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63.元婚約者とは
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私は人生で初めて手紙で胸やけをするんだと知った。
彼だけが私の生きる希望だなんて思っていたからこそ、分厚い分厚い幻想を重ねて彼を見てしまっていたのだということを知った。
私の元婚約者がこんな人だったなんて知らなかった。
手紙のすべてが自分に酔っているような内容。
この手紙に私の気持など一つもないし、ましてアルバのことだって愛してなどいなかったのだと書かれてある。
アルバに同情なんてできないけど、自分大好きなこの人のことは軽蔑する。
この人はずっとずっと自分だけが可愛くて生きてきた人だった。
きっとこれから先も他人のことなど思いやることはできない人。
それがわかった今、アルバに強い感謝を覚えてしまう。
あの時アルバとグレン様が2人で消えなかったら私はそのままグレン様と結婚していただろう。
そんなことになったら……想像するだけで恐怖に震えが起きてしまう。
あの時2人のことを知ることができたから私はあの家から出ることができた。
本当によかった………
私が読んだ後、ティティ祖母様もその手紙を読んでいた。
読んですぐに「ひぃっ!気持ち悪い!!」と声をあげ、その手紙から手を放すとすぐに処分するように指示していた。祖父様は先に読んでいて、読む前から「あまりお勧めしない」と言ってくれていた。
でも私は読むことができてよかったと思っている。
だってこんな人が婚約者だと知れたんだから、何の未練もない。
そして次に手に持ったのが父だったあの男からの手紙。
こっちも頭のおかしな内容だったら気がめいってしまうけど………でも先延ばしにしても結果的に何も変わらない。それならば一度に今日終わらせてしまった方がいい。
そんな風に思った私は手紙を開くことにした。
彼だけが私の生きる希望だなんて思っていたからこそ、分厚い分厚い幻想を重ねて彼を見てしまっていたのだということを知った。
私の元婚約者がこんな人だったなんて知らなかった。
手紙のすべてが自分に酔っているような内容。
この手紙に私の気持など一つもないし、ましてアルバのことだって愛してなどいなかったのだと書かれてある。
アルバに同情なんてできないけど、自分大好きなこの人のことは軽蔑する。
この人はずっとずっと自分だけが可愛くて生きてきた人だった。
きっとこれから先も他人のことなど思いやることはできない人。
それがわかった今、アルバに強い感謝を覚えてしまう。
あの時アルバとグレン様が2人で消えなかったら私はそのままグレン様と結婚していただろう。
そんなことになったら……想像するだけで恐怖に震えが起きてしまう。
あの時2人のことを知ることができたから私はあの家から出ることができた。
本当によかった………
私が読んだ後、ティティ祖母様もその手紙を読んでいた。
読んですぐに「ひぃっ!気持ち悪い!!」と声をあげ、その手紙から手を放すとすぐに処分するように指示していた。祖父様は先に読んでいて、読む前から「あまりお勧めしない」と言ってくれていた。
でも私は読むことができてよかったと思っている。
だってこんな人が婚約者だと知れたんだから、何の未練もない。
そして次に手に持ったのが父だったあの男からの手紙。
こっちも頭のおかしな内容だったら気がめいってしまうけど………でも先延ばしにしても結果的に何も変わらない。それならば一度に今日終わらせてしまった方がいい。
そんな風に思った私は手紙を開くことにした。
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