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〈フレデリック/しろさん編〉
第五話『全員出動』 1
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『わしは、けしてラッキーで生きのびてきたネズミじゃない。
頭脳と仲間と、そして大きな秘密が、つねにここにあるからだ。』
**************************************
「ふしぎれーだーあぷりぃ? なんだそれ、食べるとうまいのか?」
ブリーチが、首をかしげながらそんなことを言ってきた。
「うまいのならば、キミにとっては理想的だろうが、残念ながらちがうね。
ぼくらのように、裏側の世界に属するものを探知する、特別なものさ」
「そうそう! 異界穴だってバッチリ見つけられちゃうんだってサ。
ついでに、おいしい雷も見つけてくれたらいいんだけどなあ」
フレディとフリーナがそばにいて、そんなふうに話していた。
わしはその日ドラギィたちに、
レンの留守中に、なんでも調査隊の新しい計画をうち明けていた。
手にはネズミパッドをもって、例のレーダーアプリの画面を見せていた。
ブリーチは、レンが秘密裏に隠しもっていたポテトチップス(チリソース味)を、
小さなネズミサイズの手でつかんでは、ベッド上でもりもりと食べていたが、
ちゃんとわしの話に耳をかたむけていた。
わしが、強いやつを探している、とわざわざ説明してやったおかげだ。
じつを言うと、ふしぎレーダーアプリはつい最近、
バージョンアップをほどこして、とある新機能を追加したばかりなのだ。
それは、探知した異界穴の中に広がる世界を、
ある程度サーチして、事前に解析テキストで知ることができる機能である。
その名も、『裏世界さきどりサポート』だ!
「そんなふうに話されても、結局おれにはよく分かんないや。パリパリッ!」
「キミは、フラップだったころの記憶があいまいのようだから、
ふしぎレーダーアプリの存在もわすれてしまっているんだな。
ぼくらは以前、このアプリの力で手助けしてもらったこともあるんだぞ。
おい、チップスを食いちらかすんじゃない」
フレディは、ブリーチのがさつな態度に、あいかわらずいらだっていた。
フリーナも、いつになったらフラップに戻るのかと、何度も何度もごねている。
つい昨日も、ブリーチにハッピー☆スパークをしようとしたが、
またもやフレディにはばまれてやりそこなっていた。
わしに言わせれば、フリーナのハッピー☆スパークは、たしかに気分がいいし、
疲れや病気にたいして治癒の機能があるが、
そのかわり、あびた後にくる頭のクラクラ感が厄介きわまりないのだ。
おまけにフリーナは加減を知らないから、まわりの者みんなが巻きぞえを食らう。
そもそも、あのスパークでフラップが元に戻るとはとても思えない。
「みんな、おぬしのために行動しておるのじゃ。分かるかの、ブリーチ?」
「なんかよく知らないけど、悪いなあ、みんな!
オレのために、強いやつのいそうな場所をバッチリ探してくれよ」
陽気な笑い声をたてるブリーチに、
フリーナとフレディは、やっぱり深いため息をついていた。
「そういえば、しろさん」レンがふとたずねてきた。
「ラボのネズミたちに聞いたんだけど、
キミって時おり、ラボを留守にすることがあるみたいだね。
この部屋に来るでもなく。いったいさ、どこにいってるの?」
「なんじゃ、レン。そんなことを聞いてどうする」
わしは、昨日の懇親会へ出かけたことを思いうかべた。
まだくわしいことを話すべき時ではないだろう。
「わしはさすらいネズミでもあるのじゃ。
ただよそへ散策に出かけるのは、それほど悪いことではあるまい?
