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モイズ村は比較的城下から近い位置にある。休みなく馬車を走らせれば直ぐに着く距離だ。
アレクサンドラは馬車に乗り込み、なんとか怒りを抑えようと大きく深呼吸してからこの件について色々頭の中で考えを巡らせた。
なぜ城下からほど近く、直ぐに対処できそうなモイズ村を選んだのか。
それは、これだけ城下から近い農村で毒による死者を大量に出せば、強いインパクトを与えることができるからだろう。
これが夢の中でも行われていたのなら、アレクサンドラが幽閉されていた間、モイズ村は大惨事になっていたことだろう。
「なんとしても止めなくては」
そう呟き窓の外を見つめた。
モイズ村には三時間ほどで到着した。
本来ならもう少し時間がかかるところだが、セバスチャンが要所要所で馬を手配してくれていたおかげで、ほとんど休憩を取らずに馬車を走らせることができたからだ。
モイズ村では、馬車を降りると先に連絡がいっていたのか村長のファイザルが待ち構えていた。
「お嬢様、お待ちしておりました。私の屋敷を解放いたしますので、どうぞまずはそちらで休憩などされて旅の疲れを癒やして下さいませ」
「ありがとう。その気持ちはとても有り難いけれど、一刻も争いますわ。少しモワノ子爵領と交流ががある村民と話しをしたいのだけど」
「さ、さようでございますか。承知いたしました。では、ダヴィドを呼んでまいります」
ファイザルは慌てて踵を返すと、ダヴィドの名を叫びながら去っていった。
その後姿を見つめながら、他の村人に案内されファイザルの屋敷へ向った。
屋敷といっても農村の村長の屋敷である。そこまで立派なものではなかったが、取り繕ったように不釣り合いな高級家具や調度品が並んでおり大急ぎで準備してくれたことが伺えた。
「ロザリー」
「はい、なんでしょうお嬢様」
「ファイザルにはあとでたっぷり報酬を渡しておいてちょうだい」
そんな会話をしていると、村中を駆け回ったのか額に汗を浮かべゼイゼイと呼吸をしながらファイザルが戻ってきた。
そして背後に立つ、アレクサンドラとそう年齢が変わらない青年を指差した。
「こ、こいつがダヴィドです」
ダヴィドは緊張した面持ちで軽く会釈をした。
「そう、とにかくここに座って。話を聞きたいわ」
アレクサンドラが自分の向いに座るように促すと、ダヴィドは体を強張らせながらゆっくりとアレクサンドラの向いに浅く腰掛けピンと背筋を伸ばした。
「な、なんでも聞いてください! お答えできることならなんでもお答えします!」
「そう緊張しなくていいわ。聞きたいことは噂話のことなの。モワノ子爵がヒウイ川を堰き止めたって噂話のこと。あなたたちはそんな話訊いたことあるかしら?」
「はい、少し前にヒウイ川を堰き止めるのではないかと言う噂話は聞いたことがあります」
「それがどこから流れた噂かわかるかしら?」
「その噂を流したのはどこからかやってきた流れ者のようでした」
そう答えるとダヴィドは表情を曇らせた。
「どうしたの?」
「はい、俺はモワノ子爵領の連中と付き合いがあります。だからそんなこと絶対にするはずがないとわかっていますが」
「わかったわ、一部それを信じてしまう者もいたということね?」
「そうなんです。それに、モワノ子爵領の領民を装った者が先日訪れて、川を堰き止められたくなければ金品を渡せって」
「それは本当なの?! 本当なら噂話が噂話ではなくなってしまうわ!」
「はい、そうなんです。もちろん、俺はそいつらがモワノ子爵領の領民と違うってことはわかってましたから、金品を渡す必要はないって言いましたけど」
「そう、それで他の領民たちはなんて?」
「一応は俺を信じてくれましたけど、不安に思ってるみたいです」
「ダムを壊そうという動きはあるのかしら?」
「まさか、モイズは平和な村です。みんな争いごとは避けてきました。だからこそ、モワノともうまくやれてたんです」
それを聞いてアレクサンドラはどう対応すべきか考えた。
「モワノ子爵領の領民をこちらに呼ぶことはできるかしら?」
「えっ?! モワノ領とは領境でのやりとりのみが許されています。それなのに、彼らをこちらに招いていいんですか?!」
「もちろん、これは例外よ。それに、今後は様子を見て行き来もできるようお父様に進言しておくわ」
「はい! それは奴らも喜ぶと思います!」
