【完結】料理人は冒険者ギルドの裏で無双します

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第三部:死食のカルト

第11章:暗雲の兆し

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「ねえ、みんな、これ見てよ!」

朝食の準備をしていた栄作たちの元に、ルークが興奮した様子で駆け込んできた。彼の手には一枚の新聞が握られていた。

「どうしたんだ?そんなに慌てて」マグナスがパンを口に入れながら尋ねた。

「北部のレイクタウンで奇妙な事件が起きたんだって!」ルークは新聞を広げた。「人々が突然凶暴化して、互いを攻撃し始めたらしいんだ」

栄作は調理の手を止め、ルークの隣に立った。新聞の見出しには「謎の暴動、レイクタウンを襲う」と大きく書かれていた。

「なんだって?」ナディアも近づいてきた。「どんな状況なの?」

ルークは記事を読み上げた。「先週、通常は平和なレイクタウンで、住民たちが突如として凶暴化する事件が発生。目撃者によれば、彼らは『黒い料理』を食べた後に様子が変わったという。王国当局は現在調査中だが、類似の事件が他の町でも報告されている...」

「黒い料理?」栄作は眉をひそめた。

シルヴァンが静かに言った。「これは予言に関係があるかもしれない。闇の兆候だ」

その時、セイジギルドマスターが食堂に入ってきた。彼の表情は普段より厳しく、疲れが見えた。

「みんな、重要な話がある」セイジは全員を見渡した。「今朝、王宮から特使が来た。栄作たちを緊急に王都に呼んでいる」

「王都に?」マグナスは驚いた様子で言った。「どうして?」

「今話していた事件に関連しているようだ」セイジは椅子に腰掛けた。「各地で起きている奇妙な事件の調査を手伝ってほしいとのことだ」

栄作は思案顔で言った。「私たちが月光の果実を探しに行く前に?」

「ああ」セイジは頷いた。「だが、この事件も五大食材の予言と関連している可能性がある。特に『黒い料理』というキーワードが気になる」

ナディアが地図を広げた。「レイクタウンは王都への途中にある。まずそこで調査するのはどう?」

「良い考えだな」セイジは同意した。「王からの使者によれば、明日出発してほしいとのことだ」

栄作は決意を新たにした。「わかりました。準備を始めましょう」

---

翌朝、一行は王国提供の馬車でアーケイディアを出発した。今回も栄作、マグナス、ナディア、ルーク、シルヴァンの五人だ。栄作は特別に用意した調理道具と、炎竜の心臓が入った容器を大切に持っていた。

「王都への道中、何か異変があるか注意深く観察しよう」シルヴァンは窓の外を見ながら言った。

旅の三日目、彼らはレイクタウンに到着した。通常なら美しい湖畔の町として知られる場所だが、今は重苦しい空気に包まれていた。町の入口には王国の兵士たちが警戒に立ち、人々の往来は少なかった。

