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2.未来への希望
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私は母が亡くなってから、祖父母とも会うことができていない。
はじめは忙しいからと言われ、私が病になってからは祖父母にうつしてしまってはいけないという父の心配もあり、会えなかったのだ。
それでも始めの内は私の手紙にも返事をくれ、会いたい、愛していると言ってくれていた。
でもいつからか返事ももらえなくなった。
父に祖父母に会いたいといったこともある。
でも、忙しいから会いに来る暇がないそうだといわれた。
きっと暇が出来たら会いにきてくれるんではないかと。
そして気付いた。
私は独りぼっちなのだと。
父は私を愛していると言ってくれるけれど、でもそんなのうそ……いえ、愛が少ないのかもしれない。だって父が愛しているというのだもの。嘘だとはいえない。
でも私より、より愛しているのは義母と義姉だとわかる。
私の部屋を尋ねてくるのは数えるだけしかない。
体調が悪くて起き上がれなくても部屋には来てくれない。
それなのに外からはいつも父と義母と義姉の声が聞こえてくる。
楽しそうに話している声が。
うらやましくて何度も覗いてみたことがある。
それは本当に幸せな家族の姿だった。
ただただ幸せそうな普通の家族の姿。
ただそこには私がいないだけ。
義母は表面上は優しく接してくれているものの、私を見る目はまるで憎い相手を見るような視線。それは姉も一緒。
なぜいつも幸せそうにしている二人にそんな視線をなげられるのかもわからなかったけれど、義母に甘えてはいけないのだということは悟っていた。
そんな家族の中で12歳でできた婚約者はとても優しく紳士的に接してくれていた。
迎えに来てくれる時は必ずプレゼントを持ってきてくれ、町に買い物に、カフェにお茶しに連れて行ってくれた。その時にはいつの間にかお土産まで買っていてくれ、私が彼に心を預けるのに時間はかからなかった。
原因不明の病に悩まされながらも彼の存在が私の励みになっていた。
きっと病を治して、彼と暖かい家庭を築く。そんな夢だけが未来への私の希望だった。
でもそんな希望も粉々に砕け散ってしまった。
グレン様がいつものようにアルバ義姉様とお見舞いに来てくれ、すぐにお義姉と共に出て行った。そこには私がプレゼントしたハンカチが落ちていた。
だから義姉の部屋に向かった。
はじめは忙しいからと言われ、私が病になってからは祖父母にうつしてしまってはいけないという父の心配もあり、会えなかったのだ。
それでも始めの内は私の手紙にも返事をくれ、会いたい、愛していると言ってくれていた。
でもいつからか返事ももらえなくなった。
父に祖父母に会いたいといったこともある。
でも、忙しいから会いに来る暇がないそうだといわれた。
きっと暇が出来たら会いにきてくれるんではないかと。
そして気付いた。
私は独りぼっちなのだと。
父は私を愛していると言ってくれるけれど、でもそんなのうそ……いえ、愛が少ないのかもしれない。だって父が愛しているというのだもの。嘘だとはいえない。
でも私より、より愛しているのは義母と義姉だとわかる。
私の部屋を尋ねてくるのは数えるだけしかない。
体調が悪くて起き上がれなくても部屋には来てくれない。
それなのに外からはいつも父と義母と義姉の声が聞こえてくる。
楽しそうに話している声が。
うらやましくて何度も覗いてみたことがある。
それは本当に幸せな家族の姿だった。
ただただ幸せそうな普通の家族の姿。
ただそこには私がいないだけ。
義母は表面上は優しく接してくれているものの、私を見る目はまるで憎い相手を見るような視線。それは姉も一緒。
なぜいつも幸せそうにしている二人にそんな視線をなげられるのかもわからなかったけれど、義母に甘えてはいけないのだということは悟っていた。
そんな家族の中で12歳でできた婚約者はとても優しく紳士的に接してくれていた。
迎えに来てくれる時は必ずプレゼントを持ってきてくれ、町に買い物に、カフェにお茶しに連れて行ってくれた。その時にはいつの間にかお土産まで買っていてくれ、私が彼に心を預けるのに時間はかからなかった。
原因不明の病に悩まされながらも彼の存在が私の励みになっていた。
きっと病を治して、彼と暖かい家庭を築く。そんな夢だけが未来への私の希望だった。
でもそんな希望も粉々に砕け散ってしまった。
グレン様がいつものようにアルバ義姉様とお見舞いに来てくれ、すぐにお義姉と共に出て行った。そこには私がプレゼントしたハンカチが落ちていた。
だから義姉の部屋に向かった。
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