冒険者の学校。

ゆみすけ

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毒ガスの用意。

毒液を、どう使うのか?

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 「明日には、現場に到着しますよ。」と、ライラが手綱を持ちながらオレの言った。 
明日は三日目だ。 「そろそろ、猛虎討伐の用意をしなければならない。」 
毒ガスを造るのだ。 毒液を染み込ませたボロ布をいぶして使うんのだ。 
はじめは線香を考えたんだが、乾燥に10日ほどかかるので、そんな暇がないからヤメたのだ。 
そして、ボロ布をライラに頼んで、役所の雑巾を分けてもらったのだ。 
火は、火打ち石だ。 それを、燃えやすいモノ(おがくず)へ火花を飛ばして、種火を造るのだ。 
正直、たいへんである。 
ライターやマッチがいかに、すばらしい発明かと思うほどである。 
確か、火山地帯なら燐が手に入らないかな。 
それで、マッチでも考えるか。 少しは金になりそうである。 
なんやかんやで、現場へあと少しだ。 
「ここいらで、あたいは待機します。」とライラがいう。 
「ここから、歩いて1時間ほどです。」と付け加える。
 場所は街道の先である。 
旅人はいない。 だいぶ、猛虎のウワサが広がっていて、近づくヤカラは居ないのだ。 
「ライラは身を守るすべはあるのか?」と、聞いたら。 
「え、え、短剣がありますから。」と、鞘から出して見せる。 
「そんなもん、猛虎には使えんぞ。」と言ったら。 
「ユミスケさんが、討伐してくれますから。」と、ニッコリだ。 
「では、日本刀を置いていこう。」と、日本刀を渡した。 
「でも、あんたの武器が・・」と、言うから。 
「オレには、これが合ってるさ。」と、金棒を見せる。 
オレの愛用の金棒だ。 かなり血を吸ってる、歴戦の勇士である。 
「それに、日本刀では、猛虎にはリーチが無いからな。」と、附け加えた。 
オレは金棒を投げて、虎の頭蓋骨を割る自信があるのだ。 
回転力で、かなりの破壊力がでるのだ。 
「わかりました、日本刀は持ってますわ。」と納得してくれた。 
日本刀なら、短剣よりは、しかしライラが使えるかな? 
「では、討伐したら首を持ってくるからな。」 
「え、え、期待してますから。」と、手を振るライラだ。 
いま、昼時だから、普通に討伐できたら、夕刻には帰れそうだ。 
一応、ハリケーンランプは腰に下げている。・・・
「ん、足跡がある。」「でかいぞ。」 間隔から体長を割り出す。 
5メートルくらいだ。 おそらく、ヤツだ。 
まだ、足跡は新しい。 方向は・・・ ボロ布を出して、毒ガスの用意だ。 
ガスマスクをかぶる。 
水晶のガラスが、イマイチだ。 
やはり、メガネ用のガラスには勝てないようだ。 
「ん、あれは、イノシシを食べてるぞ。」 
少し先の風下で猛虎が食事の最中である。 
イノシシのハラワタを喰っている。 
まあ、生のトンチャンだな。 
風上だから、オレの臭いが・・しかし、食事に夢中のようだ。 
オレに気が付く様子はないようである。 
しめた、ここから毒ガスを流すんだ。 
オレはボロ布を火をつけて煙を出す。 
漂う内に煙は透明になり、猛虎は気が付かないだろう。 
しかし、うまそうに生のトンチャンを喰う虎である。
 血抜きしてないから、虎の顔が血だらけである。 
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