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第九章〜世界大戦〜
第104話 大帝国からの提案
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アーガス休戦協定が締結してから8ヶ月が過ぎた。
世界共栄連盟とソラリス大帝国は、それぞれ軍事力の強化を行っており、日に日に緊張度が増していた。
そんなある日、世界共栄連盟の加盟国に、ソラリス大帝国から一通の連絡が入ることになる。
「世界会議の提案…?」
「はい、その通りです」
首相官邸にて、光成はシンシアから、世界共栄連盟宛に届いた手紙の内容を報告していた。
手紙の内容は、アーガス南西部の軍港都市バッフルにて、世界大戦を回避するために各国の外交官を向かわせ世界会議を行わないかという物だった。
「軍事力を強化しているという大帝国から、こんな提案があるとは…少し怪しいな……」
大帝国からの提案に、光成は少し訝しむ。
「私としても何かを企んでいると思ってます。ですが、本当に世界大戦回避のため、動いているのであれば…話し合ってみる価値はあるのでは……?」
シンシアは光成の意見に共感しつつ、話し合って見ることを提案する。
「無論、外交官が出向くということなので、私が行きます…!」
光成の首を縦に降らせるため、シンシアは自分が出向くと堂々宣言する。
「しかしなぁ…」
シンシアの宣言に、光成は両腕を組み頭を悩ませる。
子供がいない光成にとって、シンシアは今や孫のような存在のため、孫バカが発動しシンシアを派遣するのに躊躇っているのだ。
「アーミヤも連れていくので!どうかお願いします!」
安心されるためにも、シンシアはアーミヤもつれていくと話した。
「…………分かった。ローベルト首相達と話し合い、会議に参加すると決まったら、護衛付きで君を派遣しよう」
最終的にシンシアのつぶらな瞳に負けた光成は、連盟内で話し合った後、参加するとなった時に、シンシアを派遣することを約束した。
「ありがとうございます!」
役に立てると思ったシンシアは、ニッコリと笑顔を浮かべて、光成に礼を述べる。
「それでは、私はこのことをアーミヤに伝えてくるため、ここで失礼します…!」
「あ、あぁ…」
シンシアはアーミヤに世界会議の件を報告するため、そのまま部屋から退出した。
「…各国に掛け合って、緊急会議を開くとするか……」
ため息を吐いた後、光成は連盟国内に連絡を送った後、緊急会議を始める準備を始めた。
○
各国にも同じような手紙が届いていたため、緊急会議は直ぐに決まった。
「それでは、緊急会議を開催致します。今回緊急会議を開くことになった理由としては、皆さんもご存知でしょうが、先日大帝国から世界大戦を回避するため、会議を行わないかという手紙が届きました。それに対する方針を決めるため、この度会議を開くことになったのです」
光成は初めに会議を開いた理由を話し、続くように日丸国の意見も話すことにした。
「まず、我々日丸国としては、この会議に参加してみようかと思っております。確かに怪しいさはありますが…大規模な戦争を回避出来るのであれば、それもよろしいかと…」
光成が日丸国としての意見を話すと、トムヤード達はそれぞれ悩む。
『確かに、戦争を回避出来るというのはいい事だ…しかし、世界共栄連盟は大帝国に対抗するために結成した陣営だ…大帝国と仲が良くなれば、陣営崩壊に繋がりかねんぞ?』
トムヤードは和平が出来るならそれが良いと踏まえたうえで、その結果に起きることを伝える。
『それこそ、過激派の勢いが増してしまうかもしれません……』
過激派に命を狙われたウルフは、トムヤードの言葉に付け足すように話した。
「確かに、ローベルト首相、アルシャー大統領の言う通りかもしれません。ですが、仮に大帝国が仮想敵国では無くなったとしても、我々は異世界から来るかもしれない敵に備える必要があるのです。実際、日丸国には一度別世界の軍が現れ、戦闘になったことがあるので…」
それに対し光成は、別世界から来るかもしれない脅威について話した。
『…確かに、その可能性はありますね……』
『仮に大帝国と仲良くなったとしても、別世界からの侵略の心配がある…か……』
別世界の脅威に対抗するべきだと、言われたトムヤードとウルフは納得する。
しかし、1人だけ納得がいかなかった者がいた。
『しかしながら、竹田首相!我々としては、アーガス大陸の奪還が、夢なのですが…!』
アーガス大陸の全土奪還を目指しているバエルラだった。
「無論分かっております。向こうが和平交渉をしたいというのならば、話し合いで全土を奪還できる可能性は十分にあります。そうすれば、疲労することなく全土を解放できるとは思いませんか…?」
納得していないバエルラに、光成は会議で解放するように話せばいいと、メリットを含めて話した。
『………まぁ、それなら確かに…』
光成の話を聞いたバエルラは、話し合いによるアーガス大陸の解放に納得する。
「…それでは!我々はこの大帝国からの提案を呑む。それでよろしいですな?」
『うむ…!』
『はい!』
『えぇ…』
こうして、世界共栄連盟の各国は、大帝国が提案した、世界会議の参加を表明した。
