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潜航艇の軍事作戦とは?
潜航時間を伸ばすには?
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「で、今回の救出作戦はどうだった。」と参謀が、ちくま号艇長へ聞く。
「蓄電池が潜航速度を落とすことで、伸びたので往復50カイリあまりの潜航に耐えることができたのは、朗報です。」と、艇長がいう。
「なるほど、いままでは25カイリ(46キロ)がギリだったからな。」と、参謀だ。
なんせ、公海上からの上海港までの潜航しての往復である。
「それに、二酸化炭素量も思ったほど濃くなりませんでした。」と、艇長だ。
「そうか、二酸化炭素が濃くなると艇内の温度が高くなるからな。」と、参謀が危惧されたことを・・・
「まあ、定員を減らせたので。」と、いままでより隊員は7名と減ったことが大きいのだ。
以前は14名だった。
なぜなら、蓄電池の実用化とモーター推進の採用で人員を減らせることができたのだ。
以前は、水中で圧搾空気からエンジンを廻していたのだ。
圧搾空気弁やエンジンの排出口など、常に調整しなければならなかったのだ。
その人員が・・・電気推進で減らせたのだ。
それで、人員が減ればヒトが吐く二酸化炭素量も減るからである。
「それに、エンジンは五月蠅いですが、モーター推進は五月蠅くないですから悟られることもありません。」
「なるほど、上海港は軍閥の見張りでいっぱいだったそうじゃないか。」と、参謀だ。
「シナの軍船(ジャンク船)で、港の入り口を封鎖してましたよ。」「しかし、さすがに海中は・・・誰もいませんでした。」
「そうだろうな。」と、笑う参謀だ。
往復50カイリを潜航できるフネは日本海軍だけなのだ。
海中では5ノット(約10キロ毎時)と、遅いが50カイリ(約90キロメートル)も運航できるのだ。
それも、潜ったままでだ。
「危険地域からの邦人救出や、諜報員の派遣など使えそうだな。」と、参謀だ。 以前、情報部に居たからだ。
「情報は近代戦に欠かせないからな。」と、参謀がいう。
エンジン潜航では、排気ガスが海上へ・・・そして、下手するとエンジン音が海上へ漏れるかも・・・
それが、電気モーター推進は、なんも感知できないのだ。
もちろん、水中聴音器や音波反射聴音器があれば・・・
つまり、専門的な機材が必要なのである。
「海軍工廠でも水中聴音器は研究してるが・・・まだ、まだらしい。」と、参謀だ。
「じゃあ、音波信号反射聴音器は?」
「まだ、実用化のメドもたってないらしい。」と、参謀だ。
フランスの科学者が音波発振装置で水中の探査ができる装置を考えたらしいが・・・
実用化のメドはたってないらしい。
反射音波の解析が・・・
オシログラフも無い時代である。
ブラウン管での反射波の再現など、課題は山積だ。
「つまり、潜航艇は無音潜航すれば無双ということですね。」と、艇長が・・・
「そうだな、だが魚雷の実用化が・・・」と、参謀が・・・
「そうでした、水中での魚雷の発射が研究中だったんですね。」
「そうだよ、空気の泡で発射できるが多量の泡で潜航艇が発見されてしまうからな。」と、水中発射の盲点を突く。
圧搾空気で魚雷を発射菅から押しだすことはできたのだが・・・
それに、魚雷がまっすぐに進まない・・・
スクリューを2重反転にして、回転モーメントを打ち消すようには出来たんだが・・・
舵で調整するのだが・・・自動装置がうまく働かないのだ。
要は、ジャイロの精度が不足してるんだが・・・
「工作精度の問題は、軍人では解決できないからな。」と、参謀が諦め話だ。
工作精度は基礎工業分野だからである。
工作精度を上げるには、測定器から精度を上げなければならない。
測定器から・・・まだ、数年先の話である。
「しかし、参謀。」「うむ。」
「とにかく、敵の領域からの潜航艇での人員の救出や送り込みが可能になったんですよ。」
「それは、おおきな成果だな。」と、納得の参謀であるのだ。
ここだけの話なのだが・・・潜航艇には魚雷は積んでいないのだ。
魚雷は明治末期に欧州で開発されたが・・・
速度も遅く、使えない兵器だった・・・