「これは...いつもの雰囲気じゃないな」マグナスは町を見渡しながら言った。

馬車を降りると、一人の兵士が彼らに近づいてきた。

「あなた方が王都から派遣された調査団ですか?」

「はい」栄作は頷いた。「ここで何が起きたのか調査するよう言われています」

兵士は安堵の表情を見せた。「こちらへどうぞ。隊長がお待ちしています」

彼らは町の中心部にある宿へと案内された。そこでは、鎧に身を包んだ精悍な女性が地図を広げて何かを検討していた。

「隊長、王都からの調査団が到着しました」兵士が報告した。

女性は顔を上げ、彼らを見た。「よく来てくれた。私はレイナ・フォージハート、この地域の警備隊長だ」

自己紹介を終えた後、レイナは事件の詳細を説明し始めた。

「先週の市場の日、突然複数の住民が凶暴化し始めた。彼らは目が赤く光り、異常な力を持っていた。我々は何とか制圧したが、数人の兵士が負傷した」

「目撃者の話では、黒い料理を食べた後に変化したと?」栄作が尋ねた。

「ああ」レイナは頷いた。「『黒いパン』を配っていた旅商人がいたらしい。だが、騒動の後、その商人の姿は消えていた」

「変化した人々はどうなりましたか?」ナディアが尋ねた。

「拘束しているが、まだ正気に戻っていない」レイナの表情は暗かった。「彼らは時々奇妙な言葉を口にする。『主のために』とか『死食の力』とか...」

「死食?」栄作は息を呑んだ。「何か意味がわかりますか?」

「わからない」レイナは首を振った。「だが、拘束している住民を見てもらえば、何かわかるかもしれない」

レイナの案内で、一行は町の南側にある臨時の拘束施設へと向かった。そこには特殊な檻に閉じ込められた十数人の住民がいた。彼らは落ち着きなく動き回り、時々壁に体を打ちつけていた。全員の目は赤く、皮膚には黒い筋が走っていた。

「これは...」栄作は衝撃を受けた様子で彼らを見つめた。

「近づかないでくれ」レイナは警告した。「彼らは非常に危険だ。普通の力ではない」

栄作は拘束された住民たちをしばらく観察した後、「何か試してもいいですか?」と尋ねた。

「何をするつもりだ?」レイナは警戒心を緩めなかった。

「料理です」栄作は説明した。「もし彼らが何かを食べて変化したなら、別の料理で元に戻せるかもしれません」

レイナは迷ったが、最終的に同意した。「試すだけなら...だが、安全対策は万全にしたい」

栄作はすぐに調理の準備を始めた。彼は持参した特殊な食材と、町で集めた浄化効果のあるハーブを組み合わせて「浄化のスープ」を作り始めた。

「このスープには解毒効果がある食材を集中的に使っています」栄作は調理しながら説明した。「そして...」

彼は首から下げた容器を取り出し、炎竜の心臓の極小の欠片を取り出した。

「栄作、それを使うのか?」マグナスは驚いた様子で言った。

「少しだけです」栄作は真剣な表情で答えた。「炎竜の心臓には強い浄化の力があります。この状況なら使う価値があると思います」

栄作は極小の欠片をすり潰し、スープに数滴落とした。すると、スープ全体が一瞬赤く輝き、その後透明な琥珀色に戻った。

「完成です」栄作はスープを小さな容器に分けた。「まず一人に試してみましょう」

レイナの指示で、一人の拘束された男性が選ばれ、複数の兵士によって固定された。栄作は慎重に近づき、男性にスープを飲ませた。

最初、変化はなかった。しかし、数分後、男性の目の赤い光が徐々に薄れ始め、黒い筋も消えていった。やがて、彼は混乱した様子で周囲を見回した。

「私は...何をしていたんだ?」彼は弱々しい声で言った。

「成功した!」ルークは喜びの声を上げた。

栄作と他のメンバーたちは残りの拘束者にもスープを与え、全員が徐々に正気を取り戻していった。

解放された住民たちに質問すると、彼らの記憶はあいまいだった。覚えているのは、市場で「特別な味」と言われて黒いパンを勧められ、それを食べた後に意識がもうろうとしたことだけだった。

「パンを配っていた人物について、何か覚えていることはありますか?」栄作は穏やかに尋ねた。

一人の女性が思い出した。「黒い服を着た痩せた男性でした。目が特徴的で...どこか冷たい感じがしました。あと、首に奇妙な紋章のような刺青がありました」

「紋章?どんな形でしたか?」シルヴァンが身を乗り出した。

「骸骨が何かを食べているような...不気味な模様でした」

レイナは情報を記録した。「この描写は他の町での目撃情報と一致する。おそらく同じ集団による仕業だ」

栄作は考え込んだ。「この『黒いパン』や『死食』という言葉...料理を悪用している何者かがいるようです」

その日の夕方、彼らはレイナと共に対策を協議した。住民たちは回復したものの、他の町でも同様の事件が起きていることが報告されていた。

「王都に向かう前に、もう一カ所調査してほしい場所がある」レイナは地図を指さした。「ここ、グリーンヘイブンという村だ。二日前、同様の事件が報告されたが、我々が到着する前に住民が全員消えていたという」

