214 / 271
December
もうひとつのクリスマス Side 慧 01話
しおりを挟む
十二月初旬、翠葉のレッスン帰りの弓弦を直撃して得た情報。「ツカサ」という人物は兄じゃない――
なんでも、初めてホームレッスンへ行った日は、翠葉のほかに四人の男が待ち受けていたという。
「いやー、イケメンが並ぶとすごい迫力なんだけど、慧くん知ってた?」
弓弦はおどけた調子で話し出す。
「その四人と翠葉の関係は?」
「……まるで尋問みたいだね?」
面白そうに笑う弓弦を問いただすと、
「はいはい、僕にわかる範囲で教えるよ」
弓弦は両手をあげ降参ポーズをとると、四人の男について話し始めた。
「まずは御園生さんのお兄さん。僕の記憶だとふたり兄妹だったんだけど、どうやらお兄さんがふたりいるみたい。背の高いインテリふうの青年がソウジュくんで、そこらのアイドルより格好いい、ちょっと華奢な子がイゼリくん。ふたりとも、タイプの違うイケメンさんだったよ」
その情報に俺は首を傾げる。だって、
「兄貴って、『ツカサ』って名前じゃねーの?」
「あれ? 慧くんは司くんを知ってるの?」
「いや、知ってるわけじゃない。ただ、学祭の帰り、翠葉が迎えに呼んでいたのが『ツカサ』って名前だったから。で、正門まで送ってったら藤宮ってイケメンと、その部下っていう兄貴がいたからさ。てっきり兄貴の名前がツカサなのかと思ってた」
「ははぁ、なるほど……。たぶん、正門にいたお兄さんはイゼリくんだね。でも、なんで司くんに連絡したのにそのふたりが来てたんだろう?」
弓弦は首を傾げながら、
「御園生さんのお兄さんはソウジュくんとイゼリくん。あとのふたりは、先日ライブ帰りに迎えに来ていた藤宮さんと、藤宮さんの従弟である司くん。だから、司くんは御園生さんの血縁者じゃないよ」
「へぇ~……」
つまり、翠葉は家族じゃない人間を迎えに呼んでたってことか? でも、正門にいたのは兄貴とその上司。意味わかんねぇな。
意味わかんねぇうえ、「ツカサ」ってやつが今まで以上に気になる羽目になった。
「け、慧くん……目が据わってるけど?」
仏頂面した俺は、そのまま質問を続行する。
「ところで、なんでピアノのレッスンごときにそんなギャラリーがいたわけ?」
「僕も不思議に思ったんだけど、さすがにそこまで突っ込んで訊けなかったな。でも、最初の一時間でお兄さんと藤宮さんは退室したから、ちょっとレッスンの様子を見てみたかっただけじゃない?」
お兄さんと藤宮さん……? 「ツカサ」って男は残ったってこと……?
「……ツカサって、翠葉の彼氏?」
「どうかなぁ……。御園生さんの先輩っていう説明は受けたけど、それ以上の関係性までは聞いてないし、本人たちも訊かれなければ言わないだろうし。でも、かなり親しいことは確かかな? レッスンへ行くと毎回居るし、レッスンのあとはふたりで勉強しているそうだから」
「はああああっ!? だって、家でレッスンしてるわけじゃないんだろっ?」
「うん、居住棟とは別棟にあるミュージックルームだね」
「そんなところでふたりきりっ!?」
詰め寄る俺を弓弦はクスリと笑い、
「慧くん落ち着いて。確かにふたりきりだけど、まったく人目がないというわけではないから」
どういう意味……?
じっと弓弦を見ていると、弓弦は呆れた様子で話し始めた。
「ミュージックルームの入り口と部屋の中、両方に防犯カメラが設置されているし、部屋の入り口には警備員らしき人間がふたり配備されている」
「なんでそんな厳重なんだよ……あ、スタインウェイが置いてあるから?」
「僕も最初はそう思ったんだけど、先日の学祭にイゼリくんと藤宮さんが来ていたのなら、やっぱり護られているのは御園生さんなのかなぁ……。イゼリくんも藤宮さんも、藤宮警備の人間だからね」
「なんで? 城井アンティークってそれなりの会社ではあるけれど、孫娘がそんな厳重に護られるもん? あいつってそんなお嬢なの?」
「どうだろう? 込み入った事情はわからないけど、マンションでの警護体制は厳重だった。あれはピアノ目的の警護じゃないと思うよ」
弓弦からもたらされた情報は、詳しく知りたい部分に限って明瞭ではない、実に中途半端な情報だった。
その後、考えに考えた俺は、翠葉をうちのクリスマスパーティーに呼ぶことを思いつく。
うちでは毎年クリスマスイブにクラッシック界の有名どころを集めたパーティーを開いているのだ。
小さいころは何もわからずに参加していたけれど、物心がつくようになってからは社交辞令の数々が面倒になり、友達との予定を入れたりライブの予定を入れて外で過ごすようになっていた。
でも、翠葉が来るなら話は別。諸手を挙げて参加しますとも……。
もし、「ツカサ」という男が彼氏だった場合、端からイブには予定が入っているかもしれないし、予定が空いていたところでほかの男――つまり俺の誘いを断わる可能性は非常に高い。
けど、祖父の誘いであったり、会場で生演奏が聴けるなんてオプションがついたなら、来てくれる確率は上がるんではなかろうか。
そこからすると、じーちゃん経由で招待するのが一番都合がいいわけだけど……。
俺はじーちゃんの書斎へ行き、過去五年分のクリスマスパーティーの参加者名簿に目を通すことにした。
城井城井城井城井城井――
「あった!」
城井春臣――おそらくこれが翠葉の祖父の名前だろう。
記載されている住所は、白瀬川市森村三の五。
すぐさま城井アンティークのサイトをチェックする。と、本店の住所がヒットした。
「うっし! 間違いなしっ」
でも、出席名簿を見たところ、出席している年とそうでない年がある。
今年来てもらうには――翠葉を連れてきてもらうにはどうしたらいいだろう。
「やっぱじーちゃんを頼るしかないかなぁ……」
俺はすぐに出かける準備をしてじーちゃんの職場へ向かった。
少し遠回りをして倉敷コーヒーへ寄り、じーちゃんの好きなスペシャルブレンドとチーズタルトをゲット。
急いで大学へ向かい理事長室を尋ねると、書類から視線を上げたじーちゃんが目を丸くした。
「慧がここに来るとは珍しい……。いったいどういう風の吹き回しだい?」
じーちゃんがそう言うのも無理はない。
大学では極力身内との接触を避けているからだ。
今日は下手に出よう、そうしよう……。
「単刀直入におうかがいします。城井アンティークの社長さん、今年のクリスマスパーティーに来ますかね?」
ご機嫌をうかがうように尋ねると、
「城井さん……? 慧は小さいころに会ったことがある程度だろう?」
「えぇえぇ……そんな記憶は微塵もありませんが……」
「何か目当ての家具でもあるのかい?」
「いえ、どちらかというと、生身の人間が目的でして……」
素直に答えると、いたく不思議そうな視線が返された。
「今年は出席するという返事が来ているが……」
「……実はですね。その人のお孫さん、来年うちを受験するかもしれないらしいんですよ。で、音楽に興味があるんだったら、うちのパーティーはそれなりに楽しめるんじゃないかなぁ、と思いまして……」
ちらちらとじーちゃんの目を見ると、「ほぉ」と楽しげに目が細まった。
「慧の目当てはそのお孫さん――お嬢さん、かな?」
「ですです……こないだの学祭で弓弦に紹介されたんだけど、超絶かわいい子でさ」
「なんだ、すでに知り合いなら慧が自分で誘えばいいだろう?」
痛いところをついてくださる……。
「えーとですね、何分まだ二回しか会ったことがないし、家のパーティーに呼ぶほど親交が深いわけでもなくてですね……。できればじーちゃんのお力を借りられたらと思いまして……」
しどろもどろに答えると、じーちゃんはクスクスと笑いだした。
「それで私の好きなケーキとコーヒーかい?」
コクコク頷いてそれらを差し出すと、じーちゃんはくしゃりと表情を崩して笑った。
「わかった。城井さんに連絡して、ぜひお孫さんといらしてもらえるよう話してみよう。その代わり、パーティーでは慧も一曲弾くように。それが条件だ」
「……了解っす」
これで布石は完了。
俺はドキドキしながらクリスマスイブを待ちわびたのだ。
なんでも、初めてホームレッスンへ行った日は、翠葉のほかに四人の男が待ち受けていたという。
「いやー、イケメンが並ぶとすごい迫力なんだけど、慧くん知ってた?」
弓弦はおどけた調子で話し出す。
「その四人と翠葉の関係は?」
「……まるで尋問みたいだね?」
面白そうに笑う弓弦を問いただすと、
「はいはい、僕にわかる範囲で教えるよ」
弓弦は両手をあげ降参ポーズをとると、四人の男について話し始めた。
「まずは御園生さんのお兄さん。僕の記憶だとふたり兄妹だったんだけど、どうやらお兄さんがふたりいるみたい。背の高いインテリふうの青年がソウジュくんで、そこらのアイドルより格好いい、ちょっと華奢な子がイゼリくん。ふたりとも、タイプの違うイケメンさんだったよ」
その情報に俺は首を傾げる。だって、
「兄貴って、『ツカサ』って名前じゃねーの?」
「あれ? 慧くんは司くんを知ってるの?」
「いや、知ってるわけじゃない。ただ、学祭の帰り、翠葉が迎えに呼んでいたのが『ツカサ』って名前だったから。で、正門まで送ってったら藤宮ってイケメンと、その部下っていう兄貴がいたからさ。てっきり兄貴の名前がツカサなのかと思ってた」
「ははぁ、なるほど……。たぶん、正門にいたお兄さんはイゼリくんだね。でも、なんで司くんに連絡したのにそのふたりが来てたんだろう?」
弓弦は首を傾げながら、
「御園生さんのお兄さんはソウジュくんとイゼリくん。あとのふたりは、先日ライブ帰りに迎えに来ていた藤宮さんと、藤宮さんの従弟である司くん。だから、司くんは御園生さんの血縁者じゃないよ」
「へぇ~……」
つまり、翠葉は家族じゃない人間を迎えに呼んでたってことか? でも、正門にいたのは兄貴とその上司。意味わかんねぇな。
意味わかんねぇうえ、「ツカサ」ってやつが今まで以上に気になる羽目になった。
「け、慧くん……目が据わってるけど?」
仏頂面した俺は、そのまま質問を続行する。
「ところで、なんでピアノのレッスンごときにそんなギャラリーがいたわけ?」
「僕も不思議に思ったんだけど、さすがにそこまで突っ込んで訊けなかったな。でも、最初の一時間でお兄さんと藤宮さんは退室したから、ちょっとレッスンの様子を見てみたかっただけじゃない?」
お兄さんと藤宮さん……? 「ツカサ」って男は残ったってこと……?
「……ツカサって、翠葉の彼氏?」
「どうかなぁ……。御園生さんの先輩っていう説明は受けたけど、それ以上の関係性までは聞いてないし、本人たちも訊かれなければ言わないだろうし。でも、かなり親しいことは確かかな? レッスンへ行くと毎回居るし、レッスンのあとはふたりで勉強しているそうだから」
「はああああっ!? だって、家でレッスンしてるわけじゃないんだろっ?」
「うん、居住棟とは別棟にあるミュージックルームだね」
「そんなところでふたりきりっ!?」
詰め寄る俺を弓弦はクスリと笑い、
「慧くん落ち着いて。確かにふたりきりだけど、まったく人目がないというわけではないから」
どういう意味……?
じっと弓弦を見ていると、弓弦は呆れた様子で話し始めた。
「ミュージックルームの入り口と部屋の中、両方に防犯カメラが設置されているし、部屋の入り口には警備員らしき人間がふたり配備されている」
「なんでそんな厳重なんだよ……あ、スタインウェイが置いてあるから?」
「僕も最初はそう思ったんだけど、先日の学祭にイゼリくんと藤宮さんが来ていたのなら、やっぱり護られているのは御園生さんなのかなぁ……。イゼリくんも藤宮さんも、藤宮警備の人間だからね」
「なんで? 城井アンティークってそれなりの会社ではあるけれど、孫娘がそんな厳重に護られるもん? あいつってそんなお嬢なの?」
「どうだろう? 込み入った事情はわからないけど、マンションでの警護体制は厳重だった。あれはピアノ目的の警護じゃないと思うよ」
弓弦からもたらされた情報は、詳しく知りたい部分に限って明瞭ではない、実に中途半端な情報だった。
その後、考えに考えた俺は、翠葉をうちのクリスマスパーティーに呼ぶことを思いつく。
うちでは毎年クリスマスイブにクラッシック界の有名どころを集めたパーティーを開いているのだ。
小さいころは何もわからずに参加していたけれど、物心がつくようになってからは社交辞令の数々が面倒になり、友達との予定を入れたりライブの予定を入れて外で過ごすようになっていた。
でも、翠葉が来るなら話は別。諸手を挙げて参加しますとも……。
もし、「ツカサ」という男が彼氏だった場合、端からイブには予定が入っているかもしれないし、予定が空いていたところでほかの男――つまり俺の誘いを断わる可能性は非常に高い。
けど、祖父の誘いであったり、会場で生演奏が聴けるなんてオプションがついたなら、来てくれる確率は上がるんではなかろうか。
そこからすると、じーちゃん経由で招待するのが一番都合がいいわけだけど……。
俺はじーちゃんの書斎へ行き、過去五年分のクリスマスパーティーの参加者名簿に目を通すことにした。
城井城井城井城井城井――
「あった!」
城井春臣――おそらくこれが翠葉の祖父の名前だろう。
記載されている住所は、白瀬川市森村三の五。
すぐさま城井アンティークのサイトをチェックする。と、本店の住所がヒットした。
「うっし! 間違いなしっ」
でも、出席名簿を見たところ、出席している年とそうでない年がある。
今年来てもらうには――翠葉を連れてきてもらうにはどうしたらいいだろう。
「やっぱじーちゃんを頼るしかないかなぁ……」
俺はすぐに出かける準備をしてじーちゃんの職場へ向かった。
少し遠回りをして倉敷コーヒーへ寄り、じーちゃんの好きなスペシャルブレンドとチーズタルトをゲット。
急いで大学へ向かい理事長室を尋ねると、書類から視線を上げたじーちゃんが目を丸くした。
「慧がここに来るとは珍しい……。いったいどういう風の吹き回しだい?」
じーちゃんがそう言うのも無理はない。
大学では極力身内との接触を避けているからだ。
今日は下手に出よう、そうしよう……。
「単刀直入におうかがいします。城井アンティークの社長さん、今年のクリスマスパーティーに来ますかね?」
ご機嫌をうかがうように尋ねると、
「城井さん……? 慧は小さいころに会ったことがある程度だろう?」
「えぇえぇ……そんな記憶は微塵もありませんが……」
「何か目当ての家具でもあるのかい?」
「いえ、どちらかというと、生身の人間が目的でして……」
素直に答えると、いたく不思議そうな視線が返された。
「今年は出席するという返事が来ているが……」
「……実はですね。その人のお孫さん、来年うちを受験するかもしれないらしいんですよ。で、音楽に興味があるんだったら、うちのパーティーはそれなりに楽しめるんじゃないかなぁ、と思いまして……」
ちらちらとじーちゃんの目を見ると、「ほぉ」と楽しげに目が細まった。
「慧の目当てはそのお孫さん――お嬢さん、かな?」
「ですです……こないだの学祭で弓弦に紹介されたんだけど、超絶かわいい子でさ」
「なんだ、すでに知り合いなら慧が自分で誘えばいいだろう?」
痛いところをついてくださる……。
「えーとですね、何分まだ二回しか会ったことがないし、家のパーティーに呼ぶほど親交が深いわけでもなくてですね……。できればじーちゃんのお力を借りられたらと思いまして……」
しどろもどろに答えると、じーちゃんはクスクスと笑いだした。
「それで私の好きなケーキとコーヒーかい?」
コクコク頷いてそれらを差し出すと、じーちゃんはくしゃりと表情を崩して笑った。
「わかった。城井さんに連絡して、ぜひお孫さんといらしてもらえるよう話してみよう。その代わり、パーティーでは慧も一曲弾くように。それが条件だ」
「……了解っす」
これで布石は完了。
俺はドキドキしながらクリスマスイブを待ちわびたのだ。
3
あなたにおすすめの小説
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません
竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる