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〈フレデリック/しろさん編〉
第二話『ガッチュリン022』 1
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『びくん! フラップの体の中で、何かがはげしく鼓動した。
彼のくりくりした丸い瞳が、たちまち白目をむいた。』
**************************************
「わざわざ出向いてくれたところすまんが、まだピザの用意はできとらんぞ」
わしは、いまの状況をつつみかくさず、レンとドラギィたちに伝えた。
「えー、まだできてないのぉ!? アタシ、もうおなかペコペコだよう!」
どんな時も子どもっぽいしゃべり方をするイエロー種のフリーナは、
とにかく一声一声が大きい。まるで、小さな雷に足がついているかのようだ。
しかし、それでいて見た目は美人系ときた。ネズミのわしでもそれが分かる。
少々声がうるさくても許してやりたくなってしまうから、困ったものだ。
困るといえば、ブルー種のフレディもそうだ。
彼はふだんこそ落ちついていて、しかも知性を感じさせるドラギィである。
きわめて頭がよいから、人間界の知識をどんどん吸収してしまう。
ただし、些細なことですぐに泣きべそをかいてしまうのが、玉にキズだ。
「まさか……ぐすっ、ぼくらに内緒で、先に、ぐすっ、食べてしまったのか?」
やはり、フレディもそうとう楽しみにしていたようだ。
クールな顔して、かわいいやつだ。
以前、わしの天竺チーズをトロトロにとかしたのを、
レンの実家特製の辛口カレーにそそいで食べてからというもの、
天竺チーズの熱狂的なファンになったのだっけ。
「フレディ、そんなわけないよ。くんくん――
まだこの部屋、チーズのにおいもしないから」
フレディにかわって、
冷静に部屋のにおいをかいでいたのは、レッド種のフラップだ。
温厚な性格の持ち主だが、時々あわてんぼうなやつだ。
そのせいなのかどうかはべつとして、
こいつはレッド種でありながら、満足に火をふけないのである。
まともなレッド種の火力を十として、彼のふく火は、せいぜい三ぐらいだという。
いつか十の火力を発揮できるようになるために、フラップは修行中なのだ。
「しろさん、急ぎでなくて大丈夫ですから、
しっかりと焼いてくださいね。ワフッ!」
「べつに、作るのはわしではない。ラボの厨房にいるネズミたちじゃ。
むろん全員、体じゅうを徹底的に清けつにしておるから、衛生面も心配いらんぞ」
レンいわく、ドラギィたちの中でもっとも会話がしやすいとのことだ。
そこはわしも同様の意見である。思いかえせば、フラップとは一番つきあいが長い。
最初にレンの部屋に住みついたのも、このドラギィである。
「あのさぁ、しろさん」
ふいに声をかけてきたのは、レン少年だ。
「昨日の夜中にやったさぁ、飛行能力の検査――アレやっぱ、きつかったよ」
「おうおう、あらためてご苦労じゃった!
今回の有力データは、おぬしの協力があったからこそ手に入ったのじゃ」
飛行能力の検査とは、わしが時々ドラギィたちにリクエストしているものだ。
さまざまな側面からデータをとらせてもらっている。
昨日は、三匹にレンを背中に乗せた状態で、
空中をぐるんぐるんと宙返りしまくってもらった。
ちょうど、ジェットコースターのルーピングのマネをするような具合だ。
種族ごとのデータのみでなく、サイズごとのちがいもよい参考になるから、
普段の子犬サイズと、大型の白くまサイズとに分けて、計六回の検査を行った。
「べつにオレばっかり乗せなくても、よかったような気もするけどなあ。
おかげでヘトヘトだったんだけど」
「レンくんは、ぼくらの背中に一番乗りなれているからな」
フレディの意見は率直なものだった。
「まあ、昨日のあれが、博士の研究にどう役立つかは、知らないがね」
「アタシたち、だれが一番多く宙返りできるかで、競争したよネ」
フリーナがニコニコしながら言う。
「でも、やっぱり一番は、フラップだったなあ。さっすが、フライトの王子サマ」
「わふふふ。あんなにいっぱい宙返りしたの、生まれてはじめてだったよ」
フラップは同族相手と、わしやレンのようなほかの生き物相手とでは、
はっきりと言葉づかいを変えている。まあ、同族は同族でも、
フリーナやフレディとは気心の知れた仲――親友らしいからな。
「それでサ、まだ来ないノ? チョービッグなピザ。アタシ、おなかペコペコ!」
「さっきも聞いたわい。あとちょっとで来るはずじゃから、もうすこし待っとけ」
すると、部屋のドアが、しゅっと開いた。
「は、博士! フレデリック博士~!」
大あわてでかけこんできたのは、厨房ではたらいていた部下のひとりだ。
「どうした、こだいら君。そんなに耳をぴょこぴょこさせて」
「ピザを焼くのに使用していたオーブンの中で、大量の火花が~!」
「ひ、火花じゃと!? まさか、生地につかっていた材料に問題が――
とにかく、すぐに厨房へむかおう! こまつ君、おぬしも来るんじゃ!」
「りょ、了解です! みなさんは、ここで待っていてくださいね!」
わしらネズミは、レンとドラギィたちをのこして部屋を飛び出していった。
*
――ここからは、のちに監視カメラを見て知ったハナシになる。
待機するよう言われたレンとドラギィたちは、最初、
きつねにつままれたような面持ちで、それぞれの顔を見合っていた。
「ピザを焼くのって、そんなに大変なんですか、レンくん?」
「いや、オレに聞かれても困るし!」
「ワォーン! おーなーかーすーいーたー!
