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オレの所為ではない。
シナ海軍の海兵の措置
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海上に漂う3個のゴムボートに50名余りのシナの海兵が乗っている。(1個で15人は乗れるゴムボートだ、残りの下っ端5人はゴムボートの縁につかまっている。)全員が助かったようだ。(さすが、逃げるのは速い。) 夕闇がせまる、そこに駆逐艦がやってきた。 とうぜん日本海軍の高速艦だ。 日本海の荒波に、もまれていたシナの海兵達は助かった。 いちおうシナとは戦争状態ではないから、捕虜ではなく、遭難者救助だ。 遭難者の中でイチバン偉そうなヤツが出てきて駆逐艦の艦長に社交辞令で、感謝の意を伝えた。 駆逐艦の艦長は、「一応、ことがことですから日本で身元など説明してもらいます。」 と伝えた。 日本の領海で許可もなく運行していた軍艦(潜水艦)だからだ。 まだ、月光にミサイルを撃ったことまでは、駆逐艦まで伝わってはいなかった。 シナの潜水艦の艦長は、なぜ自分の艦が沈没したのか、わからなかった。 副官が「おそらく、ミサイル格納庫のフタが開いたままかと。」 「しかし、水深3メートルまでOKと聞いたが。」と艦長。(水深3メートルに耐えるのは最新ミサイル潜水艦で、デモ試験で独逸帝国がシナに見せた、しかし渡したのは旧型で、まだ格納庫内までは防水ではないのだ。) だが、そんなことは、日本側には言えない。 後ほどの取調べでも、シナの艦長はミサイルは、撃つつもりもなく艦の故障だ、と言い張った。 そのために沈没した、ともいった。 言い訳ばかりのシナ海軍の艦長である。 日本側はシナの艦長に、数ケ月前に日本海で日本の偵察機が行方不明になったことを問いただしたが、シナの艦長は「そんなことは、知らない。」 と突っぱねた。 実際、本当のところはわからなかった。 独逸帝国の艦長が指令したことは、独逸もシナも極一部の軍人しか知らなかったのだ。 それも、絶対の緘口令が敷かれていたのだ。 結局、シナのミサイル潜水艦、長征は事故で沈没とされて、シナの艦長以下、海兵はシナに返還された。 日本の領海侵犯も艦の故障でウヤムヤになってしまった。 日本政府は、お決まりの遺憾の意でお茶を濁したのだ。 ・・・・・ また、ここは日本海のとある地点だ。 海洋調査船のカイヨウとサルベージ船が引き揚げ作業で忙しい。 サルベージ船は3隻だ。 よほど重いものを引き揚げるからだ。 付近には月光が警戒飛行している。 独逸帝国ミサイル潜水艦を、ぜひとも手にいれたい日本政府である。 ・・・・ここは、シナ海軍の監察課である。 怖いところだ。 ミサイル潜水艦の艦長が必死にいい訳だ。 「故障したんだ、日本の偵察機に発見されたのも、そのせいだ。」 副官も「いきなり浸水してきました、それは他の乗員からも聞いてください。」 たしかにそうだ。 場所は日本の領海内だ、ミサイル潜水艦がバレるのはマズいのだ。 緊急潜航はとうぜんの措置だ。 それに、故障とならば、まだ保障期間内であるから独逸帝国に新しい物を調達もできる。 監察課は艦長以下全員を不問にすることとした。 まあ、無罪放免である。 日本もシナの潜水艦が沈没して乗員を救助したことは発表していた。 独逸帝国は今度の件で骨身に染みた。 あまり、高度な兵器を渡すと、ろくでもない事になりかねないと。 しょせん、黄色い猿には無理だ。 (黄色い猿は黄色人種のことだ。) 沈没した場所は日本海の水深6000メートルを越えるといわれる日本海溝だ、よもや日本が沈没した潜水艦を引き揚げるとは夢にも思わない独逸帝国だった。
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