【完結】料理人は冒険者ギルドの裏で無双します

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第二部:料理と冒険の日々

第8章:王都への招待

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アーケイディアの早朝、栄作は市場で新鮮な食材を選んでいた。季節の変わり目で、夏の終わりを告げる涼しい風が吹いている。

「栄作さん、おはようございます!」

振り返ると、いつも栄作に質の良い野菜を分けてくれるアンナおばさんが笑顔で手を振っていた。

「おはよう、アンナさん。今日はどんな良い野菜がありますか?」

「あなたのために最高のものを取っておいたわよ」アンナは誇らしげに籠から色鮮やかな野菜を取り出した。「この紫色のカブは山の奥地でしか採れないの。魔力を強化する効果があるって言われているわ」

栄作は興味深そうに手に取り、「味覚分析」の能力を使った。確かに、普通のカブとは違う複雑な魔力構造を持っている。

「これは素晴らしいですね。ぜひいただきます」

市場で様々な食材を買い集めた後、栄作はギルドへの帰り道を歩いていた。両手に買い物籠を下げ、今日のメニューを考えていると、突然、馬車の音が近づいてきた。

豪華な装飾が施された馬車が栄作の前で止まる。車体には王国の紋章が刻まれていた。

馬車から降りてきたのは、金色の制服を着た若い男性。明らかに宮廷に仕える者のようだった。

「椎名栄作様でしょうか?」男性は丁寧に一礼した。

「はい、そうですが...」栄作は少し驚いた様子で答えた。

「私はレオン・フォスター、王宮の執事を務めております」彼は正式に自己紹介し、封印された手紙を差し出した。「陛下より、この招待状をお届けに参りました」

栄作は手紙を受け取り、封を開けた。中には美しい文字で書かれた招待状があった。

「王宮での... 晩餐会?」栄作は目を丸くした。

「はい」レオンは頷いた。「陛下は料理コンテストでの栄作様のご活躍をお聞きになり、特別にご招待したいとのことです。三日後に王宮で開かれる重要な晩餐会の料理を担当していただきたいとのご意向です」

栄作は戸惑いを隠せなかった。「王宮の...ですか?僕が?」

「ええ。陛下は料理魔法師の栄作様に大変興味をお持ちです」レオンは穏やかに微笑んだ。「明日、専用の馬車でお迎えに上がります。今日と明日で準備を整えていただければと」

栄作が返事をする間もなく、レオンは一礼して馬車に戻っていった。

---

「なんだって?王宮からの招待?」

ギルドに戻った栄作の報告に、マグナスは大声を上げた。食堂にいた冒険者たちが一斉に振り返る。

「シーッ!」ナディアがマグナスの口を押さえた。「大声を出さないで」

「でも、すごいじゃないか!」マグナスは興奮を抑えきれない様子だった。「栄作が王宮で料理を!」

セイジギルドマスターが近づいてきた。「これは名誉なことだ、栄作。アーケイディアのギルドの名も上がる」

「でも、王宮での料理なんて経験がないんです」栄作は不安そうに言った。「しかも、『重要な晩餐会』とのことで...」

「心配することはない」セイジは優しく微笑んだ。「君は既に大陸一の料理人だ。王族も貴族も、結局は人間。君の料理の素晴らしさは変わらない」

ルークが栄作の袖を引いた。「栄作さん、王様に会えるんですか?すごいなあ」

「わからないけど...」栄作は苦笑した。「とにかく、明日出発するので準備をしないと」

シルヴァンが静かに言った。「王都は危険も多い。注意するといい」

栄作はエルフの忠告に頷いた。「ありがとう。気をつけます」

---

翌日、約束通り王宮の馬車が栄作を迎えに来た。マグナスたちが見送る中、栄作は少し緊張した面持ちで馬車に乗り込んだ。

「栄作さん、これを持っていってください」出発直前、ナディアが小さな護符を渡した。「旅の安全のために」

「頼むぞ、王族にも俺たちの料理の凄さを教えてやってくれ!」マグナスは大きく手を振った。

栄作は馬車の窓から手を振り返した。彼らの応援が心強かった。

旅は一日半ほど続いた。途中、美しい景色や初めて見る町々に栄作は感嘆の声を上げた。
そして遂に、王国の首都「クリスタルガード」が見えてきた。

巨大な城壁に囲まれた都市は、その名の通り水晶のように輝いていた。中央には高くそびえる王宮があり、その周りを何重もの建物が囲んでいる。

「初めての王都ですか?」レオンが栄作の表情を見て尋ねた。

「ええ、こんな大きな都市は見たことがありません」栄作は素直に感動を表した。

馬車が都市の門をくぐると、そこには賑やかな市場や立派な建物が立ち並んでいた。人々は色鮮やかな服を着て行き交い、街角では魔法の噴水や浮遊する灯りなど、アーケイディアでは見られない光景が広がっていた。

「ここが王都クリスタルガードです」レオンが説明した。「大陸で最も栄えた都市で、魔法と技術が融合した場所です」

栄作は窓から身を乗り出し、特に食べ物の屋台や市場に目を輝かせた。見たことのない食材や料理の香りが漂ってくる。

「明日の晩餐会までに市場を見て回る時間はありますか?」栄作は期待を込めて尋ねた。

レオンは微笑んだ。「もちろん。明日の午前中に市場案内の時間を設けております。王都の食材を知っていただくことは重要ですから」

馬車は市街地を抜け、王宮へと向かった。宮殿に近づくにつれ、建物はより豪華になり、魔法の存在感も増していく。

「私たちは王宮の客人用の東棟に到着しました」レオンが馬車から降りながら言った。「ここが栄作様の滞在場所です」

栄作が降り立ったのは、白い大理石で作られた美しい建物の前だった。入り口では複数の従者が出迎え、栄作の荷物を運び入れる。

「驚きました...」栄作は圧倒されて言葉少なだった。

「まずはお部屋でお休みください。夕食後、王宮料理長のアンリ・デュポンがご挨拶に参ります」レオンは栄作を部屋へと案内した。

部屋に入ると、栄作は息を呑んだ。広々とした寝室には豪華なベッドと調度品が置かれ、隣接する書斎やバスルームも完備されていた。窓からは王宮の庭園が見え、遠くには王都の風景が広がっていた。

「これは...豪華すぎます」栄作は恐縮した様子で言った。

「料理魔法師として名高い栄作様にふさわしいお部屋です」レオンは笑顔で答えた。「どうぞごゆっくりお休みください」

レオンが去った後、栄作はベッドに腰掛け、深呼吸した。
アーケイディアの冒険者ギルドから王宮まで—この異世界での自分の旅は、思いもよらない方向に進んでいた。



夕食後、約束通り王宮料理長のアンリ・デュポンが栄作の部屋を訪れた。白髪の豊かな口髭を蓄えた年配の男性で、目は厳しいが友好的な印象を与えた。

「椎名栄作殿、初めまして」アンリは丁寧に一礼した。「王宮料理長のアンリ・デュポンです」

「お会いできて光栄です」栄作も深々と頭を下げた。

「さて」アンリは手をたたいた。「明日の晩餐会についてお話しましょう。これは単なる宴会ではなく、外交的に非常に重要な晩餐会です」

「外交的に?」栄作は少し緊張した。

「ええ。隣国のブルームヘイブン王国からの使節団をもてなす席です」アンリは説明を続けた。「両国は長い間緊張関係にあり、今回の晩餐会が和平への第一歩となることを期待しています」

栄作は責任の重さを感じた。「そのような重要な場で、私が料理を...」

「陛下のご意向です」アンリは微笑んだ。「栄作殿の料理魔法には、人々の心を開く力があると聞いています。その力を外交の場で活かしたいのです」

「わかりました」栄作は決意を固めた。「最善を尽くします」

「素晴らしい」アンリは満足そうに頷いた。「明日の朝、市場を案内します。その後、王宮の厨房で準備を始めましょう。晩餐会は夕刻からです」

アンリが去った後、栄作は明日のメニューを考え始めた。単なる美味しい料理ではなく、両国の関係を改善するための料理—それは栄作にとって新たな挑戦だった。

---

翌朝、栄作はアンリの案内で王都の中央市場を訪れた。市場は活気に満ち、様々な地方や国からの食材が所狭しと並んでいた。

「こちらは北方の雪山から採れる氷結草です」アンリは青白い植物を指さした。「魔力を保存する効果があります」

栄作は「味覚分析」の能力で食材を次々と調べていった。王都の市場には、アーケイディアでは見られない希少な食材が豊富にあった。

「これは...」栄作が赤く輝く果実に目を留めた。

「ああ、それは『情熱の果実』と呼ばれています」アンリが説明した。「食べると感情が豊かになると言われています。外交の場では使いませんが...」

「いえ、これは使えると思います」栄作は確信を持って言った。「ブルームヘイブン王国の方々も、この感情の開放を体験すれば...」

アンリは驚いた表情で栄作を見た。「なるほど、面白い発想です。では、必要な食材を選びましょう」

市場での買い物を終え、二人は王宮の厨房へと向かった。そこは栄作が想像していた以上に広く、数十人の料理人たちが忙しく働いていた。

「今日は栄作殿に厨房を任せます」アンリが料理人たちに宣言した。「皆、栄作殿の指示に従いなさい」

料理人たちは驚いた様子だったが、栄作の名前を聞くと納得したように頷いた。料理コンテストでの優勝が、ここでも知れ渡っていたようだ。

栄作は早速準備に取りかかった。彼が考えたメニューは、両国の伝統料理を融合させた革新的なものだった。王国の伝統である「クリスタルフィッシュのマリネ」にブルームヘイブンの「花香スパイス」を組み合わせ、さらに「情熱の果実」のソースを添える。主菜には両国で親しまれている肉を使った「統合のグリル」、デザートには「和解のパヴロヴァ」を準備する。

料理人たちは最初こそ戸惑っていたが、栄作の的確な指示と技術に次第に感心し、熱心に協力するようになった。

「栄作さん、こんな調理法は見たことがありません」若い女性料理人が驚きの声を上げた。「魔力が食材に溶け込んでいく...」

「料理は魔法と同じなんです」栄作は笑顔で答えた。「食材の声を聴き、その可能性を引き出す」

準備が整った頃、レオンが厨房に現れた。「栄作様、もうすぐ晩餐会が始まります。陛下がご挨拶したいとのことです」

栄作は緊張しながらも、アンリと共に厨房を離れ、晩餐会場の隣の小部屋へと案内された。

そこには王冠を戴いた中年の男性—アストラル王国のクリストフ王が待っていた。

「陛下、椎名栄作をお連れしました」レオンが深く頭を下げた。

栄作も慌てて膝をつき、頭を下げた。「陛下のお招きに感謝いたします。椎名栄作と申します」

「立ちなさい、栄作」王は温かな声で言った。「君の評判は聞いているよ。今日の晩餐会は非常に重要だ。両国の将来がかかっている」

「はい、最善を尽くします」栄作は真摯に答えた。

「私は君の料理に期待している」王は微笑んだ。「料理で心を開き、関係を改善できるなら、それは剣や魔法よりも価値がある」

その言葉に栄作は勇気づけられた。「ありがとうございます。料理の力を信じています」

「では、晩餐会に行こう」王は立ち上がった。「君の料理で、この夜が歴史に残ることを願っている」

---

晩餐会場は金と銀の装飾で彩られ、クリスタルのシャンデリアが天井から輝いていた。長いテーブルが配置され、既に多くの貴族や官僚たちが着席していた。

一方の端にはクリストフ王と側近たち、もう一方にはブルームヘイブン王国の使節団が座っていた。部屋の雰囲気は緊張感に満ちていた。

栄作は厨房に戻り、最終的な準備を整えた。「皆さん、準備はいいですか?まずは前菜から始めましょう」

前菜が運ばれると、会場から小さな驚きの声が上がった。クリスタルのように透き通った魚のマリネは、ブルームヘイブンの花香スパイスで彩られ、皿の周りには「情熱の果実」の鮮やかな赤いソースが描かれていた。見た目だけでなく、皿からは微かな魔力のオーラが放たれていた。

使節団の長がまず一口食べると、彼の表情が変化した。「これは...素晴らしい!我が国のスパイスがこのように使われるとは」

クリストフ王も笑顔を見せた。「まさに私が言ったとおりだ。この料理人は魔法のような腕を持っている」

栄作の料理は一品ずつ運ばれ、その度に会場の雰囲気が和らいでいった。「情熱の果実」の効果か、最初は堅かった外交官たちの会話が次第に活発になり、笑顔も増えていく。

主菜の「統合のグリル」は、両国の伝統的な調理法を組み合わせた逸品だった。肉からはほのかな魔力が放たれ、食べた者の心に温かさを広げる効果があった。

「これほどの料理は食べたことがない」ブルームヘイブンの使節が感嘆の声を上げた。「私たちの国でも、ぜひこの料理人に来ていただきたい」

デザートの「和解のパヴロヴァ」が運ばれる頃には、両国の代表者たちは打ち解け、和やかな雰囲気で会話を交わしていた。デザートは軽い口当たりながらも、深い余韻を残す味わいで、その名の通り「和解」の象徴のようだった。

晩餐会の終わり近く、クリストフ王が立ち上がった。「今宵の素晴らしい料理を作ってくれた料理魔法師、椎名栄作を拍手で迎えましょう」

栄作は厨房から呼ばれ、緊張しながら会場に入った。両国の代表者たちから大きな拍手が沸き起こる。

「栄作殿、君の料理は魔法以上の力を持っていた」王は微笑んだ。「今日、両国は新たな友好協定の基礎を築くことができた」

ブルームヘイブンの使節も立ち上がり、栄作に深く頭を下げた。「素晴らしい体験でした。我々の国でも、あなたの料理を味わいたいものです」

栄作は深々と礼をした。「このような機会をいただき、ありがとうございます。料理を通じて人々を結びつけることができて幸せです」

晩餐会は大成功に終わり、両国の関係は新たな段階に入った。栄作の料理が外交の場で重要な役割を果たしたのだ。

---

翌朝、栄作は王宮の庭園を散歩していた。昨夜の緊張から解放され、心地よい疲れを感じていた。

「栄作様」

振り返ると、レオンが近づいてきた。「陛下がお呼びです」

栄作は再び王の謁見室に案内された。昨日より和やかな表情のクリストフ王が彼を迎えた。

「栄作、昨夜は素晴らしかった」王は微笑んだ。「君の料理のおかげで、長年の緊張関係に風穴を開けることができた」

「お役に立てて光栄です」栄作は頭を下げた。

「実は、提案がある」王は前に乗り出した。「王宮付きの料理長として、ここで働かないか?アンリも高齢になった。君のような才能ある料理人は貴重だ」

栄作は驚いた。王宮付き料理長—それは名誉ある地位であり、安定した豊かな生活を意味する。
しかし、彼の心には迷いがあった。

「お言葉、大変光栄です...」栄作は慎重に言葉を選んだ。「しかし、アーケイディアのギルドには恩義があります。皆が私の料理を待っています」

王は少し残念そうにしたが、理解を示した。「そうか。君の忠誠心は素晴らしい。もし考えが変わったら、いつでも門戸は開いている」

「ありがとうございます」栄作は心からの感謝を示した。

王との会話の後、栄作は荷物をまとめ、アーケイディアへの帰途に就く準備をした。レオンが見送りに来た。

「栄作様、これをお持ちください」彼は古い書物を差し出した。「陛下からの贈り物です。古代の料理に関する書物です」

栄作は感謝して受け取った。「大切にします」

馬車に乗り込む前、アンリも挨拶に来た。「栄作殿、短い間でしたが、一緒に働けて光栄でした」

「こちらこそ」栄作は握手を交わした。「多くのことを学びました」

「ところで」アンリは少し声を落とした。「王宮の古文書館で見つけた話があります。『料理で世界を救う者』についての古い予言です」

「料理で...世界を救う?」栄作は驚いた。

「ええ、詳しくは知りませんが、王都の古文書館で調べることができるでしょう。いつか時間があれば」アンリは微笑んだ。「あなたのような料理魔法師こそ、その予言に関わるのかもしれません」

栄作はその言葉を胸に刻み、王都を後にした。帰り道、彼は窓から外の景色を眺めながら、様々なことを考えていた。
王宮での経験、そして「料理で世界を救う」という謎めいた予言—この異世界での自分の役割はまだ始まったばかりなのかもしれない。

「アーケイディアに帰ったら、みんなの顔が見たいな」栄作は微笑んだ。「きっと料理の話をせがまれるだろうな」

彼は新しいレシピのアイデアを書き留めながら、故郷であるギルドへの帰路を急いだ。
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