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平らな地面だけが・・・
なんも、残らなかった。
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煙が晴れた。 そこには、なんも無い。 平らな地面が、それも黒こげの地面だ。 核爆弾が墜ちた跡である。
小鬼が消し炭だけなら・・・しかし、街の建物が・・・石造りの役所までもが・・・1匹の小鬼どころか、なんも残っていないのだ。
「・・・・」オレは、なんも言えなかった。 誉めていいのか、やりすぎだと叱るのか、わからなかった・・・
エルザの街は、瓦礫も残らずに消滅したのだ。
やはり、童話とか神話とか、倫理教育を徹底しなかったオレの落ち度だ。
そして、小鬼が湧いてこないか確認の意味で、しばらくエルザでキャンプをすることとしたのだ。
複雑な顔の魔法少女であった。
景色がいいわけでもないし、自然が豊かでもない。 不毛の地のキャンプである。
簡易トイレとシャワーがあるから、まあまあである。 食い物は、ウズメ姫が調理したのだが。
もう、完全にウズメ姫はオレとの二役を使い分けてるのだ。 外観もウズメ姫に変化である。
その間、オレは、他人を見てるような感覚なのだ。 自我とは、なんぞや?と、賢者モードのオレである。
7日目だ、ルイザが馬車で様子見に来てくれた。
「あんた、なんも連絡がないから。」と、不毛の地を見て、唖然であるのだ。
「小鬼は、いないのね。」「あ、あ、いまのところ湧いてこない。」
「じゃあ、帰っても・・・」「そうだな。」「しかし、エルザの街が消えてしまった。」「そうね、でもエルザの街の住民は首長のエルザだけなのよ。」「まあ、いいんじゃないの。」と、いい加減な言動である。
「で、首長のエルザは?」「さあ、どうすんだろ、あたいの知ったことじゃないわ。」と、冷たいルイザだ。
「いいこと、あたい達は討伐が仕事よ、エルザを慰めることじゃないわ。」「ガキじゃないんだ。」と、ルイザだ。
まあ、オレが単にスランプだっただけのようである。 アリスとクララは、文句も言わずに堪えていたのだ。
「そうだ、オレは単なる討伐人のオッサンなのだ。」「それを、忘れていたようだ。」と、そして、「アリス、クララ帰るぞ。」「うん。」「あい、あい。」
エルザの街の復興はオレの役じゃない。 オレは、神様ではないのだ。 無敵の魔法少女が配下になったので、おごりあがっていたようである。
「でも、これでは懸賞金は出ないわね。」と、ルイザだ。 「なにも、残っていないから・・・」
そうなのだ、討伐金の出所を消し炭にしてしまったのだ。
「仕方がない、今回の件は、魔法少女の最大火力を把握できたのが、成果だな。」と、幼女二人の頭をナデナデである。 アリスもクララも、やっとニッコリしたくれたのだった。
弟子の幼女と共に、神の祠へ・・・
「アマテラス様、ご報告に・・・」と、神前で3人が平伏する。
「おお、どうであった。」 てかっ、知ってるくせに・・・まあ、ここは形が大切なのだ。
「二人は、無限に電撃を放てまする。」「ほう、そうかへ。」「ハ、ハァ~ッ。」と、床に・・・
「では、3人目も、頼むぞへ。」と、アマテラス様だ。
「パパ、よしなにね。」と、3人目が・・・
「アンナは、6人目を孕んでおる。」「順調に育っておるぞへ。」と、アマテラス様の光り輝く顔が・・・
「この星の魔物を殲滅するまでじゃ。」「さすれば、我が建国の夢もかなうであろう。」
「ハ、ハァ~ッ。」と、3人目が・・・
「なんて、名前にしょうかな。」と、3人目をアリスとクララへ紹介する。
「あたいは、リンダよ。」「よろしくね。」と、リンダって、ハンパ無い女子力だ。
リンダは、「あたちは、もうすぐ4歳よ。」と、幼女の色気がムンムンなのだ。
ピンクのセーラーがグンバツに似合ってるのだ。
破壊力がハンパねぇのだ。 これでは、鼻血ブーなオレである。 失血死してしまうかも。
同じような顔の幼女が3人である。
アリスとクララの持ってる杖を、リンダが・・・
