5 / 1,060
第一章 友達
03話
しおりを挟む
私が通うことになった藤宮高校は幼稚部、初等部、中等部、高等部、大学が同じ敷地内に併設されている。実のところ、正式名称は書くのが面倒なくらい長い。
私立藤宮学園大学付属高等学校、これが正式名称。
国公立ではないので、学校のパンフレットには「学校法人」なんて前置きもある。
何か書類を書く際にはこの長い名称を書くことになるけれど、通常は藤宮高校と略される。
学校の特色は、中高が特異な併設型一貫校であることだろう。
内容的には、中学校と高校の課程を統合し、前期後期に分けられる完全中高一貫校に限りなく近いものがある。
完全中高一貫校では高等部の募集をしない学校もあるけれど、この学校は高等部初年度に少数ではあるものの、外部生を募集する。
いずれ、小中高の一貫校にするという動きがあるため、学力に問題がない限り、初等部から中等部へはエスカレーターで持ち上がる。そのため、中等部での外部生入学枠はほかの私立と比べると格段に狭き門となり、一〇〇人に満たない数なのだとか。
高等部になると門戸はさらに狭まる。
外部生受け入れ枠は二十人というかなりシビアな数だ。
それは中等部で培った学年全体の学力を、落とさずに維持するためだという。
ならばなんのために外部生を募集するのか――
理由はいたってシンプル。内進生の中だるみを避ける予防策である。だから、外部生には必然的に内進生以上の学力を求められる。
高等部ではどんなに多い年でも一学年二一〇人以上にはならないように調整されているらしい。一クラス三十人以内という少な目の人数編成で七クラス。
外部生は入学試験の学力テストで一定レベルに満たなければ合格しないわけだけど、入試レベルが高すぎて二十人の枠が埋まらない年も珍しくはないという。
定員は二十人だけど、高得点取得者上位二十名ではないところが厳しいところ。
必ずしも二十人の枠が埋まるわけではないのだ。
そんなわけで、外部生クラスが設けられることもない。よって、晴れて入学できたとしても、外部生には「未履修分野の補講」というものが待ち受けている。
それが何よりもハードなのだとか――
入学してから二ヶ月の間、内進生は八時限目までの授業が週に三日しかないのに対し、外部生は月曜日から金曜日まで毎日八時限目が存在する。
土曜日を抜かした週三日の八時限目が補講時間に充てられるのだ。
その二ヶ月の間に課題を終わらせ、未履修分野のテストを受けなくてはいけない。
テストは全科目九十点以上が合格ラインのため、九十点以下だった場合は追試になる。追試は九十点を越えるまで延々と続く。
逆に、早期に課題を終え試験さえパスすれば、二ヶ月も補講を受ける必要はなく、一ヶ月半で補講期間を終了することができる。
私がこの学校に受かったのは蒼兄のスパルタ教育のおかげだった。
そして、これからの二ヶ月間が最後の難関。
高校入試に受かったとは言えど、まだ安心できるところにはいないのだ。
「……は、すーいーはっ」
耳元で蒼兄の大きな声がした。
「は、はい? どうしたの?」
「どうしたのじゃなくて、学校に着いた……」
車の外を見ると、学園敷地内と思われる駐車場に車が停まっていた。
「わっ、ごめん。気づかなかった」
「……具合悪かったりしないよな?」
蒼兄の表情が少し曇る。
「しないしないっ。大丈夫っ」
慌てて大きく手を振り否定する。
そんな私を見た蒼兄は、大きなため息をつきながらハンドルに向かってうな垂れる。
「はぁぁぁぁ……。同じ敷地内で安心できるかと思ったけど、そうでもないかなぁ」
蒼兄はハンドルに上体を預けたまま、フロントガラスから空を見上げる。
その仕草がおかしくて思わず笑ってしまう。
「蒼兄は心配性すぎなんだよ」
