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救出作戦。
2隻でワイヤーを引っかけるんだ。
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「そうだな、考えたんだが。」「うん。」と、顔をのりだすアランだ。
「いま、2隻の潜水艦があるんだ。」「そうだな。」
「つまり、ワイヤーロープで2隻をつなぐ。」
「まさか、引っかえるんか。」と、アランが叫んだ。
「そうだ、海底に突き刺さってるんだ。」
「2隻につないだ、ワイヤーで潜水艦のシッポに引っかけて・・・」
「たしかに、出来ないことは無いが・・・」と、アランがいう。
「だろ、やるしかない。」と、マツモト君だ。
いま、現在ここにある装備や道具で助けられそうな事を考えなばならない。
出来ないことは、出来ないからだ。
ワイヤーロープは、長いヤツがあるからだ。
「それで、ドイツ野郎の位置は、正確じゃないと・・・」と、アランがいう。
「オレの艦にアクテブ・ソナーがあるから、誤差は10メートルくらいだ。」
「そうなのか、やはりアクテブ・ソナーは必須だな。」と、アランがうらやましそうだ。
まだ、マーガレット2号にはアクテブ・ソナーは装備されてないからだ。
それに、これは、アクテブ・ソナーの効果を試す、イイ実験になりそうな気がするマツモト君なのだ。
うまく、ドイツ野郎を助けたなら、上から目線で思いっきり恩を着せることができるからだ。
「それに、ドイツ野郎が、わが英海軍へ頭があがらなくなるぞ。」と、マツモト君が・・・
「フ、フ、うまくいけばだな。」と、アランだ。
「まあ、航海士と操舵員の腕にかかってるんだが。」と、マツモト艦長がマーガレット2号の隊員を見回した。
「・・・・」と、無言だが、そこは腐っても大英帝国の王立海軍である。
背中に背負ってる権威は、海より大きいし深いのである。
その、世界イチだという自負が自信と技量を与えているのだ。
つまり、イチ兵卒に至るまで、その辺の雑魚(ザコ)ではない者たちなのだ。
数多の競争を勝ち抜いて、選ばれた隊員らであるのだ。
その顔は、無言だが・・・気概と自信に満ちているのである。
「オレの無用な心配だったようだ。」と、マツモト君が言う。
「じゃあ、無線でクリステーナ号の航海士と位置の打ちあわせを頼んだぞ。」と、アランへ・・・
「任されよ。」と、アランがOKマークだ。
組み立てボートでクリステーナ号へ戻る。
そして、「航海士、位置は?」
「ハイ、バッチリです。」と、即返答だ。
そこは、任せて大丈夫のようだある。
「ワイヤーロープ結びました。」と、甲板の作業員だ。
「艦の幅は150メートルがギリです。」「うむ。」
艦橋から、アランが手をOKというように振ってる。
「時間を合わせろ。」「マーガレット2号と合致しました。」
この時代はクオーツ時計は、まだ無い。
作戦の前には秒単位で時間あわせをしたのもだ。
よく、飛び立つ前に搭乗員らが、やってるアレだ。
潜水艦には、かなり正確な時計が装備されてるが、それでも24時間で10秒程度は狂ってくる時代だったのだ。
「艦長、そろそろ時間です。」「うむ、わかった。」
「潜航、準備だ。」と、艦内へ・・・
方角と時間をあわせて潜航しなければ、2隻の潜水艦へ張ったワイヤーロープが切れてしまいかねないからだ。
2隻が、まったく同じ航行をしなければ、ならない。
そこは、大英帝国王立海軍の操船技術に賭けるしかない。
まあ、世界で操船技術で誇れるのは、大英帝国以外では日本海軍くらいだろう。
それは、観艦式を見ればわかるのだ。
日本海軍は、日露戦争の東郷ターンからの伝統なのだ。
あとの、あまたある数多くの海軍は、まあザコなのだ。
フランスやドイツなぞ・・・まして、米海軍なぞ・・・練度と技量は日本海軍や英海軍に、かなう国は皆無なのである。
やがて、「時間です。」と、計測員だ。
「潜航だ、ベント開け。」「ジーゼル停止。」「潜舵下げ15度。」「モーター半速。」
「深度30だ。」と、打ち合わせどうりの進路を取る。
「ワイヤーロープ以上ありません。」と、計測員だ。
過剰なトルクが掛かると、外さなけらば船体へダメージが及ぶ可能性があるからだ。
まさか、浸水はしないと思うが・・・
そのころ、水中聴音器から、スクリュー音を聴いたドイツ帝国の潜水艦3号だ。
「艦長、スクリュー音が聞こえます。」「なに、そうか!」と、ハインリッヒ艦長だ。
「英海軍のヤツらだな。」「なんか、方策でもあるんですかね。」と、副官が・・・心配顔だ。
「モールスのSOSは通じたということだろう。」「でも、助けるって・・・どうやってですかね。」
「まさか、ぶつけることは・・・ないでしょうな。」
つまり、海底に突き刺さってるドイツ潜水艦をぶつけて・・・助け出そうと・・・
「まさか、そんなことしたら、ヤツらもタダではすまないぞ。」と、ハインリッヒ艦長だ。
「じゃあ、どうやって・・・」と、不安げな隊員らである。
たしかに、このままでは空気が尽きて死んでしまうのだが・・・
まだ、数時間は空気があるのだ。
「スクリュー音、近づきます。」「スクリュー音は2隻あるようです。」と、ソナー員が叫んだ。
「ん、たぶん助けに来たくれたんだろうが・・・どうするつもりなんだろう。」と、心配顔のハインリッヒ艦長だ。
「いま、2隻の潜水艦があるんだ。」「そうだな。」
「つまり、ワイヤーロープで2隻をつなぐ。」
「まさか、引っかえるんか。」と、アランが叫んだ。
「そうだ、海底に突き刺さってるんだ。」
「2隻につないだ、ワイヤーで潜水艦のシッポに引っかけて・・・」
「たしかに、出来ないことは無いが・・・」と、アランがいう。
「だろ、やるしかない。」と、マツモト君だ。
いま、現在ここにある装備や道具で助けられそうな事を考えなばならない。
出来ないことは、出来ないからだ。
ワイヤーロープは、長いヤツがあるからだ。
「それで、ドイツ野郎の位置は、正確じゃないと・・・」と、アランがいう。
「オレの艦にアクテブ・ソナーがあるから、誤差は10メートルくらいだ。」
「そうなのか、やはりアクテブ・ソナーは必須だな。」と、アランがうらやましそうだ。
まだ、マーガレット2号にはアクテブ・ソナーは装備されてないからだ。
それに、これは、アクテブ・ソナーの効果を試す、イイ実験になりそうな気がするマツモト君なのだ。
うまく、ドイツ野郎を助けたなら、上から目線で思いっきり恩を着せることができるからだ。
「それに、ドイツ野郎が、わが英海軍へ頭があがらなくなるぞ。」と、マツモト君が・・・
「フ、フ、うまくいけばだな。」と、アランだ。
「まあ、航海士と操舵員の腕にかかってるんだが。」と、マツモト艦長がマーガレット2号の隊員を見回した。
「・・・・」と、無言だが、そこは腐っても大英帝国の王立海軍である。
背中に背負ってる権威は、海より大きいし深いのである。
その、世界イチだという自負が自信と技量を与えているのだ。
つまり、イチ兵卒に至るまで、その辺の雑魚(ザコ)ではない者たちなのだ。
数多の競争を勝ち抜いて、選ばれた隊員らであるのだ。
その顔は、無言だが・・・気概と自信に満ちているのである。
「オレの無用な心配だったようだ。」と、マツモト君が言う。
「じゃあ、無線でクリステーナ号の航海士と位置の打ちあわせを頼んだぞ。」と、アランへ・・・
「任されよ。」と、アランがOKマークだ。
組み立てボートでクリステーナ号へ戻る。
そして、「航海士、位置は?」
「ハイ、バッチリです。」と、即返答だ。
そこは、任せて大丈夫のようだある。
「ワイヤーロープ結びました。」と、甲板の作業員だ。
「艦の幅は150メートルがギリです。」「うむ。」
艦橋から、アランが手をOKというように振ってる。
「時間を合わせろ。」「マーガレット2号と合致しました。」
この時代はクオーツ時計は、まだ無い。
作戦の前には秒単位で時間あわせをしたのもだ。
よく、飛び立つ前に搭乗員らが、やってるアレだ。
潜水艦には、かなり正確な時計が装備されてるが、それでも24時間で10秒程度は狂ってくる時代だったのだ。
「艦長、そろそろ時間です。」「うむ、わかった。」
「潜航、準備だ。」と、艦内へ・・・
方角と時間をあわせて潜航しなければ、2隻の潜水艦へ張ったワイヤーロープが切れてしまいかねないからだ。
2隻が、まったく同じ航行をしなければ、ならない。
そこは、大英帝国王立海軍の操船技術に賭けるしかない。
まあ、世界で操船技術で誇れるのは、大英帝国以外では日本海軍くらいだろう。
それは、観艦式を見ればわかるのだ。
日本海軍は、日露戦争の東郷ターンからの伝統なのだ。
あとの、あまたある数多くの海軍は、まあザコなのだ。
フランスやドイツなぞ・・・まして、米海軍なぞ・・・練度と技量は日本海軍や英海軍に、かなう国は皆無なのである。
やがて、「時間です。」と、計測員だ。
「潜航だ、ベント開け。」「ジーゼル停止。」「潜舵下げ15度。」「モーター半速。」
「深度30だ。」と、打ち合わせどうりの進路を取る。
「ワイヤーロープ以上ありません。」と、計測員だ。
過剰なトルクが掛かると、外さなけらば船体へダメージが及ぶ可能性があるからだ。
まさか、浸水はしないと思うが・・・
そのころ、水中聴音器から、スクリュー音を聴いたドイツ帝国の潜水艦3号だ。
「艦長、スクリュー音が聞こえます。」「なに、そうか!」と、ハインリッヒ艦長だ。
「英海軍のヤツらだな。」「なんか、方策でもあるんですかね。」と、副官が・・・心配顔だ。
「モールスのSOSは通じたということだろう。」「でも、助けるって・・・どうやってですかね。」
「まさか、ぶつけることは・・・ないでしょうな。」
つまり、海底に突き刺さってるドイツ潜水艦をぶつけて・・・助け出そうと・・・
「まさか、そんなことしたら、ヤツらもタダではすまないぞ。」と、ハインリッヒ艦長だ。
「じゃあ、どうやって・・・」と、不安げな隊員らである。
たしかに、このままでは空気が尽きて死んでしまうのだが・・・
まだ、数時間は空気があるのだ。
「スクリュー音、近づきます。」「スクリュー音は2隻あるようです。」と、ソナー員が叫んだ。
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