アタシもう、待てないってばぁ!」
「ハァ……たのむから静かにしてくれないか、フリーナ……」
その時だ。フラップがテーブルの上に、ある物を見つけた。
「んん? レンくん、こんなところにおかしなものがありますよ」
半透明のケースだ。先ほど、わしが研究員たちにあたえた薬が入っている。
ふたが開かれ、中身が白いネズミ顔の錠剤なのも知られた。
見た目はただの――白いネズミ顔の形をした、おやつだ。
「それってさ、しろさんが置いてったんじゃないかな。
小腹がすいたときに、ちょこっとずつ食べてるとか」
レンは、そう推理した。三分の一だけ当たっている。
そいつは、わしの置きわすれだ。
「食べもの!」フリーナが、ハッハッと息をはずませた。
「なあんだ~。しろちゃんったら、アタシたちに気をきかせてくれたんだネ!」
「それは――たしかラムネといったか? 見た感じがそれに近いな。
前にキミに食べさせてもらったことがあった。においは、ちょっと違うがね」
「でも、しろさんに食べていいよって、ぼくたち言われてないよ。
勝手に食べたのがバレちゃったら、きっと怒られちゃう」
フラップは、やはり利口なやつだ。たしかにわしは、許可はしていない。
そもそも、味も分からないものをむやみに口に入れたがるなんて、
赤ちゃんドブネズミとおなじようなもんだぞ。
「でもアタシ! もうおなかペッコペコ! がぅーっ!」
がまんも限界に近いフリーナが、突然、
フラップの手から錠剤の入ったケースをもぎ取ろうとした。
「だ、だめだよう!」フラップはひょいっと手をかわした。
「これは、しろさんが戻ってくるまでおあずけ」
「アタシ……おなかがすきすぎると、ランボーになっちゃうんだからネ!」
そこからは、もう目も当てられない。
必死にケースを死守しようとするフラップと、ケモノと化したフリーナの、
しばしの追いかけっこが続いた。
跳んで、はねて、あたりをぐるぐるまわって――
こんな映像が、ラボの監視カメラに記録されることになろうとは。
まあ、ある意味、貴重といえば貴重かもしれない。
「ふたりとも、そろそろそのへんにして――」
しばらくのち、レンがそう声をかけた時には、
ケースをにぎっていたフラップの手が、フリーナの両手につかまれていた。
ドラギィ同士による、薬の入ったケースの引っぱりあい。
おたがいが力のかぎりに競い合っていた……次の瞬間。
バァ―――ン!!
