大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

文字の大きさ
162 / 380
オレの所為ではない。

シナ海軍の海兵の措置

しおりを挟む
 海上に漂う3個のゴムボートに50名余りのシナの海兵が乗っている。(1個で15人は乗れるゴムボートだ、残りの下っ端5人はゴムボートの縁につかまっている。)全員が助かったようだ。(さすが、逃げるのは速い。) 夕闇がせまる、そこに駆逐艦がやってきた。 とうぜん日本海軍の高速艦だ。 日本海の荒波に、もまれていたシナの海兵達は助かった。 いちおうシナとは戦争状態ではないから、捕虜ではなく、遭難者救助だ。 遭難者の中でイチバン偉そうなヤツが出てきて駆逐艦の艦長に社交辞令で、感謝の意を伝えた。 駆逐艦の艦長は、「一応、ことがことですから日本で身元など説明してもらいます。」 と伝えた。 日本の領海で許可もなく運行していた軍艦(潜水艦)だからだ。 まだ、月光にミサイルを撃ったことまでは、駆逐艦まで伝わってはいなかった。  シナの潜水艦の艦長は、なぜ自分の艦が沈没したのか、わからなかった。 副官が「おそらく、ミサイル格納庫のフタが開いたままかと。」 「しかし、水深3メートルまでOKと聞いたが。」と艦長。(水深3メートルに耐えるのは最新ミサイル潜水艦で、デモ試験で独逸帝国がシナに見せた、しかし渡したのは旧型で、まだ格納庫内までは防水ではないのだ。) だが、そんなことは、日本側には言えない。 後ほどの取調べでも、シナの艦長はミサイルは、撃つつもりもなく艦の故障だ、と言い張った。 そのために沈没した、ともいった。 言い訳ばかりのシナ海軍の艦長である。 日本側はシナの艦長に、数ケ月前に日本海で日本の偵察機が行方不明になったことを問いただしたが、シナの艦長は「そんなことは、知らない。」 と突っぱねた。 実際、本当のところはわからなかった。 独逸帝国の艦長が指令したことは、独逸もシナも極一部の軍人しか知らなかったのだ。 それも、絶対の緘口令が敷かれていたのだ。 結局、シナのミサイル潜水艦、長征は事故で沈没とされて、シナの艦長以下、海兵はシナに返還された。 日本の領海侵犯も艦の故障でウヤムヤになってしまった。 日本政府は、お決まりの遺憾の意でお茶を濁したのだ。 ・・・・・ また、ここは日本海のとある地点だ。 海洋調査船のカイヨウとサルベージ船が引き揚げ作業で忙しい。 サルベージ船は3隻だ。 よほど重いものを引き揚げるからだ。 付近には月光が警戒飛行している。 独逸帝国ミサイル潜水艦を、ぜひとも手にいれたい日本政府である。 ・・・・ここは、シナ海軍の監察課である。 怖いところだ。 ミサイル潜水艦の艦長が必死にいい訳だ。 「故障したんだ、日本の偵察機に発見されたのも、そのせいだ。」 副官も「いきなり浸水してきました、それは他の乗員からも聞いてください。」 たしかにそうだ。 場所は日本の領海内だ、ミサイル潜水艦がバレるのはマズいのだ。 緊急潜航はとうぜんの措置だ。 それに、故障とならば、まだ保障期間内であるから独逸帝国に新しい物を調達もできる。 監察課は艦長以下全員を不問にすることとした。 まあ、無罪放免である。 日本もシナの潜水艦が沈没して乗員を救助したことは発表していた。 独逸帝国は今度の件で骨身に染みた。 あまり、高度な兵器を渡すと、ろくでもない事になりかねないと。 しょせん、黄色い猿には無理だ。 (黄色い猿は黄色人種のことだ。) 沈没した場所は日本海の水深6000メートルを越えるといわれる日本海溝だ、よもや日本が沈没した潜水艦を引き揚げるとは夢にも思わない独逸帝国だった。 
しおりを挟む
感想 9

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記

糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。 それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。 かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。 ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。 ※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。

もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら

俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。 赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。 史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。 もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

対ソ戦、準備せよ!

湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。 前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。 未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!? 小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

四代目 豊臣秀勝

克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。 読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。 史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。 秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。 小牧長久手で秀吉は勝てるのか? 朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか? 朝鮮征伐は行われるのか? 秀頼は生まれるのか。 秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?

対米戦、準備せよ!

湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。 そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。 3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。 小説家になろうで、先行配信中!

処理中です...