ラボドアは複数あってのう。わしがよそへ出かける日に、
おぬしたちにも目撃されないのはそのせいじゃな」
――そして、レーダーアプリを使っての探索をはじめてから三日後のこと。
ついに、わしのレーダーアプリが、めぼしい裏世界の入り口を探知した。
『あふれるような大自然の中を、
強い生命力をもった大型生物がひしめく世界。
備考:まだ誕生して間がない』
解析テキストを読んだところ、どうやら、ごく最近新しくできた裏世界らしい。
どんな生物がいるのかは不明だったが、行ってみる価値は十分にありそうだ。
「レン、調査当日はわしもついていくからの」
わしはレンにそうもうし出た。
まあ、ブリーチをつねに観察していたかったし、
わしには彼を元にもどす薬を作るべく、彼のデータを収集するという義務がある。
「あんま無茶はしないようにね。しろさん、ちっこいんだしさ」
「安心せい。わしは泣く子もだまる、一流のさすらいネズミじゃぞ」
わしにたいするレンの言葉には、いつもながら配慮を感じられなかったが、
調査隊の活動にわしみずから同行するのは、じつを言えば初のこころみだ。
人間の子どもから身のほど知らずだと思われても、しょうがない。
しかしわしは、そうやすやすと危険生物に食われるようなタマではない。
わしは、けしてラッキーで生きのびてきたネズミじゃない。
頭脳と仲間と、そして大きな秘密が、つねにここにあるからだ。
*
目的の異界穴は、もえぎ町にあった。電車なら、うさみ町から四十分はかかる。
だが、暗い夜空をドラギィに乗って飛んでいけば、ほんの十五分で到着できる。
ブリーチはレンを、フリーナはユカを、フレディはジュンとタクを乗せた。
わしはというと、レンの上着の胸ポケットでじっとブリーチの頭を見ていた。
こうしてメンバー全員で空を飛ぶのは、なかなかいい気分だった。
昼間ならもっと気持ちいいフライトになるだろうが、だれも文句はいうまい。
裏世界がらみの調査は、夜におこなったほうが都合がいいのだ。
もしもの時のため、ドラギィたちは全員、
わしが開発した『雲隠れチョーカー』を首にまいてきていた。
以前にも、調査隊の活動につかったことのあるアイテムだ。
ひゅうぅぅ~~。
耳の奥まで突きぬける、寒いくらい肌にしみる夜の風。
バラバラと暴れる服と髪。ドラギィたちの翼が風を切る音。
ついでに、突風にのたうち回るわしのホイップヘアー――。
「さっきから気になってるんだけど」
レンがふいに口を開いた。
「オレたちのすぐそばを飛んでるあのちっこいの、いったいなに?」
ブリーチの右翼側を、ドラギィの速度にまけじと飛んでいる、
白いネズミ型の飛行物体のことをいっているのだ。
「なんじゃ、レン。あれが気になっておるのか。
あれはわがフレデリック・ラボがほこる最新鋭の撮影ドローンじゃぞ」
四つの足にはハイパワーの超小型ジェットエンジンを搭載。
両目には4K解像度カメラを内蔵。一本のプロペラで完璧な安定飛行。
背中のぜんまいが月明かりに鈍くかがやく、マウスサイズのにくいやつ。
その名も、『ぜんまいドローンネズミ』だ。
先に開発した、オートマチックぜんまいネズミの進化版といえよう。
「ブリーチの行動記録をしっかりと撮っておきたいからのう。
今日から運用をスタートしたのじゃ。ふふん、どこまでも追跡して隠し撮りじゃぞ」
わしは鼻高々にそう言ったが、レンはどこか複雑な顔をしていた。
「撮影ドローンをつけるんだったらさ、
わざわざしろさんがついてくる必要ないんじゃない?
ブリーチの様子なら、ラボで映像を見ればすむハナシだし」
「たまには現場の雰囲気を味わってもよいじゃろう?
それに、ブリーチのことは徹底して真剣に取り組むと決めたのじゃ」
決めたはよかったが、さすがに秋の上空はかなり肌寒い。
ドラギィたちの体温で守られていなければ、とっくに凍えているところだ。
「はぁ~、フレディの背中って、わりとあったかいから寒くても快適だよ!」
タクが、フレディのつやつやな毛並みをなでながら言った。
ジュンはタクの背後からしがみつくように座っていた。
「こうして飛んでてようー、急に元の姿にもどったらどーなるんだぁ?」
と、ジュンがブリーチにむかって話しかけた。
「そうだなあ、たぶん元に戻ったショックで、
オレ、ぐーるぐる回りながら墜落しちまうだろうなあ、ハッハッハッ!」
ブリーチは冗談めかして大笑いした。
「やめろよ、縁起でもない!」レンが身ぶるいする。
「オレ、前にキミの背中から落っこちて以来、トラウマになってるんだから!」
「へぇ~、そうなのかあ。まあ、安心しろよい。
オレさまがフラップに戻るようなことなんて、絶対にないからなあ!」
ユカが不思議そうにたずねた。「なんで、そう言いきれるの?」
「なんでって、そりゃあ、オレさまには分かるからさ。
あいつの心はいま、この胸のずっと奥で眠っちまってるってことがな。
オレの心が強くゆさぶられでもしないかぎり、あいつは起きないさ。
そして、おれの心がゆさぶられることは、万に一つもありえないってな!」
「「どうだか!」」フリーナとフレディが、天をあおいで声をそろえた。
例の裏世界への入り口は、もえぎ町にある、
もえぎの丘公園というちょっと大きな公園に隠れている。
この公園、恐竜をモチーフにした愛らしい遊具がいくつもあって、
小さい子どもたちに大人気のようだ。地元では、『恐竜公園』とよばれている。
ティラノサウルスの滑り台に、ブラキオサウルスのブランコ、
トリケラトプスのスプリング遊具に、パラサウロロフスのシーソー。
だが、わしらが公園へとおり立った時――
そこにはこの公園ににつかわしくない人間どもがたむろしていた。
頭脳と仲間と、そして大きな秘密が、つねにここにあるからだ。』
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「ふしぎれーだーあぷりぃ? なんだそれ、食べるとうまいのか?」
ブリーチが、首をかしげながらそんなことを言ってきた。
「うまいのならば、キミにとっては理想的だろうが、残念ながらちがうね。
ぼくらのように、裏側の世界に属するものを探知する、特別なものさ」
「そうそう! 異界穴だってバッチリ見つけられちゃうんだってサ。
ついでに、おいしい雷も見つけてくれたらいいんだけどなあ」
フレディとフリーナがそばにいて、そんなふうに話していた。
わしはその日ドラギィたちに、
レンの留守中に、なんでも調査隊の新しい計画をうち明けていた。
手にはネズミパッドをもって、例のレーダーアプリの画面を見せていた。
ブリーチは、レンが秘密裏に隠しもっていたポテトチップス(チリソース味)を、
小さなネズミサイズの手でつかんでは、ベッド上でもりもりと食べていたが、
ちゃんとわしの話に耳をかたむけていた。
わしが、強いやつを探している、とわざわざ説明してやったおかげだ。
じつを言うと、ふしぎレーダーアプリはつい最近、
バージョンアップをほどこして、とある新機能を追加したばかりなのだ。
それは、探知した異界穴の中に広がる世界を、
ある程度サーチして、事前に解析テキストで知ることができる機能である。
その名も、『裏世界さきどりサポート』だ!
「そんなふうに話されても、結局おれにはよく分かんないや。パリパリッ!」
「キミは、フラップだったころの記憶があいまいのようだから、
ふしぎレーダーアプリの存在もわすれてしまっているんだな。
ぼくらは以前、このアプリの力で手助けしてもらったこともあるんだぞ。
おい、チップスを食いちらかすんじゃない」
フレディは、ブリーチのがさつな態度に、あいかわらずいらだっていた。
フリーナも、いつになったらフラップに戻るのかと、何度も何度もごねている。
つい昨日も、ブリーチにハッピー☆スパークをしようとしたが、
またもやフレディにはばまれてやりそこなっていた。
わしに言わせれば、フリーナのハッピー☆スパークは、たしかに気分がいいし、
疲れや病気にたいして治癒の機能があるが、
そのかわり、あびた後にくる頭のクラクラ感が厄介きわまりないのだ。
おまけにフリーナは加減を知らないから、まわりの者みんなが巻きぞえを食らう。
そもそも、あのスパークでフラップが元に戻るとはとても思えない。
「みんな、おぬしのために行動しておるのじゃ。分かるかの、ブリーチ?」
「なんかよく知らないけど、悪いなあ、みんな!
オレのために、強いやつのいそうな場所をバッチリ探してくれよ」
陽気な笑い声をたてるブリーチに、
フリーナとフレディは、やっぱり深いため息をついていた。
「そういえば、しろさん」レンがふとたずねてきた。
「ラボのネズミたちに聞いたんだけど、
キミって時おり、ラボを留守にすることがあるみたいだね。
この部屋に来るでもなく。いったいさ、どこにいってるの?」
「なんじゃ、レン。そんなことを聞いてどうする」
わしは、昨日の懇親会へ出かけたことを思いうかべた。
まだくわしいことを話すべき時ではないだろう。
「わしはさすらいネズミでもあるのじゃ。
ただよそへ散策に出かけるのは、それほど悪いことではあるまい?
ラボドアは複数あってのう。わしがよそへ出かける日に、
おぬしたちにも目撃されないのはそのせいじゃな」
――そして、レーダーアプリを使っての探索をはじめてから三日後のこと。
ついに、わしのレーダーアプリが、めぼしい裏世界の入り口を探知した。
『あふれるような大自然の中を、
強い生命力をもった大型生物がひしめく世界。
備考:まだ誕生して間がない』
解析テキストを読んだところ、どうやら、ごく最近新しくできた裏世界らしい。
どんな生物がいるのかは不明だったが、行ってみる価値は十分にありそうだ。
「レン、調査当日はわしもついていくからの」
わしはレンにそうもうし出た。
まあ、ブリーチをつねに観察していたかったし、
わしには彼を元にもどす薬を作るべく、彼のデータを収集するという義務がある。
「あんま無茶はしないようにね。しろさん、ちっこいんだしさ」
「安心せい。わしは泣く子もだまる、一流のさすらいネズミじゃぞ」
わしにたいするレンの言葉には、いつもながら配慮を感じられなかったが、
調査隊の活動にわしみずから同行するのは、じつを言えば初のこころみだ。
人間の子どもから身のほど知らずだと思われても、しょうがない。
しかしわしは、そうやすやすと危険生物に食われるようなタマではない。
わしは、けしてラッキーで生きのびてきたネズミじゃない。
頭脳と仲間と、そして大きな秘密が、つねにここにあるからだ。
*
目的の異界穴は、もえぎ町にあった。電車なら、うさみ町から四十分はかかる。
だが、暗い夜空をドラギィに乗って飛んでいけば、ほんの十五分で到着できる。
ブリーチはレンを、フリーナはユカを、フレディはジュンとタクを乗せた。
わしはというと、レンの上着の胸ポケットでじっとブリーチの頭を見ていた。
こうしてメンバー全員で空を飛ぶのは、なかなかいい気分だった。
昼間ならもっと気持ちいいフライトになるだろうが、だれも文句はいうまい。
裏世界がらみの調査は、夜におこなったほうが都合がいいのだ。
もしもの時のため、ドラギィたちは全員、
わしが開発した『雲隠れチョーカー』を首にまいてきていた。
以前にも、調査隊の活動につかったことのあるアイテムだ。
ひゅうぅぅ~~。
耳の奥まで突きぬける、寒いくらい肌にしみる夜の風。
バラバラと暴れる服と髪。ドラギィたちの翼が風を切る音。
ついでに、突風にのたうち回るわしのホイップヘアー――。
「さっきから気になってるんだけど」
レンがふいに口を開いた。
「オレたちのすぐそばを飛んでるあのちっこいの、いったいなに?」
ブリーチの右翼側を、ドラギィの速度にまけじと飛んでいる、
白いネズミ型の飛行物体のことをいっているのだ。
「なんじゃ、レン。あれが気になっておるのか。
あれはわがフレデリック・ラボがほこる最新鋭の撮影ドローンじゃぞ」
四つの足にはハイパワーの超小型ジェットエンジンを搭載。
両目には4K解像度カメラを内蔵。一本のプロペラで完璧な安定飛行。
背中のぜんまいが月明かりに鈍くかがやく、マウスサイズのにくいやつ。
その名も、『ぜんまいドローンネズミ』だ。
先に開発した、オートマチックぜんまいネズミの進化版といえよう。
「ブリーチの行動記録をしっかりと撮っておきたいからのう。
今日から運用をスタートしたのじゃ。ふふん、どこまでも追跡して隠し撮りじゃぞ」
わしは鼻高々にそう言ったが、レンはどこか複雑な顔をしていた。
「撮影ドローンをつけるんだったらさ、
わざわざしろさんがついてくる必要ないんじゃない?
ブリーチの様子なら、ラボで映像を見ればすむハナシだし」
「たまには現場の雰囲気を味わってもよいじゃろう?
それに、ブリーチのことは徹底して真剣に取り組むと決めたのじゃ」
決めたはよかったが、さすがに秋の上空はかなり肌寒い。
ドラギィたちの体温で守られていなければ、とっくに凍えているところだ。
「はぁ~、フレディの背中って、わりとあったかいから寒くても快適だよ!」
タクが、フレディのつやつやな毛並みをなでながら言った。
ジュンはタクの背後からしがみつくように座っていた。
「こうして飛んでてようー、急に元の姿にもどったらどーなるんだぁ?」
と、ジュンがブリーチにむかって話しかけた。
「そうだなあ、たぶん元に戻ったショックで、
オレ、ぐーるぐる回りながら墜落しちまうだろうなあ、ハッハッハッ!」
ブリーチは冗談めかして大笑いした。
「やめろよ、縁起でもない!」レンが身ぶるいする。
「オレ、前にキミの背中から落っこちて以来、トラウマになってるんだから!」
「へぇ~、そうなのかあ。まあ、安心しろよい。
オレさまがフラップに戻るようなことなんて、絶対にないからなあ!」
ユカが不思議そうにたずねた。「なんで、そう言いきれるの?」
「なんでって、そりゃあ、オレさまには分かるからさ。
あいつの心はいま、この胸のずっと奥で眠っちまってるってことがな。
オレの心が強くゆさぶられでもしないかぎり、あいつは起きないさ。
そして、おれの心がゆさぶられることは、万に一つもありえないってな!」
「「どうだか!」」フリーナとフレディが、天をあおいで声をそろえた。
例の裏世界への入り口は、もえぎ町にある、
もえぎの丘公園というちょっと大きな公園に隠れている。
この公園、恐竜をモチーフにした愛らしい遊具がいくつもあって、
小さい子どもたちに大人気のようだ。地元では、『恐竜公園』とよばれている。
ティラノサウルスの滑り台に、ブラキオサウルスのブランコ、
トリケラトプスのスプリング遊具に、パラサウロロフスのシーソー。
だが、わしらが公園へとおり立った時――
そこにはこの公園ににつかわしくない人間どもがたむろしていた。
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