「全員消えた?」ナディアは驚いた声を上げた。

「ああ」レイナは顔を曇らせた。「村は無人で、黒い残り火だけが残っていたという報告だ」

マグナスは決意を固めた様子で立ち上がった。「行こう。これは見過ごせない」

全員が同意し、翌朝グリーンヘイブンへ向かうことになった。

---

グリーンヘイブンへの道は静かだった。通常なら農作物を運ぶ荷車や旅人で賑わう道も、今は閑散としている。

「不自然に静かだな」シルヴァンは警戒心を強めていた。

村に近づくにつれ、不吉な兆候が見え始めた。木々は枯れ、鳥の声も聞こえない。そして風に乗って、かすかに焦げたような匂いが漂ってきた。

「村が見えてきた」マグナスが指さす先には、小さな村の輪郭が見えた。

グリーンヘイブンは小さな農村だったが、その姿は彼らの想像を超えていた。家々はそのまま残っているものの、どこにも人の気配はなく、畑は黒く焦げていた。村の中央には大きな黒い円形の跡があり、そこから黒い液体のようなものが地面に染み込んでいた。

「これは...」栄作は言葉を失った。

一行は慎重に村を調査し始めた。家の中には食事の途中で放棄されたような形跡があり、まるで住民たちが突然いなくなったかのようだった。

「足跡を発見した」シルヴァンが村の北側で跪いた。「多数の人間が同じ方向に向かった形跡がある」

彼らはその足跡を追い、村から少し離れた森の中に到達した。そこで見たものに、全員が息を呑んだ。

大きな円形の空き地に、奇妙な祭壇のようなものが設置されていた。祭壇の周りには黒い蝋燭が立ち、中央には大きな釜があった。そして最も衝撃的だったのは、地面に描かれた巨大な紋章—骸骨が何かを貪り食う不気味な図案だった。

「これは儀式の跡だ」シルヴァンは警戒しながら祭壇に近づいた。

栄作も釜の中を覗き込んだ。内部には黒い残り物があり、その匂いからすると、何らかの料理だったことがわかる。

「これを調べてもいいですか?」栄作はシルヴァンに尋ねた。

「気をつけろ」シルヴァンは頷いた。「触れるだけにしておけ」

栄作は慎重に釜の中の物質を少量取り、「味覚分析」の能力を使った。直後、彼は顔を歪めて後ずさりした。

「これは...恐ろしい」栄作は震える声で言った。「食材に闇の魔力を注入している...しかも、異常な量の敵意と憎しみの感情が込められている」

「誰かがその感情を料理に込めたということか?」ナディアは眉をひそめた。

「はい」栄作は頷いた。「料理には作り手の感情が宿ります。しかし、これは意図的に悪意を込めている。しかも、何かの魔物の成分も検出できます」

ルークが祭壇の近くで何かを拾った。「みんな、これを見て」

彼が持っていたのは半分に破れた羊皮紙だった。そこには古い文字と共に、人間の姿をした何かが料理を食べ、それによって変化する様子が描かれていた。

「何かの儀式の指示書のようだ」シルヴァンは紙を調べた。「だが、この言語は古すぎて完全には読めない」

「でも、これで確かになったわ」ナディアは真剣な表情で言った。「これは単なる事件じゃない。計画的な何かが進行している」

マグナスが辺りを見回した。「村人たちは...」

彼の言葉は途中で切れた。誰もその先を想像したくなかった。

調査を終え、彼らは村に戻った。より詳しい証拠を探すため、各家を綿密に調べ始めた。

栄作は村長の家と思われる建物で、机の下に隠された小さな本を発見した。それは村長の日記だった。

「みんな、これを見て」栄作は日記の最後のページを開いた。

『奇妙な旅人たちが村にやってきた。彼らは「新しい力」を与えると言い、全村民に黒いパンを配った。不審に思ったが、皆は喜んで受け取った。私も一緒に食べたが、その味は忘れられない—恐怖と喜びが同時に広がるような感覚だった。その夜から、村人たちは変わり始めた。目が赤く光り、力が増した。そして彼らは一斉に森へ向かい始めた。私はここに隠れ、様子を見ることにした。窓から見えるのは、彼らが大きな釜の周りで踊る姿...そしてリーダーと思われる痩せた男が何かを叫んでいる。「死食のカルト」という言葉が聞こえた...』

日記はそこで途切れていた。

「死食のカルト...」栄作はつぶやいた。「料理を悪用して人々を操る組織か」

「これは王に報告しなければならない」シルヴァンは断固とした口調で言った。「これは単なる事件ではなく、組織的な脅威だ」

全員が同意し、彼らはすぐに証拠を集めて王都への出発準備を始めた。

栄作は村の井戸で手を洗いながら、心に重くのしかかる不安と戦っていた。料理—生きるために欠かせない、人々を幸せにするためのもの—が、このように悪用されていることに深い憤りを感じた。

「栄作」

振り返ると、シルヴァンが立っていた。

「料理人として、こんな状況を見るのは辛いでしょう」シルヴァンは珍しく思いやりのある口調で言った。

「ええ」栄作は静かに答えた。「料理は人を喜ばせ、強くするためのもの。それを人を操り、傷つけるために使うなんて...許せません」

「だからこそ、私たちの旅には意味がある」シルヴァンは空を見上げた。「五大食材の予言—それは単なる伝説ではなく、今起きている脅威に対抗するために必要なものなのだろう」

栄作は決意を固めた。「そうですね。月光の果実の探索を急ぐ必要がありそうです」

夕方、彼らは村の外に野営を設け、翌朝に王都への出発を決めた。栄作は特別な浄化の料理を作り、全員に振る舞った。

「この料理は、今日見たものの負の影響を払拭するのに役立つはずです」栄作は静かに説明した。

食事の後、彼らは輪になって今後の方針を話し合った。

「王都で報告した後、霧の森へ向かいましょう」栄作は提案した。「月光の果実を見つけなければ」

「同意する」シルヴァンは頷いた。「だが、この『死食のカルト』も調査する必要がある。彼らも五大食材を狙っている可能性がある」

「手分けするか?」マグナスが提案した。

ナディアは首を振った。「危険すぎるわ。一緒に行動するべきよ」

議論の途中、突然、森の方から足音が聞こえてきた。全員が武器を構え、警戒体制に入った。

「誰だ!」マグナスが叫んだ。

茂みから現れたのは、ぼろぼろの服を着た中年の男性だった。彼は恐怖に震え、目には絶望の色が浮かんでいた。

「助けてください...私はこの村の村長です...」

栄作たちは驚きながらも、すぐに彼を野営に招き入れた。温かい食事と毛布を与えると、村長はようやく落ち着き、話し始めた。

「あの夜、私は家に隠れていました...カルトの儀式が終わった後、村人全員が森の奥へと連れていかれました。私だけが気づかれずに済んだのです」

「カルトのリーダーについて、何か覚えていますか?」栄作が静かに尋ねた。

村長は震える手でお茶を持ちながら答えた。「ヴォラクスと呼ばれていました。痩せていて背が高く、目が赤かった...彼は『死食の極み』について話していました」

「死食の極み?」

「はい...人間が魔物の力を取り込み、超越した存在になるという話でした。彼らは各地で信者を増やし、いずれ世界中の人々を支配すると...」

その情報に、一行は重苦しい沈黙に包まれた。状況は想像以上に深刻だった。

「ヴォラクス...」栄作はその名を記憶に刻んだ。「必ず止めてみせます」

夜が更けていく中、彼らは村長を守りながら交代で見張りを続けた。栄作は夜空を見上げながら、新たな決意を胸に刻んだ。料理の力を悪用する者たちに対抗するため、真の料理の力を見つけ出さなければならない。

翌朝、彼らは村長を保護しながら王都への旅を急いだ。死食のカルト—その脅威は日に日に大きくなっているようだった。
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