伊号式潜水艦。

ゆみすけ

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やはり、話が・・・出たのだ。

クラリス大尉の面倒見・・・

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 そのころ、離宮では・・・
マーガレット王女がクラリス大尉へ・・・
 「そうじゃ、そちも大尉じゃな。」「ハ、ハァ~ッ。」と、平伏するクラリス嬢である。
「それで、どうじゃ大尉の気分は?」と、王女様が誘う。
 「え、え、まぁ、こんなものかと・・・」
ニャリと、ほほ笑むマーガレット王女だ。
 いたずら心が満載なのだ。
「そうじゃ、今度の演習で潜水艦隊の指揮を命ずるぞよ・・・」
 「・・・・・」目を白黒させるクラリス大尉だ。
「なにも、そう用心せんでも、こんなものであろう・・・」
 なんて、意地悪な王女様でしょうか!って顔に・・・出ないように、顔がこわばるメイド士官のカトリー・・
いや、クラリス大尉であった。

 イヤなことは、あっという間にやってくるものだ。
今日が、演習の当日である。
 マジで、お腹が・・・痛いんだわ・・・の、クラリスなのである。
海軍の指揮など、演習でも経験なぞ無かったのである。
 今日が、生まれて初めての経験なのだ。
しかし、潜水艦隊の指揮官として(名ばかりなのだが・・・)艦橋へ立たねば格好がつかないのだ。
 ガクブルなのだ。
「そう、心配せんでも、わらわも同席してやろうぞ。」と、幼女の王女様が慰めるのだった。
 こうして、潜水艦々隊となって最初の演習が王女様の立ち合いで行われるのだった。
馬車列が潜水艦桟橋へ・・・王女様がメイド士官と共に、クリステーナ号へ・・・
 潜水艦クリステーナ号が、最新型の潜水艦だからである。
つまり、旗艦なのだ。
 マーガレット2号は、まだアクデブ・ソナーが搭載されていないからだ。
艦内の司令室の関係で、アクデブ・ソナーの大きさに制限があるからだ。
 なかなか、小型化に苦労しているようだ。
やはり、日本人技師の特質とは英国人技師は差があるようである。
 小型化は日本人の十八番(おはこ)なのである。

 「本日の演習は・・・・」と、艦内放送で流すクラリス司令官である。
「以上、演習とはいえ、実戦とおもって最善をつくしてくれ。」と、結んだクラリス司令官(メイド士官)だ。
 なかなかサマになってるのだ。
これなら、終生の面倒見のやぶさかではないマツモト君なのだ。
 なんせ、いちおうメイド士官は金髪だからだ。
日本人は世界で一番、金髪には弱い民族なのだ。
 これは、どうにもならないサガなのである。
なぜなら、著者は金髪嫌いなヤツに会ったことがないからだ。
 そして、アラフォーになると・・・ほとんどのナオンが金髪っぽい色へ染めるからだ。(全くの金ではない、茶色っぽい色だ。)
 著者は真っ黒が好きなんだが・・・だれも、オタクの言うことなんて・・・なのだ。
それに、著者はリア充ではないのだ。
 リア充は滅びてしまえーーーーーーーっ!!!
「クラリス司令。」「えっ、あたい?」「ん、なんじゃ。」と、もったいつけるクラリス嬢だ。
 なかなか、可愛いのである。
「あのう、これを用意いたしました。」と、上官へ・・・ 
 「ほう、これは・・・」と、テッキ・シューズを受け取るクラリス嬢だ。
「履いてみてください。」と、マツモト艦長だ。
 なぜなら、以前に艦内ですべって脳震盪で・・・もう、王女様のシーシーは、メンゴなマツモト君なのである。
「ほう、ぴったりだわ。」と、驚くクラリス司令だ。
 そりゃ、あんたの靴を拝借して、靴屋に手作りしてもらったのだからね。
「それは、よかった。」と、マツモト君だ。
 「では、これは預けておくわ。」と、クラリス嬢のヒールをマツモト君が預かった。
ハイ・ヒールでは艦内でスベルのだ。
 
 「演習準備整いました。」と、無線が入る。
マーガレット2号からだ。
 「では、司令、そろそろ。」「わかったわ。」
「クラリス艦隊、離岸せよ。」「了解しました。」
 「ジーゼル暖気は終わってるな。」「アイアイサー。」
「半速前進。」「半速前進、舵ヨ~ソロ。」
 「桟橋を離れました。」「わかったわ。」
やがて、2隻の潜水艦はポーツマス軍港の灯台を通過する。
 「そろそろ、潜行訓練の海域ですが。」と、マツモト君が・・・まあ、訓練のつど助言するんだが・・・
「では、潜行用意。」と、クラリス司令だ。
  艦橋からクラリス嬢と王女様をハッチから艦内へ・・・そして、マツモト君がハッチを閉めて、再度確認だ。
「ハッチ閉めました。」「わかったわ。」
 「では、潜行。」「潜航開始だ。」「ベントいっぱいだ。」「ジーゼル停止。」「蓄電池は?」「満タンです。」
「では、モーター始動。」「潜舵、下げ30度。」「潜航開始。」「深度30で固定しろ。」「アイアイサー。」

 クリステーナ号は徐々に海面を潜行していく。(急速潜航ではない。)
グラッとなり、クラリス司令がつんばる。
 ハイ・ヒールでなくて、よかったようだ。
女性用の艦内シューズなんて無いから、苦労して靴職人へ説明した成果はあったようだ。
 もちろん、王女様用もバッチリなのだ。
「マーガレット2号は?」と、マツモト君がソナー員へ聞いた。
 「追従してきます。」「うむ。」
「はやく、アクデブ・ソナーがマーガレット2号へも。」「そうなれば、艦同士で音通ができるからな。」と、マツモト君がつぶやく。
 いつ、ドイツ帝国の潜水艦が偵察してきても・・・
これなら、なんとかなりそうだなと、内心思うマツモト艦長である。

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