そう言うと、ダヴィドは立ち上がった。
「ダヴィド、待ってちょうだい。あと一つ質問したいことがあるの」
アレクサンドラがそう言って引き止めると、ダヴィドは慌ててソファに座り直した。
「はい、なんでしょう?」
「もしも、もしもの話よ?」
「はい」
「モイズ村に被害を与えるためにヒウイ川に毒を流すとしたら、どこが一番効果的かわかるかしら?」
「ヒ、ヒウイ川に毒をですか?!」
「そう。それもモワノ領に影響が出ないように」
ダヴィドは首をかしげ、少し考えたあと突然閃いたように言った。
「でしたら、西のだんだんのところでしょうね」
「西のだんだん?」
「はい、ヒウイ川がモイズ村に流れ込んできて直ぐに小さな滝のようになっているところがあるんです。村ではそこを西のだんだんって呼んでるんですが、そこは森の中で毒を撒いてもバレないし滝になっているのでモワノ領へ毒が逆流することもありません」
「そうなの。わかったわ、ありがとう」
するとダヴィドは不安そうな顔をした。
「まさか、誰かがそんなことを?」
「いいえ、そうじゃないの。もしものときに防衛できるように弱点を探ってるだけなのよ。そんな争いごとはないとは思うけれど」
「そうなのですね! 領主様はいつもそのように色々なことを考えてらっしゃるのですね! 勉強になりました」
ダヴィドはそう答えて感心したように何度も頷くとハッとした。
「そうでした、急いでモワノ子爵の領民を連れてきます!」
そう言って走って部屋を出ていった。
アレクサンドラは直ぐに噂を流したという流れ者について調べるようにロザリーに言うと、ファイザルを呼んだ。
「お嬢様、どうされました? まさかダヴィドの奴が粗相を?!」
「違うわ。西のだんだんに案内してほしいの」
「西のだんだんですか? ですがあそこはそんなに大きな滝ではありませんし、モイズ村にはもっと素晴らしいものがありますよ。案内いたします!」
「いいの、西のだんだんに行きたいの」
「はぁ、そうですかわかりました」
あまりにもがっかりしたようにファイザルが言うので、アレクサンドラは苦笑しながら言った。
「もちろん、あとで他の場所も案内してもらうわ」
すると一変、ファイザルは嬉しそうに微笑む。
「そうですか! 承知しました。西のだんだんはそんなに長く居るような場所ではありませんしね」
アレクサンドラは馬車に乗り込み、なんとか怒りを抑えようと大きく深呼吸してからこの件について色々頭の中で考えを巡らせた。
なぜ城下からほど近く、直ぐに対処できそうなモイズ村を選んだのか。
それは、これだけ城下から近い農村で毒による死者を大量に出せば、強いインパクトを与えることができるからだろう。
これが夢の中でも行われていたのなら、アレクサンドラが幽閉されていた間、モイズ村は大惨事になっていたことだろう。
「なんとしても止めなくては」
そう呟き窓の外を見つめた。
モイズ村には三時間ほどで到着した。
本来ならもう少し時間がかかるところだが、セバスチャンが要所要所で馬を手配してくれていたおかげで、ほとんど休憩を取らずに馬車を走らせることができたからだ。
モイズ村では、馬車を降りると先に連絡がいっていたのか村長のファイザルが待ち構えていた。
「お嬢様、お待ちしておりました。私の屋敷を解放いたしますので、どうぞまずはそちらで休憩などされて旅の疲れを癒やして下さいませ」
「ありがとう。その気持ちはとても有り難いけれど、一刻も争いますわ。少しモワノ子爵領と交流ががある村民と話しをしたいのだけど」
「さ、さようでございますか。承知いたしました。では、ダヴィドを呼んでまいります」
ファイザルは慌てて踵を返すと、ダヴィドの名を叫びながら去っていった。
その後姿を見つめながら、他の村人に案内されファイザルの屋敷へ向った。
屋敷といっても農村の村長の屋敷である。そこまで立派なものではなかったが、取り繕ったように不釣り合いな高級家具や調度品が並んでおり大急ぎで準備してくれたことが伺えた。
「ロザリー」
「はい、なんでしょうお嬢様」
「ファイザルにはあとでたっぷり報酬を渡しておいてちょうだい」
そんな会話をしていると、村中を駆け回ったのか額に汗を浮かべゼイゼイと呼吸をしながらファイザルが戻ってきた。
そして背後に立つ、アレクサンドラとそう年齢が変わらない青年を指差した。
「こ、こいつがダヴィドです」
ダヴィドは緊張した面持ちで軽く会釈をした。
「そう、とにかくここに座って。話を聞きたいわ」
アレクサンドラが自分の向いに座るように促すと、ダヴィドは体を強張らせながらゆっくりとアレクサンドラの向いに浅く腰掛けピンと背筋を伸ばした。
「な、なんでも聞いてください! お答えできることならなんでもお答えします!」
「そう緊張しなくていいわ。聞きたいことは噂話のことなの。モワノ子爵がヒウイ川を堰き止めたって噂話のこと。あなたたちはそんな話訊いたことあるかしら?」
「はい、少し前にヒウイ川を堰き止めるのではないかと言う噂話は聞いたことがあります」
「それがどこから流れた噂かわかるかしら?」
「その噂を流したのはどこからかやってきた流れ者のようでした」
そう答えるとダヴィドは表情を曇らせた。
「どうしたの?」
「はい、俺はモワノ子爵領の連中と付き合いがあります。だからそんなこと絶対にするはずがないとわかっていますが」
「わかったわ、一部それを信じてしまう者もいたということね?」
「そうなんです。それに、モワノ子爵領の領民を装った者が先日訪れて、川を堰き止められたくなければ金品を渡せって」
「それは本当なの?! 本当なら噂話が噂話ではなくなってしまうわ!」
「はい、そうなんです。もちろん、俺はそいつらがモワノ子爵領の領民と違うってことはわかってましたから、金品を渡す必要はないって言いましたけど」
「そう、それで他の領民たちはなんて?」
「一応は俺を信じてくれましたけど、不安に思ってるみたいです」
「ダムを壊そうという動きはあるのかしら?」
「まさか、モイズは平和な村です。みんな争いごとは避けてきました。だからこそ、モワノともうまくやれてたんです」
それを聞いてアレクサンドラはどう対応すべきか考えた。
「モワノ子爵領の領民をこちらに呼ぶことはできるかしら?」
「えっ?! モワノ領とは領境でのやりとりのみが許されています。それなのに、彼らをこちらに招いていいんですか?!」
「もちろん、これは例外よ。それに、今後は様子を見て行き来もできるようお父様に進言しておくわ」
「はい! それは奴らも喜ぶと思います!」
そう言うと、ダヴィドは立ち上がった。
「ダヴィド、待ってちょうだい。あと一つ質問したいことがあるの」
アレクサンドラがそう言って引き止めると、ダヴィドは慌ててソファに座り直した。
「はい、なんでしょう?」
「もしも、もしもの話よ?」
「はい」
「モイズ村に被害を与えるためにヒウイ川に毒を流すとしたら、どこが一番効果的かわかるかしら?」
「ヒ、ヒウイ川に毒をですか?!」
「そう。それもモワノ領に影響が出ないように」
ダヴィドは首をかしげ、少し考えたあと突然閃いたように言った。
「でしたら、西のだんだんのところでしょうね」
「西のだんだん?」
「はい、ヒウイ川がモイズ村に流れ込んできて直ぐに小さな滝のようになっているところがあるんです。村ではそこを西のだんだんって呼んでるんですが、そこは森の中で毒を撒いてもバレないし滝になっているのでモワノ領へ毒が逆流することもありません」
「そうなの。わかったわ、ありがとう」
するとダヴィドは不安そうな顔をした。
「まさか、誰かがそんなことを?」
「いいえ、そうじゃないの。もしものときに防衛できるように弱点を探ってるだけなのよ。そんな争いごとはないとは思うけれど」
「そうなのですね! 領主様はいつもそのように色々なことを考えてらっしゃるのですね! 勉強になりました」
ダヴィドはそう答えて感心したように何度も頷くとハッとした。
「そうでした、急いでモワノ子爵の領民を連れてきます!」
そう言って走って部屋を出ていった。
アレクサンドラは直ぐに噂を流したという流れ者について調べるようにロザリーに言うと、ファイザルを呼んだ。
「お嬢様、どうされました? まさかダヴィドの奴が粗相を?!」
「違うわ。西のだんだんに案内してほしいの」
「西のだんだんですか? ですがあそこはそんなに大きな滝ではありませんし、モイズ村にはもっと素晴らしいものがありますよ。案内いたします!」
「いいの、西のだんだんに行きたいの」
「はぁ、そうですかわかりました」
あまりにもがっかりしたようにファイザルが言うので、アレクサンドラは苦笑しながら言った。
「もちろん、あとで他の場所も案内してもらうわ」
すると一変、ファイザルは嬉しそうに微笑む。
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