伊号式潜水艦。

ゆみすけ

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7号潜水艇の完成。

これが、日本製の潜水艦だ。

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 史実では、日本のイ号潜水艦が遠くドイツ帝国へ・・・
そのときに、ドイツのUボートの艦長は日本の潜水艦が騒音をまき散らしていたことに驚いたそうだ。
 なんせ、駆逐艦は水中聴音器で潜水艦を探るのだ。
騒音をまき散らしていては、存在を教えるようなものだ。
 現在の海上自衛隊の潜水艦とは雲泥の差である。
そう、大戦での反省から、我が国の潜水艦は音無しになったのである。
 海中は魚や海中生物の騒音が耳をすませば聞こえるのだが・・・現在の日本の潜水艦は音無しだから聞こえないのである。
 そして、音響探査器(アクテブソナー)対策で音を吸収する吸音タイルを船体へペタペタと・・・
以前までは、船体の上だけだったが(値段が・・・)・・・現在はソナードームとスクリュー以外は吸音タイルが貼ってあるのだ。
 そして、最新型(建造中)の船体にはスクリューが・・・無い。
そう、超電導コイルでの磁気推進である。
 これで、我が国の潜水艦は乗員のおしゃべり以外は無音なのである。
原子力潜水艦は原子炉への冷却液の循環でどうしても雑音が消えない。
 長時間潜航以外なら、我が国の潜水艦は無双なのだ。

 話はラノベへもどります・・・
カナリヤの犠牲の上で、新たな模型潜水艦の改造が・・・やっと終わったのだ。
 そして、琵琶湖で本格的な運航試験である。
操縦装置からのケーブルは長さが100メートルと限界に近くなっていた。
 ケーブルの電線の内部抵抗があるから・・・100メートルまでが限界なのだ。
今回の実験から、他に探査船も参加することとなった。
 これは、潜水艦を見つける音響兵器の実験も兼ねてるのである。
水中聴音器の実験である。
 マイクは防水したカーボンマイクに真空管で増幅器をつなげたモノだ。
そして、スピーカーで水中の潜水艦模型の音を拾うのである。
 欧州でも潜水艦の研究は本格的らしいのだ。
米国では、ホーランド型の実用化に向けて研究が進んでるらしいのだ。
 どの国も、潜水艦の動力や方法に試行錯誤しているらしい。
日本海軍工廠が考案した電気モーターとガソリンエンジンのコラボ方式は軍事機密なのだ。
 まだ、ジーゼルエンジンは模型に積めるほど小さくはない。

 「準備は、いいか。」と、合図の手旗を振る試験技師だ。
「いいよ。」との合図の手旗を振る操縦者だ。
 水中聴音器の舟からも手旗が振られた。
「よし、前進全速だ。」と、操縦装置のレバーを切り替える。
 「ウィ~~~ン。」と、マフラーから排気ガスを出して模型潜水艦が進みだした。
「おお、さすが改良しただけあるぞ。」と、操縦してる江守君だ。
 「おい、潜航試験の合図だ。」と、主任技師からの手旗を見る同僚がいう。
「わかった、エンジンを切り電動モーターへ切り替えて・・・」
 「潜舵を前25度にして、ベントを開いて。」と、江守君は忙しい。
「おい、潜航を始めたぞ。」と、同僚の安藤技師が叫んだ。
 「カナリヤ2号は生きてるかな。」と、船内の音を聞く。
「うん、鳴き声が聞こえるぞ。」と、安心の江守君だ。
 「おい、あまり潜ると浸水しかねんぞ。」と、安藤技師が注意喚起だ。
「あぶない、あぶない、潜舵を水平にするのを忘れるところだった。」と、冷や汗の江守だ。
 なんせ、模型潜水艦は泡を出しながら潜ってるのである。
模型船内へ浸水したら、内部の電源がショートして、模型潜水艦が回収できなくなるかも・・・・
 「いいか、潜航深度は、せいぜい2メートルまでだぞ。」と、安藤君が五月蠅く言う。
深度2メートルは3気圧である。
 水の上が1気圧だ。
そして深度1メートルが2気圧だからである。
 いちおう、深度2メートルで空気が漏れないように模型潜水艦は耐圧試験を・・・
それも、時間制限は30分である。
 水中聴音器の試験が終わるまで、潜航試験は終われないのである。
「まだ、浮上の合図は無いか?」と、江守君が・・・
 「まだだ、どうやら水中聴音が上手くできないようだ。」と、安藤君だ。
「そろそろ、じゃないと浸水の危険が・・・」
 「しゃないな、いいから浮上だな。」
「そうだな、2匹目のカナリヤは殺したくはないからな。」
 と、浮上するの合図の旗を振る安藤技師である。

 
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