「散々心配かけて俺の心配性を育てたのは誰だ?」
恨めしげな目で見られたけれど……。
「心配性って育つものなの?」
「……人による。俺のは育つ」
車を降りると駐車場を少し歩いて階段を上り、校門から校舎まで続く桜並木へと出る。
桜並木の桜は樹齢を感じる太い幹。満開の桜は風が吹くたびにはらはらと桜貝のような花びらを散らした。
「きれい……」
薄紅色の桜と淡い水色の空。ふたつのコントラストにため息が漏れる。
「そうだな……雨が降らなければあと一週間くらいはもつと思うよ」
「本当? じゃぁ、カメラ持ってきて写真撮りたいな……」
きれいなものを見ると写真に残したくなる。いつでも見られるように。いつでも思い出せるように。
そう思っていると、蒼兄が小さくため息をついた。
「翠葉はこれからこの学校に通うんだろ? 今年だけじゃなくて、来年も再来年も見れるよ」
「……そう、だね」
来年も、再来年も、またこの桜を見られるといい。
見られるようにがんばろう――
校舎の前にクラスと名前が書いてある掲示板があった。
たくさんの生徒が自分のクラスを確認している。
「また同じクラスかよー!」
「うっせ! 俺だって迷惑だ」
「ゆっこー! クラス離れちゃったー」
周りは似たり寄ったりの会話で溢れている。きっと中等部からエスカレーターで上がってきた人たちなのだろう。
その様子を見ながら、掲示板にあるたくさんの名前の中から自分の名前を探す。
「あ、あった……」
Bクラス、出席番号二十八番。
近くにいると思っていた蒼兄は、少し離れた桜の木に寄りかかって私を見ていた。
蒼兄のもとまで行き、クラスを告げる。と、校舎を指差しクラスの場所を教えてくれた。
「Bクラスってことは、この棟の二階。右から二番目のクラスだ」
指で指し示された場所を見上げてゴクリと唾を飲む。
急に緊張を感じ始め、手に汗が滲んだ。
「不安そうな顔してるな」
「何が不安なのかな……。よくわからないんだけど、緊張してる……」
無理に笑おうとしたのだけど、うまく口角を上げられなかった。
「翠葉は学校自体が久しぶりだからな……」
「うん」
「翠葉なら大丈夫だよ」
大好きな笑顔で言われると、それだけで少し落ち着く。
「蒼兄、ありがとう。……行ってくるね」
「帰りは図書室な? この棟の向こうに桜林館って体育館がある。その向こう側の棟が図書棟だから」
「うん、またあとでね。いってきます」
蒼兄と別れ、昇降口に足を踏み入れた。
当然のことながら、そこは「学校」という雰囲気に満ちていた。下履きから上履きに履き替えるときにふと思い出す。中学校の下駄箱は木でできていたな、と。
この学校の下駄箱は扉付きで、アイボリーの冷たい鉄製のものだった。
廊下の色は淡い緑で、中央には白いセンターラインが引かれている。壁はアイボリーに近い白。
少し病院とかぶるかも……。
そんなことを思いながら階段を上がると、Bクラスは階段の真正面にあった。
どこもかしこも新入生だらけで、廊下や教室からは賑やかな声が絶えない。
この中に入っていくのかと思うと、途端に身体が強張る。
深呼吸が必要なほどには勇気が要った。
がんばれ、私……。
自分に喝を入れてから教室に入ると、黒板に出席番号順に座るようにと指示があった。
私は二十八番。窓際の、前から三番目の席。
ちょうど壁の影になる位置だけど、外の風景は見られそう。
席の後ろ側の窓からは、ついさっき蒼兄と歩いてきた桜並木が見える。
席に着き前方の窓に視線を移すと、蒼兄が人と話しているのが見えた。
背格好は蒼兄と同じくらいだから一八〇センチくらい。
「知り合い、かな……?」
ぼんやり窓の外を見ていると、それまで教室中のあちらこちらで喋っていた生徒たちが一斉に席に着いた。
何事……?
ふと、教室の前のドアを見て納得。
担任と思しき先生がいらした模様。
それにしても――公立の高校じゃこうはいかないと思う。こういうのは中等部からの習慣なんだろうな。
簡単なホームルームが終わると、先生の誘導で体育館へ移動した。
学校長と主賓の方々の挨拶は今まで見てきた何よりも短かった。
「答辞、一年B組藤宮海斗くん」
「はいっ」
返事をしたのは私の隣に座っていた男子。
彼はす、と立ち上がり、ステージ中央に向かって歩き出す。ステージ前に立つと三方向にきっちりとお辞儀をし、縦折の紙を広げ読み始めた。
肌は陽に焼けていて、髪の毛にちょっと寝癖がついている。
その人は、とてもはっきりと言葉を話す人だった。活舌がよく溌剌としているというのは、きっとこういう人のことを言うのだろう。
そんなことを思っているうちに答辞は終わり、入学式は始まってから一時間と経たないうちに終わりを告げた。
私立藤宮学園大学付属高等学校、これが正式名称。
国公立ではないので、学校のパンフレットには「学校法人」なんて前置きもある。
何か書類を書く際にはこの長い名称を書くことになるけれど、通常は藤宮高校と略される。
学校の特色は、中高が特異な併設型一貫校であることだろう。
内容的には、中学校と高校の課程を統合し、前期後期に分けられる完全中高一貫校に限りなく近いものがある。
完全中高一貫校では高等部の募集をしない学校もあるけれど、この学校は高等部初年度に少数ではあるものの、外部生を募集する。
いずれ、小中高の一貫校にするという動きがあるため、学力に問題がない限り、初等部から中等部へはエスカレーターで持ち上がる。そのため、中等部での外部生入学枠はほかの私立と比べると格段に狭き門となり、一〇〇人に満たない数なのだとか。
高等部になると門戸はさらに狭まる。
外部生受け入れ枠は二十人というかなりシビアな数だ。
それは中等部で培った学年全体の学力を、落とさずに維持するためだという。
ならばなんのために外部生を募集するのか――
理由はいたってシンプル。内進生の中だるみを避ける予防策である。だから、外部生には必然的に内進生以上の学力を求められる。
高等部ではどんなに多い年でも一学年二一〇人以上にはならないように調整されているらしい。一クラス三十人以内という少な目の人数編成で七クラス。
外部生は入学試験の学力テストで一定レベルに満たなければ合格しないわけだけど、入試レベルが高すぎて二十人の枠が埋まらない年も珍しくはないという。
定員は二十人だけど、高得点取得者上位二十名ではないところが厳しいところ。
必ずしも二十人の枠が埋まるわけではないのだ。
そんなわけで、外部生クラスが設けられることもない。よって、晴れて入学できたとしても、外部生には「未履修分野の補講」というものが待ち受けている。
それが何よりもハードなのだとか――
入学してから二ヶ月の間、内進生は八時限目までの授業が週に三日しかないのに対し、外部生は月曜日から金曜日まで毎日八時限目が存在する。
土曜日を抜かした週三日の八時限目が補講時間に充てられるのだ。
その二ヶ月の間に課題を終わらせ、未履修分野のテストを受けなくてはいけない。
テストは全科目九十点以上が合格ラインのため、九十点以下だった場合は追試になる。追試は九十点を越えるまで延々と続く。
逆に、早期に課題を終え試験さえパスすれば、二ヶ月も補講を受ける必要はなく、一ヶ月半で補講期間を終了することができる。
私がこの学校に受かったのは蒼兄のスパルタ教育のおかげだった。
そして、これからの二ヶ月間が最後の難関。
高校入試に受かったとは言えど、まだ安心できるところにはいないのだ。
「……は、すーいーはっ」
耳元で蒼兄の大きな声がした。
「は、はい? どうしたの?」
「どうしたのじゃなくて、学校に着いた……」
車の外を見ると、学園敷地内と思われる駐車場に車が停まっていた。
「わっ、ごめん。気づかなかった」
「……具合悪かったりしないよな?」
蒼兄の表情が少し曇る。
「しないしないっ。大丈夫っ」
慌てて大きく手を振り否定する。
そんな私を見た蒼兄は、大きなため息をつきながらハンドルに向かってうな垂れる。
「はぁぁぁぁ……。同じ敷地内で安心できるかと思ったけど、そうでもないかなぁ」
蒼兄はハンドルに上体を預けたまま、フロントガラスから空を見上げる。
その仕草がおかしくて思わず笑ってしまう。
「蒼兄は心配性すぎなんだよ」
「散々心配かけて俺の心配性を育てたのは誰だ?」
恨めしげな目で見られたけれど……。
「心配性って育つものなの?」
「……人による。俺のは育つ」
車を降りると駐車場を少し歩いて階段を上り、校門から校舎まで続く桜並木へと出る。
桜並木の桜は樹齢を感じる太い幹。満開の桜は風が吹くたびにはらはらと桜貝のような花びらを散らした。
「きれい……」
薄紅色の桜と淡い水色の空。ふたつのコントラストにため息が漏れる。
