238 / 380
独逸帝国の対空戦車
ミサイル対空戦車の脅威!
しおりを挟む
ソ連軍が満州国との国境紛争で対空戦車が日本海軍の急降下爆撃機を防いだ話は電光のごとく、独逸帝国を駆け巡った。 いままで、連敗の連続であった。 一矢報いたのだ。 ゲッペルン総帥の顔も晴れ晴れしていた。 久しぶりの勝ちいくさだ。 独逸帝国は自国のごとく喜んだのだ。 対空戦車を設計し造り上げた、バイエルン工業は総帥から感謝状まで贈られたのだ。 対空戦車は対空機銃の替わりに、ミサイルを2基搭載している。 ミサイルは飛行機のエンジンの熱に反応して方向を変えて命中するのだ。 このミサイルは独逸帝国の赤外線探査技術からできた独逸帝国の極秘軍事技術であった。 しかし、日本軍機を破壊するまでは出来なかったが、不時着させることは出来たのだ。 (その後の満州国の姫誘拐事件はソ連も独逸帝国には内密であった。)まあ、撃墜と同等であるのだ。・・・・ ここは、ソ連のクレムリンの執務室である。 「同志、ステルヒン閣下、姫誘拐に関わった者は失敗の責任を取らせました。」 「うむ、漏れてはいないな。」 「どうやら、満州国も日本軍も公にはしたくないようです。」 「そうだろう、なんせ話は満州側からきたのだからな。」 「われらは、日本軍機を対空戦車で防いだことは大きい。」 「ハイ、独逸帝国もさすがです。」 「うむ、余分にウラン鉱石を渡して、感謝の気持ちとしようぞ。」 「さすが、ステルヒン同志閣下。」 「さらに、対空戦車を10両ほど輸入するのだ。」 もう、対日戦は勝った気分のクレムリンだ。 ・・・・ここは、独逸帝国の兵器開発の実験場だ。 朝からミサイルの対空戦の試験である。 独逸帝国も無線操縦飛行機を開発していた。 まあ、標的になる飛行機がそれだ。 2気筒のカンタンなエンジンに短波無線装置を積んだ、破壊してもサイフにやさしい金額の飛行機であった。 ソ連対空戦車の乗員から日本の戦闘機が細かい金属片とか光るカタマリを放出していたとの報告から、日本の対ミサイル対策を研究しているのだ。 独逸帝国のミサイルは2種類あった。 無線誘導とエンジンの熱を追う赤外線誘導だ。 まあ、ここまでは日本と同様である。 違いは装置がでかいのだ。 小型化の技術は独逸帝国も日本人の特有の能力である、小型化と物を安く作る技術には勝てなかった。 ミサイルは大型化して対空戦車に2基しか搭載できなかったのだ。 装置が大きく重いからミサイルの燃焼火薬も沢山だ。 先端の爆発する部分も比例して大きさが決まってしまうのだ。 日本のミサイルより効率はとても悪かった。 なんせ、月光改は径40ミリのミサイル砲だ。 独逸帝国の対空戦車のミサイルは径が30センチある。 つまり300ミリだ。 日本の約7倍あるのだ。 実験では、やはり誘導装置が重過ぎる。 小さく軽く造れないか。 開発者の独逸マイスター達は真空菅やら抵抗やコンデンサー、コイルなどを、どうすれば小さく組み立てられるかハゲた頭を光らせながら考えた。 一番重いのが電池であった。 彼らの前に、ある装置が置いてある。 それは、無線機の内部基盤であった。 弁当箱大の大きさで、とある戦場で発見された物だ。 ごげている、が何かの装置の電子部品基盤であるのは間違いない。 それは、独逸帝国の装置からすると想像も出来ない部品であった。 ドウ造ったらこうなるのか、まるでわからないのだ。 その正体は著者も知らない。 著者は独逸帝国技術者らとの交友はないからだ。 それが、何か判明したら独逸帝国技術者らは、唖然、イヤ越えられない壁を見ることになるだろう。
1
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
対ソ戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。
前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。
未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!?
小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる