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18.母の死因
しおりを挟む「マリアの身体にも出てたのかい?
そうか、あの時はそこまで見なかったな……
死化粧にしてはやけに厚化粧だと思ったが、まさかそんなものを隠していたとは……
だがこれではっきりした。マリアにも白い斑点が出てたのなら、マリアも同じ毒を飲まされたんだ」
そんな……そんな………それなら……毒をもった人は………
私は恐怖に身体が震えていた。
そして隣の2人も身体が震えていることに気づいた。
でもきっと2人は恐怖に震えているんじゃない。
怒りに身体が震えてるんだ……
詳しいことは今ルドが調べてくれている。とりあえずルドが持ってくる報告を待とうと祖父が言った。
待っている間にと、私たちは今までのことを知るためにたくさんのことを話した。
その日はただただ私のことを話し、そして母のことを聞いた。
祖母は眠るときも私の部屋まで付き添ってくれて、母の話を聞かせてくれた。
小さな頃の話から、私を産んだ時の話まで。
その表情から、本当に母は愛されていたのだと知ることができる。
翌日はこの領地のことについても話を聞いた。
優しい領民に美味しいフルーツが取れることも。
そうして話をしていると、屋敷がなんだか騒々しくなった。
何事かと思っていると、部屋の扉が開けられ、そこから入ってきたのは母とよく似た男性と隣には気品のある茶色の髪の毛の女性が立っていた。
「すみません。遅くなりました。
ああ、ナタリー、こんなに大きくなって。
若いころのマリアにそっくりだ。会いたかったよ。
それにしてもどうしてこんなに痩せているんだ?
もっと食べてもっと太らなくちゃ。こんなに痩せていては病気になってしまうよ」
そう言いながら、私の方へ歩いてきたかと思うと、ぎゅっと抱きしめてくれました。
私のネックレスには映っていないけれど、祖父母と同じ匂いがする男性。
本当に私のことを心配してくれているのが伝わってくるこの男性。
「ルーカス、ナタリーと最後に会ったのは5歳だ。覚えているわけないだろう。
ほとんど初対面なんだ。まず自己紹介をしなさい」
祖父の言葉に私の身体を離してくれる。
そして私の前に跪き、私の手を取る。
「ナタリア、私はルーカス・マクレドと言います。
マクレド伯爵家現当主であり、マリアの兄であり、ナタリアの伯父だよ。
そしてこの女性が僕の愛しの妻ティルーエ、君の伯母だよ。
二人ともずっと君に逢いたかったんだ。これからは買い物に行ったり、お茶に行ったり、たくさんしよう」
そう言って私の手にチュッと口づけた。
………キザ………
小説で読んだこういう男性の仕草、そう言ってた気がする。
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