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原子炉事故や危険任務のため
筋肉フードバック装置の開発
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総理の前には身長2メートル余りの機械人間が立っていた。 支えなんかない。 両足で立っていた。 総理にはわかった、微妙に動いているから違和感が無い。 マネキンとは違うのである。 開発者は、オタク技師の須藤君である。 日本陸軍はレンジャーにサポート装置を使っていた。 時速50キロで、持続して2時間余り走ることができる。 重い物も持ち上げれるのだ。 ただし、バッテリーが数時間しか持たないのが欠点であった。 少しずつ、分けて使えば半日使えるが、任務達成のため、どうしても連続使用となりやすい。 生産も少なく、現在レンジャーの30人分しか無い。 サポート装置を使うのには特別訓練が必要であった。 「今回、やっと超電導モーターの小型化に成功しました。」 「それで、電池も、劇的に長時間の活動が出来るようになりました。 軌道周回衛星回線で、日本で操縦して、ロボットは外国も可能です。」 「ただし、現場に臨時の基地局が必要ですが。」 「通信はランダムな2進法回線で、解析は理論上は不可能です。」 「それで、こちらが操縦室です。」 技師は総理を別室に案内する。 そこには、体にセンサーをくくり付けた隊員が立っていた。 そして、外部骨格様の器具を取り付けていた。 「これが、フィードバック型操縦装置です。」 総理は隊員が水中メガネの大きいやつを着けているから、思わず、「やけに、大きな目線カメラだな。」 と聞いた。 技師は、「総理、お分かりになるとは、以外ですね。」 「わしも、少しは遠隔操縦に興味があるんだよ。」 「そうですか、隊員と替わりますか。」 「え、いいのか。」 「軍の最高指揮官に理解してもらえれば。」 総理は係員の手伝いで、隊員と替わり、操縦装置を装着した。 でかい、スコープ付きのメガネをかぶる。 途端に、景色が変わる。 メガネで体を見回すと、自身ではなく、ロボットの体が眼に入る。 腕を動かした。 すこし抵抗がある。 ふと、側の床にブロックが置いてある。 たぶん、テストのためのブロックだ。 それを、両手で持ち上げた。 結構、ハーネスから重さが伝わる。 だいたい、4キロくらいの感じであった。 総理はブロックを戻して、「よく、わかった外してくれ。」 係員が手伝い、操縦装置を外した。 「あのブロックは重さは?」 「40キロです。」 「そうか、だいたい、10分の1の重さの感覚になるのか。」 「え、え、現在の設定はそうです。」 「現実に物を持ち、歩く、行動する感覚だな。」 「戦車や戦闘機の操縦も離れて、兵士が実際と何ら変わりなくも可能かな?」 「そうです、すでに戦闘機で試験スミですが、生の体では気絶してしまう動きが可能ですから、無敵ですよ。」 「欠点は?」 「大量生産は予算などで、無理です、そして無線が遮断されると・・・・」 「まあ、そうだろうな、無敵の兵器なぞ無いからな。」 しかし、戦死者を減らせるのは確実だ。 新兵器には実験などで、殉職する兵士も少なくない。 いままでで、空母離着艦訓練で、100人を越える兵士が犠牲となっていた。 また、民間の企業も少なくない兵器開発の犠牲者をだしていたのだ。 太陽炉の事故で、骨も残らなかった技師の葬儀で、総理は、せめて遺骨が・・・・と泣きぐずれた遺族に声も掛けることができなかったのだ。 しかし、現在の日本は戦争をしていないのだ。 シナとの地域紛争(対馬事件)は日本の圧勝で終わっている。 英国へのドーバー越えも時間かせぎができている。 米国が仮想敵から同盟国となった。 満州国へのソ連のイチャモンも収まっている。 米国も、原爆は2発だけ開発したが公表してはいない。(1発は砂漠の実験で、使った。) 原爆は使えば世界が滅ぶと独逸帝国の事故(日本軍の破壊工作だが。)で、米国は理解したのだ。 (あれから、再度の開発に手間取る、独逸帝国だ。) とても、破壊力が大きすぎて使えないのである。 それより、空母の恫喝外交がモノをいう世の中である。 大量破壊兵器ではなく、技術力で、世界を制する、山田総理の戦略が見えてきたのである。
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