139 / 1,060
第四章 恋する気持ち
23話
しおりを挟む
真っ直ぐな視線に加えて、「だめ?」と困ったように笑う。
ほかに何も考えなくていいの? ただ、側にいるだけでいいの……?
それなら困らないし、悩むことはひとつもない。
「だめじゃないです……。それなら、困らないです。私も秋斗さんの側にいたいと思うから……」
視線を合わせたまま答えると、視線を逸らしたのは秋斗さんのほうだった。
珍しく視線を落とし、「よかった」と頬を緩ませる。
どんな表情をしているのかまでは見えない。ただ、頬が緩むのだけが見えた。
「秋斗さん……?」
いつもと違う秋斗さんが少し心配で声をかけると、
「何?」
返事はくれるものの下を向いたまま。
「あの、大丈夫ですか?」
顔を覗き込もうとしたら、ベッドのマットに顔を埋めて隠された。
窒息するんじゃないか、と不安に思いながら頭を見ていると、ほんの少し頭の向きを変え、右頬をマットにつけたまま上目遣いで見上げられる。
「たかがこれだけのことに緊張していたって言ったら信じる?」
「えっ!? 秋斗さんが緊張してたって……今、ですか?」
「そう。年甲斐もなく緊張した」
どこか情けないような表情の秋斗さんを見るのは初めてのことで、意外すぎてまじまじと見てしまう。
「視線が痛い……」
そうは言うけれど、ここ数日のことを思えば私の視線なんてかわいいものだと思う。
いつもとは違う秋斗さんが見られたことを嬉しく思うと、少し心が穏やかになった気がした。
「言葉を好きだと思うけど――でも、型にはめすぎると見えているものが見えなくなることもあるんですね」
「……そうだね。ただ一緒にいたいってだけなのに、ものすごく大げさに難しく考えていたかもね」
秋斗さんは身体を起こし、
「翠葉ちゃん、シンプルにいこう。一緒にいたいから一緒にいる。それでいい?」
確認するように訊かれ、悩むことなく「はい」と答えることができた。
手に入れるとか抱えるとか、そういうものではないのかもしれない……。
私は幸せを手にするのが怖くて、手に入れる前なら失わなくて済むと思っていたけれど、本当は違うのかもしれない。
ただ、寄り添えば良かっただけなのかもしれない。
たとえば磁石のような作用反作用――そんなものなのかもしれない。
「好きな人」や「恋」。「恋愛」なんて言葉にされると途端にわけがわからなくなる。でも、「大切な人」ということに変わりはなくて――
「秋斗さん……」
「ん?」
いつもと変わらない穏やかな笑顔を返される。
「秋斗さんは私にとってとても大切な人です。だから……秋斗さんの側にいたいです」
秋斗さんは目を見開いたままフリーズした。
「翠葉ちゃん、このタイミングでそれを言う?」
「え……?」
だめだったのかな……。
「……もう、本当にわかってないな」
秋斗さんは言いながら中腰になり、急に顔が近づいたと思ったらキスをされた。唇に――まるで掠め取るようなキスを。
「ただ側にいてほしいとは言った。でも、俺は女の子として翠葉ちゃんを見てるんだ。そんなこと言われたらキスをせずにはいられない」
「……あ、れ? 私、何か失敗しましたか?」
顔に熱を持つのがわかる。
「何も失敗はしてないよ。ただ、俺が喜ぶことを言っただけ」
秋斗さんはベッドに腰掛けて笑った。
キスをされたあと、少し放心状態だった。けれども、あまりも笑う秋斗さんが少し憎らしくなり、枕元に置いてあった小さめのクッションを投げつける。
「本当にごめんってば……。でも、今のは翠葉ちゃんも悪いと思うよ? 男なら誰だってあんなこと言われたらキスくらいするよ」
お布団をぎゅっと握りしめていると、
「キスだけで済んだことに感謝してほしいな」
「……もう、言わない。もう、言いませんっ」
ぷい、と壁側を向いて横になる。
秋斗さんにキスをされたのは三回目。
一度目はこめかみで、二度目は右頬。三度目は唇――私のファーストキス……。
秋斗さんは絶対に初めてじゃない。……私はいったい何人目なのかな。
そんなこと考えても仕方ないか……。だって、年は九つも離れてるのだ。
「まだ怒ってる?」
背中側からかけられる声に振り向く。
「怒ってないです……」
「なら、どうしてそんな顔をしているの?」
そんな顔……?
言われてはっとした。考えていたことが顔に出ていたのかもしれない。
「それは秘密です」
今考えていたことを知られたくなくて、ごまかすように笑った。
「つらいこと、我慢できないこと、楽しいこと、嬉しいこと――翠葉ちゃんが思ってることや考えていることを全部知りたいと思う。だから、俺にだけは教えてね」
とても真摯な目で言われた。
「はい……そうできたら、嬉しいです」
約束のようで約束ではないやりとり。
ドキドキがいっぱいで、緊張もいっぱい。びっくりすることもいっぱいで――人を好きになるのはとても大変。
でも、好きな気持ちがちゃんと伝わるのは嬉しいかもしれない。
好きという気持ちを伝えてもらえることは、とても幸せなことなのかもしれない。
でも、どこか――何か不安に思うのはどうしてなのかな。みんなそうなのかな。同じ、なのかな……。
「あの……」
「何?」
優しい声が返される。
「模試明けにお返事をするって話だったでしょう? でも、さっき全部なしって言ったから、だから、なしでいいのかなって……」
秋斗さんは一瞬、「え?」って顔をして、次の瞬間には笑みを深め少し意地悪な表情になった。
「返事をするっていうのは『Yes or No』だよ? それは付き合う付き合わないって話になるけど?」
「あ――」
なんだか振り出しに戻ってしまった気がする。
「翠葉ちゃん、付き合うっていうことは一緒にいるっていうことと何も変わらないよ。あまり言葉に惑わされないで?」
「……はい。それなら、やっぱりちゃんとお返事はします。だから、模試明けまで待ってください」
「了解。じゃ、俺はこれで帰るね」
ほかに何も考えなくていいの? ただ、側にいるだけでいいの……?
それなら困らないし、悩むことはひとつもない。
「だめじゃないです……。それなら、困らないです。私も秋斗さんの側にいたいと思うから……」
視線を合わせたまま答えると、視線を逸らしたのは秋斗さんのほうだった。
珍しく視線を落とし、「よかった」と頬を緩ませる。
どんな表情をしているのかまでは見えない。ただ、頬が緩むのだけが見えた。
「秋斗さん……?」
いつもと違う秋斗さんが少し心配で声をかけると、
「何?」
返事はくれるものの下を向いたまま。
「あの、大丈夫ですか?」
顔を覗き込もうとしたら、ベッドのマットに顔を埋めて隠された。
窒息するんじゃないか、と不安に思いながら頭を見ていると、ほんの少し頭の向きを変え、右頬をマットにつけたまま上目遣いで見上げられる。
「たかがこれだけのことに緊張していたって言ったら信じる?」
「えっ!? 秋斗さんが緊張してたって……今、ですか?」
「そう。年甲斐もなく緊張した」
どこか情けないような表情の秋斗さんを見るのは初めてのことで、意外すぎてまじまじと見てしまう。
「視線が痛い……」
そうは言うけれど、ここ数日のことを思えば私の視線なんてかわいいものだと思う。
いつもとは違う秋斗さんが見られたことを嬉しく思うと、少し心が穏やかになった気がした。
「言葉を好きだと思うけど――でも、型にはめすぎると見えているものが見えなくなることもあるんですね」
「……そうだね。ただ一緒にいたいってだけなのに、ものすごく大げさに難しく考えていたかもね」
秋斗さんは身体を起こし、
「翠葉ちゃん、シンプルにいこう。一緒にいたいから一緒にいる。それでいい?」
確認するように訊かれ、悩むことなく「はい」と答えることができた。
手に入れるとか抱えるとか、そういうものではないのかもしれない……。
私は幸せを手にするのが怖くて、手に入れる前なら失わなくて済むと思っていたけれど、本当は違うのかもしれない。
ただ、寄り添えば良かっただけなのかもしれない。
たとえば磁石のような作用反作用――そんなものなのかもしれない。
