177 / 380
決戦! 満州大平原
独逸帝国のレポート
しおりを挟む
シナの将軍は独逸帝国からのレポートを読んでいた。 シナの戦車運用が敗北の原因と書かれている、「くそっ、なにが運用がマズいから負けただ。」 将軍は独逸帝国に、こびるシナ上層部がキライだった。 たしかに、軍事物資で戦車や軍艦はシナでは造れない。 イヤ造れないことはないが、使い物にならないのだ。(パクリだからだが、そんなことは将軍はどうでもよかった。) 以前、軍艦の進水式に将軍は出た。 ドックの坂を軍艦がすべって進水する。 ・・・そのまま浸水して潜水艦だ。 たしか海に浮かぶ軍艦で潜水艦ではないはずだが。・・・・ また、ある軍艦に大砲を艤装で、はめ込んだ。 すると重心の関係でクルンと軍艦が腹を出して沈没した。 兵器以外では、蒸気機関車だ、なかなか動かないから、ドンドン石炭をくべて燃やした、するといきなりドカーンだ、将軍はあやうく死ぬところだった。・・・こんな話がゴマンとあるのだ。 それで、懲りたシナ上層部は独逸帝国から兵器を買うことで、お茶を濁した。 一応、独逸帝国の兵器は使えた。 沈没や爆発しないからだ。 しかし兵器の価格が高いのだ、将軍は自身がピンハネするワイロの金額が減り不満であったのだ。 戦車ならシナで造れば40マン元だが、独逸帝国からだと1両200マン元もするのだ。 5倍だ。だが、独逸帝国製は兵器としては使えるのだ。 シナ製戦車は動くが遅いし、エンコするは、部品が落ちるは、散々だった。 だが、その分将軍はワイロには満足していた。 横取りするワイロは満足できるものだった。 しかし、独逸帝国製は高額で自身がピンハネするワイロが目減りするのだ。 「言いたいことをイイやがる。」 将軍は腹が立って独逸帝国からのレポートなるものを、副官に「オイ、おまえ読んでおけ。」と渡して、それで終わりだった。 独逸帝国が満州軍の基地から米軍戦車を盗んだことは、スパイから聞いていた将軍だ。 ウワサでは、その情報で新型を独逸帝国は造ったらしい。 (本当は検証しただけだ。) なら、こんどは勝てるだろう。 でないと、部下のセイにしていても限界がある。 副官は副官で、配下の士官に「オイ、おまえ読んでおけ。」 だった。 そして配下の士官は「まあ、今度読もうか。」と棚の上に置いた。 そして後日、シャンヘイの港に独逸帝国からの新型戦車が陸揚げされた。 重さも以前より軽くなり、港のクレーンでもギリなんとかなった。 価格は以前より高くて(なんと300マン元だ。)将軍はピンハネが少ししかできなかった。 トラ王戦車は満州との国境警備部隊に配属された。 ・・・・・30日まえに時間が戻ります。 満州国のトヨス自動車満州支店では、「米軍から、満州軍の戦車が盗まれたとの情報が入った。」 「あの、旧式に部品を交換したヤツですか。」 「そうだ。」 「なら、とりあえずは問題ないでしょう。」 「また、盗まれるとヤッかいだぞ。」 「盗難予防装置をつけますか。」 「うむ、満州軍や米軍、そして国内のデーハツ重戦車にも付けねばなるまい。」 「では、デーハツにも情報を廻しておきます。」 「オレは装甲板の秘密が独逸帝国にバレないか心配だが。」 「技師の立場から言わせてもらえば、マネできるもんならどうぞですよ。」 支店長はトヨス技術者の絶対の自信を見た気がした。 常に向上を! これが、トヨスの社訓であった。
1
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
対ソ戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。
前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。
未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!?
小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる