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第1話 青年と少女との出会い
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青年は駆ける。
青年の掌に白い光が集まり巨大な得物を具現化させる。
作り出したグリップを握り締めると大剣のようなガイドバーが伸びる。ガイドバーが青白い光を放つとその光に沿って鮫のように大きく鋭利なソーチェーンがジャキンと生える。
青年がグリップのスイッチを入れる。
するとガイドバーに刻まれた『悪即斬』の文字が輝く。
ギュイイイイイイイイイイイイイン!!!
けたたましい音とともにギザギザの鋸刃が火花を散らしながら高速回転を始める。
長大な武器を手にした青年は傷だらけの少女を囲んでいる肌が緑色の人間の子供程度のサイズのモンスター『ゴブリン』の集団に突っ込む。
青年の突然の攻撃に、女を襲うのに夢中になっていたゴブリンたちは反応できずに声もあげることもなく体を切り刻まれて絶命する。きっと何が起きたかすらわからなかっただろう。
青年の手にしたチェーンソーに次々と斬り伏せられていく。
ゴブリンたちは青年に勝てないと悟ったのかバラバラの方角に逃げ出すが青年の速さにも勝てず、姿が消えたと思ったらでかい得物を振り上げた状態で目の前に出現し反撃する隙すら与えず袈裟懸けに斬られゴブリンを絶命させる。その瞬間に青年の姿は掻き消え直後にまだ生きている別のゴブリンの前に現れ、血祭りに上げる。
青年は風の如く駆けゴブリンたちの首を刎ね、頭蓋骨ごと脳を、心臓ごと身体をぶったぎっていく。
青年のスピードは残像が見えるほどであった。
まるで瞬間移動しているようにゴブリンたちは見えるのだろうか逃げるのを諦め半ば自棄になっているのか腰や背にある木の棍棒や木の盾を手に持ち構えるが、
ギュイイイイイイイイイイイイイン!!!
青年が手に持つ武器と自分達のみすぼらしい装備を見比べ、ゴブリンたちの顔は更に絶望に染め上がっていく。
表情を変えることなく淡々と次々に仲間を殺され、最後の一体となったゴブリンが涙を流しながら、地面に両膝をつけ額を地面に擦り付けるように頭を下げる。おそらくは他の人間がやっているのを真似たのだろうか?この行為が謝罪か命乞いを意味していたと知っているのだろう。
「お前はそうした人間を見逃したことがあるのか?」
青年の言葉に最後に残ったゴブリンは思い返す。
見逃したことなど一度としてない。
人間の男は殺し血肉を貪り、人間の女は犯し死ぬまで玩具としてきた。
見逃したことなど一度としてない。
ゴブリンが最後に見た光景、血飛沫、刃から飛び散る火花、青白く光るガイドバーに刻まれた文字の軌跡、そして自身の下半身だった。
最後に残ったゴブリンは絶命した。
やかましいほどに唸りを上げるチェーンソーの音が鳴り止む。
「大丈夫か?」
青年はゴブリンに襲われていた怪我をしている少女に話し掛けた。
「・・・・え、あ、ありがとう助かったぞ、ん?異能力か魔法が使えるの?獣人なのに?・・・・これは、実に興味深いな」
青年の頭には獣耳、腰付近から尻尾が生えている。
この世界には特異な人種が存在する。
エルフやドワーフや竜人、そして獣人。
獣人の特徴は人間やエルフやドワーフや竜人といった獣人以外が使える魔法や異能力が使えない代わりに他の種族を圧倒するほどの身体能力を持ち合わせる種族だ。
つまり獣人は異能力や魔法の類いは使えないはずなのだ。
「いや、詮索は止めよう。私はティアだ。ティア=ケヒト」
「・・・・アガトラムだ」
「さっそくだが、ちょっと込み入った話がしたい。できれば君の家にでもおじゃましたいんだが、」
「家はない」
「え?」
「路上で寝泊まりしているから家はない」
「・・・・じゃあ、町に、宿屋に案内してくれ?さっきのお礼に何か奢ろう」
「肉が食いたい。腹一杯な」
青年の掌に白い光が集まり巨大な得物を具現化させる。
作り出したグリップを握り締めると大剣のようなガイドバーが伸びる。ガイドバーが青白い光を放つとその光に沿って鮫のように大きく鋭利なソーチェーンがジャキンと生える。
青年がグリップのスイッチを入れる。
するとガイドバーに刻まれた『悪即斬』の文字が輝く。
ギュイイイイイイイイイイイイイン!!!
けたたましい音とともにギザギザの鋸刃が火花を散らしながら高速回転を始める。
長大な武器を手にした青年は傷だらけの少女を囲んでいる肌が緑色の人間の子供程度のサイズのモンスター『ゴブリン』の集団に突っ込む。
青年の突然の攻撃に、女を襲うのに夢中になっていたゴブリンたちは反応できずに声もあげることもなく体を切り刻まれて絶命する。きっと何が起きたかすらわからなかっただろう。
青年の手にしたチェーンソーに次々と斬り伏せられていく。
ゴブリンたちは青年に勝てないと悟ったのかバラバラの方角に逃げ出すが青年の速さにも勝てず、姿が消えたと思ったらでかい得物を振り上げた状態で目の前に出現し反撃する隙すら与えず袈裟懸けに斬られゴブリンを絶命させる。その瞬間に青年の姿は掻き消え直後にまだ生きている別のゴブリンの前に現れ、血祭りに上げる。
青年は風の如く駆けゴブリンたちの首を刎ね、頭蓋骨ごと脳を、心臓ごと身体をぶったぎっていく。
青年のスピードは残像が見えるほどであった。
まるで瞬間移動しているようにゴブリンたちは見えるのだろうか逃げるのを諦め半ば自棄になっているのか腰や背にある木の棍棒や木の盾を手に持ち構えるが、
ギュイイイイイイイイイイイイイン!!!
青年が手に持つ武器と自分達のみすぼらしい装備を見比べ、ゴブリンたちの顔は更に絶望に染め上がっていく。
表情を変えることなく淡々と次々に仲間を殺され、最後の一体となったゴブリンが涙を流しながら、地面に両膝をつけ額を地面に擦り付けるように頭を下げる。おそらくは他の人間がやっているのを真似たのだろうか?この行為が謝罪か命乞いを意味していたと知っているのだろう。
「お前はそうした人間を見逃したことがあるのか?」
青年の言葉に最後に残ったゴブリンは思い返す。
見逃したことなど一度としてない。
人間の男は殺し血肉を貪り、人間の女は犯し死ぬまで玩具としてきた。
見逃したことなど一度としてない。
ゴブリンが最後に見た光景、血飛沫、刃から飛び散る火花、青白く光るガイドバーに刻まれた文字の軌跡、そして自身の下半身だった。
最後に残ったゴブリンは絶命した。
やかましいほどに唸りを上げるチェーンソーの音が鳴り止む。
「大丈夫か?」
青年はゴブリンに襲われていた怪我をしている少女に話し掛けた。
「・・・・え、あ、ありがとう助かったぞ、ん?異能力か魔法が使えるの?獣人なのに?・・・・これは、実に興味深いな」
青年の頭には獣耳、腰付近から尻尾が生えている。
この世界には特異な人種が存在する。
エルフやドワーフや竜人、そして獣人。
獣人の特徴は人間やエルフやドワーフや竜人といった獣人以外が使える魔法や異能力が使えない代わりに他の種族を圧倒するほどの身体能力を持ち合わせる種族だ。
つまり獣人は異能力や魔法の類いは使えないはずなのだ。
「いや、詮索は止めよう。私はティアだ。ティア=ケヒト」
「・・・・アガトラムだ」
「さっそくだが、ちょっと込み入った話がしたい。できれば君の家にでもおじゃましたいんだが、」
「家はない」
「え?」
「路上で寝泊まりしているから家はない」
「・・・・じゃあ、町に、宿屋に案内してくれ?さっきのお礼に何か奢ろう」
「肉が食いたい。腹一杯な」
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