「そうだな……雨が降らなければあと一週間くらいはもつと思うよ」
「本当? じゃぁ、カメラ持ってきて写真撮りたいな……」
きれいなものを見ると写真に残したくなる。いつでも見られるように。いつでも思い出せるように。
そう思っていると、蒼兄が小さくため息をついた。
「翠葉はこれからこの学校に通うんだろ? 今年だけじゃなくて、来年も再来年も見れるよ」
「……そう、だね」
来年も、再来年も、またこの桜を見られるといい。
見られるようにがんばろう――
校舎の前にクラスと名前が書いてある掲示板があった。
たくさんの生徒が自分のクラスを確認している。
「また同じクラスかよー!」
「うっせ! 俺だって迷惑だ」
「ゆっこー! クラス離れちゃったー」
周りは似たり寄ったりの会話で溢れている。きっと中等部からエスカレーターで上がってきた人たちなのだろう。
その様子を見ながら、掲示板にあるたくさんの名前の中から自分の名前を探す。
「あ、あった……」
Bクラス、出席番号二十八番。
近くにいると思っていた蒼兄は、少し離れた桜の木に寄りかかって私を見ていた。
蒼兄のもとまで行き、クラスを告げる。と、校舎を指差しクラスの場所を教えてくれた。
「Bクラスってことは、この棟の二階。右から二番目のクラスだ」
指で指し示された場所を見上げてゴクリと唾を飲む。
急に緊張を感じ始め、手に汗が滲んだ。
「不安そうな顔してるな」
「何が不安なのかな……。よくわからないんだけど、緊張してる……」
無理に笑おうとしたのだけど、うまく口角を上げられなかった。
「翠葉は学校自体が久しぶりだからな……」
「うん」
「翠葉なら大丈夫だよ」
大好きな笑顔で言われると、それだけで少し落ち着く。
「蒼兄、ありがとう。……行ってくるね」
「帰りは図書室な? この棟の向こうに桜林館って体育館がある。その向こう側の棟が図書棟だから」
「うん、またあとでね。いってきます」
蒼兄と別れ、昇降口に足を踏み入れた。
当然のことながら、そこは「学校」という雰囲気に満ちていた。下履きから上履きに履き替えるときにふと思い出す。中学校の下駄箱は木でできていたな、と。
この学校の下駄箱は扉付きで、アイボリーの冷たい鉄製のものだった。
廊下の色は淡い緑で、中央には白いセンターラインが引かれている。壁はアイボリーに近い白。
少し病院とかぶるかも……。
そんなことを思いながら階段を上がると、Bクラスは階段の真正面にあった。
どこもかしこも新入生だらけで、廊下や教室からは賑やかな声が絶えない。
この中に入っていくのかと思うと、途端に身体が強張る。
深呼吸が必要なほどには勇気が要った。
がんばれ、私……。
自分に喝を入れてから教室に入ると、黒板に出席番号順に座るようにと指示があった。
私は二十八番。窓際の、前から三番目の席。
ちょうど壁の影になる位置だけど、外の風景は見られそう。
席の後ろ側の窓からは、ついさっき蒼兄と歩いてきた桜並木が見える。
席に着き前方の窓に視線を移すと、蒼兄が人と話しているのが見えた。
背格好は蒼兄と同じくらいだから一八〇センチくらい。
「知り合い、かな……?」
ぼんやり窓の外を見ていると、それまで教室中のあちらこちらで喋っていた生徒たちが一斉に席に着いた。
何事……?
ふと、教室の前のドアを見て納得。
担任と思しき先生がいらした模様。
それにしても――公立の高校じゃこうはいかないと思う。こういうのは中等部からの習慣なんだろうな。
簡単なホームルームが終わると、先生の誘導で体育館へ移動した。
学校長と主賓の方々の挨拶は今まで見てきた何よりも短かった。
「答辞、一年B組藤宮海斗くん」
「はいっ」
返事をしたのは私の隣に座っていた男子。
彼はす、と立ち上がり、ステージ中央に向かって歩き出す。ステージ前に立つと三方向にきっちりとお辞儀をし、縦折の紙を広げ読み始めた。
肌は陽に焼けていて、髪の毛にちょっと寝癖がついている。
その人は、とてもはっきりと言葉を話す人だった。活舌がよく溌剌としているというのは、きっとこういう人のことを言うのだろう。
そんなことを思っているうちに答辞は終わり、入学式は始まってから一時間と経たないうちに終わりを告げた。
64
あなたにおすすめの小説
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
里帰りをしていたら離婚届が送られてきたので今から様子を見に行ってきます
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
<離婚届?納得いかないので今から内密に帰ります>
政略結婚で2年もの間「白い結婚」を続ける最中、妹の出産祝いで里帰りしていると突然届いた離婚届。あまりに理不尽で到底受け入れられないので内緒で帰ってみた結果・・・?
※「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる