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そもそも二人とも自分でプレゼントを選んでいるわけではないのだから、ジョゼフィーヌが着ているドレスが自分がプレゼントしたドレスかどうかなんて気づくはずがない。
それに考えてみれば、他の令嬢たちにも同じことをしているかもしれない。ならばジョゼフィーヌ一人が注目を浴びることもないだろう。
こうして熟考して迎えた当日、デュケール家に着くとエントランスではすでに招待された令息や令嬢たちで賑わっていた。
今回のお茶会はお互いに気軽に交流する目的で行われるもので、そう格式張ったものではない。ジョゼフィーヌは気楽な気持ちで招待状を入り口の者に見せ中へ入った。
すれ違う貴族たちと挨拶を交わしていると、向こうにひときわ令嬢たちが集まっている場所に目を止める。
ジョゼフィーヌはそこにアレルがいるのだろうと思った。彼はとても人気があり、いつも令嬢たちに囲まれているからだ。
なるべく気づかれないようにしましょう。
外套を使用人に預けると、ジョゼフィーヌは壁際に寄った。と、そこで声をかけられる。
「来てくれましたね。君とはずっと話をしたいと思っていたので、とても光栄です」
その声に振り向くとアレルが立っていた。ジョゼフィーヌはアレルはあちらにいたはずなのにと思いながら、なんとか笑顔で取り繕うと挨拶をした。
そんなジョゼフィーヌを見つめ、少し悲しそうにアレルは言った。
「僕の贈ったドレスはお気に召さなかったのでしょうか?」
「えっ? あっ、いいえ。いいえ違いますわ。私ってば、うっかり違うドレスを着てしまったみたいですわ。デュケール公爵令息の贈ってくださったドレスはどれも素敵なものばかりで、私とても気に入ってますのよ? ありがとうございます」
我ながら苦しい言い訳だと思いながら微笑んで返した。すると、アレルはジョゼフィーヌの手を取った。
「デュケール公爵令息だなんて、そんな堅苦しい呼び方しないでください。僕たちは婚約するのですから、僕のことはアレルと呼んでいただけませんか? 僕も貴女のことはジョーと呼ばせてもらいます」
どんどん距離を詰めてくるアレルに、ジョゼフィーヌは焦って答える。
「えっと、そ、それはちょっと早いのではないでしょうか?」
「早すぎることはありません。こういったことは『慣れ』ですよジョー」
そう言ってアレルは微笑んだ。ジョゼフィーヌはそのアレルの反応を見て、なぜこんなにも距離を詰めてくるのかと不思議に思った。
考えてみればアレルとサミュエルはお互いをライバル視して昔から張り合っていた。
だからサミュエルがジョゼフィーヌを気に入っていると勘違いしたアレルが、サミュエルからジョゼフィーヌを奪おうとしているのではないだろうか?
そう考えるとすべてに納得ができる。
最近、サミュエルがジョゼフィーヌに構っているのもこれが理由だろう。ジョゼフィーヌをスケープゴートに仕立てサミュエルと張り合うアレルの目からマリーを守ろうとしているのだ。
だが、ジョゼフィーヌ本人からしてみれば、こんなにも迷惑なことはない。
そう思い、誤解を解く必要があると考えた。
「あら、でも今後デュケール公爵令息の気が変わらないとも言いきれませんわ。それと……」
「それと?」
「デュケール公爵令息はなにか勘違いなさっているようですが、王太子殿下は私ではなく、他の令嬢に夢中のようですわよ?」
そう言ってニッコリと微笑む。すると、なぜか予想に反してアレルは嬉しそうに満面の笑みを見せた。
「それは本当のことですか?! だとすればこんなに嬉しいことはないです。僕は君を諦める必要がないと言うことなのですね」
はい?
ジョゼフィーヌは困惑する。アレルはサミュエルから自分を奪おうとしていたのではないか? なぜここで喜ぶのかと。
「あの、諦めるも何も他にも素敵なご令嬢はたくさんいらっしゃることですし、ねぇ」
戸惑いつつそう言って微笑む。アレルはそんなジョゼフィーヌの手を取った。
「謙遜するところも魅力的です。僕の婚約者だと堂々と言える日が待ち遠しいですね」
ジョゼフィーヌは慌てた。
「えっと、あの、それはまだわからないことですわよね?」
アレルは微笑んで頷いた。
「いいえ、僕は舞踏会で君と初めて会ったあの日、王太子殿下の横ではかなげに不安そうに微笑む君を見て、君を守りたいと思ったんです。王太子殿下が他の令嬢とも仲良くするのを見て、堪え忍ぶその姿はとても美しくはかなく見えました」
そう言ってじっとジョゼフィーヌの顔を見つめるアレルに、ジョゼフィーヌは困惑し苦笑して返した。
そこで、突然声をかけられる。
「ジョゼフィーヌ、来たんだね」
その声の主を見ると、サミュエルだっだ。ジョゼフィーヌは慌ててアレルから離れると、カーテシーをした。
「ところでそのドレスは? なぜ私のプレゼントしたドレスを着ていない?」
なんで二人とも気づいてしまいますの?!
そう心の中で叫びながら先ほどアレルにも言った言い訳の内容をサミュエルにも話す。
「なるほどね、まぁ残念だが誰かからのプレゼントでなければいい。ところで二人は今なにを話していたのかな?」
その時ジョゼフィーヌは、先日の挨拶の時にサミュエルが婚約者候補が他の令息と必要以上に近づくのを嫌がっていたのを思い出す。
「も、申し訳ありません!」
そう言って深く頭を下げるジョゼフィーヌを無視して、サミュエルはアレルに詰め寄る。
「私の婚約者の相手をどうもありがとう。だが、もう少し距離を取ることを学ぶべきではないかな?」
「婚約者? 王太子殿下には他に意中の令嬢がいらっしゃるのでしょう? ならばこうして騒ぎになりさえしなければ、僕たちがなにをしようと勝手ではないですか?」
そう言ってアレルはジョゼフィーヌの腕を取り、自身へ引き寄せ腰に手を回した。
ジョゼフィーヌはなんとかその手から逃れようとするが、放してくれる様子はない。ジョゼフィーヌはアレルに必死に訴える。
「デュケール公爵令息、落ち着いて下さいませ。このようなことをすれば好奇の目に晒されますわ。ご冗談が過ぎますわよ?」
そんなジョゼフィーヌにアレルは優しく微笑む。
「ジョー、照れているのですか?」
アレルはそう言ってジョゼフィーヌの顔を覗き込む。すると、サミュエルが強引に二人の間に割って入りジョゼフィーヌを自身の後ろに隠した。
「アレル、この際言っておく。私のフィーにこれ以上近づくな。それとそのセンスのない呼び方もやめろ」
「サミュエル、君は他の令嬢に夢中なのではないのか? 少なくともジョーはそう思っているようだが?」
それを聞いたサミュエルは、ニヤリと笑うとジョゼフィーヌの方に振り返って、じっと見つめた。
「フィー、君は私たちの仲を知られるのが恥ずかしいのか? もう君と私はキスを……」
ジョゼフィーヌは慌ててサミュエルの口を塞ぐと言った。
「二人とも、お茶会を盛り上げるためにとても面白い寸劇でしたわね! ほら、デュケール公爵令息もご招待された他の方が楽しそうに見てますわ! ご挨拶をしたいのではないかしら?」
そう言うと、周囲に集まりつつあった貴族たちに微笑んだ。
それに考えてみれば、他の令嬢たちにも同じことをしているかもしれない。ならばジョゼフィーヌ一人が注目を浴びることもないだろう。
こうして熟考して迎えた当日、デュケール家に着くとエントランスではすでに招待された令息や令嬢たちで賑わっていた。
今回のお茶会はお互いに気軽に交流する目的で行われるもので、そう格式張ったものではない。ジョゼフィーヌは気楽な気持ちで招待状を入り口の者に見せ中へ入った。
すれ違う貴族たちと挨拶を交わしていると、向こうにひときわ令嬢たちが集まっている場所に目を止める。
ジョゼフィーヌはそこにアレルがいるのだろうと思った。彼はとても人気があり、いつも令嬢たちに囲まれているからだ。
なるべく気づかれないようにしましょう。
外套を使用人に預けると、ジョゼフィーヌは壁際に寄った。と、そこで声をかけられる。
「来てくれましたね。君とはずっと話をしたいと思っていたので、とても光栄です」
その声に振り向くとアレルが立っていた。ジョゼフィーヌはアレルはあちらにいたはずなのにと思いながら、なんとか笑顔で取り繕うと挨拶をした。
そんなジョゼフィーヌを見つめ、少し悲しそうにアレルは言った。
「僕の贈ったドレスはお気に召さなかったのでしょうか?」
「えっ? あっ、いいえ。いいえ違いますわ。私ってば、うっかり違うドレスを着てしまったみたいですわ。デュケール公爵令息の贈ってくださったドレスはどれも素敵なものばかりで、私とても気に入ってますのよ? ありがとうございます」
我ながら苦しい言い訳だと思いながら微笑んで返した。すると、アレルはジョゼフィーヌの手を取った。
「デュケール公爵令息だなんて、そんな堅苦しい呼び方しないでください。僕たちは婚約するのですから、僕のことはアレルと呼んでいただけませんか? 僕も貴女のことはジョーと呼ばせてもらいます」
どんどん距離を詰めてくるアレルに、ジョゼフィーヌは焦って答える。
「えっと、そ、それはちょっと早いのではないでしょうか?」
「早すぎることはありません。こういったことは『慣れ』ですよジョー」
そう言ってアレルは微笑んだ。ジョゼフィーヌはそのアレルの反応を見て、なぜこんなにも距離を詰めてくるのかと不思議に思った。
考えてみればアレルとサミュエルはお互いをライバル視して昔から張り合っていた。
だからサミュエルがジョゼフィーヌを気に入っていると勘違いしたアレルが、サミュエルからジョゼフィーヌを奪おうとしているのではないだろうか?
そう考えるとすべてに納得ができる。
最近、サミュエルがジョゼフィーヌに構っているのもこれが理由だろう。ジョゼフィーヌをスケープゴートに仕立てサミュエルと張り合うアレルの目からマリーを守ろうとしているのだ。
だが、ジョゼフィーヌ本人からしてみれば、こんなにも迷惑なことはない。
そう思い、誤解を解く必要があると考えた。
「あら、でも今後デュケール公爵令息の気が変わらないとも言いきれませんわ。それと……」
「それと?」
「デュケール公爵令息はなにか勘違いなさっているようですが、王太子殿下は私ではなく、他の令嬢に夢中のようですわよ?」
そう言ってニッコリと微笑む。すると、なぜか予想に反してアレルは嬉しそうに満面の笑みを見せた。
「それは本当のことですか?! だとすればこんなに嬉しいことはないです。僕は君を諦める必要がないと言うことなのですね」
はい?
ジョゼフィーヌは困惑する。アレルはサミュエルから自分を奪おうとしていたのではないか? なぜここで喜ぶのかと。
「あの、諦めるも何も他にも素敵なご令嬢はたくさんいらっしゃることですし、ねぇ」
戸惑いつつそう言って微笑む。アレルはそんなジョゼフィーヌの手を取った。
「謙遜するところも魅力的です。僕の婚約者だと堂々と言える日が待ち遠しいですね」
ジョゼフィーヌは慌てた。
「えっと、あの、それはまだわからないことですわよね?」
アレルは微笑んで頷いた。
「いいえ、僕は舞踏会で君と初めて会ったあの日、王太子殿下の横ではかなげに不安そうに微笑む君を見て、君を守りたいと思ったんです。王太子殿下が他の令嬢とも仲良くするのを見て、堪え忍ぶその姿はとても美しくはかなく見えました」
そう言ってじっとジョゼフィーヌの顔を見つめるアレルに、ジョゼフィーヌは困惑し苦笑して返した。
そこで、突然声をかけられる。
「ジョゼフィーヌ、来たんだね」
その声の主を見ると、サミュエルだっだ。ジョゼフィーヌは慌ててアレルから離れると、カーテシーをした。
「ところでそのドレスは? なぜ私のプレゼントしたドレスを着ていない?」
なんで二人とも気づいてしまいますの?!
そう心の中で叫びながら先ほどアレルにも言った言い訳の内容をサミュエルにも話す。
「なるほどね、まぁ残念だが誰かからのプレゼントでなければいい。ところで二人は今なにを話していたのかな?」
その時ジョゼフィーヌは、先日の挨拶の時にサミュエルが婚約者候補が他の令息と必要以上に近づくのを嫌がっていたのを思い出す。
「も、申し訳ありません!」
そう言って深く頭を下げるジョゼフィーヌを無視して、サミュエルはアレルに詰め寄る。
「私の婚約者の相手をどうもありがとう。だが、もう少し距離を取ることを学ぶべきではないかな?」
「婚約者? 王太子殿下には他に意中の令嬢がいらっしゃるのでしょう? ならばこうして騒ぎになりさえしなければ、僕たちがなにをしようと勝手ではないですか?」
そう言ってアレルはジョゼフィーヌの腕を取り、自身へ引き寄せ腰に手を回した。
ジョゼフィーヌはなんとかその手から逃れようとするが、放してくれる様子はない。ジョゼフィーヌはアレルに必死に訴える。
「デュケール公爵令息、落ち着いて下さいませ。このようなことをすれば好奇の目に晒されますわ。ご冗談が過ぎますわよ?」
そんなジョゼフィーヌにアレルは優しく微笑む。
「ジョー、照れているのですか?」
アレルはそう言ってジョゼフィーヌの顔を覗き込む。すると、サミュエルが強引に二人の間に割って入りジョゼフィーヌを自身の後ろに隠した。
「アレル、この際言っておく。私のフィーにこれ以上近づくな。それとそのセンスのない呼び方もやめろ」
「サミュエル、君は他の令嬢に夢中なのではないのか? 少なくともジョーはそう思っているようだが?」
それを聞いたサミュエルは、ニヤリと笑うとジョゼフィーヌの方に振り返って、じっと見つめた。
「フィー、君は私たちの仲を知られるのが恥ずかしいのか? もう君と私はキスを……」
ジョゼフィーヌは慌ててサミュエルの口を塞ぐと言った。
「二人とも、お茶会を盛り上げるためにとても面白い寸劇でしたわね! ほら、デュケール公爵令息もご招待された他の方が楽しそうに見てますわ! ご挨拶をしたいのではないかしら?」
そう言うと、周囲に集まりつつあった貴族たちに微笑んだ。
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