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ジェットエンジン
とうとう実用化・・・
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新型艦戦が出来つつあった。
日本飛行機開発の岐阜研究所では、ジェットエンジンをテストベンチに取り付けて運転試険をしていた。
すごい音だ。
いままでの水冷12気筒とはレベルが違う。
耳栓も役立たないほどだ。
ジェットエンジンには、セラミックブレードを使った。
エンジン内は高温だ。
普通の金属では、溶けてしまう。
また温度の差でそれぞれが、膨張する割合が違うから部品の合わせ目を工夫した。
単なる切れ込みではなく、切れ込みを何段にも重ねた。
つまり隙間の間隔が温度で違いが出てもブレードが軸から飛ばないように工夫した。
燃料もガソリンより灯油が向いていた。
まあ灯油というより、ケロシンだ。
実際は、それにサビ止めや、上空の冷気で凍らないように添加剤をすこしまぜる。
機体の設計はエンジンが後ろにあることから、機関砲、まあバルカン砲が前部にきた。
車輪は前が空洞なので前輪タイプとした。
風洞実験で翼を何タイプも試した。
いままでの翼はまっすぐであったが、まっすぐでは、速度が1000キロをこえたあたりから渦が出来て乱気流が発生する。
とても飛べない。
で、いろいろ試した、斜め後ろに傾けた翼が好結果がでた。
「後ろに後退するから、後退翼だな。」と、カンタンに命名された。
エンジン1基では推力が足りない、それでは空母から発艦できないから2基のエンジンを採用した。
かなり機体がでかくなった。
大きい、いままでのハヤブサの倍くらいある。
そして重い。
「こんなに重くては・・・揚力が足りんぞ。」と、心配する技師も多かったほどだ。
しかし、エンジンが2基だ。
「計算では、なんとか飛べるはずだ。」と、主任技師が計算の結果を示す。
「爆装するから、4トンでは、最低7トンはクリヤーしないと。」
「マジかよ・・・」「無理だ。」
「仕方がない、燃料噴射を倍にして、点火を2段にして推力を倍だ。」
「・・・・・」
こうして、試作エンジンが完成したのだが・・・
エンジンができたので、機体の設計が進む。
まずは、エンジンありきということだからである。
「推力が2基のエンジンで十分あるそうだ。」 「これは、複座で・・・」と、機体設計者だ。
なぜなら、2基のエンジンは調整が難しくて・・・操縦者が一人では荷が重そうだからだ。
つまり、操縦士と機関士ということである。
操縦士は、前部で後部席もつけたが、まあ最悪後ろに二人くらい押しこめることができそうだ。
しかし、予算がかなりオーバーした。
はっきり言って3倍だ。
12気筒のハヤブサが6機つくれる。
大日本航空機製造はウワサでは、エンジンを双発にして戦闘機を作るらしい。
あちらも、ヘタすると空母から発艦できない可能性があるが。
ジェットエンジン2基の推力なら電磁カタパルトで爆装して飛べる計算だった。
まあ現実はなんともいえない。
しかしこれでは、空母の滑走路が短い、飛行甲板を300メートル以上が必要だ。
機体の速度は達成できそうだ。
しかし乗せる空母がない。
有賀研究員はとにかく1000キロ以上の速度が可能なら政府も考えると、試作の設計に励んだ。
かなり時間がかかった。
三年後、各務原飛行場にテスト機が押し出された。
政府関係者から軍関係者は、話に聞いてはいたが「でかい、空母に乗るか。」だった。
エンジンの前に送風ダクトをつなぎジェットエンジンを廻した。
すごい音だ、なにせ2基だから余計にうるさい。
タキシングして位置についた。
すごい火炎が飛び出した。
機体がもんどりうって飛び出す。
あっと言う間に見えなくなった。
また音がしている、機体は見えないが音がまだ聞える。
「来ました。」 放送が入る。 甲高い音で上を飛ぶ、もういない。
速すぎる、どんだけだ、管制塔より連絡があり、1000キロオーバーだそうだ。
1200キロで音速に近い。
つまり亜音速で日本のジェット戦闘機は始まったのである。
日本飛行機開発の岐阜研究所では、ジェットエンジンをテストベンチに取り付けて運転試険をしていた。
すごい音だ。
いままでの水冷12気筒とはレベルが違う。
耳栓も役立たないほどだ。
ジェットエンジンには、セラミックブレードを使った。
エンジン内は高温だ。
普通の金属では、溶けてしまう。
また温度の差でそれぞれが、膨張する割合が違うから部品の合わせ目を工夫した。
単なる切れ込みではなく、切れ込みを何段にも重ねた。
つまり隙間の間隔が温度で違いが出てもブレードが軸から飛ばないように工夫した。
燃料もガソリンより灯油が向いていた。
まあ灯油というより、ケロシンだ。
実際は、それにサビ止めや、上空の冷気で凍らないように添加剤をすこしまぜる。
機体の設計はエンジンが後ろにあることから、機関砲、まあバルカン砲が前部にきた。
車輪は前が空洞なので前輪タイプとした。
風洞実験で翼を何タイプも試した。
いままでの翼はまっすぐであったが、まっすぐでは、速度が1000キロをこえたあたりから渦が出来て乱気流が発生する。
とても飛べない。
で、いろいろ試した、斜め後ろに傾けた翼が好結果がでた。
「後ろに後退するから、後退翼だな。」と、カンタンに命名された。
エンジン1基では推力が足りない、それでは空母から発艦できないから2基のエンジンを採用した。
かなり機体がでかくなった。
大きい、いままでのハヤブサの倍くらいある。
そして重い。
「こんなに重くては・・・揚力が足りんぞ。」と、心配する技師も多かったほどだ。
しかし、エンジンが2基だ。
「計算では、なんとか飛べるはずだ。」と、主任技師が計算の結果を示す。
「爆装するから、4トンでは、最低7トンはクリヤーしないと。」
「マジかよ・・・」「無理だ。」
「仕方がない、燃料噴射を倍にして、点火を2段にして推力を倍だ。」
「・・・・・」
こうして、試作エンジンが完成したのだが・・・
エンジンができたので、機体の設計が進む。
まずは、エンジンありきということだからである。
「推力が2基のエンジンで十分あるそうだ。」 「これは、複座で・・・」と、機体設計者だ。
なぜなら、2基のエンジンは調整が難しくて・・・操縦者が一人では荷が重そうだからだ。
つまり、操縦士と機関士ということである。
操縦士は、前部で後部席もつけたが、まあ最悪後ろに二人くらい押しこめることができそうだ。
しかし、予算がかなりオーバーした。
はっきり言って3倍だ。
12気筒のハヤブサが6機つくれる。
大日本航空機製造はウワサでは、エンジンを双発にして戦闘機を作るらしい。
あちらも、ヘタすると空母から発艦できない可能性があるが。
ジェットエンジン2基の推力なら電磁カタパルトで爆装して飛べる計算だった。
まあ現実はなんともいえない。
しかしこれでは、空母の滑走路が短い、飛行甲板を300メートル以上が必要だ。
機体の速度は達成できそうだ。
しかし乗せる空母がない。
有賀研究員はとにかく1000キロ以上の速度が可能なら政府も考えると、試作の設計に励んだ。
かなり時間がかかった。
三年後、各務原飛行場にテスト機が押し出された。
政府関係者から軍関係者は、話に聞いてはいたが「でかい、空母に乗るか。」だった。
エンジンの前に送風ダクトをつなぎジェットエンジンを廻した。
すごい音だ、なにせ2基だから余計にうるさい。
タキシングして位置についた。
すごい火炎が飛び出した。
機体がもんどりうって飛び出す。
あっと言う間に見えなくなった。
また音がしている、機体は見えないが音がまだ聞える。
「来ました。」 放送が入る。 甲高い音で上を飛ぶ、もういない。
速すぎる、どんだけだ、管制塔より連絡があり、1000キロオーバーだそうだ。
1200キロで音速に近い。
つまり亜音速で日本のジェット戦闘機は始まったのである。
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