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32~33 Side 司 02話
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たぶん、相馬さんもこの事実は知らないだろう。
ナースセンターに乗り込むと、
「なんだ?」
相馬さんは億劫そうに顔を上げた。
「相馬さん、あれ、絶対にバカだと思う」
思わず翠の病室を指差した。
「ちょっと待て。話の前後が見えねぇ……」
「八日の日、翠……自分の身体がどんな状態にあったのかまったく把握してないですよ」
「……まさか、あり得ねぇだろ?」
相馬さんはパソコンのタイピングをやめて訊いてくる。
「嘘じゃなくて――」
悔しい思いをギリギリと奥歯にこめる。
「……俺はあいつにバカと言ってもいいだろうか」
「自分が許可します」
相馬さんは立ち上がり、真っ直ぐに翠の病室へと向かった。
病室に入ると、相馬さんは腕組をしたまま翠を見下ろし、
「スイハ、おまえはバカだ」
「これ、俺と相馬さんの総意だから」
翠は時間が止まってしまったかのようにピクリとも動かない。やっと動いたかと思うと、苦笑を始めた。それも、何かをごまかそうとしている苦笑ではなく、なんでこんなことを言われているのかがわからないという苦笑。
「バカにつける薬はねぇ、ってことで俺はナースセンターに戻る。坊主、おまえ、あんまりスイハに絡んでるとバカがうつるぞ」
そう吐き捨てた相馬さんは、すでに病室から退避しようとしている。
「いえ、このバカは品種が違うので感染はしないと思います。というより、全力で感染を拒否したい」
「人のことバカバカ言わないでよっ。本当に気づかなかったんだから仕方ないでしょっ!?」
翠から大声が返ってきた。
「……救いようのないバカだな。じゃ、俺は去る」
「相馬先生っ!?」
相馬さんの発言は間違っていないし、何よりも賢明だ。
翠は相馬さんの背中を目で追いながら、今にも身体を起こしてしまいそうな様子。それを引き止めるように俺がスツールに座ると、翠のむっとした顔がこちらを向いた。
ふざけるな、ムカついてるのはこっちだ……。
「気づいてなかったってなんだよそれ……。俺がすごいバカみたいだ」
少々いい加減な視線を翠へ向けると、
「今、私のことバカバカ言ってたくせに……」
言い返されて思う。表情と言葉が一致している、と。
そんなことが嬉しく思えた。でも――
「そのバカが具合が悪いのを言わないってムカついて八つ当たりした俺はどうなるんだよ……」
悪態をつけば、
「ツカサ……あまりややこしいことは言わないで? 頭がパンクする」
「忘れてた。翠は勉強はできるけど、頭のメモリは少ないんだったな」
「私、パソコンとかじゃないんだけど……。そりゃ、ツカサは頭の中にハードディスクがいくつも入っていて、検索をかけたら必要事項が全部出てくるようなご立派な頭の持ち主かもしれないけれど、それと一緒にしないで」
「……何それ、俺が機械か何かって言いたいわけ?」
「そこまで言ってない」
つまり、その一歩手前くらいまでは思っているわけだ。
「ふーん……別にロボットでもなんでもいいけど、人をサーモグラフにかけたり機械にするのやめろよな」
どんどんむくれていく翠がかわいいと思った。
「あのさ、俺はこういうほうが助かるんだけど……」
「え……?」
むくれた顔はどこへやら。きょとんとした顔が俺を見上げた。
思っていること、伝われ――
「思ってること、そのまま言ってくれるほうが助かる。ケンカ腰でもなんでもいいから、あまり考えすぎずに話してくれるほうがわかりやすい」
「……どういう意味?」
翠の読解能力を少し疑う。けれども、面倒くさがらずに全部話す心づもりはある。
「言われた相手が何を考えるとか、そういうことを考える前の翠の考えを聞きたい」
「……でも、普通は口にする前に、相手がどう思うのかを考えるものじゃないの?」
「そういうのもありだけど――」
それだと、俺が翠の本音にたどり着けない。
「俺はそっちじゃないほうがいいみたい。翠限定で……」
「……それは、トゲトゲした言葉を言っちゃう気がするから、私が嫌なんだけど……」
「俺はオブラートに包まれた言葉が欲しいわけじゃないし、下手に気を使われるのも好きじゃない。そのままの翠がいいんだけど」
「……そうなの?」
心底不思議そうな顔をして訊いてくる。
今、告白に近いことを言った気がするけど、翠はこのくらいじゃ気づかない。言葉に隠れているものなんて見つけない。
でも、それに少しだけ救われているのかもしれなくて――
「そう……」
自分の持つ感情に気づいてほしいと思う気持ちと、まだこのままでいたいと思う気持ちと、相反する感情が心に渦巻く。
「入院するよう自宅へ説得しに行ったとき、ほかの人間よりはひどい言葉を浴びせられた。泣き叫ばれて大嫌いって言われて、わかったようなこと言うなって……。本当に散々だったけど、ほかの人間よりは翠に近づけた気がしたし、得した気分だったんだ。……あ、先に言っておくけど、俺マゾじゃないから」
「……何それ」
やっと笑った……。
この顔が見たかった。どのくらい見ていなかっただろう……。
日数的にはそんなに経っていない。少なくとも、七日まではこんな顔を見ていられた。八日から今日までのたったの六日、一週間にも満たない。けど、もっと長い間見ていない気がしていた。
秋兄は――もっと長い間見ていないんだよな……。
翠の視線を感じて、「何?」と口にしようとしたら、その前に翠が話だした。
「私、時々すごく空回りするみたいなの」
何を今さら……。
「知ってる」
「身体が動かせなかったり体調が悪いと、とくにそれがひどくなるみたいで……」
翠の視線は徐々に落ちていく。
「そういうのはわかってるから、そのときは空回る前に呼んでほしい。そしたら聞くから」
「……でも、すごく何度も呼ぶかもよ?」
上目がちに見られた。
それ、反則なんだけど……。
「別にかまわない。少しでも翠の生態や思考回路がわかるほうが俺には貴重」
「……ねぇ、人のこと観察対象として見ていたりしないよね?」
こういう会話の流れでどうしてそういう方向に話が進むんだか……。
でも、そういう話の方向転換に救われている自分もいるのだろう。
「……していないとは言わない」
「ひどいっ!」
こんな会話をずっとしていた。
少しは俺の気持ちに気づけよ、と思わなくもないけれど、気づかれたらどうしたらいいのか……。
そういうのはまだわからないから……。だから、ちょっとやそっと、こんな俺の対応でも気づかないくらい鈍感な翠に救われていると思う。
俺はまだ翠に好きだとは言えないのかもしれない。
時期じゃないとかそういうことではなく、俺自身の準備ができていない。
言ったところでどうしたらいいのかがわからない。
もし、翠の気持ちが俺に傾いていたとして、それで両思いだから何……? それで何が変わる?
あぁ……独占欲は満たされるのかもしれない。でも、それだけな気もする。
両思いとか付き合うとか、そんな言葉ひとつで互いのことを分かり合えるわけじゃない。
俺はもっと自分のことを知ってもらいたいし、翠の考えていることや感じていることを知りたい。そっちのほうが優先順位高め。
関係上の名前なんてどうでもいい……。
少し自分の考えをまとめていたからか、気づけば翠の視線が俺に固定されていた。
「何?」
訊けば、翠は少し困った顔をした。
「ツカサだなって思っただけ」
は……?
翠の言うことは時々シンプルすぎて理解が困難。
「何それ……」
「ううん、本当に意味はなくて、ツカサがいるなって思っただけ」
あぁ、そう……。なら、
「……翠だ」
「え?」
「翠が目の前にいるって思っただけ」
翠は自分がされたらどう反応するんだよ。
案の定、きょとんとした顔をしていた。
「……って言われたらどう反応したらいいのかわからないだろ」
今、絶対に納得したはずなのに、
「でも……そう思ったんだもん」
と言い返してくる。
そういうふうにさくっと返してくれるほうが俺は助かるし、嬉しい。
「別にいいけど……。これからだって見舞いには来るし、いつもそうやって確認したら? ただ、傍から見たらかなりバカっぽく見えると思うけど」
何気なく、明日も明後日も、翠がここにいる限りは見舞いにくると伝えれば、翠は嬉しそうにふわりと笑った。どこかほっとしたように見えたのは気のせいか……。
……実はすごく簡単なことなのかもしれない。
お互い、言いたいことを言い合って、意思の疎通をはかる。こんなふうに話すだけで、相手が何を考えているのか知ることができる。
でも、これはまだ序章にすぎない。
具合が悪いことも何もかも、話してくれるような関係になりたい。そう思う自分を強欲だと思う。
でも、今の俺はそれを何よりも欲している。
翠に好かれることよりも何よりも、翠の気持ちを知りたい。翠が何を考えているのか、翠の口から聞きたい。教えてほしい――
それから、俺が考えることや思っていることを知ってほしい。
世間一般で言われる恋愛がどういうものなのかは知らない。でも、今は彼氏彼女はどうでもいい。
ただ俺は、翠を知りたくて、翠に自分を知ってほしいだけだ。
これを恋と言っていいのかは不明。初恋だと思ったけれど、やっぱり恋というものはよくわからない。
恋愛感情抜きにしても、俺は翠が好きだと思う。ひとりの人間として……。
――恋愛って何?
この質問は誰にするのが適切か――
ナースセンターに乗り込むと、
「なんだ?」
相馬さんは億劫そうに顔を上げた。
「相馬さん、あれ、絶対にバカだと思う」
思わず翠の病室を指差した。
「ちょっと待て。話の前後が見えねぇ……」
「八日の日、翠……自分の身体がどんな状態にあったのかまったく把握してないですよ」
「……まさか、あり得ねぇだろ?」
相馬さんはパソコンのタイピングをやめて訊いてくる。
「嘘じゃなくて――」
悔しい思いをギリギリと奥歯にこめる。
「……俺はあいつにバカと言ってもいいだろうか」
「自分が許可します」
相馬さんは立ち上がり、真っ直ぐに翠の病室へと向かった。
病室に入ると、相馬さんは腕組をしたまま翠を見下ろし、
「スイハ、おまえはバカだ」
「これ、俺と相馬さんの総意だから」
翠は時間が止まってしまったかのようにピクリとも動かない。やっと動いたかと思うと、苦笑を始めた。それも、何かをごまかそうとしている苦笑ではなく、なんでこんなことを言われているのかがわからないという苦笑。
「バカにつける薬はねぇ、ってことで俺はナースセンターに戻る。坊主、おまえ、あんまりスイハに絡んでるとバカがうつるぞ」
そう吐き捨てた相馬さんは、すでに病室から退避しようとしている。
「いえ、このバカは品種が違うので感染はしないと思います。というより、全力で感染を拒否したい」
「人のことバカバカ言わないでよっ。本当に気づかなかったんだから仕方ないでしょっ!?」
翠から大声が返ってきた。
「……救いようのないバカだな。じゃ、俺は去る」
「相馬先生っ!?」
相馬さんの発言は間違っていないし、何よりも賢明だ。
翠は相馬さんの背中を目で追いながら、今にも身体を起こしてしまいそうな様子。それを引き止めるように俺がスツールに座ると、翠のむっとした顔がこちらを向いた。
ふざけるな、ムカついてるのはこっちだ……。
「気づいてなかったってなんだよそれ……。俺がすごいバカみたいだ」
少々いい加減な視線を翠へ向けると、
「今、私のことバカバカ言ってたくせに……」
言い返されて思う。表情と言葉が一致している、と。
そんなことが嬉しく思えた。でも――
「そのバカが具合が悪いのを言わないってムカついて八つ当たりした俺はどうなるんだよ……」
悪態をつけば、
「ツカサ……あまりややこしいことは言わないで? 頭がパンクする」
「忘れてた。翠は勉強はできるけど、頭のメモリは少ないんだったな」
「私、パソコンとかじゃないんだけど……。そりゃ、ツカサは頭の中にハードディスクがいくつも入っていて、検索をかけたら必要事項が全部出てくるようなご立派な頭の持ち主かもしれないけれど、それと一緒にしないで」
「……何それ、俺が機械か何かって言いたいわけ?」
「そこまで言ってない」
つまり、その一歩手前くらいまでは思っているわけだ。
「ふーん……別にロボットでもなんでもいいけど、人をサーモグラフにかけたり機械にするのやめろよな」
どんどんむくれていく翠がかわいいと思った。
「あのさ、俺はこういうほうが助かるんだけど……」
「え……?」
むくれた顔はどこへやら。きょとんとした顔が俺を見上げた。
思っていること、伝われ――
「思ってること、そのまま言ってくれるほうが助かる。ケンカ腰でもなんでもいいから、あまり考えすぎずに話してくれるほうがわかりやすい」
「……どういう意味?」
翠の読解能力を少し疑う。けれども、面倒くさがらずに全部話す心づもりはある。
「言われた相手が何を考えるとか、そういうことを考える前の翠の考えを聞きたい」
「……でも、普通は口にする前に、相手がどう思うのかを考えるものじゃないの?」
「そういうのもありだけど――」
それだと、俺が翠の本音にたどり着けない。
「俺はそっちじゃないほうがいいみたい。翠限定で……」
「……それは、トゲトゲした言葉を言っちゃう気がするから、私が嫌なんだけど……」
「俺はオブラートに包まれた言葉が欲しいわけじゃないし、下手に気を使われるのも好きじゃない。そのままの翠がいいんだけど」
「……そうなの?」
心底不思議そうな顔をして訊いてくる。
今、告白に近いことを言った気がするけど、翠はこのくらいじゃ気づかない。言葉に隠れているものなんて見つけない。
でも、それに少しだけ救われているのかもしれなくて――
「そう……」
自分の持つ感情に気づいてほしいと思う気持ちと、まだこのままでいたいと思う気持ちと、相反する感情が心に渦巻く。
