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第一章〜大和型戦艦異世界へ〜
第1話 未知の海域
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「……機関停止!各班状況報告!」
急な回頭の揺れに耐えるため、羅針盤の縁を掴んでいた光太郎は、揺れで落とした帽子を被り直しながら、一度機関を停止させ状況を報告を待った。
『索敵班から第一艦橋へ、電波探信儀並びに水中聴音機問題なし!通信機も回復しました!』
『こちら作業班、一部区間に浸水を確認!恐らく回頭時に座礁した模様です!損傷は微小のため、現在応急修理中!』
第一艦橋に各班からの報告が入ってくる。それを聞いた光太郎は、眞の方を見た。
「一文字司令官…意見具申、大和と武蔵をここに停泊させ、本土、もしくは近場に居るだろう信濃と紀伊と連絡を取るのが、最優先事項だと思います」
光太郎の提案を聞き、眞は少し考えそして、
「………そうだな、その判断が正しいだろう。それと同時に、哨戒機を飛ばしてこの島をちょうさしてくれ……私の記憶が正しかったら、進路上に島はなかったはずだからな」
「はっ!」
光太郎の提案に賛成しつつ、島に哨戒機を飛ばして調べるように伝える。
大和と武蔵はそれぞれ錨を下ろし、哨戒機を飛ばして島の調査を始める。
しかし、幾ら奮闘しても、本土所か信濃と紀伊と連絡が繋がらない。通信機が故障したかと思い、大和と武蔵で通信を行うと、通信機は問題なく作動したため、機器の故障ではないのが分かった。
一方、哨戒機による調査により、巨大な島の周囲に複数の大小様々な島があることが判明。しかし、大日本帝國の太平洋側の沖合に、そのような特徴的な島々はないため、謎が深まるばかりだ。
以上の結果から、光太郎、眞、信介、光成の四名は緊急事態として大和の会議室に集まり、会議していた。
「現在、大和と武蔵は未知の海域に停泊している…それは間違いないな?」
光成は大和と武蔵の現状を再確認する。
「はい。通信機器は一切壊れていない上に、航海長曰く、大日本帝國側の太平洋に、あのような島々は、無いと断言出来るとのことです」
光成の質問に光太郎は、自身が受けた報告をそのまま伝える。
「個人的な意見としては、あの島を仮拠点とし、何処の海域かどうか哨戒機などで調べた方が宜しいかと…幸い大和と武蔵合わせて、哨戒機が10機ありますし、大和や武蔵を無闇に動かして、大海原のど真ん中で、燃料切れで停止という事態だけは避けた方が良いかと…」
真面目な話には真面目になる信介は、自身が考えていた方針を三人に伝えた。
「…私も同意見です。燃費補給ができない現状、大和と武蔵は、いざと言う時になるまで動かさない方が宜しいかと…」
信介の提案に、光太郎は賛同する。
2人の意見を聞き、眞と光成は互いに顔を見合せた後頷く。
「鳴門艦長の提案を採用しよう、我々は孤立して可能性が高い。現状、無駄な消費はできるだけ抑える方がいいだろうからな」
光成は信介の提案を採用すると決定する。
「分かりました。では、乗組員達にそう伝えます。それでは失礼致します」
「私もこれで…」
光太郎と信介は、それぞれの乗組員にその事を伝えるべく、光太郎は大和の第一艦橋へ、信介は武蔵に戻って行った。
大和の会議室には眞と光成が残っていた。
「流石、我が帝國海軍の厳しい審査を通った2人ですな…」
眞は2人の優秀さに、嬉しそうに微笑みながら呟いた。
「ふふっ…光太郎は昔から海軍に憧れておったからな…俺や五十六が海軍のイロハを教えていたんだ。優秀じゃない方がおかしいというものよ」
眞の呟きを聞き、光成は光太郎について、自慢げに話す。
「通りで優秀なはずです…」
「それに、アイツは将棋や囲碁も強いぞ…まぁ、私や五十六の次にだがな」
「それなら、私は勝てませんな」
光成と眞は暫くの間、大和の会議室にて雑談を行っていた。
○
大和と武蔵が停泊している島の沖合。5隻の木造船が、大海原を航海していた。
全ての木造船の帆と旗には、髑髏マークが描かれており、乗組員はまるで海賊のような風貌をしていた。
「キャプテンヴァイス!」
「なんだ騒々しい…」
慌てた乗組員が、海賊キャプテンヴァイスが居る船長室に入ってくる。
海賊キャプテンヴァイス、立派な髭を生やした黒髪の男で、とある国の私掠船の船長。現在は敵国の貿易妨害のための航海中である。
「つまらんことなら……分かっているだろうな?」
許可なく勝手に入ってきた乗組員に、少々腹が立っているヴァイスは、銃口をその乗組員の胸に突きつける。
「ほ、北東の無人島に、バカでかい鉄の船があるんです!本当です、甲板で確認してください!」
「なんだと?」
大きな鉄の船と聞き、ヴァイスはその真偽を確かめるために、甲板へと出た。
甲板では他の乗組員が北東の方を見つめていた。
「ふむ…」
ヴァイスは甲板の乗組員達を退かせ、持ってきさせた望遠鏡で北東の方を見る。
「…………むっ、あれか?」
望遠鏡で例の船を探していると、ヴァイスは2隻の巨大な船を見つける。
ヴァイス達が見つけた、無人島に停泊しているという船は、大和と武蔵のことである。
「ほう、あれは大帝国の最新艦か?」
「かもしれません…船長、どう致します?」
ニヤニヤと笑みを浮かべながら、ヴァイスと乗組員は見つめ合う。
「野郎共ーーー!!あの船を奪い、我らの物にしようぞーーーー!!!!」
オオォーーーーーーー!!!!!!
乗組員はそれぞれの武器を掲げた後、それぞれの船に居る奴隷達にオールを漕がせ、大和と武蔵に向けて針路を変えた。
急な回頭の揺れに耐えるため、羅針盤の縁を掴んでいた光太郎は、揺れで落とした帽子を被り直しながら、一度機関を停止させ状況を報告を待った。
『索敵班から第一艦橋へ、電波探信儀並びに水中聴音機問題なし!通信機も回復しました!』
『こちら作業班、一部区間に浸水を確認!恐らく回頭時に座礁した模様です!損傷は微小のため、現在応急修理中!』
第一艦橋に各班からの報告が入ってくる。それを聞いた光太郎は、眞の方を見た。
「一文字司令官…意見具申、大和と武蔵をここに停泊させ、本土、もしくは近場に居るだろう信濃と紀伊と連絡を取るのが、最優先事項だと思います」
光太郎の提案を聞き、眞は少し考えそして、
「………そうだな、その判断が正しいだろう。それと同時に、哨戒機を飛ばしてこの島をちょうさしてくれ……私の記憶が正しかったら、進路上に島はなかったはずだからな」
「はっ!」
光太郎の提案に賛成しつつ、島に哨戒機を飛ばして調べるように伝える。
大和と武蔵はそれぞれ錨を下ろし、哨戒機を飛ばして島の調査を始める。
しかし、幾ら奮闘しても、本土所か信濃と紀伊と連絡が繋がらない。通信機が故障したかと思い、大和と武蔵で通信を行うと、通信機は問題なく作動したため、機器の故障ではないのが分かった。
一方、哨戒機による調査により、巨大な島の周囲に複数の大小様々な島があることが判明。しかし、大日本帝國の太平洋側の沖合に、そのような特徴的な島々はないため、謎が深まるばかりだ。
以上の結果から、光太郎、眞、信介、光成の四名は緊急事態として大和の会議室に集まり、会議していた。
「現在、大和と武蔵は未知の海域に停泊している…それは間違いないな?」
光成は大和と武蔵の現状を再確認する。
「はい。通信機器は一切壊れていない上に、航海長曰く、大日本帝國側の太平洋に、あのような島々は、無いと断言出来るとのことです」
光成の質問に光太郎は、自身が受けた報告をそのまま伝える。
「個人的な意見としては、あの島を仮拠点とし、何処の海域かどうか哨戒機などで調べた方が宜しいかと…幸い大和と武蔵合わせて、哨戒機が10機ありますし、大和や武蔵を無闇に動かして、大海原のど真ん中で、燃料切れで停止という事態だけは避けた方が良いかと…」
真面目な話には真面目になる信介は、自身が考えていた方針を三人に伝えた。
「…私も同意見です。燃費補給ができない現状、大和と武蔵は、いざと言う時になるまで動かさない方が宜しいかと…」
信介の提案に、光太郎は賛同する。
2人の意見を聞き、眞と光成は互いに顔を見合せた後頷く。
「鳴門艦長の提案を採用しよう、我々は孤立して可能性が高い。現状、無駄な消費はできるだけ抑える方がいいだろうからな」
光成は信介の提案を採用すると決定する。
「分かりました。では、乗組員達にそう伝えます。それでは失礼致します」
「私もこれで…」
光太郎と信介は、それぞれの乗組員にその事を伝えるべく、光太郎は大和の第一艦橋へ、信介は武蔵に戻って行った。
大和の会議室には眞と光成が残っていた。
「流石、我が帝國海軍の厳しい審査を通った2人ですな…」
眞は2人の優秀さに、嬉しそうに微笑みながら呟いた。
「ふふっ…光太郎は昔から海軍に憧れておったからな…俺や五十六が海軍のイロハを教えていたんだ。優秀じゃない方がおかしいというものよ」
眞の呟きを聞き、光成は光太郎について、自慢げに話す。
「通りで優秀なはずです…」
「それに、アイツは将棋や囲碁も強いぞ…まぁ、私や五十六の次にだがな」
「それなら、私は勝てませんな」
光成と眞は暫くの間、大和の会議室にて雑談を行っていた。
○
大和と武蔵が停泊している島の沖合。5隻の木造船が、大海原を航海していた。
全ての木造船の帆と旗には、髑髏マークが描かれており、乗組員はまるで海賊のような風貌をしていた。
「キャプテンヴァイス!」
「なんだ騒々しい…」
慌てた乗組員が、海賊キャプテンヴァイスが居る船長室に入ってくる。
海賊キャプテンヴァイス、立派な髭を生やした黒髪の男で、とある国の私掠船の船長。現在は敵国の貿易妨害のための航海中である。
「つまらんことなら……分かっているだろうな?」
許可なく勝手に入ってきた乗組員に、少々腹が立っているヴァイスは、銃口をその乗組員の胸に突きつける。
「ほ、北東の無人島に、バカでかい鉄の船があるんです!本当です、甲板で確認してください!」
「なんだと?」
大きな鉄の船と聞き、ヴァイスはその真偽を確かめるために、甲板へと出た。
甲板では他の乗組員が北東の方を見つめていた。
「ふむ…」
ヴァイスは甲板の乗組員達を退かせ、持ってきさせた望遠鏡で北東の方を見る。
「…………むっ、あれか?」
望遠鏡で例の船を探していると、ヴァイスは2隻の巨大な船を見つける。
ヴァイス達が見つけた、無人島に停泊しているという船は、大和と武蔵のことである。
「ほう、あれは大帝国の最新艦か?」
「かもしれません…船長、どう致します?」
ニヤニヤと笑みを浮かべながら、ヴァイスと乗組員は見つめ合う。
「野郎共ーーー!!あの船を奪い、我らの物にしようぞーーーー!!!!」
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