大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

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独逸帝国のクーデター

先の総帥は暗殺されたのだ。

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 独逸帝国内で、英国進攻に関して新総帥の政策に異議を唱える者が、近衛連隊に居た。 
表だって異議を唱える活動はしていない。 
 あくまで、内部の仲間内での討論からはじまったものだ。 
それは、ゲッペルン総帥の事故が捏造である、と発言して仲間内で、論争となったのだ。 
 もし、それが公になれば新総帥にも影響が及ぶ。 
かりに、暗殺に関わっていたら・・・・・独逸帝国の闇だ。 
 話がデカすぎる。 
近衛連隊のシュミット少尉は、「話がウマすぎるのだ。」 
 「総帥は、いつもと違うリムジンで、そしてフランスの陸橋の道順のコースは決まっていたのだ。」 
「そこに、蒸気機関車が事故で脱線して突っ込んでくるのだ。」 
 「もし、本来のリムジンなら総帥閣下は生きておられたと思われるんだ。」 
「オレは現場に最初に着いたんだ。」 
 「そして、思った、話がウマすぎると。」 
「糸を引いていたヤツが居るんだ。」 
 「シュミットよ、気持ちはわかるが。」 
「そうだ、この事が漏れたら、おまえは粛清されるぞ。」 
 「しかし、もし真実なら、オレは許せない。」 
そうだ、シュミットはゲッペルン総帥を独逸帝国を再び再興させた英雄と思っていた。 
 戦争に負けて、多額の負債で国民の生活はドン底であった。 
生きる希望もなく、独逸はどうなるのか、と誰もが悲嘆にくれていた。 
 そこに、彗星のごとく、現われたのがゲッペルン総帥であった。 
戦勝国からの無理難題を跳ね除けて、独逸を再び再興した功績はシュミットにとり、神にも等しい存在であったのだ。 
 それで、シュミットは近衛の仕事の合間に調べた。 
仲間にいう、今こそ言おう。 
 「リムジンの整備士は粛清された。」 
「彼は、独逸自動車整備で、名が知れた者だ。」 
 「それが、部品の劣化を見逃すか。」 
「そうだな、ありえない。」 
 「そして、フランス鉄道の保線区員だ。」 
「その係りが酒の上のケンカで死んでるんだ。」 
 「なんだと、それは・・・」 
「オレはフランス鉄道で、保線区仲間から聞いたんだ。」 
 シュミットは聞き込んだ裏取りをあかした。 
「どうだ、話がウマすぎるんだ。」 
 「そうだな、ありえんな。」 
「シナリオを書いたヤツがいるんだ。」 
 「シュミット、この事実をどうする。」 
「オレはゲッペルン総帥を忘れない、総帥の仇を取る。」 
 「しかし、我らだけでは、なにもできないぞ。」 
「そうだ、部内反乱で終わってしまう。」 
 「そこだ、オレはロンメロ将軍に話をと思う。」 
「お、お、将軍か。」 
 「ロンメロ将軍はゲッペルン総帥の子飼いだった。」 
「うむ、ロンメロ将軍なら理解してくれそうだ。」 
 デキレースの選挙で負けるとわかって、立候補したヒトだ。 
「だれか、ロンメロ将軍に連絡できそうなヤツはいるか。」 
 将軍は常に前線を好むヒトであり、ベルリンには居ないのだ。 
 「そうだ、将軍が月に一度連絡のため、中央司令部に・・・」 
「それは、いつだ。」 
 「え、え、と7日後だ。」 
「では、また集まろう。」 
 「追って連絡する。」 
シュミットは、後日連絡するからと、会を解散した。
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