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October
紫苑祭準備編 Side 翠葉 03話
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どこの組も初回申請が終わると同時に組のスケジュールを作り始める。
初めて集まった日は、夜七時までかけてスケジュールを組んだ。その後、私は週三回は放課後学校に残り、週三回はマンションへ帰って会計の作業をする、という日々を過ごすことになった。
そんな中、自分が副団長の仕事をきちんと担えているのかに疑問を抱く。
スケジュールを組む際の話し合いでは、それ相応の意見も言えた。けれども、応援曲をもとに展開させる陣形と、曲に合わせる振り付けを考える作業において、私は何ひとつ意見を出せていない。
何度となく、ほかの人に代わったほうがいいのではないか、と風間先輩に申し出たものの、それが承諾されることはなかった。
結果、風間先輩と飛翔くんが考えた振り付けを覚え、それをクラスに持ち帰って男子たちに伝えることが私の仕事となったわけだけど、それだって満足にはできていない。
応援団は全員男子なのだ。
ただでさえ人前で何かをするのは苦手なのに、男子に囲まれて振り付けを教えるのは苦痛でしかなかった。
そんな私を支えてくれたのは海斗くんと空太くん。
私は海斗くんと空太くんに振り付けを教え、あとの男子には海斗くんたちが教えてくれる、という二段構えを作ってもらった。
陣形においては紙に書いてプリントしたものを配って理解を得ようとした。それが私にできる精一杯だったから。
海斗くんたちの支えもあり、今のところは一年生や三年生と足並みが揃わないということはない。
実際、どんな振り付けをさせられるのかとびくびくしていたものの、さほど奇をてらうようなものではなく、とても無難な振りだった。
副団長の仕事が順調に進む一方、衣装作りとハチマキ作りが全然進んでいなかった。
一番簡単な作業ですら、長方形の布に刺繍を施し、刺繍を終えたらハチマキに仕立てる、というもの。それは、自分の分とクラスの男子の分、計ふたつを作らなくてはいけない。
そのほか、女子は自分のチアの衣装に加えて、男子の衣装を作らなくてはいけない。
私の場合は長ランと男子の法被を作る、というものだったけれど、作るのが佐野くんの法被だったこともあり、香乃子ちゃんと裏トレードする約束をしていた。
同じように、海斗くんの法被を作る予定だった桃華さんも飛鳥ちゃんと裏トレードしている。
こうして女の子たちの間でトレードが繰り返され、違う組のまったく知らない人の衣装を作ることになる女の子が着々と増えていく。また、そこから生まれる出逢いもあるのだとか……。
私は香乃子ちゃんの組、黒組の男子の衣装を作ることになっていた。そこでふと、ツカサの衣装は誰が作るのだろう、と思いはしたものの、深く考えることはやめた。
ツカサの衣装だなんてどれだけ競争率が高いのか――考えただけでも恐ろしい。そもそも学年が違うのだ。私がツカサの衣装を作れる機会はないと思うべき。
香乃子ちゃんから生地とパターンを渡された日、嵐子先輩に呼び出されて三年A組に赴いた。
「翠葉、こっちこっち!」
手を引かれて教室に入ると、たくさんの人がいた。その人たちの視線が私に向いていて居心地が悪い。私はいったいなぜ呼び出されたのか……。
「うちの組、まだ団長が決まってないの」
「えっ……? でも、もうほとんどの組が決まっているし、書類の提出も済んでいるんじゃ――」
「っていうか、ほぼほぼ決まってるんだけど、了承しないのよ……」
そこまで言われて、なんとなく察する。
「もしかして、ツカサが推薦されていてそれを本人が了承しないとか、その手の話ですか……?」
「当たり」
状況はわかった。けれども、なぜほかの組である私が呼ばれたのか――
「あの、もしかして……私に説得ができるとか思ってます?」
恐る恐る尋ねると、嵐子先輩は顔の前で手を合わせた。
「お願いっ、助けてっ!」
助けて、と言われても……。
「あの、全然お役に立てる気がしないのですが……」
「ここにいてくれるだけでもいいから!」
「はぁ……それだけでいいなら」
私は嵐子先輩に手を引かれ、ツカサの座る席まで連れて行かれた。
「司、翠葉が誰の衣装作るか知ってる?」
ツカサは煙たそうに嵐子先輩の顔を見る。
「翠葉が誰の衣装作るか知ってるか、って訊いてんのっ!」
ツカサは無言で知らない旨を示す。と、
「翠葉は、翠葉のことが大っ好きな男子の衣装を作るのよっ!」
……それは初耳です。なんだか香乃子ちゃんにしてやられた気分だ。
そんなことを思う傍ら、
「……だから?」
ツカサは実に関心なく答えた。
机に肘をつき剣呑な視線を向ける様は、ここ一番の柄の悪さではないだろうか。
「んもーーーっっっ! 司のことだから、紫苑祭におけるジンクスとか何も知らないんでしょっ!?」
「知らなくて困ることはない」
「今まではねっ!」
嵐子先輩は、ツカサが眉間にしわを寄せたのを確認すると、
「好きな人に衣装を作ってもらえたら両思いになる。好きな人の衣装を作ると両思いになる。また、彼氏の衣装を作ると仲が永遠に続く。その逆もしかり、彼女に衣装を作ってもらうと彼女との仲が永遠に続くっ」
これでどうだ、と言わんばかりに声を張った嵐子先輩だけれど、嵐子先輩が望んでいた反応は得られない。得られなかったどころか、相手にさえされていない。
「翠葉にほかの男の衣装作らせていいのっ!?」
「ただのジンクスだろ……」
ツカサはまったく取り合わない。すると、腸が煮えくり返った嵐子先輩が私を振り返った。
「翠葉はっ!?」
「えっ!?」
突如自分に話を振られてびっくりする。
「翠葉は司の衣装、作りたくないっ?」
私は少し考えた。考えた末、
「作れるのなら作りたいです。でも……ツカサが団長にならなくても衣装は作れるんじゃ――」
単純な話、トレードする相手さえ見つければ衣装は作れるのだ。
「翠葉、よく気づいてくれたわ。そうよ、トレードさえできれば司の衣装を作ることはできるの。でも、司を団長にしなければ、長ラン姿の司が応援指揮しているところは見られないのよっ! どうっ!? 応援団の先頭で、長ラン白手袋している司、見たくないっ!?」
それは――
「見たいです……」
長ラン姿の司ならば、デジタルアルバムに収録する撮影をするときに見られる。しかし、応援団率いる姿は応援団長でないと見ることができないのだ。
「翠葉、お願いしてごらん? きっと司は聞いてくれるから」
嵐子先輩は「奥の手なのっ!」というような表情で私をツカサの前に追いやった。
ちら、とツカサを見ると、司は目を瞑りこめかみのあたりを押さえている。
面倒なことになった、といった表情に仕草。
「ほら、視線を向けるだけでああなのよ。言葉を添えればなんのその……」
それはどうだろう……。でも、ここまでされたら何も言わないわけにはいかない。
私はツカサの前に座り込み、
「ツカサ……見たいな。だめ……?」
「…………」
「どうしてもだめ……?」
ツカサは急に立ち上がり、私の手を掴んで教室のドアを目指した。
「ちょっと、司っっっ!?」
慌てる嵐子先輩を肩越しに振り返ったツカサは、
「嵐、覚えておけよ」
捨て台詞と共に小さく舌打ちをして教室を出た。
私は手を引かれたまま三文棟の階段を上がり、屋上へ出るドア前まで連れて行かれた。
「ツカサ、手、痛いっ」
小さく抗議すると、
「やりたくないことをするんだ。何か褒美があっていいと思うんだけど」
「……ご褒美?」
尋ねたらすぐに口付けられた。
学校でのキスには抵抗がある。でも――
「キスで引き受けてくれるのならいくらでもキスして?」
クスリと笑って口にすると、真顔のツカサに見下ろされる。
「……なら追加させてもらう」
「え? 追加?」
次の瞬間、ツカサの右手が胸をまさぐり始めた。
「ツカサっ――!?」
「キスくらいどうってことないんだろ? それならこのくらい許されると思うけど」
至近距離で射抜かれるような視線を受け、少し怖いと思った。でも、胸を触る手は感触を堪能するように優しく触れるし、それと同時にされるキスは、身体を侵食するほど甘やかなものに思えた。
いつもとは違う感覚に戸惑いを抱いている間にツカサにぎゅっと抱きしめられ、ツカサの心音が耳に届くと自然と涙が頬を伝う。
たぶん、いつものように抱きしめられてほっとしたのだ。
「いきなりで悪い……」
そう思うならするな――そうは思ったけれど、どうしてか言えなかった。代わりに、
「ツカサ……やっぱり学校では嫌」
「……学校じゃなかったら?」
「…………」
「翠、学校じゃなかったら?」
「……ものすごく時々――ううん、ごく稀に……だったら」
小さな声で答え、恥ずかしさのあまりに俯く。と、顎を掴まれちゅ、と唇にキスをされた。
……ねぇ、ツカサ。今のキスにはどんな意味があったのかな……。
時々だけど、キスじゃなくて言葉が欲しくなる。
ツカサが何を考えているのか、何を思っているのか、言葉にして教えてもらいたくなる――
初めて集まった日は、夜七時までかけてスケジュールを組んだ。その後、私は週三回は放課後学校に残り、週三回はマンションへ帰って会計の作業をする、という日々を過ごすことになった。
そんな中、自分が副団長の仕事をきちんと担えているのかに疑問を抱く。
スケジュールを組む際の話し合いでは、それ相応の意見も言えた。けれども、応援曲をもとに展開させる陣形と、曲に合わせる振り付けを考える作業において、私は何ひとつ意見を出せていない。
何度となく、ほかの人に代わったほうがいいのではないか、と風間先輩に申し出たものの、それが承諾されることはなかった。
結果、風間先輩と飛翔くんが考えた振り付けを覚え、それをクラスに持ち帰って男子たちに伝えることが私の仕事となったわけだけど、それだって満足にはできていない。
応援団は全員男子なのだ。
ただでさえ人前で何かをするのは苦手なのに、男子に囲まれて振り付けを教えるのは苦痛でしかなかった。
そんな私を支えてくれたのは海斗くんと空太くん。
私は海斗くんと空太くんに振り付けを教え、あとの男子には海斗くんたちが教えてくれる、という二段構えを作ってもらった。
陣形においては紙に書いてプリントしたものを配って理解を得ようとした。それが私にできる精一杯だったから。
海斗くんたちの支えもあり、今のところは一年生や三年生と足並みが揃わないということはない。
実際、どんな振り付けをさせられるのかとびくびくしていたものの、さほど奇をてらうようなものではなく、とても無難な振りだった。
副団長の仕事が順調に進む一方、衣装作りとハチマキ作りが全然進んでいなかった。
一番簡単な作業ですら、長方形の布に刺繍を施し、刺繍を終えたらハチマキに仕立てる、というもの。それは、自分の分とクラスの男子の分、計ふたつを作らなくてはいけない。
そのほか、女子は自分のチアの衣装に加えて、男子の衣装を作らなくてはいけない。
私の場合は長ランと男子の法被を作る、というものだったけれど、作るのが佐野くんの法被だったこともあり、香乃子ちゃんと裏トレードする約束をしていた。
同じように、海斗くんの法被を作る予定だった桃華さんも飛鳥ちゃんと裏トレードしている。
こうして女の子たちの間でトレードが繰り返され、違う組のまったく知らない人の衣装を作ることになる女の子が着々と増えていく。また、そこから生まれる出逢いもあるのだとか……。
私は香乃子ちゃんの組、黒組の男子の衣装を作ることになっていた。そこでふと、ツカサの衣装は誰が作るのだろう、と思いはしたものの、深く考えることはやめた。
ツカサの衣装だなんてどれだけ競争率が高いのか――考えただけでも恐ろしい。そもそも学年が違うのだ。私がツカサの衣装を作れる機会はないと思うべき。
香乃子ちゃんから生地とパターンを渡された日、嵐子先輩に呼び出されて三年A組に赴いた。
「翠葉、こっちこっち!」
手を引かれて教室に入ると、たくさんの人がいた。その人たちの視線が私に向いていて居心地が悪い。私はいったいなぜ呼び出されたのか……。
「うちの組、まだ団長が決まってないの」
「えっ……? でも、もうほとんどの組が決まっているし、書類の提出も済んでいるんじゃ――」
「っていうか、ほぼほぼ決まってるんだけど、了承しないのよ……」
そこまで言われて、なんとなく察する。
「もしかして、ツカサが推薦されていてそれを本人が了承しないとか、その手の話ですか……?」
「当たり」
状況はわかった。けれども、なぜほかの組である私が呼ばれたのか――
「あの、もしかして……私に説得ができるとか思ってます?」
恐る恐る尋ねると、嵐子先輩は顔の前で手を合わせた。
「お願いっ、助けてっ!」
助けて、と言われても……。
「あの、全然お役に立てる気がしないのですが……」
「ここにいてくれるだけでもいいから!」
「はぁ……それだけでいいなら」
私は嵐子先輩に手を引かれ、ツカサの座る席まで連れて行かれた。
「司、翠葉が誰の衣装作るか知ってる?」
ツカサは煙たそうに嵐子先輩の顔を見る。
「翠葉が誰の衣装作るか知ってるか、って訊いてんのっ!」
ツカサは無言で知らない旨を示す。と、
「翠葉は、翠葉のことが大っ好きな男子の衣装を作るのよっ!」
……それは初耳です。なんだか香乃子ちゃんにしてやられた気分だ。
そんなことを思う傍ら、
「……だから?」
ツカサは実に関心なく答えた。
机に肘をつき剣呑な視線を向ける様は、ここ一番の柄の悪さではないだろうか。
「んもーーーっっっ! 司のことだから、紫苑祭におけるジンクスとか何も知らないんでしょっ!?」
「知らなくて困ることはない」
「今まではねっ!」
嵐子先輩は、ツカサが眉間にしわを寄せたのを確認すると、
「好きな人に衣装を作ってもらえたら両思いになる。好きな人の衣装を作ると両思いになる。また、彼氏の衣装を作ると仲が永遠に続く。その逆もしかり、彼女に衣装を作ってもらうと彼女との仲が永遠に続くっ」
これでどうだ、と言わんばかりに声を張った嵐子先輩だけれど、嵐子先輩が望んでいた反応は得られない。得られなかったどころか、相手にさえされていない。
「翠葉にほかの男の衣装作らせていいのっ!?」
「ただのジンクスだろ……」
ツカサはまったく取り合わない。すると、腸が煮えくり返った嵐子先輩が私を振り返った。
「翠葉はっ!?」
「えっ!?」
突如自分に話を振られてびっくりする。
「翠葉は司の衣装、作りたくないっ?」
私は少し考えた。考えた末、
「作れるのなら作りたいです。でも……ツカサが団長にならなくても衣装は作れるんじゃ――」
単純な話、トレードする相手さえ見つければ衣装は作れるのだ。
「翠葉、よく気づいてくれたわ。そうよ、トレードさえできれば司の衣装を作ることはできるの。でも、司を団長にしなければ、長ラン姿の司が応援指揮しているところは見られないのよっ! どうっ!? 応援団の先頭で、長ラン白手袋している司、見たくないっ!?」
それは――
「見たいです……」
長ラン姿の司ならば、デジタルアルバムに収録する撮影をするときに見られる。しかし、応援団率いる姿は応援団長でないと見ることができないのだ。
「翠葉、お願いしてごらん? きっと司は聞いてくれるから」
嵐子先輩は「奥の手なのっ!」というような表情で私をツカサの前に追いやった。
ちら、とツカサを見ると、司は目を瞑りこめかみのあたりを押さえている。
面倒なことになった、といった表情に仕草。
「ほら、視線を向けるだけでああなのよ。言葉を添えればなんのその……」
それはどうだろう……。でも、ここまでされたら何も言わないわけにはいかない。
私はツカサの前に座り込み、
「ツカサ……見たいな。だめ……?」
「…………」
「どうしてもだめ……?」
ツカサは急に立ち上がり、私の手を掴んで教室のドアを目指した。
「ちょっと、司っっっ!?」
慌てる嵐子先輩を肩越しに振り返ったツカサは、
「嵐、覚えておけよ」
捨て台詞と共に小さく舌打ちをして教室を出た。
私は手を引かれたまま三文棟の階段を上がり、屋上へ出るドア前まで連れて行かれた。
「ツカサ、手、痛いっ」
小さく抗議すると、
「やりたくないことをするんだ。何か褒美があっていいと思うんだけど」
「……ご褒美?」
尋ねたらすぐに口付けられた。
学校でのキスには抵抗がある。でも――
「キスで引き受けてくれるのならいくらでもキスして?」
クスリと笑って口にすると、真顔のツカサに見下ろされる。
「……なら追加させてもらう」
「え? 追加?」
次の瞬間、ツカサの右手が胸をまさぐり始めた。
「ツカサっ――!?」
「キスくらいどうってことないんだろ? それならこのくらい許されると思うけど」
至近距離で射抜かれるような視線を受け、少し怖いと思った。でも、胸を触る手は感触を堪能するように優しく触れるし、それと同時にされるキスは、身体を侵食するほど甘やかなものに思えた。
いつもとは違う感覚に戸惑いを抱いている間にツカサにぎゅっと抱きしめられ、ツカサの心音が耳に届くと自然と涙が頬を伝う。
たぶん、いつものように抱きしめられてほっとしたのだ。
「いきなりで悪い……」
そう思うならするな――そうは思ったけれど、どうしてか言えなかった。代わりに、
「ツカサ……やっぱり学校では嫌」
「……学校じゃなかったら?」
「…………」
「翠、学校じゃなかったら?」
「……ものすごく時々――ううん、ごく稀に……だったら」
小さな声で答え、恥ずかしさのあまりに俯く。と、顎を掴まれちゅ、と唇にキスをされた。
……ねぇ、ツカサ。今のキスにはどんな意味があったのかな……。
時々だけど、キスじゃなくて言葉が欲しくなる。
ツカサが何を考えているのか、何を思っているのか、言葉にして教えてもらいたくなる――
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