限界までひきのばしたゴム糸が、ブチンと切れたかのようだった。
二匹の手が、ふたの取れてしまった拍子に引きはがされ、
中に入っていたいくつもの薬が――フレデリック印の新薬がまき散らされた。
「「うわあっ!!」」
二匹は背中から床にたおれこんだ。
さらにその時。不運にも、ぱっくりと開かれたフラップの口に、
その白い新薬が一錠だけ、ひゅうっと入りこんでしまったのだ。
ごくり。フラップが新薬をのみこんだ。
――びくん! フラップの体の中で、何かがはげしく鼓動した。
彼のくりくりした丸い瞳が、たちまち白目をむいた。
「ワンワン! おい、フラップどうした!?」
「フラップ、ダイジョウブ!?」
フレディとフリーナが血相を変えた。
フラップの体が、けいれんを起こしたようにぶるぶるとふるえだす。
「えっ……えっ? なにこれ。なにが起こってるんだよ!」
レンの顔色が、真っ青になった。
彼のくりくりした丸い瞳が、たちまち白目をむいた。』
**************************************
「わざわざ出向いてくれたところすまんが、まだピザの用意はできとらんぞ」
わしは、いまの状況をつつみかくさず、レンとドラギィたちに伝えた。
「えー、まだできてないのぉ!? アタシ、もうおなかペコペコだよう!」
どんな時も子どもっぽいしゃべり方をするイエロー種のフリーナは、
とにかく一声一声が大きい。まるで、小さな雷に足がついているかのようだ。
しかし、それでいて見た目は美人系ときた。ネズミのわしでもそれが分かる。
少々声がうるさくても許してやりたくなってしまうから、困ったものだ。
困るといえば、ブルー種のフレディもそうだ。
彼はふだんこそ落ちついていて、しかも知性を感じさせるドラギィである。
きわめて頭がよいから、人間界の知識をどんどん吸収してしまう。
ただし、些細なことですぐに泣きべそをかいてしまうのが、玉にキズだ。
「まさか……ぐすっ、ぼくらに内緒で、先に、ぐすっ、食べてしまったのか?」
やはり、フレディもそうとう楽しみにしていたようだ。
クールな顔して、かわいいやつだ。
以前、わしの天竺チーズをトロトロにとかしたのを、
レンの実家特製の辛口カレーにそそいで食べてからというもの、
天竺チーズの熱狂的なファンになったのだっけ。
「フレディ、そんなわけないよ。くんくん――
まだこの部屋、チーズのにおいもしないから」
フレディにかわって、
冷静に部屋のにおいをかいでいたのは、レッド種のフラップだ。
温厚な性格の持ち主だが、時々あわてんぼうなやつだ。
そのせいなのかどうかはべつとして、
こいつはレッド種でありながら、満足に火をふけないのである。
まともなレッド種の火力を十として、彼のふく火は、せいぜい三ぐらいだという。
いつか十の火力を発揮できるようになるために、フラップは修行中なのだ。
「しろさん、急ぎでなくて大丈夫ですから、
しっかりと焼いてくださいね。ワフッ!」
「べつに、作るのはわしではない。ラボの厨房にいるネズミたちじゃ。
むろん全員、体じゅうを徹底的に清けつにしておるから、衛生面も心配いらんぞ」
レンいわく、ドラギィたちの中でもっとも会話がしやすいとのことだ。
そこはわしも同様の意見である。思いかえせば、フラップとは一番つきあいが長い。
最初にレンの部屋に住みついたのも、このドラギィである。
「あのさぁ、しろさん」
ふいに声をかけてきたのは、レン少年だ。
「昨日の夜中にやったさぁ、飛行能力の検査――アレやっぱ、きつかったよ」
「おうおう、あらためてご苦労じゃった!
今回の有力データは、おぬしの協力があったからこそ手に入ったのじゃ」
飛行能力の検査とは、わしが時々ドラギィたちにリクエストしているものだ。
さまざまな側面からデータをとらせてもらっている。
昨日は、三匹にレンを背中に乗せた状態で、
空中をぐるんぐるんと宙返りしまくってもらった。
ちょうど、ジェットコースターのルーピングのマネをするような具合だ。
種族ごとのデータのみでなく、サイズごとのちがいもよい参考になるから、
普段の子犬サイズと、大型の白くまサイズとに分けて、計六回の検査を行った。
「べつにオレばっかり乗せなくても、よかったような気もするけどなあ。
おかげでヘトヘトだったんだけど」
「レンくんは、ぼくらの背中に一番乗りなれているからな」
フレディの意見は率直なものだった。
「まあ、昨日のあれが、博士の研究にどう役立つかは、知らないがね」
「アタシたち、だれが一番多く宙返りできるかで、競争したよネ」
フリーナがニコニコしながら言う。
「でも、やっぱり一番は、フラップだったなあ。さっすが、フライトの王子サマ」
「わふふふ。あんなにいっぱい宙返りしたの、生まれてはじめてだったよ」
フラップは同族相手と、わしやレンのようなほかの生き物相手とでは、
はっきりと言葉づかいを変えている。まあ、同族は同族でも、
フリーナやフレディとは気心の知れた仲――親友らしいからな。
「それでサ、まだ来ないノ? チョービッグなピザ。アタシ、おなかペコペコ!」
「さっきも聞いたわい。あとちょっとで来るはずじゃから、もうすこし待っとけ」
すると、部屋のドアが、しゅっと開いた。
「は、博士! フレデリック博士~!」
大あわてでかけこんできたのは、厨房ではたらいていた部下のひとりだ。
「どうした、こだいら君。そんなに耳をぴょこぴょこさせて」
「ピザを焼くのに使用していたオーブンの中で、大量の火花が~!」
「ひ、火花じゃと!? まさか、生地につかっていた材料に問題が――
とにかく、すぐに厨房へむかおう! こまつ君、おぬしも来るんじゃ!」
「りょ、了解です! みなさんは、ここで待っていてくださいね!」
わしらネズミは、レンとドラギィたちをのこして部屋を飛び出していった。
*
――ここからは、のちに監視カメラを見て知ったハナシになる。
待機するよう言われたレンとドラギィたちは、最初、
きつねにつままれたような面持ちで、それぞれの顔を見合っていた。
「ピザを焼くのって、そんなに大変なんですか、レンくん?」
「いや、オレに聞かれても困るし!」
「ワォーン! おーなーかーすーいーたー!
アタシもう、待てないってばぁ!」
「ハァ……たのむから静かにしてくれないか、フリーナ……」
その時だ。フラップがテーブルの上に、ある物を見つけた。
「んん? レンくん、こんなところにおかしなものがありますよ」
半透明のケースだ。先ほど、わしが研究員たちにあたえた薬が入っている。
ふたが開かれ、中身が白いネズミ顔の錠剤なのも知られた。
見た目はただの――白いネズミ顔の形をした、おやつだ。
「それってさ、しろさんが置いてったんじゃないかな。
小腹がすいたときに、ちょこっとずつ食べてるとか」
レンは、そう推理した。三分の一だけ当たっている。
そいつは、わしの置きわすれだ。
「食べもの!」フリーナが、ハッハッと息をはずませた。
「なあんだ~。しろちゃんったら、アタシたちに気をきかせてくれたんだネ!」
「それは――たしかラムネといったか? 見た感じがそれに近いな。
前にキミに食べさせてもらったことがあった。においは、ちょっと違うがね」
「でも、しろさんに食べていいよって、ぼくたち言われてないよ。
勝手に食べたのがバレちゃったら、きっと怒られちゃう」
フラップは、やはり利口なやつだ。たしかにわしは、許可はしていない。
そもそも、味も分からないものをむやみに口に入れたがるなんて、
赤ちゃんドブネズミとおなじようなもんだぞ。
「でもアタシ! もうおなかペッコペコ! がぅーっ!」
がまんも限界に近いフリーナが、突然、
フラップの手から錠剤の入ったケースをもぎ取ろうとした。
「だ、だめだよう!」フラップはひょいっと手をかわした。
「これは、しろさんが戻ってくるまでおあずけ」
「アタシ……おなかがすきすぎると、ランボーになっちゃうんだからネ!」
そこからは、もう目も当てられない。
必死にケースを死守しようとするフラップと、ケモノと化したフリーナの、
しばしの追いかけっこが続いた。
跳んで、はねて、あたりをぐるぐるまわって――
こんな映像が、ラボの監視カメラに記録されることになろうとは。
まあ、ある意味、貴重といえば貴重かもしれない。
「ふたりとも、そろそろそのへんにして――」
しばらくのち、レンがそう声をかけた時には、
ケースをにぎっていたフラップの手が、フリーナの両手につかまれていた。
ドラギィ同士による、薬の入ったケースの引っぱりあい。
おたがいが力のかぎりに競い合っていた……次の瞬間。
バァ―――ン!!
限界までひきのばしたゴム糸が、ブチンと切れたかのようだった。
二匹の手が、ふたの取れてしまった拍子に引きはがされ、
中に入っていたいくつもの薬が――フレデリック印の新薬がまき散らされた。
「「うわあっ!!」」
二匹は背中から床にたおれこんだ。
さらにその時。不運にも、ぱっくりと開かれたフラップの口に、
その白い新薬が一錠だけ、ひゅうっと入りこんでしまったのだ。
ごくり。フラップが新薬をのみこんだ。
――びくん! フラップの体の中で、何かがはげしく鼓動した。
彼のくりくりした丸い瞳が、たちまち白目をむいた。
「ワンワン! おい、フラップどうした!?」
「フラップ、ダイジョウブ!?」
フレディとフリーナが血相を変えた。
フラップの体が、けいれんを起こしたようにぶるぶるとふるえだす。
「えっ……えっ? なにこれ。なにが起こってるんだよ!」
レンの顔色が、真っ青になった。
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