いかん、これ以上の借金は・・・
「パパ、あたいも杖がほちいわ。」と、オレの腰にへばりつくリンダだ。
「ん、リンダよ修行したら渡そう。」と、オレが理由を・・・
「えっ、パパはすぐにくれたけど。」と、クララがぶち壊す。
「あたいは、2本目よ。」と、付け加えてである。 クララは、どうやら罰ゲームだな。
アリスは、さすがお姉さんだな・・・余計なことは言わないから、好きだ。
と、クララが、「パパ、あたいは?」と、聞くのだ。 しまった、オレの心理をナノ・マシンで中継してたな。
油断できないギャルだ。 「クララも好きです。」と、あわてて付け加える。
「そう、ならいいでちゅわ。」と、あぶない幼女だ。
「リンダ、杖ができるまでは、もう少しかかるから。」と、納得させて、あわてて神の祠へ・・・
「3人目の杖の件ですが。」と、杖のあっせんを女官へ頼みこむオレである。
「それで、どのような杖がいいのでしょうか。」「そうですね、アリスが赤で、クララが水色ですから。」と、考え込む。
「なら、色は黄色がよいでしょう。」と、まるで信号機だな。
「黄色の宝玉は、ただいまセール中ですわ。」と、女官が・・・「えっ、どんなセールですか。」と、アルゾン・プライムかよ、と突っ込みたいオレだ。
「いまなら、この20センチ径の宝玉が、大特価ですわ。」「えっ、20センチ。」と、絶句するオレだ。
20センチなら、アリスやクララの新型より大きいぞ。 (これが、ワナとは知らないオレだ。)
商売がうまい女官に、見事にハマったオレであった。
「うわぁ、ありがとパパ、好きよ。」と、リンダがチュだ。 マジ、天使だわ・・・
ジト目で、オレを見る二人である。 そうなのだ、アリス&クララである。
「パパ、リンダは杖の宝石がデカイじゃないの。」と、怒りプンプン丸のアリス&クララだ。
仕方なく、二人の宝石を下取りに、新たな20センチの宝玉へ・・・
もう、鼻血も出ない、オレだ。
仕方なく、ルイザへ・・・まあ、ルイザは、「仕方がないわね、エルザからは討伐金がでなかったからね。」と、追加金を援助してくれたのである。
これからは、討伐は注意しよう、平地にすると金にならないからだ。
せめて、役所の金庫は残すように・・・・・(エルザの街は、なにも残らなかったのだ。役所の金庫ごと、炭なのだ。)
小鬼が消し炭だけなら・・・しかし、街の建物が・・・石造りの役所までもが・・・1匹の小鬼どころか、なんも残っていないのだ。
「・・・・」オレは、なんも言えなかった。 誉めていいのか、やりすぎだと叱るのか、わからなかった・・・
エルザの街は、瓦礫も残らずに消滅したのだ。
やはり、童話とか神話とか、倫理教育を徹底しなかったオレの落ち度だ。
そして、小鬼が湧いてこないか確認の意味で、しばらくエルザでキャンプをすることとしたのだ。
複雑な顔の魔法少女であった。
景色がいいわけでもないし、自然が豊かでもない。 不毛の地のキャンプである。
簡易トイレとシャワーがあるから、まあまあである。 食い物は、ウズメ姫が調理したのだが。
もう、完全にウズメ姫はオレとの二役を使い分けてるのだ。 外観もウズメ姫に変化である。
その間、オレは、他人を見てるような感覚なのだ。 自我とは、なんぞや?と、賢者モードのオレである。
7日目だ、ルイザが馬車で様子見に来てくれた。
「あんた、なんも連絡がないから。」と、不毛の地を見て、唖然であるのだ。
「小鬼は、いないのね。」「あ、あ、いまのところ湧いてこない。」
「じゃあ、帰っても・・・」「そうだな。」「しかし、エルザの街が消えてしまった。」「そうね、でもエルザの街の住民は首長のエルザだけなのよ。」「まあ、いいんじゃないの。」と、いい加減な言動である。
「で、首長のエルザは?」「さあ、どうすんだろ、あたいの知ったことじゃないわ。」と、冷たいルイザだ。
「いいこと、あたい達は討伐が仕事よ、エルザを慰めることじゃないわ。」「ガキじゃないんだ。」と、ルイザだ。
まあ、オレが単にスランプだっただけのようである。 アリスとクララは、文句も言わずに堪えていたのだ。