「好きな人」や「恋」。「恋愛」なんて言葉にされると途端にわけがわからなくなる。でも、「大切な人」ということに変わりはなくて――
「秋斗さん……」
「ん?」
いつもと変わらない穏やかな笑顔を返される。
「秋斗さんは私にとってとても大切な人です。だから……秋斗さんの側にいたいです」
秋斗さんは目を見開いたままフリーズした。
「翠葉ちゃん、このタイミングでそれを言う?」
「え……?」
だめだったのかな……。
「……もう、本当にわかってないな」
秋斗さんは言いながら中腰になり、急に顔が近づいたと思ったらキスをされた。唇に――まるで掠め取るようなキスを。
「ただ側にいてほしいとは言った。でも、俺は女の子として翠葉ちゃんを見てるんだ。そんなこと言われたらキスをせずにはいられない」
「……あ、れ? 私、何か失敗しましたか?」
顔に熱を持つのがわかる。
「何も失敗はしてないよ。ただ、俺が喜ぶことを言っただけ」
秋斗さんはベッドに腰掛けて笑った。
キスをされたあと、少し放心状態だった。けれども、あまりも笑う秋斗さんが少し憎らしくなり、枕元に置いてあった小さめのクッションを投げつける。
「本当にごめんってば……。でも、今のは翠葉ちゃんも悪いと思うよ? 男なら誰だってあんなこと言われたらキスくらいするよ」
お布団をぎゅっと握りしめていると、
「キスだけで済んだことに感謝してほしいな」
「……もう、言わない。もう、言いませんっ」
ぷい、と壁側を向いて横になる。
秋斗さんにキスをされたのは三回目。
一度目はこめかみで、二度目は右頬。三度目は唇――私のファーストキス……。
秋斗さんは絶対に初めてじゃない。……私はいったい何人目なのかな。
そんなこと考えても仕方ないか……。だって、年は九つも離れてるのだ。
「まだ怒ってる?」
背中側からかけられる声に振り向く。
「怒ってないです……」
「なら、どうしてそんな顔をしているの?」
そんな顔……?
言われてはっとした。考えていたことが顔に出ていたのかもしれない。
「それは秘密です」
今考えていたことを知られたくなくて、ごまかすように笑った。
「つらいこと、我慢できないこと、楽しいこと、嬉しいこと――翠葉ちゃんが思ってることや考えていることを全部知りたいと思う。だから、俺にだけは教えてね」
とても真摯な目で言われた。
「はい……そうできたら、嬉しいです」
約束のようで約束ではないやりとり。
ドキドキがいっぱいで、緊張もいっぱい。びっくりすることもいっぱいで――人を好きになるのはとても大変。
でも、好きな気持ちがちゃんと伝わるのは嬉しいかもしれない。
好きという気持ちを伝えてもらえることは、とても幸せなことなのかもしれない。
でも、どこか――何か不安に思うのはどうしてなのかな。みんなそうなのかな。同じ、なのかな……。
「あの……」
「何?」
優しい声が返される。
「模試明けにお返事をするって話だったでしょう? でも、さっき全部なしって言ったから、だから、なしでいいのかなって……」
秋斗さんは一瞬、「え?」って顔をして、次の瞬間には笑みを深め少し意地悪な表情になった。
「返事をするっていうのは『Yes or No』だよ? それは付き合う付き合わないって話になるけど?」
「あ――」
なんだか振り出しに戻ってしまった気がする。
「翠葉ちゃん、付き合うっていうことは一緒にいるっていうことと何も変わらないよ。あまり言葉に惑わされないで?」
「……はい。それなら、やっぱりちゃんとお返事はします。だから、模試明けまで待ってください」
「了解。じゃ、俺はこれで帰るね」
5
あなたにおすすめの小説
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる