大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

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発艦します。

新型電磁カタパルト

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 副官が「新型が発艦します。」 と総理にヘルメットと騒音防止イヤーカバーをかぶせる。 耳の部分に音声のイヤフォンつきだ。 「ありがと、あれが新型か。」 「はい、爆撃から偵察、戦闘までオールマィテイにこなせます。」 ハヤブサは爆装して重い、脚のサスペンションがしなってるからわかるのだ。 おそらく20トンは軽く越えている。 燃料も満載だ。 でないと、行動半径が小さくなり、すぐに帰還しなくてはならない。 装備と燃料満載での発艦テストのようだ。  騒音防止イヤーカバーのおかげで、副官の声がよく聞える。 「ハヤブサ爆撃タイプですね、発艦します。」 と叫んだ。 キーーーーーンとカン高いジェット音だ。 空母は40ノットだ。 合図のランプが緑になる。 電気火花が飛び散る、同時にシュパーーーーンとジェットが飛びだした。 電磁カタパルトが発進地点に戻る。 シユーーーンと音が静まる。 時速0キロから時速300キロまで、わずかコンマ3秒だ。 以前より滑らかな加速で搭乗員の体の負担が軽減された。 しかし、迫力が満点だ。 アマテラスのカタパルトがスッポンならアマテラス改は月を越えて太陽くらいの差だ。 カタパルトから蒸気が登る、「あの蒸気はなんだね。」 と総理。 副官、「絶対の機密ですが、液体窒素で絶対0度(マイナス235℃)に電磁コイルを冷やしてるんです。」 「まさか、超伝導か。」 「さすが総理、お気づきですね。」 「とうとう、日本に超伝導技術か。」 総理は確信した。 勝てる、いや勝たねばならない。 もう負ける気がしなかった。 江戸から開国して明治維新だ。 それから60年あまりだ。 つい、最近まで国民は着物が普通だった。 いまでも老人は着物が多い。 日本の飛行機が初めて空に浮かんで、まだ30年もたっていない。 がむしゃらに働く国民のおかげで、税収も少なくない。 この最新空母も国民の働く金で出来たのだ。 無駄で、高額な戦艦をヤメて、空母艦隊で日本を守りきる作戦は間違ってはいなかった。 艦隊は空母の潜水艦対策の駆逐艦が主で、巡洋艦や高速戦艦、巨大戦艦などは無いのだ。 あるのは、圧倒的攻撃力の空母が12隻と駆逐艦群だ。 そしてステルス潜水艦群と極秘の海底軍艦(潜水空母)3隻だ。 (掃海艇は省いている。)  米国に飛行機や空母、戦車を輸出して外貨も稼いでいる。 亜細亜連合の経済は雇用も安定してきた。 米国と英国を巻き込んで安保も結束が固くなりつつある。 軍事技術大国の恫喝で、独裁3国を押さえる、これが総理の考えだ。 独裁者に勝てないと思わせるほどに進歩した軍事技術で押さえ込むのだ。 米国と英国の協力が硬いものになるなら勝てるだろう、イヤ勝たねばならない。 総理はアマテラス改の甲板で決心した。
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