「そうだ、オレは単なる討伐人のオッサンなのだ。」「それを、忘れていたようだ。」と、そして、「アリス、クララ帰るぞ。」「うん。」「あい、あい。」
エルザの街の復興はオレの役じゃない。 オレは、神様ではないのだ。 無敵の魔法少女が配下になったので、おごりあがっていたようである。
「でも、これでは懸賞金は出ないわね。」と、ルイザだ。 「なにも、残っていないから・・・」
そうなのだ、討伐金の出所を消し炭にしてしまったのだ。
「仕方がない、今回の件は、魔法少女の最大火力を把握できたのが、成果だな。」と、幼女二人の頭をナデナデである。 アリスもクララも、やっとニッコリしたくれたのだった。
弟子の幼女と共に、神の祠へ・・・
「アマテラス様、ご報告に・・・」と、神前で3人が平伏する。
「おお、どうであった。」 てかっ、知ってるくせに・・・まあ、ここは形が大切なのだ。
「二人は、無限に電撃を放てまする。」「ほう、そうかへ。」「ハ、ハァ~ッ。」と、床に・・・
「では、3人目も、頼むぞへ。」と、アマテラス様だ。
「パパ、よしなにね。」と、3人目が・・・
「アンナは、6人目を孕んでおる。」「順調に育っておるぞへ。」と、アマテラス様の光り輝く顔が・・・
「この星の魔物を殲滅するまでじゃ。」「さすれば、我が建国の夢もかなうであろう。」
「ハ、ハァ~ッ。」と、3人目が・・・
「なんて、名前にしょうかな。」と、3人目をアリスとクララへ紹介する。
「あたいは、リンダよ。」「よろしくね。」と、リンダって、ハンパ無い女子力だ。
リンダは、「あたちは、もうすぐ4歳よ。」と、幼女の色気がムンムンなのだ。
ピンクのセーラーがグンバツに似合ってるのだ。
破壊力がハンパねぇのだ。 これでは、鼻血ブーなオレである。 失血死してしまうかも。
同じような顔の幼女が3人である。
アリスとクララの持ってる杖を、リンダが・・・
いかん、これ以上の借金は・・・
「パパ、あたいも杖がほちいわ。」と、オレの腰にへばりつくリンダだ。
「ん、リンダよ修行したら渡そう。」と、オレが理由を・・・
「えっ、パパはすぐにくれたけど。」と、クララがぶち壊す。
「あたいは、2本目よ。」と、付け加えてである。 クララは、どうやら罰ゲームだな。
アリスは、さすがお姉さんだな・・・余計なことは言わないから、好きだ。
と、クララが、「パパ、あたいは?」と、聞くのだ。 しまった、オレの心理をナノ・マシンで中継してたな。
油断できないギャルだ。 「クララも好きです。」と、あわてて付け加える。
「そう、ならいいでちゅわ。」と、あぶない幼女だ。
「リンダ、杖ができるまでは、もう少しかかるから。」と、納得させて、あわてて神の祠へ・・・
「3人目の杖の件ですが。」と、杖のあっせんを女官へ頼みこむオレである。
「それで、どのような杖がいいのでしょうか。」「そうですね、アリスが赤で、クララが水色ですから。」と、考え込む。
「なら、色は黄色がよいでしょう。」と、まるで信号機だな。
「黄色の宝玉は、ただいまセール中ですわ。」と、女官が・・・「えっ、どんなセールですか。」と、アルゾン・プライムかよ、と突っ込みたいオレだ。
「いまなら、この20センチ径の宝玉が、大特価ですわ。」「えっ、20センチ。」と、絶句するオレだ。
20センチなら、アリスやクララの新型より大きいぞ。 (これが、ワナとは知らないオレだ。)
商売がうまい女官に、見事にハマったオレであった。
「うわぁ、ありがとパパ、好きよ。」と、リンダがチュだ。 マジ、天使だわ・・・
ジト目で、オレを見る二人である。 そうなのだ、アリス&クララである。
「パパ、リンダは杖の宝石がデカイじゃないの。」と、怒りプンプン丸のアリス&クララだ。
仕方なく、二人の宝石を下取りに、新たな20センチの宝玉へ・・・
もう、鼻血も出ない、オレだ。
仕方なく、ルイザへ・・・まあ、ルイザは、「仕方がないわね、エルザからは討伐金がでなかったからね。」と、追加金を援助してくれたのである。
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