大東亜戦争を有利に

ゆみすけ

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会談の実現

ロンメロ、山田会談の実現

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 シュリーマン、シベリアで死す。
この知らせは、ロンメロ討伐隊のV型戦車装備の100W高出力無線機で、夜間に短波で、独逸帝国通信省まで連絡があった。
 夜間は無線の短波の飛びがいいのだ。 地球半周くらいOKである。 
ラジオの短波放送で、夜に得体のしれない国の放送を受信するのと同じだ。 
「そうか、ごくろうだった。」ロンメロはシユリーマンの最期を聞いて、ヒトなぞあっけないもんだ、と思う。 
ロンメロはシュリーマンの遺体を現地で埋葬するように指示を出した。 
 国を捨てて逃亡したオトコだ、独逸帝国の土には埋葬させない。 
しかし、埋葬して墓を造り、世にシュリーマンの末路は知らせなばならない。 
 国を売り逃亡したオトコと、国に殉じたオトコの差はつけるべきである。
討伐隊の帰還を待ってアマテラス改Ⅱは独逸帝国へV型戦車を載せて帰る段取りである。 
 そろそろだ。 山田総理はロンメロとの会談を模索したのだ。 
つまり、不可侵条約の締結だ。 
 それと、同時に独逸帝国はソ連とシナとの軍事同盟を、軍事関連を濁した条約に格下げすることで、ソ連とシナの了解を得ていた。 
 なぜなら、いままでの軍事物資が使えなくなると、ソ連やシナも困る。 
また独逸帝国も輸出産業に打撃が出る。 
 それで、新たな軍事技術は輸出しないが、いままでの兵器の輸出やメンテはすることとしたのである。 
でないと、ソ連やシナが、窮鼠猫を噛む(キュウソネコヲカム)こともありえるからだ。  
 山田総理はハンナを通じてフローラへ、ロンメロ、山田会談の提案を伝えた。 
「あなた、フローラさんから、ぜひプライベートジェットで夫婦でとの返答ですが。」 
こいつ、スミにおけないわ、・・・ 
 「わかった、おって期日を調整してくれ。」 
山田総理がハンナの手の上で転がされる・・・・ 山田総理は独逸帝国が普通選挙で、新たな総帥を選んで普通の国になればと思っていた。 
 軍事技術の頂点は日本が譲らない。 
軍事技術の頂点に日本がいれば世界の平和が保たれるのだ。 
 それが、山田戦略理論だ。 なんと身勝手な理論だ。 
原爆を米国がついに実用化した。 しかし、戦争がない、せいぜい紛争程度には原爆は使えない。 
 それに、過去の欧米の植民地主義には、原爆は使えない。 
使えば、単なるヒトの住めない荒地が増えるだけで、宗主国の利益にはならない。 
 それに、使えば国際的に孤立しかねないのだ。 
使えない兵器のレッテルを原爆に張ることに山田総理は成功した。 
 原爆の拡散阻止に山田総理は成功したのだ。 
日本には海を潜り、空を飛ぶ軍艦がある、まことしやかに語る軍事専門家は多いのだ。 
 実物を見たとか、発表はない。 
記者の総理への質問でも、総理は曖昧な返事で反らすだけだ。
 しかし日本海軍、正規空母艦隊を見ると、あながちウソとも思えないのである。 
ある漁師は、舟で漁をしていたとき、海から空に飛び上がる戦艦を見たと、証言した。 
 大きさは、300メートルを越えていた。 
そして、あっという間に空のかなたに飛びさった、と証言した。 
 誰も信じないが否定はしないのだ。 
絶対、無いと言い切る軍事専門家はいなかった。 
 ロンメロ、山田会談は山田総理が独逸帝国を訪問する形で決まる。 
山田総理はプライベート機は使わない。 同行する政府関係者が多いからだ。 
 では、政府専用の4発ジェット旅客機か?  イヤイヤ、違うのだ。 
独逸帝国に軍事技術では、追いつけないと・・・ 越えられない壁を見せつけるのだ。 
 まさか、海底軍艦か? イヤ、海底軍艦は、極秘任務用だ、公にはできない。  
ハンナに、わき腹をつつかれて山田君は脇にある赤電話の受話器を取った。 さて、誰が出るのか。 (まだ、なんも考えていない・・・)山田総理であった・・・
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