これに対して過激派は激昂する者が多かったが、穏健派はこの世界会議を賞賛し、このまま大戦を回避できる!そう思っていた。
世界共栄連盟とソラリス大帝国は、それぞれ軍事力の強化を行っており、日に日に緊張度が増していた。
そんなある日、世界共栄連盟の加盟国に、ソラリス大帝国から一通の連絡が入ることになる。
「世界会議の提案…?」
「はい、その通りです」
首相官邸にて、光成はシンシアから、世界共栄連盟宛に届いた手紙の内容を報告していた。
手紙の内容は、アーガス南西部の軍港都市バッフルにて、世界大戦を回避するために各国の外交官を向かわせ世界会議を行わないかという物だった。
「軍事力を強化しているという大帝国から、こんな提案があるとは…少し怪しいな……」
大帝国からの提案に、光成は少し訝しむ。
「私としても何かを企んでいると思ってます。ですが、本当に世界大戦回避のため、動いているのであれば…話し合ってみる価値はあるのでは……?」
シンシアは光成の意見に共感しつつ、話し合って見ることを提案する。
「無論、外交官が出向くということなので、私が行きます…!」
光成の首を縦に降らせるため、シンシアは自分が出向くと堂々宣言する。
「しかしなぁ…」
シンシアの宣言に、光成は両腕を組み頭を悩ませる。
子供がいない光成にとって、シンシアは今や孫のような存在のため、孫バカが発動しシンシアを派遣するのに躊躇っているのだ。
「アーミヤも連れていくので!どうかお願いします!」
安心されるためにも、シンシアはアーミヤもつれていくと話した。
「…………分かった。ローベルト首相達と話し合い、会議に参加すると決まったら、護衛付きで君を派遣しよう」
最終的にシンシアのつぶらな瞳に負けた光成は、連盟内で話し合った後、参加するとなった時に、シンシアを派遣することを約束した。
「ありがとうございます!」
役に立てると思ったシンシアは、ニッコリと笑顔を浮かべて、光成に礼を述べる。
「それでは、私はこのことをアーミヤに伝えてくるため、ここで失礼します…!」
「あ、あぁ…」
シンシアはアーミヤに世界会議の件を報告するため、そのまま部屋から退出した。
「…各国に掛け合って、緊急会議を開くとするか……」
ため息を吐いた後、光成は連盟国内に連絡を送った後、緊急会議を始める準備を始めた。
○
各国にも同じような手紙が届いていたため、緊急会議は直ぐに決まった。
「それでは、緊急会議を開催致します。今回緊急会議を開くことになった理由としては、皆さんもご存知でしょうが、先日大帝国から世界大戦を回避するため、会議を行わないかという手紙が届きました。それに対する方針を決めるため、この度会議を開くことになったのです」
光成は初めに会議を開いた理由を話し、続くように日丸国の意見も話すことにした。
「まず、我々日丸国としては、この会議に参加してみようかと思っております。確かに怪しいさはありますが…大規模な戦争を回避出来るのであれば、それもよろしいかと…」
光成が日丸国としての意見を話すと、トムヤード達はそれぞれ悩む。
『確かに、戦争を回避出来るというのはいい事だ…しかし、世界共栄連盟は大帝国に対抗するために結成した陣営だ…大帝国と仲が良くなれば、陣営崩壊に繋がりかねんぞ?』
トムヤードは和平が出来るならそれが良いと踏まえたうえで、その結果に起きることを伝える。
『それこそ、過激派の勢いが増してしまうかもしれません……』
過激派に命を狙われたウルフは、トムヤードの言葉に付け足すように話した。
「確かに、ローベルト首相、アルシャー大統領の言う通りかもしれません。ですが、仮に大帝国が仮想敵国では無くなったとしても、我々は異世界から来るかもしれない敵に備える必要があるのです。実際、日丸国には一度別世界の軍が現れ、戦闘になったことがあるので…」
それに対し光成は、別世界から来るかもしれない脅威について話した。
『…確かに、その可能性はありますね……』
『仮に大帝国と仲良くなったとしても、別世界からの侵略の心配がある…か……』
別世界の脅威に対抗するべきだと、言われたトムヤードとウルフは納得する。
しかし、1人だけ納得がいかなかった者がいた。
『しかしながら、竹田首相!我々としては、アーガス大陸の奪還が、夢なのですが…!』
アーガス大陸の全土奪還を目指しているバエルラだった。
「無論分かっております。向こうが和平交渉をしたいというのならば、話し合いで全土を奪還できる可能性は十分にあります。そうすれば、疲労することなく全土を解放できるとは思いませんか…?」
納得していないバエルラに、光成は会議で解放するように話せばいいと、メリットを含めて話した。
『………まぁ、それなら確かに…』
光成の話を聞いたバエルラは、話し合いによるアーガス大陸の解放に納得する。
「…それでは!我々はこの大帝国からの提案を呑む。それでよろしいですな?」
『うむ…!』
『はい!』
『えぇ…』
こうして、世界共栄連盟の各国は、大帝国が提案した、世界会議の参加を表明した。
これに対して過激派は激昂する者が多かったが、穏健派はこの世界会議を賞賛し、このまま大戦を回避できる!そう思っていた。
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