285 / 380
満州の紛争は終わったのか
すでに、数日で終わっていた局地紛争
しおりを挟む
満州国とソ連国境の河では、戦車にフロートを着ける作業が難航していた。 まあ、はずすのはカンタンである。 再び装備するのは苦労するのである。 覆水盆に帰らずである。 水上戦車は再度のフロート装着を考えていなかったのだ。 ある意味、片道的な戦車であった。 火薬で接続部分を破壊して、フロートをはずしたので、フロートを頑丈なチェーンで車台に結ばねばならない。 こんなところに重機などない。 人力戦である。 戦車兵20人あまりが、フロートを持ち上げてささえる。 そして、金属の鎖で、フロートの取っ手とV型戦車の取ってと結ぶのである。 なんせ、独逸帝国製V型はⅣ型より軽くなったとはいえ、戦車である。 鋼鉄の塊なのだ、フロートもでかい。 はずれた、スクリューも戦車の後部シャフトと繋ぐのである。 でないと、戦車は前には進まない。 単なるイカダである。 ソ連軍の整備兵は、負けいくさで、気分が落ちている所に追い討ちをかける作業であった。 日本軍の対戦車戦闘機は退却するソ連軍を追跡討伐は、ヤラずに、空中給油機で、全機給油すると、空母へ帰艦したのである。 逃げる戦車を追うほど燃料に余裕はなかったようだ。 それほど、急いで、紛争現場に駆けつけたのであった。 「また、援軍感謝、感謝。」 の無線が満州軍戦車から届く中を、帰艦する月光8機である。(2機は空中給油機) 現場に残された50両あまりの無限軌道が破壊された戦車をどう、始末するか。 北満隊隊長の王 正規は途方にくれた。 しかし、天は王 正規を見捨てなかった。 応援の新型マークⅢの米軍が到着したのである。 米軍は、なんども敵戦車を牽引して、トヨスの下取りにあてていた実績があるのだ。 特に独逸帝国の戦車は、鋼鉄の質がいいから高額の下取りがキクのだ。 米軍も、ここまで来て、手ぶらでは帰れないのだ。 それで、米軍は慣れたもので、独逸帝国製のV型の無限軌道をはずして、車輪だけにする。 そうしてV型を牽引したのである。 50両のグズ鉄は米軍がボランティアで処分してくれることとなり、北満軍隊長は2度目の感謝をささげるのあった。 米軍もマークⅡをすべてマークⅢにできるので、おいしい話であったのだ。 おいしくないのがソ連軍である。 日本軍の対ミサイル戦闘機に、ヤラれてしまった。 前回の戦闘では日本軍戦闘機を追い払ったのであるが、今回は日本軍が対策を練ってリベンジに及んだようである。 幸いにして日本軍機は追撃するほどの燃料がなかったようである。 200両余りが破壊されずに帰ってきたのである。 対空戦車の改良が独逸帝国への要望となったのである。 対空ミサイル戦車は独逸帝国が威信をかけて開発した戦車であった。 それが、1度の勝利で、2度目が無い。 面目まるつぶれの独逸帝国であった。 総帥もソ連に、苦しい言い訳で誤魔化しざるをえなかったのだ。 兵器開発工廠の役員は総帥に直に小言を言われた。 もう、冷や汗ものである。 ゲシッテポの粛清対象になりかねないのだ。 総帥にハジをかかせたからだ。 大独逸帝国のトップである、総帥がソ連ごときに言い訳をしなければならなかったのである。 兵器開発工廠はグルップ重工業の役員を呼んで半時ばかり、苦言を言い続けた。 日本軍はどんな対抗兵器を造ったのか? ・・・・・?
1
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
対ソ戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。
前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。
未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!?
小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる