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第八章〜統一戦争〜
第90話 反攻作戦決行前
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ミルバル防衛戦から1ヶ月程経過した。
連盟軍は現在、虎哲、ルビット、ギバラ、メルヴンの4名が考えた反攻作戦の計画を元に準備中である。
なお、作戦準備を行う前に、アーガス軍に紛れ込んでいた大帝国のスパイを大検挙したため、漏れることは無いとされている。
現在のアーガス共和国には、T-1戦車が210両程届いており、着々とシュヴァルツの機甲師団が強化されていた。一方の海では、桜花艦隊に晴天と晴風が、夜桜艦隊に間宮型補給潜水母艦伊良湖、琵琶湖、洞爺湖が、それぞれ合流した。
そして今、司令室に光太郎、虎哲、ルビット、ギバラ、メルヴン、アルターレの6名が集まっていた。
「それでは、今回の反攻作戦、神風作戦の最終確認を行います。と言っても、流れを確認する程度なので、詳細は省かせていただきます」
虎哲は司会となり、神風作戦と名付けた作戦の最終確認の会議を行うことにした。
「最初に申しますが、この作戦中は、作戦本部を本丸、アーガス国防軍は北条、シュヴァルツ機甲師団は博多、我々日丸国軍は肥前、桜花艦隊は対馬、連邦艦隊は壱岐、そして敵軍は元朝、もしくは馬と呼称します」
作戦の内容を再確認する前に、虎哲は作戦中の各軍の呼称を読み上げていく。
今回の反攻作戦『神風』は、他国から自分達の土地を守り追い出すということで、蒙古襲来から名付けられており、呼称を変えている理由としては、通信を傍受されたとしても、理解ができないようにするためである。
「まず、対馬が敵港の破壊しながら南下、敵海軍を引き寄せます。そして、その間に北条、博多、肥前が南下を開始、博多はそのまま南下し、北条肥前は、ミヤーデルの最南端に辿り着き次第、東に転進中央西洋側の港を抑える予定です。その間博多は、壱岐から放たれる矢と連携し、南部全域を抑えるといった感じですね……」
机の上に広げられている地図の上にある駒を動かしながら、虎哲は大体の流れを説明した。
「神風作戦の開始は、余裕を持って5日後、〇四〇〇の早朝に行います。新たな質問や、報告がある方はいらっしゃいますか?」
作戦開始日を伝え終えた虎哲は、報告などがないか皆に尋ねた。
「……ないようなので、最終確認はこれにて終わりにいただきます…以上解散!」
質問や報告が上がらなかったため、虎哲は最終確認の会議を終わらせた。
会議が終わり、各軍は作戦開始まで英気をしっかり養うことにした。だが、とある情報により、戦局が大きく変わることになる。
〇
ロレック王国首都バーンイル。
南東部に位置する大都市は、現在濃霧に包まれていた。
「ふぁ~…眠い……」
大帝国から派遣された憲兵が、欠伸をしながらペアで見回りをしていた。
「しかし、いつになったら進軍するんだろうな…」
「さぁな…無敵の帝国陸軍が、何やってんだ!っとは思うけどな…」
2人は歩きながら、中々進まないアーガス大陸統一に愚痴を零す。
「出来ればさっさとやってくれないかな…ずっとここに居るのは辛いよ…」
「なぁ~…」
ミルバル攻略が失敗した影響で、任務期間を延期された憲兵達には、現在少しながら疲労が溜まっており、彼らのように本土に戻りたいと願う者が多い。
「ん?なんか聴こえないか…?」
「え?」
2人がパトロールしていると、1人が何かの音を聞き取り、その事を聞かれたもう1人は、耳を済ませてみる。
「…海の方か?」
「行ってみよう」
その音が海から聞こえていることに気づいた2人は駆け足で、海岸へと向かった。
「くそ、霧で見えねぇ!」
「船なのは分かるんだが…」
海岸に着いた2人は、目を凝らして音を発生させている船を探そうとするが、霧によって遮られよく見えない。
「……おい、あれ!」
「ん?」
目を凝らし船を探していた2人は、霧の奥から見えてきた大きな影を見つけ、そちらを見つめる。
「なっ…!」
「…あ、あぁ……ッ!」
タイミングよく霧が晴れ始め、2人は発見した大きな影の正体を見ながら絶句する。
そしてその大きな影は、座礁したのか浅瀬で動きが止まった。
「や、やや…!」
「間違いない!あの巨体は……!」
止まった船を見ながら2人は動揺を隠せなかった。
何せそれは、
「「大和だ!!」」
彼らも噂で聞いている日丸国の戦艦、大和型戦艦とそっくりだったからだ。
「い、急いで報告するぞ!」
「ああ…桜花艦隊が、連盟軍が攻めてきた!!」
緊急事態だと判断した2人は、急いで大帝国の駐屯地へと向かった。
2人が発見した艦艇は、正確には大和でも武蔵でも信濃でもないのだが、日丸国が攻めてきたという2人の報告は、戦況を大きく変えることになる。
連盟軍は現在、虎哲、ルビット、ギバラ、メルヴンの4名が考えた反攻作戦の計画を元に準備中である。
なお、作戦準備を行う前に、アーガス軍に紛れ込んでいた大帝国のスパイを大検挙したため、漏れることは無いとされている。
現在のアーガス共和国には、T-1戦車が210両程届いており、着々とシュヴァルツの機甲師団が強化されていた。一方の海では、桜花艦隊に晴天と晴風が、夜桜艦隊に間宮型補給潜水母艦伊良湖、琵琶湖、洞爺湖が、それぞれ合流した。
そして今、司令室に光太郎、虎哲、ルビット、ギバラ、メルヴン、アルターレの6名が集まっていた。
「それでは、今回の反攻作戦、神風作戦の最終確認を行います。と言っても、流れを確認する程度なので、詳細は省かせていただきます」
虎哲は司会となり、神風作戦と名付けた作戦の最終確認の会議を行うことにした。
「最初に申しますが、この作戦中は、作戦本部を本丸、アーガス国防軍は北条、シュヴァルツ機甲師団は博多、我々日丸国軍は肥前、桜花艦隊は対馬、連邦艦隊は壱岐、そして敵軍は元朝、もしくは馬と呼称します」
作戦の内容を再確認する前に、虎哲は作戦中の各軍の呼称を読み上げていく。
今回の反攻作戦『神風』は、他国から自分達の土地を守り追い出すということで、蒙古襲来から名付けられており、呼称を変えている理由としては、通信を傍受されたとしても、理解ができないようにするためである。
「まず、対馬が敵港の破壊しながら南下、敵海軍を引き寄せます。そして、その間に北条、博多、肥前が南下を開始、博多はそのまま南下し、北条肥前は、ミヤーデルの最南端に辿り着き次第、東に転進中央西洋側の港を抑える予定です。その間博多は、壱岐から放たれる矢と連携し、南部全域を抑えるといった感じですね……」
机の上に広げられている地図の上にある駒を動かしながら、虎哲は大体の流れを説明した。
「神風作戦の開始は、余裕を持って5日後、〇四〇〇の早朝に行います。新たな質問や、報告がある方はいらっしゃいますか?」
作戦開始日を伝え終えた虎哲は、報告などがないか皆に尋ねた。
「……ないようなので、最終確認はこれにて終わりにいただきます…以上解散!」
質問や報告が上がらなかったため、虎哲は最終確認の会議を終わらせた。
会議が終わり、各軍は作戦開始まで英気をしっかり養うことにした。だが、とある情報により、戦局が大きく変わることになる。
〇
ロレック王国首都バーンイル。
南東部に位置する大都市は、現在濃霧に包まれていた。
「ふぁ~…眠い……」
大帝国から派遣された憲兵が、欠伸をしながらペアで見回りをしていた。
「しかし、いつになったら進軍するんだろうな…」
「さぁな…無敵の帝国陸軍が、何やってんだ!っとは思うけどな…」
2人は歩きながら、中々進まないアーガス大陸統一に愚痴を零す。
「出来ればさっさとやってくれないかな…ずっとここに居るのは辛いよ…」
「なぁ~…」
ミルバル攻略が失敗した影響で、任務期間を延期された憲兵達には、現在少しながら疲労が溜まっており、彼らのように本土に戻りたいと願う者が多い。
「ん?なんか聴こえないか…?」
「え?」
2人がパトロールしていると、1人が何かの音を聞き取り、その事を聞かれたもう1人は、耳を済ませてみる。
「…海の方か?」
「行ってみよう」
その音が海から聞こえていることに気づいた2人は駆け足で、海岸へと向かった。
「くそ、霧で見えねぇ!」
「船なのは分かるんだが…」
海岸に着いた2人は、目を凝らして音を発生させている船を探そうとするが、霧によって遮られよく見えない。
「……おい、あれ!」
「ん?」
目を凝らし船を探していた2人は、霧の奥から見えてきた大きな影を見つけ、そちらを見つめる。
「なっ…!」
「…あ、あぁ……ッ!」
タイミングよく霧が晴れ始め、2人は発見した大きな影の正体を見ながら絶句する。
そしてその大きな影は、座礁したのか浅瀬で動きが止まった。
「や、やや…!」
「間違いない!あの巨体は……!」
止まった船を見ながら2人は動揺を隠せなかった。
何せそれは、
「「大和だ!!」」
彼らも噂で聞いている日丸国の戦艦、大和型戦艦とそっくりだったからだ。
「い、急いで報告するぞ!」
「ああ…桜花艦隊が、連盟軍が攻めてきた!!」
緊急事態だと判断した2人は、急いで大帝国の駐屯地へと向かった。
2人が発見した艦艇は、正確には大和でも武蔵でも信濃でもないのだが、日丸国が攻めてきたという2人の報告は、戦況を大きく変えることになる。
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