ公国に来て下さった陛下と妃殿下に何かあったら、わたくしのクビなんかじゃ責任を取れなかったもの)
扉をノックした衛兵の訪いで、部屋の中から血相を変えて一人の男が飛び出して来た。
「エリオット陛下! し、失礼致しました、どうぞ中へ」
誰かの執務室らしく広い部屋には巨大な執務机が鎮座し、キャビネットには小ぶりな肖像画やトロフィーらしき物などが光り輝いていた。
座り心地の良さそうなソファの横に立っているのはジョーンズと痩身の男で、かなり苛立っているように見えた。
その向かいに立っている血色の良い男性がオーレリアから派遣された弁護士らしく、エリオット達に満面の笑みを浮かべている。
エリオット達が席につくと、お茶が準備される前にジョーンズが噛みついた。
「陛下、同盟国であろうと先触れもなく我が国にお越しになられるなど問題ではありませんか?」
「うちの弁護士に伝えさせたはずだが、聞いておらんのか?」
「え、いや。必要があれば陛下もおいでになられるつもりだとしか聞いておりません」
「そうか、必要があった。なら、これで合ってるな?」
人を食ったような態度のエリオットは、ジョーンズを苛立たせるのが楽しくて堪らないといった様子で、ニヤつきそうになる顔に力を入れている。
普段から仲が悪いのかと邪推したくなる程険悪な2人の様子に、ジョーンズの隣の男がオロオロとしている様子が少し情け無い。
「はぁ、ルーナ様からお聞き及びだと思いますが、我が国は今非常に大きな問題を抱えております。
それに加えて、このような厄介なお話を持ち込まれるなど甚だ心外だと申し上げます」
ジョーンズはテーブルの上に広げられている書類を指差してから、エレーナをチラッと睨みつけた。
「アメリアの容態はどうだ? 一言言っておくが、ルーナからは何も聞いておらん。我が国に限らず、どの国も他国の中枢の情報を手に入れる為に、人を送り込んでいるからな。公国の情報は特に得やすいとあちこちで評判になっている」
「同盟国の内情を探っておられるのですか!」
その程度の情報戦など当たり前だというのに、激怒したジョーンズは机に手をついて身を乗り出した。
(老兵はただ去り行くのみ? でも、まだそんなお年には見えないのだけど)
前回の一件で少し辛辣になっているのは自覚しているが、前当主存命の頃の噂ではジョーンズは優秀な執事として、侯爵家にその名を轟かせていたはずなのに。
エレーナの目の前にいるジョーンズは侯爵家元執事としても、現宰相としても足りないところばかりが目についてしまう。
「当然だろう? 自国の中でさえ裏切る者が当たり前のように出てくるというのに、同盟を結んでいるからと言って、他国を全面的に信用するなどあり得んからな。
国の益にならんと思えば同盟など簡単に破棄するのも当然の事。勿論、オーレリアも同盟を破棄される可能性があると考えながら政を行っている。
守るべきものを見間違っては国や家族を守れなくなるとは思わんか?」
エリオットは一般論のように言いながら、既にエレーナの親権についての意思を明確にしている。
「⋯⋯アメリア様は未だお目覚めになっておられません。この事は宮殿内でも大臣のみにしか知らせておりませんので、くれぐれも他言なさいませんように願います」
「その件に関して誰かと話すつもりはない。どこかに情報が流れていたとしても、それは俺達ではないと確約しておく」
「⋯⋯それは、もしかして他国などでそのような噂が出ていると言う意味でしょうか?」
「さて、この国に間諜を送っているのがどの国なのかまでは知らんから、なんとも言えんな。間諜など入り込んでいないと言うなら秘密は漏洩しておらんし、間諜を見逃していれば情報は漏れている」
供も連れずに訪れたと言っても、エリオットは他国の王。意味深なことばかり言うエリオットを睨む事も出来ず、ジョーンズは苦虫を噛み潰したような顔で目を逸らした。
「レイモンドとセレナの死を、この国が教訓にしていないはずはないよな?」
アルムヘイルの王宮に忍び込んでいたクレベルンの兵を見逃していたせいで、無惨な死を迎えたレイモンドとセレナ。その死は一人娘のアメリアや使用人達だけでなく、侯爵領やその周辺の領も巻き込んでいった。
「勿論ですとも! その為にアメリア様の周りは信用できるもののみで固めて参ったのですから」
「この国がどんな方法で政を行うと決めようが、口を出すつもりはない。だが、建国王の一人娘を監禁し虐待するのが方法の一つだと言うなら、親戚の一人として無視しておく事はできんな」
エリオットの威圧でジョーンズとその隣の男がガタガタと震え、大きく息を吸い込んだ。
「モートン、話し合いはどうなっている?」
モートンと呼ばれたのはオーレリアの弁護士のようで、エリオットの威圧をものともせずにテーブルの上の書類を整えていた。
「進んでいるとは言えませんね。親権をお持ちのアメリア様か、ニール様の許可がなければ離籍は認められないの一点張りです。他国の事に口を出すなとも仰っておられます」
「只今ニール様にお越しいただくよう人をやっております。恐らくですがニール様は虐待があったなど、お認めになられないと思います」
ジョーンズは『ニールとエレーナは仲良くやっている』と言う情報を信じている。宮殿ができてから今までの間、円満に暮らしていたとニールが言えば、父と子を引き離すことなどできない。
(問題があった使用人を入れ替えると言えばそれで済む。ニール様さえ来てくだされば⋯⋯一体いつになったら来られるんだ!?)
呼び出したのは弁護士が来てすぐなのに、いまだに到着したと言う連絡が来ない。
(出かけているのかもしれないが、侯爵家の婿の行き先を誰も把握していないなどあり得んし)
ジョーンズの知る『父と子は仲が良い』と言う情報が、例のミセス・ブラッツからきた報告書に書かれていたものだと思い出せば、別の対応があったかもしれない。
アメリアの容態で頭がいっぱいなのか、政務が増え過ぎて混乱しているのか⋯⋯アメリアによって虐げられ続けているニールに望みをかけている。
(少し哀れになってきたかも。ニール様は尻尾を巻いて戦いから逃げ出している間に、愛人と庶子を作っていた方なのに。他に頼れる方がいないのかしら)
「ミセス・メイベルが宮殿に来たはずですが、会いましたか?」
「え? ミセス・メイベルは⋯⋯ブラッツの元へ行くと言っておりましたね。その後、何やら話があると言っていましたが、まだ来ておりません」
突然エレーナから声をかけられて驚いたジョーンズは、用心深そうな顔で返事を返した。『今その話をしたのは何故だ?』とでも言いたそうな顔をしていたが、エレーナは気付いていなかった。
(話し合いが終わる前に、ミセス・メイベルがここにくる可能性はあるかしら? 言葉の端々には『離籍やむなし』って感じがあったけれど、元々は離籍反対組なのだし。ニール様が何を仰るのか、全く想像がつかないし、ミセス・メイベルも敵なのか味方なのか⋯⋯)
「いつまでもここに立っておるわけにはいかん。我が国の弁護士が法務大臣の元に来ておるはず。案内せよ」
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緊張しつつ宮殿を案内する衛兵とは別に、慌てて走って行ったのはエリオット達の来訪を知らせる為だろう。
前後を衛兵に守られながらエリオットとレイチェルが並び、その後ろを歩くのはエレーナと手を繋いだルーナ。
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(エリオット陛下がいつもこのように身軽でお越しになられているのだとしても、前後に一人ずつの衛兵だなんて。しかも他の衛兵達は先払いもせずに玄関で惚けているし。
親しい同盟国の国王夫妻だったとしても、絶対にこれは間違っているわ。これだけで宮殿の警備体制が分かりすぎるほど分かってしまう)
急な来訪で出迎えの準備ができていないとしても、通路を歩いていた者達を控えさせる為に、衛兵達は前を走らなければならないはず。
もしこの中にオーレリア国王に悪意を向ける者がいたら、公国の責任問題になるとは思っていないのだろうか。セルビアスの間諜が公国に紛れ込んでいる可能性がある今、エレーナの背中にはじっとりと冷たい汗が浮かんでいた。
長い廊下を抜けて階段を登り衛兵が守る大きな扉の前に着いた時には、安心のあまり大きな溜め息を吐いてしまった。
(良かった。わたくしの為にわざわざ公国に来て下さった陛下と妃殿下に何かあったら、わたくしのクビなんかじゃ責任を取れなかったもの)
扉をノックした衛兵の訪いで、部屋の中から血相を変えて一人の男が飛び出して来た。
「エリオット陛下! し、失礼致しました、どうぞ中へ」
誰かの執務室らしく広い部屋には巨大な執務机が鎮座し、キャビネットには小ぶりな肖像画やトロフィーらしき物などが光り輝いていた。
座り心地の良さそうなソファの横に立っているのはジョーンズと痩身の男で、かなり苛立っているように見えた。
その向かいに立っている血色の良い男性がオーレリアから派遣された弁護士らしく、エリオット達に満面の笑みを浮かべている。
エリオット達が席につくと、お茶が準備される前にジョーンズが噛みついた。
「陛下、同盟国であろうと先触れもなく我が国にお越しになられるなど問題ではありませんか?」
「うちの弁護士に伝えさせたはずだが、聞いておらんのか?」
「え、いや。必要があれば陛下もおいでになられるつもりだとしか聞いておりません」
「そうか、必要があった。なら、これで合ってるな?」
人を食ったような態度のエリオットは、ジョーンズを苛立たせるのが楽しくて堪らないといった様子で、ニヤつきそうになる顔に力を入れている。
普段から仲が悪いのかと邪推したくなる程険悪な2人の様子に、ジョーンズの隣の男がオロオロとしている様子が少し情け無い。
「はぁ、ルーナ様からお聞き及びだと思いますが、我が国は今非常に大きな問題を抱えております。
それに加えて、このような厄介なお話を持ち込まれるなど甚だ心外だと申し上げます」
ジョーンズはテーブルの上に広げられている書類を指差してから、エレーナをチラッと睨みつけた。
「アメリアの容態はどうだ? 一言言っておくが、ルーナからは何も聞いておらん。我が国に限らず、どの国も他国の中枢の情報を手に入れる為に、人を送り込んでいるからな。公国の情報は特に得やすいとあちこちで評判になっている」
「同盟国の内情を探っておられるのですか!」
その程度の情報戦など当たり前だというのに、激怒したジョーンズは机に手をついて身を乗り出した。
(老兵はただ去り行くのみ? でも、まだそんなお年には見えないのだけど)
前回の一件で少し辛辣になっているのは自覚しているが、前当主存命の頃の噂ではジョーンズは優秀な執事として、侯爵家にその名を轟かせていたはずなのに。
エレーナの目の前にいるジョーンズは侯爵家元執事としても、現宰相としても足りないところばかりが目についてしまう。
「当然だろう? 自国の中でさえ裏切る者が当たり前のように出てくるというのに、同盟を結んでいるからと言って、他国を全面的に信用するなどあり得んからな。
国の益にならんと思えば同盟など簡単に破棄するのも当然の事。勿論、オーレリアも同盟を破棄される可能性があると考えながら政を行っている。
守るべきものを見間違っては国や家族を守れなくなるとは思わんか?」
エリオットは一般論のように言いながら、既にエレーナの親権についての意思を明確にしている。
「⋯⋯アメリア様は未だお目覚めになっておられません。この事は宮殿内でも大臣のみにしか知らせておりませんので、くれぐれも他言なさいませんように願います」
「その件に関して誰かと話すつもりはない。どこかに情報が流れていたとしても、それは俺達ではないと確約しておく」
「⋯⋯それは、もしかして他国などでそのような噂が出ていると言う意味でしょうか?」
「さて、この国に間諜を送っているのがどの国なのかまでは知らんから、なんとも言えんな。間諜など入り込んでいないと言うなら秘密は漏洩しておらんし、間諜を見逃していれば情報は漏れている」
供も連れずに訪れたと言っても、エリオットは他国の王。意味深なことばかり言うエリオットを睨む事も出来ず、ジョーンズは苦虫を噛み潰したような顔で目を逸らした。
「レイモンドとセレナの死を、この国が教訓にしていないはずはないよな?」
アルムヘイルの王宮に忍び込んでいたクレベルンの兵を見逃していたせいで、無惨な死を迎えたレイモンドとセレナ。その死は一人娘のアメリアや使用人達だけでなく、侯爵領やその周辺の領も巻き込んでいった。
「勿論ですとも! その為にアメリア様の周りは信用できるもののみで固めて参ったのですから」
「この国がどんな方法で政を行うと決めようが、口を出すつもりはない。だが、建国王の一人娘を監禁し虐待するのが方法の一つだと言うなら、親戚の一人として無視しておく事はできんな」
エリオットの威圧でジョーンズとその隣の男がガタガタと震え、大きく息を吸い込んだ。
「モートン、話し合いはどうなっている?」
モートンと呼ばれたのはオーレリアの弁護士のようで、エリオットの威圧をものともせずにテーブルの上の書類を整えていた。
「進んでいるとは言えませんね。親権をお持ちのアメリア様か、ニール様の許可がなければ離籍は認められないの一点張りです。他国の事に口を出すなとも仰っておられます」
「只今ニール様にお越しいただくよう人をやっております。恐らくですがニール様は虐待があったなど、お認めになられないと思います」
ジョーンズは『ニールとエレーナは仲良くやっている』と言う情報を信じている。宮殿ができてから今までの間、円満に暮らしていたとニールが言えば、父と子を引き離すことなどできない。
(問題があった使用人を入れ替えると言えばそれで済む。ニール様さえ来てくだされば⋯⋯一体いつになったら来られるんだ!?)
呼び出したのは弁護士が来てすぐなのに、いまだに到着したと言う連絡が来ない。
(出かけているのかもしれないが、侯爵家の婿の行き先を誰も把握していないなどあり得んし)
ジョーンズの知る『父と子は仲が良い』と言う情報が、例のミセス・ブラッツからきた報告書に書かれていたものだと思い出せば、別の対応があったかもしれない。
アメリアの容態で頭がいっぱいなのか、政務が増え過ぎて混乱しているのか⋯⋯アメリアによって虐げられ続けているニールに望みをかけている。
(少し哀れになってきたかも。ニール様は尻尾を巻いて戦いから逃げ出している間に、愛人と庶子を作っていた方なのに。他に頼れる方がいないのかしら)
「ミセス・メイベルが宮殿に来たはずですが、会いましたか?」
「え? ミセス・メイベルは⋯⋯ブラッツの元へ行くと言っておりましたね。その後、何やら話があると言っていましたが、まだ来ておりません」
突然エレーナから声をかけられて驚いたジョーンズは、用心深そうな顔で返事を返した。『今その話をしたのは何故だ?』とでも言いたそうな顔をしていたが、エレーナは気付いていなかった。
(話し合いが終わる前に、ミセス・メイベルがここにくる可能性はあるかしら? 言葉の端々には『離籍やむなし』って感じがあったけれど、元々は離籍反対組なのだし。ニール様が何を仰るのか、全く想像がつかないし、ミセス・メイベルも敵なのか味方なのか⋯⋯)
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どうぞ、最後までお付き合いくださいませ。
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