液体を混ぜ合わせて気体を発生させて、そのガスでエンジンを廻して推進するのだ。
潜航艇で武器なら魚雷しか・・・無いから・・・なんとか魚雷を実用化しないと・・・
「蓄電池が潜航速度を落とすことで、伸びたので往復50カイリあまりの潜航に耐えることができたのは、朗報です。」と、艇長がいう。
「なるほど、いままでは25カイリ(46キロ)がギリだったからな。」と、参謀だ。
なんせ、公海上からの上海港までの潜航しての往復である。
「それに、二酸化炭素量も思ったほど濃くなりませんでした。」と、艇長だ。
「そうか、二酸化炭素が濃くなると艇内の温度が高くなるからな。」と、参謀が危惧されたことを・・・
「まあ、定員を減らせたので。」と、いままでより隊員は7名と減ったことが大きいのだ。
以前は14名だった。
なぜなら、蓄電池の実用化とモーター推進の採用で人員を減らせることができたのだ。
以前は、水中で圧搾空気からエンジンを廻していたのだ。
圧搾空気弁やエンジンの排出口など、常に調整しなければならなかったのだ。
その人員が・・・電気推進で減らせたのだ。
それで、人員が減ればヒトが吐く二酸化炭素量も減るからである。
「それに、エンジンは五月蠅いですが、モーター推進は五月蠅くないですから悟られることもありません。」
「なるほど、上海港は軍閥の見張りでいっぱいだったそうじゃないか。」と、参謀だ。
「シナの軍船(ジャンク船)で、港の入り口を封鎖してましたよ。」「しかし、さすがに海中は・・・誰もいませんでした。」
「そうだろうな。」と、笑う参謀だ。
往復50カイリを潜航できるフネは日本海軍だけなのだ。
海中では5ノット(約10キロ毎時)と、遅いが50カイリ(約90キロメートル)も運航できるのだ。
それも、潜ったままでだ。
「危険地域からの邦人救出や、諜報員の派遣など使えそうだな。」と、参謀だ。 以前、情報部に居たからだ。
「情報は近代戦に欠かせないからな。」と、参謀がいう。
エンジン潜航では、排気ガスが海上へ・・・そして、下手するとエンジン音が海上へ漏れるかも・・・
それが、電気モーター推進は、なんも感知できないのだ。
もちろん、水中聴音器や音波反射聴音器があれば・・・
つまり、専門的な機材が必要なのである。
「海軍工廠でも水中聴音器は研究してるが・・・まだ、まだらしい。」と、参謀だ。
「じゃあ、音波信号反射聴音器は?」
「まだ、実用化のメドもたってないらしい。」と、参謀だ。
フランスの科学者が音波発振装置で水中の探査ができる装置を考えたらしいが・・・
実用化のメドはたってないらしい。
反射音波の解析が・・・
オシログラフも無い時代である。
ブラウン管での反射波の再現など、課題は山積だ。
「つまり、潜航艇は無音潜航すれば無双ということですね。」と、艇長が・・・
「そうだな、だが魚雷の実用化が・・・」と、参謀が・・・
「そうでした、水中での魚雷の発射が研究中だったんですね。」
「そうだよ、空気の泡で発射できるが多量の泡で潜航艇が発見されてしまうからな。」と、水中発射の盲点を突く。
圧搾空気で魚雷を発射菅から押しだすことはできたのだが・・・
それに、魚雷がまっすぐに進まない・・・
スクリューを2重反転にして、回転モーメントを打ち消すようには出来たんだが・・・
舵で調整するのだが・・・自動装置がうまく働かないのだ。
要は、ジャイロの精度が不足してるんだが・・・
「工作精度の問題は、軍人では解決できないからな。」と、参謀が諦め話だ。
工作精度は基礎工業分野だからである。
工作精度を上げるには、測定器から精度を上げなければならない。
測定器から・・・まだ、数年先の話である。
「しかし、参謀。」「うむ。」
「とにかく、敵の領域からの潜航艇での人員の救出や送り込みが可能になったんですよ。」
「それは、おおきな成果だな。」と、納得の参謀であるのだ。
ここだけの話なのだが・・・潜航艇には魚雷は積んでいないのだ。
魚雷は明治末期に欧州で開発されたが・・・
速度も遅く、使えない兵器だった・・・
液体を混ぜ合わせて気体を発生させて、そのガスでエンジンを廻して推進するのだ。
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