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「サリー・ナシェルカ嬢、私と踊って頂けますか?」
そう手を差し伸べてこられます。
エスコートして頂いて来たのに受けないわけにはいきません…
「喜んで…」
差し出された手に手を重ねてホールに進み出ます。
そして踊りだすとフレッド様が伺うように「怒ってる?」とおっしゃいますが、怒っているなどとんでもありません。
「ただ事実に驚いているだけでございます」
「ごめんね。出来れば普通に話して見たかったんだ。デイヴのいうサリーって女の子とね」
困ったように微笑みながら話してくれたのは従弟のデイヴとは仲が良く、アイシャや私の話しをよくしていたということ。特にナシェルカ伯爵領の織物について、一度デイブが興奮して話していたのだそう。それを教えてくれた子がサリーという子で、第2王子殿下としてではなく普通に話してみたかったと謝って頂きました。
そんなことを話し終えるとちょうどダンス曲が終わり、後ろには第2王子殿下と踊りたいと未婚女性の列が出来ておりました。
私は一礼をし、アイシャたちのところへ戻ります。
そして、ドレスの売り込みの為にいろんな方達とお話をさせて頂くのです。
なんだか驚きが多いパーティでしたが、入場もダンスも楽しいお話もして頂き、7年間も婚約していた元婚約者にはして頂いたことのない完璧なエスコートでした。
私は売り込みをするのに必要な、主要人物には話しかけたのでそろそろお暇しようかと思います。
その前にアイシャたちに声をかけに行きましょう。
そうして私は幸せそうに話しをしているアイシャとデイブのところへお邪魔するのです。
「アイシャ、デイヴ、私そろそろ失礼しようと思うの。悪いけれどフレッド様にも伝えて頂ける?」
「え?サリー帰るの?でもフレッド様は…」
視線をうつすと未だフレッド様の周りの女性の群れが出来ております。
「エスコートしていただいて申し訳ないけれど、帰りは必要ないし。それにせっかくの機会をつぶしてしまうのも嫌だわ。だから出来ればお声をかけないで帰らせてもらいたいの。」
フレッド様は婚約者がいないということもあり大人気で、こんな機会は女性からしたら絶対に逃したくないに違いないのです。そんな時にただの伯爵令嬢でしかない私が邪魔をしに行ったりしたら、今後の私の営業活動にも差し障りますわ。
「うーん、まぁあの状態だとこっちに来るのは難しそうだから仕方ないね。わかった。伝えておくよ。それではサリー嬢また来週学校で」
「ふふっ、デイヴィッド様ありがとうございます。それでは来週学校でまたアイシャと仲の良い姿を見れるのを楽しみにしておりますわ。それじゃあね、アイシャ」
デイヴはたまに、わざとこうやって「サリー嬢」と呼び仰々しく話しかけて楽しむことがあります。私も楽しみながら同じように返すのです。
公爵家なのに驕らず、こうやって接してくれる二人は尊敬すべき人です。
そうして私は馬車で家に帰り、ドレスを脱ぐとやっと一息つくことが出来ました。やはり年に一度の一番大きな催しは人が多く、疲れてしまいます。
この日は寝支度をするとそのままベッドに吸い込まれるように眠ってしまいました。
そう手を差し伸べてこられます。
エスコートして頂いて来たのに受けないわけにはいきません…
「喜んで…」
差し出された手に手を重ねてホールに進み出ます。
そして踊りだすとフレッド様が伺うように「怒ってる?」とおっしゃいますが、怒っているなどとんでもありません。
「ただ事実に驚いているだけでございます」
「ごめんね。出来れば普通に話して見たかったんだ。デイヴのいうサリーって女の子とね」
困ったように微笑みながら話してくれたのは従弟のデイヴとは仲が良く、アイシャや私の話しをよくしていたということ。特にナシェルカ伯爵領の織物について、一度デイブが興奮して話していたのだそう。それを教えてくれた子がサリーという子で、第2王子殿下としてではなく普通に話してみたかったと謝って頂きました。
そんなことを話し終えるとちょうどダンス曲が終わり、後ろには第2王子殿下と踊りたいと未婚女性の列が出来ておりました。
私は一礼をし、アイシャたちのところへ戻ります。
そして、ドレスの売り込みの為にいろんな方達とお話をさせて頂くのです。
なんだか驚きが多いパーティでしたが、入場もダンスも楽しいお話もして頂き、7年間も婚約していた元婚約者にはして頂いたことのない完璧なエスコートでした。
私は売り込みをするのに必要な、主要人物には話しかけたのでそろそろお暇しようかと思います。
その前にアイシャたちに声をかけに行きましょう。
そうして私は幸せそうに話しをしているアイシャとデイブのところへお邪魔するのです。
「アイシャ、デイヴ、私そろそろ失礼しようと思うの。悪いけれどフレッド様にも伝えて頂ける?」
「え?サリー帰るの?でもフレッド様は…」
視線をうつすと未だフレッド様の周りの女性の群れが出来ております。
「エスコートしていただいて申し訳ないけれど、帰りは必要ないし。それにせっかくの機会をつぶしてしまうのも嫌だわ。だから出来ればお声をかけないで帰らせてもらいたいの。」
フレッド様は婚約者がいないということもあり大人気で、こんな機会は女性からしたら絶対に逃したくないに違いないのです。そんな時にただの伯爵令嬢でしかない私が邪魔をしに行ったりしたら、今後の私の営業活動にも差し障りますわ。
「うーん、まぁあの状態だとこっちに来るのは難しそうだから仕方ないね。わかった。伝えておくよ。それではサリー嬢また来週学校で」
「ふふっ、デイヴィッド様ありがとうございます。それでは来週学校でまたアイシャと仲の良い姿を見れるのを楽しみにしておりますわ。それじゃあね、アイシャ」
デイヴはたまに、わざとこうやって「サリー嬢」と呼び仰々しく話しかけて楽しむことがあります。私も楽しみながら同じように返すのです。
公爵家なのに驕らず、こうやって接してくれる二人は尊敬すべき人です。
そうして私は馬車で家に帰り、ドレスを脱ぐとやっと一息つくことが出来ました。やはり年に一度の一番大きな催しは人が多く、疲れてしまいます。
この日は寝支度をするとそのままベッドに吸い込まれるように眠ってしまいました。
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