「入院するよう自宅へ説得しに行ったとき、ほかの人間よりはひどい言葉を浴びせられた。泣き叫ばれて大嫌いって言われて、わかったようなこと言うなって……。本当に散々だったけど、ほかの人間よりは翠に近づけた気がしたし、得した気分だったんだ。……あ、先に言っておくけど、俺マゾじゃないから」
「……何それ」
やっと笑った……。
この顔が見たかった。どのくらい見ていなかっただろう……。
日数的にはそんなに経っていない。少なくとも、七日まではこんな顔を見ていられた。八日から今日までのたったの六日、一週間にも満たない。けど、もっと長い間見ていない気がしていた。
秋兄は――もっと長い間見ていないんだよな……。
翠の視線を感じて、「何?」と口にしようとしたら、その前に翠が話だした。
「私、時々すごく空回りするみたいなの」
何を今さら……。
「知ってる」
「身体が動かせなかったり体調が悪いと、とくにそれがひどくなるみたいで……」
翠の視線は徐々に落ちていく。
「そういうのはわかってるから、そのときは空回る前に呼んでほしい。そしたら聞くから」
「……でも、すごく何度も呼ぶかもよ?」
上目がちに見られた。
それ、反則なんだけど……。
「別にかまわない。少しでも翠の生態や思考回路がわかるほうが俺には貴重」
「……ねぇ、人のこと観察対象として見ていたりしないよね?」
こういう会話の流れでどうしてそういう方向に話が進むんだか……。
でも、そういう話の方向転換に救われている自分もいるのだろう。
「……していないとは言わない」
「ひどいっ!」
こんな会話をずっとしていた。
少しは俺の気持ちに気づけよ、と思わなくもないけれど、気づかれたらどうしたらいいのか……。
そういうのはまだわからないから……。だから、ちょっとやそっと、こんな俺の対応でも気づかないくらい鈍感な翠に救われていると思う。
俺はまだ翠に好きだとは言えないのかもしれない。
時期じゃないとかそういうことではなく、俺自身の準備ができていない。
言ったところでどうしたらいいのかがわからない。
もし、翠の気持ちが俺に傾いていたとして、それで両思いだから何……? それで何が変わる?
あぁ……独占欲は満たされるのかもしれない。でも、それだけな気もする。
両思いとか付き合うとか、そんな言葉ひとつで互いのことを分かり合えるわけじゃない。
俺はもっと自分のことを知ってもらいたいし、翠の考えていることや感じていることを知りたい。そっちのほうが優先順位高め。
関係上の名前なんてどうでもいい……。
少し自分の考えをまとめていたからか、気づけば翠の視線が俺に固定されていた。
「何?」
訊けば、翠は少し困った顔をした。
「ツカサだなって思っただけ」
は……?
翠の言うことは時々シンプルすぎて理解が困難。
「何それ……」
「ううん、本当に意味はなくて、ツカサがいるなって思っただけ」
あぁ、そう……。なら、
「……翠だ」
「え?」
「翠が目の前にいるって思っただけ」
翠は自分がされたらどう反応するんだよ。
案の定、きょとんとした顔をしていた。
「……って言われたらどう反応したらいいのかわからないだろ」
今、絶対に納得したはずなのに、
「でも……そう思ったんだもん」
と言い返してくる。
そういうふうにさくっと返してくれるほうが俺は助かるし、嬉しい。
「別にいいけど……。これからだって見舞いには来るし、いつもそうやって確認したら? ただ、傍から見たらかなりバカっぽく見えると思うけど」
何気なく、明日も明後日も、翠がここにいる限りは見舞いにくると伝えれば、翠は嬉しそうにふわりと笑った。どこかほっとしたように見えたのは気のせいか……。
……実はすごく簡単なことなのかもしれない。
お互い、言いたいことを言い合って、意思の疎通をはかる。こんなふうに話すだけで、相手が何を考えているのか知ることができる。
でも、これはまだ序章にすぎない。
具合が悪いことも何もかも、話してくれるような関係になりたい。そう思う自分を強欲だと思う。
でも、今の俺はそれを何よりも欲している。
翠に好かれることよりも何よりも、翠の気持ちを知りたい。翠が何を考えているのか、翠の口から聞きたい。教えてほしい――
それから、俺が考えることや思っていることを知ってほしい。
世間一般で言われる恋愛がどういうものなのかは知らない。でも、今は彼氏彼女はどうでもいい。
ただ俺は、翠を知りたくて、翠に自分を知ってほしいだけだ。
これを恋と言っていいのかは不明。初恋だと思ったけれど、やっぱり恋というものはよくわからない。
恋愛感情抜きにしても、俺は翠が好きだと思う。ひとりの人間として……。
――恋愛って何?
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